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獣人を率いる者
321話
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ワストナの一件があってから数日……アランたちは、特に何の騒動に巻き込まれる様子はなく、平穏な日常をすごしていた。
「はぁっ!」
「甘い!」
アランの放った長剣の一撃は、ジャスパーの槍にあっさりと受け流される。
そうして受け流されて体勢が崩れたところで、ジャスパーは手首の中で槍を回転させ……気が付けば、アランの首筋にはジャスパーの持つ槍の穂先が突きつけられていた。
「ぐ……負けました」
アランは悔しげに、そう告げる。
今は特にやるべきこともないので、ギジュの屋敷にある中庭を使わせて貰ってジャスパーとの戦闘訓練をしていたのだ。
アランにしてみれば、現在一番身近にいる中で強いのはジャスパーだ。
デルリアの宿に泊まっているレオノーラがいれば、そっちの方が強かったのだろうが。
「以前に比べれば、一撃の威力は増しているし、鋭くもなっている。間違いなくアランは強くなってるよ」
そう言われたアランだったが、模擬戦を行ったジャスパーが息を切らすどころか汗すら掻いていないのを見れば、その言葉を素直に信じていいのかどうか迷ってしまう。
これがいつも戦っている母親のリアであれば、そのように言われても素直に納得出来るところがあるのだが。
「そうですか? ジャスパーさんにそこまで簡単にやられてしまうと、素直に頷けないんですけど」
「ははは。これでも、黄金の薔薇の中では生身での戦闘力でも上位に位置するんだ。そう簡単には負けられないよ。そうだね、雲海でいうロッコーモと同じような立ち位置かな?」
そう言うジャスパーだったが、アランから見ればジャスパーとロッコーモが同じ人種――という表現は自分でもどうかと思ったが――とは思えない。
(庶民のロッコーモさんと、貴族のジャスパーさんって考えれば、納得出来なくもない……か?)
半ば無理矢理そんな風に自分を納得させていると、中庭にやって来た人物が見える。
狐の獣人の十歳くらいの少女……ただし、普通の獣人は尻尾が一本しかないのに対して、二本の尻尾を持つ、特別な獣人の少女のクラリスだ。
そのクラリスの周囲には、護衛を代表する狼の獣人のロルフと、他にも何人かの護衛が一緒にいる。
「アランさん、訓練は疲れたようですし、少し休憩しませんか?」
「ん? そうか? 分かった。……そう言えば、ガーウェイさんはどうしたんだ?」
ふときになったアランがそう尋ねる。
元々はクラリスを狙う獣牙衆の一員だったガーウェイだったが、クラリスを狙っているゴールスによっていいように使われている現状が許容出来ず、クラリスに協力しているという人物。
ただし、アランから見れば夜中に何か怪しげな相手と人に見つからないように会っていたということもあり、完全に信じるといったようなことはとてもではないが出来ない。
それでもワストナの屋敷ではクラリスを助けたということもあるので、正直なところアランとしてはどこまで信じていいのか分からないような相手だった。
ギーグとの戦いでもジャスパーと協力して必死に戦っている姿を見ている以上、信じるに値すると思えるのだが……それでも怪しげな行動をしているのを見れば、素直に信じたりといったような真似は出来ない。
(今回外に出ているのも、何か裏で動こうとしている……といった可能性も否定は出来ないしな)
そう思うも、アランはそれを口に出すような真似はしない。
ガーウェイの行動について、何か証拠があって言ってる訳ではないというのもあるし、クラリスの護衛をしている獣人達のリーダーのロルフはガーウェイを兄貴分として慕っているというのもある。
であれば、ここでもしガーウェイを怪しいといったようなことを口にした場合、間違いなくロルフはアランに不快感を抱くだろう。
「そう言えば、ガーウェイさんで思い出したけど残り二人の獣牙衆ってどうなってるんだ?」
ロルフではなく、クラリスに尋ねるアラン。
ガーウェイの件である以上、ロルフよりもクラリスの方が冷静に判断出来ると思ったためだ。
「ガーウェイさんが出かけているのは、その件も関係しているらしいですよ。ゴドフリーもその件で一緒に出かけましたし」
「そういうものなのか? ……それにしても、ワストナの件があってから十日くらい経つけど全く何も動きがないのは疑問だな。どう思う?」
「どう、と言われても……向こうもワストナが私に協力するとは思っていなかったんでしょうから、その件で色々と忙しいのでは?」
「……まぁ、ワストナもああいう目に遭ったら、クラリスに協力するしかないよな」
「あら、それだと私が無理強いしたように思えますけど?」
しただろう。
そう言おうとするアランだったが、満面の笑みを浮かべて自分を見ているクラリスを見れば、それに対して何も言えなくなる。
もしここで何かを言おうものなら、それこそ笑みを浮かべたままで何か妙な真似をしてきたりしかねないのだから。
もっとも、クラリスがワストナに使った言葉で相手に命令出来る言霊という能力は、どういう理由かは分からないがアランには効果がなかったが。
アランとしては、恐らく自分が転生者なのが関係しているのではないかと考えている。
その理由はともあれ、クラリスの言霊の効果がないのは間違いない。
「取りあえず、その件に関しては何も言わないけどな。実際、ワストナの影響力が高いのは間違いないし」
これは間違いではない。
実際、ワストナは自分の生殺与奪件がクラリスに握られたと理解した今は、しっかりとクラリスの為に働いている。
もっとも、その最大の理由はクラリスに対する忠誠心といったようなものではなく、寧ろ恐怖心からくるものなのだろうが。
クラリスの言霊の力を実際に体験してみたワストナにしてみれば、クラリスに逆らうといったようなことは、まず考えられないのだろう。
「取りあえずワストナの件は置いておくとして、これからどうするのかは決まってるのか? ワストナの件で一歩先んじたとはいえ、ゴールスの方が有利な状況にあるのは間違いないんだし」
「そうですね。アランさんのその言葉は否定出来ません。ですが、向こうも焦っているのは間違いないかと」
迷いもなくそう断言するクラリスの言葉に、アランはそう尋ねる。
実際、今の状況でもゴールスの方が圧倒的に有利な状況なのは変わらない。
だというのに、何故ゴールスが焦っていると、そう断言出来るのかがアランには分からなかった。
「ゴールスにしてみれば、私たちは本来なら一掃出来る程度の相手でしかありませんでした」
「だろうな。何しろ、獣牙衆を味方にしてるんだから」
実際、もしメルリアナに通じている裏の街道で、アランたちが移動するのがもう少し早いか遅いかした場合、クラリスたちは襲撃された相手に殺されていただろう。
そう思えば、あのときにアランたちが裏の街道を通ったのはクラリスたちにしてみれば文字通りの意味で運命が変わったと言ってもいい。
そして通りかかったのがアランたちだからこそ、イルゼンが独自に行動する際の目眩まし的な意味もあり、クラリスの護衛をすることになった。
ゴールスにしてみれば、間違いなく裏の街道で殺せるはずだったクラリスが、その予定を覆し……その上で強力な戦力を味方にしたのだから、完全に予定が狂ってしまっただろう。
ましてや、その後の襲撃においても失敗続きで、さらには獣牙衆の中からも負けたからという理由で裏切り者が出る始末。
当初の予定では裏の街道であっさりとクラリスを殺すはずだったのが、気が付けばデルリアにおいて強い影響力を持つワストナまでもがクラリスの陣営に入っている。
本来なら、ワストナはゴールスの部下だったはずなのにだ。
その辺りについて説明されると、アランもクラリスの言っているゴールスが動揺しているといった言葉に納得するしかない。
「そうなると、クラリスが次にどう動くかで、ゴールスの反応が決まってくるな。……正直なところ、どんな反応をしても対処出来るとは思うけど」
そう断言するアランだったが、実際にもしゴールスが何か仕掛けてきた場合、それに対処するのは自分よりも強い面々だろうというのは予想出来る。
それこそ、もしギーグのような例外的な存在が現れたのなら、アランの心核たるカロの力を借りることになっただろうが。
ただし、カロの力を借りるとはいえ、それはゼオンを召喚するのではなく、ビームサーベルやビームライフルといったゼオンの武器を召喚するといった形になるだろう。
今は自由に行動しているアランだったが、少し前にはゼオンというこの世界の心核使いから見ても特別な力を欲したガリンダミア帝国によって連れ去られ、一時は城に幽閉されていたのだから。
このメルリアナもガリンダミア帝国軍の従属国である以上、もし全高十八メートルという巨大さを持つゼオンを召喚すれば、間違いなくガリンダミア帝国に知られるだろう。
そういう意味でも、絶対にゼオンを召喚するといったような真似は出来なかった。
あるいは、このデルリアのように多くの人がいる場所ではなく、どこか人のいない山や草原といったような場所であれば、何とか召喚出来るようになる……かもしれない。
(デルリアの中だと、やっぱり使えるのはビームサーベルだけなんだよな)
現在アランが召喚出来る武器は、ビームライフルとビームサーベルだけだ。
だが、そのうちのビームライフルは、威力が非常に高く……それだけではなく、攻撃範囲も広い。
それこそ街中でビームライフルなどを使ったりしたら、間違いなくデルリアに大きな……破滅的な被害が出てしまうだろう。
そういう意味では、ビームサーベルは威力こそビームライフルよりも若干劣るものの、攻撃範囲は限定されている。
威力はビームライフルに劣るとはいえ、ジャスパーとガーウェイの二人と互角に戦えるだけの実力を持つギーグを一瞬で消滅させるだけの実力を持っているのだが。
それでも、ワストナの屋敷をかなり破壊してしまったのだが。
(やっぱり、フェルスを使えるようになる必要があるよな)
しみじみと、そう思うのだった。
「はぁっ!」
「甘い!」
アランの放った長剣の一撃は、ジャスパーの槍にあっさりと受け流される。
そうして受け流されて体勢が崩れたところで、ジャスパーは手首の中で槍を回転させ……気が付けば、アランの首筋にはジャスパーの持つ槍の穂先が突きつけられていた。
「ぐ……負けました」
アランは悔しげに、そう告げる。
今は特にやるべきこともないので、ギジュの屋敷にある中庭を使わせて貰ってジャスパーとの戦闘訓練をしていたのだ。
アランにしてみれば、現在一番身近にいる中で強いのはジャスパーだ。
デルリアの宿に泊まっているレオノーラがいれば、そっちの方が強かったのだろうが。
「以前に比べれば、一撃の威力は増しているし、鋭くもなっている。間違いなくアランは強くなってるよ」
そう言われたアランだったが、模擬戦を行ったジャスパーが息を切らすどころか汗すら掻いていないのを見れば、その言葉を素直に信じていいのかどうか迷ってしまう。
これがいつも戦っている母親のリアであれば、そのように言われても素直に納得出来るところがあるのだが。
「そうですか? ジャスパーさんにそこまで簡単にやられてしまうと、素直に頷けないんですけど」
「ははは。これでも、黄金の薔薇の中では生身での戦闘力でも上位に位置するんだ。そう簡単には負けられないよ。そうだね、雲海でいうロッコーモと同じような立ち位置かな?」
そう言うジャスパーだったが、アランから見ればジャスパーとロッコーモが同じ人種――という表現は自分でもどうかと思ったが――とは思えない。
(庶民のロッコーモさんと、貴族のジャスパーさんって考えれば、納得出来なくもない……か?)
半ば無理矢理そんな風に自分を納得させていると、中庭にやって来た人物が見える。
狐の獣人の十歳くらいの少女……ただし、普通の獣人は尻尾が一本しかないのに対して、二本の尻尾を持つ、特別な獣人の少女のクラリスだ。
そのクラリスの周囲には、護衛を代表する狼の獣人のロルフと、他にも何人かの護衛が一緒にいる。
「アランさん、訓練は疲れたようですし、少し休憩しませんか?」
「ん? そうか? 分かった。……そう言えば、ガーウェイさんはどうしたんだ?」
ふときになったアランがそう尋ねる。
元々はクラリスを狙う獣牙衆の一員だったガーウェイだったが、クラリスを狙っているゴールスによっていいように使われている現状が許容出来ず、クラリスに協力しているという人物。
ただし、アランから見れば夜中に何か怪しげな相手と人に見つからないように会っていたということもあり、完全に信じるといったようなことはとてもではないが出来ない。
それでもワストナの屋敷ではクラリスを助けたということもあるので、正直なところアランとしてはどこまで信じていいのか分からないような相手だった。
ギーグとの戦いでもジャスパーと協力して必死に戦っている姿を見ている以上、信じるに値すると思えるのだが……それでも怪しげな行動をしているのを見れば、素直に信じたりといったような真似は出来ない。
(今回外に出ているのも、何か裏で動こうとしている……といった可能性も否定は出来ないしな)
そう思うも、アランはそれを口に出すような真似はしない。
ガーウェイの行動について、何か証拠があって言ってる訳ではないというのもあるし、クラリスの護衛をしている獣人達のリーダーのロルフはガーウェイを兄貴分として慕っているというのもある。
であれば、ここでもしガーウェイを怪しいといったようなことを口にした場合、間違いなくロルフはアランに不快感を抱くだろう。
「そう言えば、ガーウェイさんで思い出したけど残り二人の獣牙衆ってどうなってるんだ?」
ロルフではなく、クラリスに尋ねるアラン。
ガーウェイの件である以上、ロルフよりもクラリスの方が冷静に判断出来ると思ったためだ。
「ガーウェイさんが出かけているのは、その件も関係しているらしいですよ。ゴドフリーもその件で一緒に出かけましたし」
「そういうものなのか? ……それにしても、ワストナの件があってから十日くらい経つけど全く何も動きがないのは疑問だな。どう思う?」
「どう、と言われても……向こうもワストナが私に協力するとは思っていなかったんでしょうから、その件で色々と忙しいのでは?」
「……まぁ、ワストナもああいう目に遭ったら、クラリスに協力するしかないよな」
「あら、それだと私が無理強いしたように思えますけど?」
しただろう。
そう言おうとするアランだったが、満面の笑みを浮かべて自分を見ているクラリスを見れば、それに対して何も言えなくなる。
もしここで何かを言おうものなら、それこそ笑みを浮かべたままで何か妙な真似をしてきたりしかねないのだから。
もっとも、クラリスがワストナに使った言葉で相手に命令出来る言霊という能力は、どういう理由かは分からないがアランには効果がなかったが。
アランとしては、恐らく自分が転生者なのが関係しているのではないかと考えている。
その理由はともあれ、クラリスの言霊の効果がないのは間違いない。
「取りあえず、その件に関しては何も言わないけどな。実際、ワストナの影響力が高いのは間違いないし」
これは間違いではない。
実際、ワストナは自分の生殺与奪件がクラリスに握られたと理解した今は、しっかりとクラリスの為に働いている。
もっとも、その最大の理由はクラリスに対する忠誠心といったようなものではなく、寧ろ恐怖心からくるものなのだろうが。
クラリスの言霊の力を実際に体験してみたワストナにしてみれば、クラリスに逆らうといったようなことは、まず考えられないのだろう。
「取りあえずワストナの件は置いておくとして、これからどうするのかは決まってるのか? ワストナの件で一歩先んじたとはいえ、ゴールスの方が有利な状況にあるのは間違いないんだし」
「そうですね。アランさんのその言葉は否定出来ません。ですが、向こうも焦っているのは間違いないかと」
迷いもなくそう断言するクラリスの言葉に、アランはそう尋ねる。
実際、今の状況でもゴールスの方が圧倒的に有利な状況なのは変わらない。
だというのに、何故ゴールスが焦っていると、そう断言出来るのかがアランには分からなかった。
「ゴールスにしてみれば、私たちは本来なら一掃出来る程度の相手でしかありませんでした」
「だろうな。何しろ、獣牙衆を味方にしてるんだから」
実際、もしメルリアナに通じている裏の街道で、アランたちが移動するのがもう少し早いか遅いかした場合、クラリスたちは襲撃された相手に殺されていただろう。
そう思えば、あのときにアランたちが裏の街道を通ったのはクラリスたちにしてみれば文字通りの意味で運命が変わったと言ってもいい。
そして通りかかったのがアランたちだからこそ、イルゼンが独自に行動する際の目眩まし的な意味もあり、クラリスの護衛をすることになった。
ゴールスにしてみれば、間違いなく裏の街道で殺せるはずだったクラリスが、その予定を覆し……その上で強力な戦力を味方にしたのだから、完全に予定が狂ってしまっただろう。
ましてや、その後の襲撃においても失敗続きで、さらには獣牙衆の中からも負けたからという理由で裏切り者が出る始末。
当初の予定では裏の街道であっさりとクラリスを殺すはずだったのが、気が付けばデルリアにおいて強い影響力を持つワストナまでもがクラリスの陣営に入っている。
本来なら、ワストナはゴールスの部下だったはずなのにだ。
その辺りについて説明されると、アランもクラリスの言っているゴールスが動揺しているといった言葉に納得するしかない。
「そうなると、クラリスが次にどう動くかで、ゴールスの反応が決まってくるな。……正直なところ、どんな反応をしても対処出来るとは思うけど」
そう断言するアランだったが、実際にもしゴールスが何か仕掛けてきた場合、それに対処するのは自分よりも強い面々だろうというのは予想出来る。
それこそ、もしギーグのような例外的な存在が現れたのなら、アランの心核たるカロの力を借りることになっただろうが。
ただし、カロの力を借りるとはいえ、それはゼオンを召喚するのではなく、ビームサーベルやビームライフルといったゼオンの武器を召喚するといった形になるだろう。
今は自由に行動しているアランだったが、少し前にはゼオンというこの世界の心核使いから見ても特別な力を欲したガリンダミア帝国によって連れ去られ、一時は城に幽閉されていたのだから。
このメルリアナもガリンダミア帝国軍の従属国である以上、もし全高十八メートルという巨大さを持つゼオンを召喚すれば、間違いなくガリンダミア帝国に知られるだろう。
そういう意味でも、絶対にゼオンを召喚するといったような真似は出来なかった。
あるいは、このデルリアのように多くの人がいる場所ではなく、どこか人のいない山や草原といったような場所であれば、何とか召喚出来るようになる……かもしれない。
(デルリアの中だと、やっぱり使えるのはビームサーベルだけなんだよな)
現在アランが召喚出来る武器は、ビームライフルとビームサーベルだけだ。
だが、そのうちのビームライフルは、威力が非常に高く……それだけではなく、攻撃範囲も広い。
それこそ街中でビームライフルなどを使ったりしたら、間違いなくデルリアに大きな……破滅的な被害が出てしまうだろう。
そういう意味では、ビームサーベルは威力こそビームライフルよりも若干劣るものの、攻撃範囲は限定されている。
威力はビームライフルに劣るとはいえ、ジャスパーとガーウェイの二人と互角に戦えるだけの実力を持つギーグを一瞬で消滅させるだけの実力を持っているのだが。
それでも、ワストナの屋敷をかなり破壊してしまったのだが。
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しみじみと、そう思うのだった。
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