222 / 422
囚われの姫君?
221話
しおりを挟む
メライナとダーナがメイドたちに噂を流している頃……アランは、今日もまた部屋の中で地道な訓練を重ねていた。
腕立て、腹筋、背筋、スクワット……といったような基本的な運動をしたあとで、シャドーボクシングならぬ、シャドー模擬戦とでも言うべきものをを行う。
相手はグヴィスだ。
訓練場において実際に模擬戦をすることが多いのは、当然のようにグヴィスだというのが理由だ。
そして訓練場の模擬戦において、アランは未だにグヴィスに勝ったことはない。
元々の身体能力、それに技量が大きく違う以上、それは当然のことではあったのだろうが……だからといって、アランもそれで諦めるようなことない。
負けん気の強いアランとしては、グヴィスとの模擬戦で勝ち星を上げたいと思うのは当然だった。
とはいえ、純粋な身体能力と技量の双方で劣っている以上、そんな相手に勝つのは容易なことではない。
(心核を使えば確実に勝てるんだが……まさか、それを許可してくれるはずがないしな)
全高十八メートルもある人型機動兵器だけに、それこそ一流の腕を持つ騎士であっても、勝てるはずがなかった。
心核使いに対抗出来るのは心核使いだけとよく言われているが、アランの心核によって呼び出されるゼオンは、生半可な心核使いであれば容易に倒すことが出来るというのは、今までの実績がこれ以上ないほどに証明している。
……もっとも、アランに心核を使うことを許可すれば、試合云々よりも前に、とっとと帝城から逃げ出すことにするだろうが。
(カロは……寂しがってないといいんだけどな)
幻影のグヴィスとの模擬戦を終えると、ふとアランはそんなことを思う。
アランの心核は、普通の心核とは違って明確な自我を持っている。
知性そのものはそこまで高くないのか、それとも単純に話を出来る機能がないだけなのかは、アランにも分からなかったが、それでもペットのような……そのくらいの知能はあり、アランにも懐いていた。
アランも最初はカロの存在に戸惑ったが――心核が自我を持つなど、見たことも聞いたこともなかったので――それでも最終的には良好な関係を築けたと思う。
それだけに、自分と離されている現状、カロが寂しく思っているのではないかと、そう考えることが出来たのだ。
何となく、このまま訓練を続ける気になれないアランは、下手に訓練を続けると怪我をしかねないと判断し、訓練を止めると汗を拭いてからソファに座り込む。
(カロの件もそうだけど、そろそろ俺を助けにきてくれてもいいんだけどな)
雲海、そして黄金の薔薇の面々が、自分を見捨てるような真似をするとは、アランには思えなかった。
いや、あるいは黄金の薔薇に所属する探索者の何人かは、そのような反応をしてもおかしくはない。
だが、それでも……そう、それでも黄金の薔薇を率いているレオノーラは、自分を見捨てるといったようなことをするとは思えなかった。
これは単純にレオノーラが自分という存在を戦力的に重要な存在と判断しているだろうという思いもあったし、それと同時に自分の秘密……前世の存在を知っている以上、アランという存在はレオノーラにとっても、ある意味で切り札になる可能性もあったのだから。
この場合、特に大きいのははやりアランの日本での生活を知っていることだろう。
それにより、色々と有益な知識を知ることが出来たのだ。
もっとも、それはあくまでもアランの前世を追体験した恩恵であって、実際の意味ではそこまで詳しくは知らない。
それを役立てるためには、やはり実際にその辺りの知識を知っているアランの助けが必要だった。
そのような理由から、レオノーラが自分を見捨てることはない……と、そうアランは思う。
正確には、そのように思いたいという表現が正しいのだろうが。
「アラン様、レーベラ様が少しお話をしたいとのことですが、構いませんか?」
「こっちとしては、全く構いませんけど……またうるさくなりそうですね」
そんなアランの言葉に、メローネは笑みを浮かべて話を誤魔化す。
基本的に部屋の中では特にやることがないアランとしては、レーベラが訪ねてきてくれるのなら、それを拒否することはない。
最初に会って以降、レーベラは何度かこの部屋に来ており、アランと話している。
……正確には、話すのは大半がレーベラで、アランはその話を聞いてるだけなので、何とも言えないのだが。
ただし、心核使いとして帝城にいるだけあって、レーベラは心核について深い知識を持っており、アランも知らないようなことを色々と教えてくれる。
そういう意味では、非常に有用な相手ではあった。
アランよりも年下なのに、何故そこまで心核使いについて詳しいのかといった疑問はあったが。
「では、レーベラ様をお連れしますね」
「お願いします。……それと、多分話が長くなると思うので、紅茶と軽く食べられる何かを用意して下さい」
紅茶と軽食をメイドに要求するアラン。
その光景を見れば、とてもではないが囚われの身だとは思えないだろう。
だが、アランはすでにその辺りを気にすることは止めていた。
悩んでもどうにもならないのなら、今の状況を少しでも楽しもうと、そう思ったのだ。
「分かりました。少々お待ち下さい」
一礼し、部屋を出ていくメローネ。
アランはそんなメローネを見送り……扉の外に出ると、鍵がかけられる音を耳にし、軽く眉を顰める。
この部屋の中ではそれなりに自由にすごしているし、訓練場では刃を潰されているとはいえ、武器を手にすることも出来る。
だが……それでも、自分が囚われの身であると、鍵のかけられる音を耳にするたびに、自分の立場を思い知らされてしまう。
もっとも、アランもメローネが部屋の中にいるときには、そのように態度を露わにしたりはしないのだが。
(逆に考えれば、この音で自分の立場を理解する限り、懐柔されることはないと、そう思いたいところだな)
半ば無理矢理自分に言い聞かせ、アランはレーベラがいつ来てもいいように準備をする。
そして十分程が経過すると、扉がノックされ……アランが中に入るように言うと、メローネとレーベラが姿を現す。
レーベラはアランと会えたことが嬉しいのか、目を期待に輝かせていた。
レーベラにしてみれば、アランという心核使いは今までにないゼオンという特殊なゴーレム――レーベラの認識だが――を呼び出すことが出来るという、非常に希少な存在だ。
それだけに、アランと話をするのは非常に嬉しいことだった。
「アランさん、お久しぶりです!」
メローネと共に部屋に入ってきたレーベラは、アランを見て勢いよくそう言葉をかけてくる。
それこそ、アランと話すのが待ち遠しかった……と。そう全身で表しているのかのような、そんな様子で。
とはいえ、それはあくまでも心核に関係する話をしているときに限るというのを、アランは知っている。
心核に関係のない話をするときは、かなり大人しくなるのだから。
とはいえ、アランも何度となくレーベラと話しているので、そんなレーベラの性格も理解はしている。
このような状況のときは、しばらくレーベラに話し続けさせておいた方がいいだろうと、ソファに案内しながら、メローネの紅茶の用意をするように頼む。
メローネも、アランの世話係となってからそれなりに時間が経つ。
そのおかげで、アランがレーベラをソファに案内しながら視線を向けてきただけで、何を希望してるのかを理解し、行動に移る。
そして二十分ほどが経過し……その間、レーベラはずっと心核について話し続けていた。
(よくこれだけ話し続けていられるよな。……疲れないのか?)
そう思うアランだったが、自分も前世ではゲームの話になると、これくらいは普通に話していたことを思い出す。
もっとも、それはレーベラのように一人で話し続けるのではなく、何人かで話している、という方が正しいのだが。
とはいえ、レーベラも話し続けていれば喉が渇くのは当然で、メローネが用意した紅茶に手を伸ばす。
淹れたときに比べると少し温くなっているのだが、レーベラは特にそれを気にせず、紅茶を飲む。
そんなレーベラを見ていたアランは、ふと気になったことを尋ねる。
「そう言えば、何年も前に噂……本当に噂で聞いただけなんだが、心核の中に自我を持ち、意思を持つような心核がいるって話を聞いたことがあるんだけど、そういうことはあるのか?」
「っ!?」
何気なく尋ねたアランだったが、それを聞いたレーベラは紅茶を飲んでいた手を止め、勢いよくアランに視線を向け、口を開く。
「その……そういうようなことがある、という噂は聞いたことがあります。ですが、私は残念ながら実際にその光景を見たことはありません。……もしかして、アランさんの心核は意思や自我を持ってるんですか?」
レーベラの問いに、アランは一瞬どう答えるべきか迷う。
現在、アランの心核たるカロはガリンダミア帝国に奪われている。
当然のようにアランは現在カロがどこにあるのかは分からないが、もしレーベラにカロの存在を話せば、カロを奪い返せる可能性はあるかもしれない。
もちろん、そのようなメリットだけではなく、デメリットも存在する。
カロの存在を明かすと、それこそ非常に希少な例だとして、アランをガリンダミア帝国に引き入れるという選択肢が消えて、カロの研究に専念する可能性もあった。
最悪、これだけ心核に執心しているレーベラだけに、カロを持ち去るという可能性も否定出来ない。
「いや、話に聞いただけだよ。心核に詳しいレーベラなら、その辺の事情についても知ってるかと思ってな」
結局アランが選んだのは、カロの存在について教えないということだった。
上手くいけばカロを取り返せるが、失敗すればカロが失われてしまう。
自分が関与するのではなく、自分の知らない場所でそれが決まってしまうということが、アランにとってはかなり怖かった。
結果として、アランはカロについては誤魔化す。
……ただ、そんなアランを見るレーベラの視線が一瞬だけだが鋭く光ったことに、アランもメローネも気が付くことはなかった。
腕立て、腹筋、背筋、スクワット……といったような基本的な運動をしたあとで、シャドーボクシングならぬ、シャドー模擬戦とでも言うべきものをを行う。
相手はグヴィスだ。
訓練場において実際に模擬戦をすることが多いのは、当然のようにグヴィスだというのが理由だ。
そして訓練場の模擬戦において、アランは未だにグヴィスに勝ったことはない。
元々の身体能力、それに技量が大きく違う以上、それは当然のことではあったのだろうが……だからといって、アランもそれで諦めるようなことない。
負けん気の強いアランとしては、グヴィスとの模擬戦で勝ち星を上げたいと思うのは当然だった。
とはいえ、純粋な身体能力と技量の双方で劣っている以上、そんな相手に勝つのは容易なことではない。
(心核を使えば確実に勝てるんだが……まさか、それを許可してくれるはずがないしな)
全高十八メートルもある人型機動兵器だけに、それこそ一流の腕を持つ騎士であっても、勝てるはずがなかった。
心核使いに対抗出来るのは心核使いだけとよく言われているが、アランの心核によって呼び出されるゼオンは、生半可な心核使いであれば容易に倒すことが出来るというのは、今までの実績がこれ以上ないほどに証明している。
……もっとも、アランに心核を使うことを許可すれば、試合云々よりも前に、とっとと帝城から逃げ出すことにするだろうが。
(カロは……寂しがってないといいんだけどな)
幻影のグヴィスとの模擬戦を終えると、ふとアランはそんなことを思う。
アランの心核は、普通の心核とは違って明確な自我を持っている。
知性そのものはそこまで高くないのか、それとも単純に話を出来る機能がないだけなのかは、アランにも分からなかったが、それでもペットのような……そのくらいの知能はあり、アランにも懐いていた。
アランも最初はカロの存在に戸惑ったが――心核が自我を持つなど、見たことも聞いたこともなかったので――それでも最終的には良好な関係を築けたと思う。
それだけに、自分と離されている現状、カロが寂しく思っているのではないかと、そう考えることが出来たのだ。
何となく、このまま訓練を続ける気になれないアランは、下手に訓練を続けると怪我をしかねないと判断し、訓練を止めると汗を拭いてからソファに座り込む。
(カロの件もそうだけど、そろそろ俺を助けにきてくれてもいいんだけどな)
雲海、そして黄金の薔薇の面々が、自分を見捨てるような真似をするとは、アランには思えなかった。
いや、あるいは黄金の薔薇に所属する探索者の何人かは、そのような反応をしてもおかしくはない。
だが、それでも……そう、それでも黄金の薔薇を率いているレオノーラは、自分を見捨てるといったようなことをするとは思えなかった。
これは単純にレオノーラが自分という存在を戦力的に重要な存在と判断しているだろうという思いもあったし、それと同時に自分の秘密……前世の存在を知っている以上、アランという存在はレオノーラにとっても、ある意味で切り札になる可能性もあったのだから。
この場合、特に大きいのははやりアランの日本での生活を知っていることだろう。
それにより、色々と有益な知識を知ることが出来たのだ。
もっとも、それはあくまでもアランの前世を追体験した恩恵であって、実際の意味ではそこまで詳しくは知らない。
それを役立てるためには、やはり実際にその辺りの知識を知っているアランの助けが必要だった。
そのような理由から、レオノーラが自分を見捨てることはない……と、そうアランは思う。
正確には、そのように思いたいという表現が正しいのだろうが。
「アラン様、レーベラ様が少しお話をしたいとのことですが、構いませんか?」
「こっちとしては、全く構いませんけど……またうるさくなりそうですね」
そんなアランの言葉に、メローネは笑みを浮かべて話を誤魔化す。
基本的に部屋の中では特にやることがないアランとしては、レーベラが訪ねてきてくれるのなら、それを拒否することはない。
最初に会って以降、レーベラは何度かこの部屋に来ており、アランと話している。
……正確には、話すのは大半がレーベラで、アランはその話を聞いてるだけなので、何とも言えないのだが。
ただし、心核使いとして帝城にいるだけあって、レーベラは心核について深い知識を持っており、アランも知らないようなことを色々と教えてくれる。
そういう意味では、非常に有用な相手ではあった。
アランよりも年下なのに、何故そこまで心核使いについて詳しいのかといった疑問はあったが。
「では、レーベラ様をお連れしますね」
「お願いします。……それと、多分話が長くなると思うので、紅茶と軽く食べられる何かを用意して下さい」
紅茶と軽食をメイドに要求するアラン。
その光景を見れば、とてもではないが囚われの身だとは思えないだろう。
だが、アランはすでにその辺りを気にすることは止めていた。
悩んでもどうにもならないのなら、今の状況を少しでも楽しもうと、そう思ったのだ。
「分かりました。少々お待ち下さい」
一礼し、部屋を出ていくメローネ。
アランはそんなメローネを見送り……扉の外に出ると、鍵がかけられる音を耳にし、軽く眉を顰める。
この部屋の中ではそれなりに自由にすごしているし、訓練場では刃を潰されているとはいえ、武器を手にすることも出来る。
だが……それでも、自分が囚われの身であると、鍵のかけられる音を耳にするたびに、自分の立場を思い知らされてしまう。
もっとも、アランもメローネが部屋の中にいるときには、そのように態度を露わにしたりはしないのだが。
(逆に考えれば、この音で自分の立場を理解する限り、懐柔されることはないと、そう思いたいところだな)
半ば無理矢理自分に言い聞かせ、アランはレーベラがいつ来てもいいように準備をする。
そして十分程が経過すると、扉がノックされ……アランが中に入るように言うと、メローネとレーベラが姿を現す。
レーベラはアランと会えたことが嬉しいのか、目を期待に輝かせていた。
レーベラにしてみれば、アランという心核使いは今までにないゼオンという特殊なゴーレム――レーベラの認識だが――を呼び出すことが出来るという、非常に希少な存在だ。
それだけに、アランと話をするのは非常に嬉しいことだった。
「アランさん、お久しぶりです!」
メローネと共に部屋に入ってきたレーベラは、アランを見て勢いよくそう言葉をかけてくる。
それこそ、アランと話すのが待ち遠しかった……と。そう全身で表しているのかのような、そんな様子で。
とはいえ、それはあくまでも心核に関係する話をしているときに限るというのを、アランは知っている。
心核に関係のない話をするときは、かなり大人しくなるのだから。
とはいえ、アランも何度となくレーベラと話しているので、そんなレーベラの性格も理解はしている。
このような状況のときは、しばらくレーベラに話し続けさせておいた方がいいだろうと、ソファに案内しながら、メローネの紅茶の用意をするように頼む。
メローネも、アランの世話係となってからそれなりに時間が経つ。
そのおかげで、アランがレーベラをソファに案内しながら視線を向けてきただけで、何を希望してるのかを理解し、行動に移る。
そして二十分ほどが経過し……その間、レーベラはずっと心核について話し続けていた。
(よくこれだけ話し続けていられるよな。……疲れないのか?)
そう思うアランだったが、自分も前世ではゲームの話になると、これくらいは普通に話していたことを思い出す。
もっとも、それはレーベラのように一人で話し続けるのではなく、何人かで話している、という方が正しいのだが。
とはいえ、レーベラも話し続けていれば喉が渇くのは当然で、メローネが用意した紅茶に手を伸ばす。
淹れたときに比べると少し温くなっているのだが、レーベラは特にそれを気にせず、紅茶を飲む。
そんなレーベラを見ていたアランは、ふと気になったことを尋ねる。
「そう言えば、何年も前に噂……本当に噂で聞いただけなんだが、心核の中に自我を持ち、意思を持つような心核がいるって話を聞いたことがあるんだけど、そういうことはあるのか?」
「っ!?」
何気なく尋ねたアランだったが、それを聞いたレーベラは紅茶を飲んでいた手を止め、勢いよくアランに視線を向け、口を開く。
「その……そういうようなことがある、という噂は聞いたことがあります。ですが、私は残念ながら実際にその光景を見たことはありません。……もしかして、アランさんの心核は意思や自我を持ってるんですか?」
レーベラの問いに、アランは一瞬どう答えるべきか迷う。
現在、アランの心核たるカロはガリンダミア帝国に奪われている。
当然のようにアランは現在カロがどこにあるのかは分からないが、もしレーベラにカロの存在を話せば、カロを奪い返せる可能性はあるかもしれない。
もちろん、そのようなメリットだけではなく、デメリットも存在する。
カロの存在を明かすと、それこそ非常に希少な例だとして、アランをガリンダミア帝国に引き入れるという選択肢が消えて、カロの研究に専念する可能性もあった。
最悪、これだけ心核に執心しているレーベラだけに、カロを持ち去るという可能性も否定出来ない。
「いや、話に聞いただけだよ。心核に詳しいレーベラなら、その辺の事情についても知ってるかと思ってな」
結局アランが選んだのは、カロの存在について教えないということだった。
上手くいけばカロを取り返せるが、失敗すればカロが失われてしまう。
自分が関与するのではなく、自分の知らない場所でそれが決まってしまうということが、アランにとってはかなり怖かった。
結果として、アランはカロについては誤魔化す。
……ただ、そんなアランを見るレーベラの視線が一瞬だけだが鋭く光ったことに、アランもメローネも気が付くことはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
残念ながら主人公はゲスでした。~異世界転移したら空気を操る魔法を得て世界最強に。好き放題に無双する俺を誰も止められない!~
日和崎よしな
ファンタジー
―あらすじ―
異世界に転移したゲス・エストは精霊と契約して空気操作の魔法を獲得する。
強力な魔法を得たが、彼の真の強さは的確な洞察力や魔法の応用力といった優れた頭脳にあった。
ゲス・エストは最強の存在を目指し、しがらみのない異世界で容赦なく暴れまくる!
―作品について―
完結しました。
全302話(プロローグ、エピローグ含む),約100万字。
【完結】剣聖と聖女の娘はのんびりと(?)後宮暮らしを楽しむ
O.T.I
ファンタジー
かつて王国騎士団にその人ありと言われた剣聖ジスタルは、とある事件をきっかけに引退して辺境の地に引き籠もってしまった。
それから時が過ぎ……彼の娘エステルは、かつての剣聖ジスタルをも超える剣の腕を持つ美少女だと、辺境の村々で噂になっていた。
ある時、その噂を聞きつけた辺境伯領主に呼び出されたエステル。
彼女の実力を目の当たりにした領主は、彼女に王国の騎士にならないか?と誘いかける。
剣術一筋だった彼女は、まだ見ぬ強者との出会いを夢見てそれを了承するのだった。
そして彼女は王都に向かい、騎士となるための試験を受けるはずだったのだが……
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる