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ガリンダミア帝国との決着
418話
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『アラン、君が僕の予想していた以上の強さを持っているのは分かった。けど……だからといって、このアポカリプスを容易に倒せるとは思わないで欲しいね!』
その言葉と共に、アポカリプスの三つの首が一斉にゼオリューンを見る。
それが一体何を意味しているのかは、先程地上に向かって放った一撃を見れば明らかだった。
魔眼。
それもアポカリプスが使うそれは、圧倒的なまでの力を秘めているのは、アランも知ってる。
何しろ、先程レジスタンス連合の兵士の多くがアランの魔眼によって大量に殺されたからだ。
特に何か攻撃をしたりといったようなことはなく、ただ睨み付けるだけで相手を殺せる。
それは、正直なところアランにしてみれば最悪の攻撃方法に思える。
「大丈夫よ!」
と、いつ魔眼を使われるのかと、少しだけ怯んだ様子を見せたアランに対し、同じコックピットにいるレオノーラが叫ぶ。
「魔眼は基本的に相手を直接見て使うものよ。そういう意味では、コックピットの中にいるという時点で、魔眼の効果は弱まる。それに……このゼオリューンが張っている魔力によるバリアも、当然だけど魔眼に対抗出来るわ!」
『そうだね。それは間違いのない事実だよ。けど……それはあくまでも対抗出来るというだけであって、無効化出来る訳でも、完全に防げる訳でもない。それはつまり、僕にとっては特に手加減をする必要がなくなるということを意味してるんだけど、理解してるかな?』
ビッシュのその言葉に、レオノーラらは微かに眉を顰める。
ビッシュの言い分は、決して意味のないものではないのだから。
「大丈夫だ」
そんなレオノーラに対し、今度はアランが言う。
レオノーラにしてみれば、アランを励ますつもりが逆に自分が励まされてしまったということを意味している。
今の状況では、本来なら自分がアランを励ますところだというのに。
「俺はレオノーラを信じる。そしてレオノーラも俺を信じているからこそ、こうしてゼオリューンになったんだろ?」
「……そうね」
『ふーん。これが愛の起こす奇跡って奴かい? けど、奇跡というのはそう簡単に起きることがないから、奇跡と呼ばれているのを知ってるかな?』
愛という言葉に若干思うところがあるアランだったが、今はまずそれよりも先にやるべきことがあった。
「どうだろうな。なら、魔眼を使ってみたらどうだ? その代わり、もしこっちが抵抗に成功したら、アポカリプスの名前が泣くぞ。それに……おや、もし俺が抵抗に失敗した場合、あるいは死んでしまう可能性もあるな」
それは、ある意味で自分の命を人質にとったかのような、そんな言葉。
アランはこのような手段を使いたいとは思わない。
しかし、今は自分の主義主張を通すよりも、それを曲げてでも有利な状況に持っていく必要があった。
とはいえ、主義主張を曲げたからといって、それが即座に自分たちの有利になるかと言われれば、微妙なところではあったのだが。
『そうか。なら、魔眼じゃなく……これはどうかな?』
自分の言葉で魔眼を使わせるのを止めた。
そう思ったアランだったが、ゼオリューンを見ている三つの頭部の口がそれぞれに開いたのを見て、半ば反射的にドラゴンの翼となったウィングバインダーを全開にして、その場から飛んで移動する。
次の瞬間、アポカリプスの三つの首から、黒い何かのブレスは放たれ……それがゼオリューンのいた場所を貫いていく。
見ただけで、今の黒いブレスが圧倒的なまでに凶悪な威力を持っているというのが、アランには理解出来た。
それはアランだけではなくレオノーラも同様で、普段は冷静沈着なその美貌には冷や汗が浮かんでいる。
『どうかな? 君たちの挑発に乗ってみたんだけど。これを見ても、僕を侮るような真似が出来ると、本当にそう思っているのかい?』
ゼオリューンの動きを見て、そしてアランとレオノーラの中にある焦りの感情を読み取ったのだろう。
ビッシュは自分が有利な状況にあるのだと理解し、余裕を取り戻していた。
先程までの苛立ちを見せていた状況とは、全くの別物に近い。
しかし……そうして自分が上だと告げてくるビッシュに対し、アランは笑みを浮かべる。
もちろんその笑みは、余裕があるから浮かべられるような笑みではない。
決して自分たちの状況が有利であるとは思っていないものの、それでも負けて堪るかといったような、そんな強がりの笑み。
それが強がりであるのは、アランも分かっていた。
しかし、今の状況を思えばここで落ち込むといたような真似を見せると、それこそあっという間に自分に勝ち目はなくなってしまう。
半ば本能でそう判断しつつ、アランは口を開く。
「へぇ、今の攻撃はなかなかだったな。けどな、どんなに強力な攻撃でも、当たらなければ意味はないんだよ! それに、至近距離ではそんな攻撃も使えないだろ! レオノーラ!」
「ええ、分かってるわ!」
アランの言葉で多少なりとも気力を復活させたレオノーラは、アランと同じく笑みを浮かべる。
……ただし、アランの浮かべた笑みとは違い、それは強がりでも何でもない、本当に心からの笑みだ。
アランと一緒なら、アポカリプスを相手にしてもやれる。
今のアランの声だけで、そう理解出来たのだ。
そしてレオノーラの雰囲気は還元されるようにアランのやる気を高める。
『ふう、ここまで力の差を見せても、まだ理解出来ないのかい?』
「力の差と言ってもな。ゼオンのときはかなり苦戦したけど、ゼオリューンになってからはそこまで苦戦した覚えはないぞ? 実際、こっちの攻撃でお前はダメージを受けてるだろ?」
『……ふん』
アランの言葉が図星だったのか、ビッシュは面白くなさそうに鼻を鳴らす。
念話でわざわざ鼻を鳴らすという行為を再現するのには呆れるも、今となってはそのことを気にするような真似はしない。
今はとにかく、アポカリプスという敵を殺す必要があると判断していたのだ。
だからこそ、アランは不意に腹部拡散ビーム砲を撃つ。
ビームライフルを撃つ場合は、手でビームライフルを持ち上げる必要がある。
しかし、その名の通り腹部に内蔵されている腹部拡散ビーム砲は、特に武器を構えたりといったようなことをせずとも、すぐに発射出来るのだ。
……もっとも、腹部に内蔵されている関係上、撃てる射角は限られているが。
放たれた腹部拡散ビーム砲は、ビームライフル程ではないにしろ、アポカリプスの身体に命中すると、ダメージを与える。
戦闘慣れしていないビッシュにしてみれば、この突然の不意打ちを回避するといったようには出来なかった。
『うわぁっ!』
それでも威力は低いので、アポカリプスにしてみればいきなり驚かされるといったような威力でしかない。
アポカリプスの意識を自分から散らせるという意味では、アランにとって狙い通りの結果ではある。
驚き、ゼオリューンから意識を逸らされたのその隙を、アランが逃すはずがない。
一気にアポカリプス……特にその首の一本に向かってゼオリューンが近付く。
「レオノーラ、魔力を! はああぁああぁっ!」
鋭く叫び、アランはゼオリューンのビームサーベルを大きく振るう。
そうして振るわされたビームサーベルの一撃は……次の瞬間、ビームサーベルはアポカリプスの首の一本、三本ある首のうち、一番右の首を半ばまで斬り裂くことに成功するのだった。
『ぎゃあああああああああああああっ!』
激痛に堪えきれず、ビッシュが念話で絶叫する。
ビッシュにしてみれば、ここまでの激痛を感じるのは初めてのことだったのだろう。
「よし!」
今の一撃がアポカリプスに与えたダメージは大きい。
そう判断し、アランは続けて攻撃しようとするも……ビッシュは与えられた痛みによって、手足を思い切り振るう。
「うおっ!」
「きゃあっ!」
予想外の一撃に、ゼオリューンは攻撃を回避出来ず吹き飛ばされる。
あるいは、これが明確に攻撃の意思のある者であれば、アランも回避することも出来ただろう。
だが、今の一撃はビッシュが激痛による反射的な一撃だ。
反射的に一撃である以上、アランはその攻撃を回避することが出来なかった。
不幸中の幸いなのは、ゼオリューンの周囲にはレオノーラによってコントロールされた魔力によるバリアが展開されていたことだろう。
そのおかげで、今の一撃は完全な不意打ちに鳴って吹き飛ばされはしたものの、そのバリアによって被害を受けるといったことはなかった。
それでもアポカリプスの追撃がなかったのは、ビッシュもまた激痛によってろくな攻撃を出来ないのだろう。
翼と尻尾を使って何とか空中で機体制御し、そこで改めてアポカリプスに視線を向ける。
既に頭部の一本は半ばまで断たれており、その目には光がない。
(何とか首の一本は倒したか)
そう思うも、それで安心する訳にいかないのも、また事実。
首を一本切断したのはいいが、まだ首が二本残っているということなのだから。
そうである以上、アランとしては決して気を許すことは出来ない。
それどころか、何とかしてアランを手に入れたいと思っていたビッシュもこれでアランを手に入れるよりも危険な相手として排除する方向に移る可能性が高かった。
そうである以上、今となってはアランに出来るのは出来るだけ早くビッシュを……アポカリプスを倒すということだけとなる。
「レオノーラ、向こうが痛みで動けないうちに、一気に仕留めるぞ!」
「分かったわ。けど、今のように不意打ちされないように気をつけてね」
アランはレオノーラの言葉に頷き、先程の不意打ちによって吹き飛ばされた距離を一気に詰める。
そうして間合いを詰めところで、バリアを抜け……
「うおっ!」
あくまでも偶然ではあるのだろうが、バリアを抜けた瞬間にアポカリプスの腕が振るわれ、ゼオリューンに向かって振り下ろされたきた。
その一撃を半ば反射的な動きで回避し、そうして回避をすればそこには大きなチャンスが待っている。
「これでも、食らえ!」
その叫びと共に放たれたビームライフルは、アポカリプスの残っている二本の頭部のうちの一本に命中し……その頭部を爆散させるのだった。
その言葉と共に、アポカリプスの三つの首が一斉にゼオリューンを見る。
それが一体何を意味しているのかは、先程地上に向かって放った一撃を見れば明らかだった。
魔眼。
それもアポカリプスが使うそれは、圧倒的なまでの力を秘めているのは、アランも知ってる。
何しろ、先程レジスタンス連合の兵士の多くがアランの魔眼によって大量に殺されたからだ。
特に何か攻撃をしたりといったようなことはなく、ただ睨み付けるだけで相手を殺せる。
それは、正直なところアランにしてみれば最悪の攻撃方法に思える。
「大丈夫よ!」
と、いつ魔眼を使われるのかと、少しだけ怯んだ様子を見せたアランに対し、同じコックピットにいるレオノーラが叫ぶ。
「魔眼は基本的に相手を直接見て使うものよ。そういう意味では、コックピットの中にいるという時点で、魔眼の効果は弱まる。それに……このゼオリューンが張っている魔力によるバリアも、当然だけど魔眼に対抗出来るわ!」
『そうだね。それは間違いのない事実だよ。けど……それはあくまでも対抗出来るというだけであって、無効化出来る訳でも、完全に防げる訳でもない。それはつまり、僕にとっては特に手加減をする必要がなくなるということを意味してるんだけど、理解してるかな?』
ビッシュのその言葉に、レオノーラらは微かに眉を顰める。
ビッシュの言い分は、決して意味のないものではないのだから。
「大丈夫だ」
そんなレオノーラに対し、今度はアランが言う。
レオノーラにしてみれば、アランを励ますつもりが逆に自分が励まされてしまったということを意味している。
今の状況では、本来なら自分がアランを励ますところだというのに。
「俺はレオノーラを信じる。そしてレオノーラも俺を信じているからこそ、こうしてゼオリューンになったんだろ?」
「……そうね」
『ふーん。これが愛の起こす奇跡って奴かい? けど、奇跡というのはそう簡単に起きることがないから、奇跡と呼ばれているのを知ってるかな?』
愛という言葉に若干思うところがあるアランだったが、今はまずそれよりも先にやるべきことがあった。
「どうだろうな。なら、魔眼を使ってみたらどうだ? その代わり、もしこっちが抵抗に成功したら、アポカリプスの名前が泣くぞ。それに……おや、もし俺が抵抗に失敗した場合、あるいは死んでしまう可能性もあるな」
それは、ある意味で自分の命を人質にとったかのような、そんな言葉。
アランはこのような手段を使いたいとは思わない。
しかし、今は自分の主義主張を通すよりも、それを曲げてでも有利な状況に持っていく必要があった。
とはいえ、主義主張を曲げたからといって、それが即座に自分たちの有利になるかと言われれば、微妙なところではあったのだが。
『そうか。なら、魔眼じゃなく……これはどうかな?』
自分の言葉で魔眼を使わせるのを止めた。
そう思ったアランだったが、ゼオリューンを見ている三つの頭部の口がそれぞれに開いたのを見て、半ば反射的にドラゴンの翼となったウィングバインダーを全開にして、その場から飛んで移動する。
次の瞬間、アポカリプスの三つの首から、黒い何かのブレスは放たれ……それがゼオリューンのいた場所を貫いていく。
見ただけで、今の黒いブレスが圧倒的なまでに凶悪な威力を持っているというのが、アランには理解出来た。
それはアランだけではなくレオノーラも同様で、普段は冷静沈着なその美貌には冷や汗が浮かんでいる。
『どうかな? 君たちの挑発に乗ってみたんだけど。これを見ても、僕を侮るような真似が出来ると、本当にそう思っているのかい?』
ゼオリューンの動きを見て、そしてアランとレオノーラの中にある焦りの感情を読み取ったのだろう。
ビッシュは自分が有利な状況にあるのだと理解し、余裕を取り戻していた。
先程までの苛立ちを見せていた状況とは、全くの別物に近い。
しかし……そうして自分が上だと告げてくるビッシュに対し、アランは笑みを浮かべる。
もちろんその笑みは、余裕があるから浮かべられるような笑みではない。
決して自分たちの状況が有利であるとは思っていないものの、それでも負けて堪るかといったような、そんな強がりの笑み。
それが強がりであるのは、アランも分かっていた。
しかし、今の状況を思えばここで落ち込むといたような真似を見せると、それこそあっという間に自分に勝ち目はなくなってしまう。
半ば本能でそう判断しつつ、アランは口を開く。
「へぇ、今の攻撃はなかなかだったな。けどな、どんなに強力な攻撃でも、当たらなければ意味はないんだよ! それに、至近距離ではそんな攻撃も使えないだろ! レオノーラ!」
「ええ、分かってるわ!」
アランの言葉で多少なりとも気力を復活させたレオノーラは、アランと同じく笑みを浮かべる。
……ただし、アランの浮かべた笑みとは違い、それは強がりでも何でもない、本当に心からの笑みだ。
アランと一緒なら、アポカリプスを相手にしてもやれる。
今のアランの声だけで、そう理解出来たのだ。
そしてレオノーラの雰囲気は還元されるようにアランのやる気を高める。
『ふう、ここまで力の差を見せても、まだ理解出来ないのかい?』
「力の差と言ってもな。ゼオンのときはかなり苦戦したけど、ゼオリューンになってからはそこまで苦戦した覚えはないぞ? 実際、こっちの攻撃でお前はダメージを受けてるだろ?」
『……ふん』
アランの言葉が図星だったのか、ビッシュは面白くなさそうに鼻を鳴らす。
念話でわざわざ鼻を鳴らすという行為を再現するのには呆れるも、今となってはそのことを気にするような真似はしない。
今はとにかく、アポカリプスという敵を殺す必要があると判断していたのだ。
だからこそ、アランは不意に腹部拡散ビーム砲を撃つ。
ビームライフルを撃つ場合は、手でビームライフルを持ち上げる必要がある。
しかし、その名の通り腹部に内蔵されている腹部拡散ビーム砲は、特に武器を構えたりといったようなことをせずとも、すぐに発射出来るのだ。
……もっとも、腹部に内蔵されている関係上、撃てる射角は限られているが。
放たれた腹部拡散ビーム砲は、ビームライフル程ではないにしろ、アポカリプスの身体に命中すると、ダメージを与える。
戦闘慣れしていないビッシュにしてみれば、この突然の不意打ちを回避するといったようには出来なかった。
『うわぁっ!』
それでも威力は低いので、アポカリプスにしてみればいきなり驚かされるといったような威力でしかない。
アポカリプスの意識を自分から散らせるという意味では、アランにとって狙い通りの結果ではある。
驚き、ゼオリューンから意識を逸らされたのその隙を、アランが逃すはずがない。
一気にアポカリプス……特にその首の一本に向かってゼオリューンが近付く。
「レオノーラ、魔力を! はああぁああぁっ!」
鋭く叫び、アランはゼオリューンのビームサーベルを大きく振るう。
そうして振るわされたビームサーベルの一撃は……次の瞬間、ビームサーベルはアポカリプスの首の一本、三本ある首のうち、一番右の首を半ばまで斬り裂くことに成功するのだった。
『ぎゃあああああああああああああっ!』
激痛に堪えきれず、ビッシュが念話で絶叫する。
ビッシュにしてみれば、ここまでの激痛を感じるのは初めてのことだったのだろう。
「よし!」
今の一撃がアポカリプスに与えたダメージは大きい。
そう判断し、アランは続けて攻撃しようとするも……ビッシュは与えられた痛みによって、手足を思い切り振るう。
「うおっ!」
「きゃあっ!」
予想外の一撃に、ゼオリューンは攻撃を回避出来ず吹き飛ばされる。
あるいは、これが明確に攻撃の意思のある者であれば、アランも回避することも出来ただろう。
だが、今の一撃はビッシュが激痛による反射的な一撃だ。
反射的に一撃である以上、アランはその攻撃を回避することが出来なかった。
不幸中の幸いなのは、ゼオリューンの周囲にはレオノーラによってコントロールされた魔力によるバリアが展開されていたことだろう。
そのおかげで、今の一撃は完全な不意打ちに鳴って吹き飛ばされはしたものの、そのバリアによって被害を受けるといったことはなかった。
それでもアポカリプスの追撃がなかったのは、ビッシュもまた激痛によってろくな攻撃を出来ないのだろう。
翼と尻尾を使って何とか空中で機体制御し、そこで改めてアポカリプスに視線を向ける。
既に頭部の一本は半ばまで断たれており、その目には光がない。
(何とか首の一本は倒したか)
そう思うも、それで安心する訳にいかないのも、また事実。
首を一本切断したのはいいが、まだ首が二本残っているということなのだから。
そうである以上、アランとしては決して気を許すことは出来ない。
それどころか、何とかしてアランを手に入れたいと思っていたビッシュもこれでアランを手に入れるよりも危険な相手として排除する方向に移る可能性が高かった。
そうである以上、今となってはアランに出来るのは出来るだけ早くビッシュを……アポカリプスを倒すということだけとなる。
「レオノーラ、向こうが痛みで動けないうちに、一気に仕留めるぞ!」
「分かったわ。けど、今のように不意打ちされないように気をつけてね」
アランはレオノーラの言葉に頷き、先程の不意打ちによって吹き飛ばされた距離を一気に詰める。
そうして間合いを詰めところで、バリアを抜け……
「うおっ!」
あくまでも偶然ではあるのだろうが、バリアを抜けた瞬間にアポカリプスの腕が振るわれ、ゼオリューンに向かって振り下ろされたきた。
その一撃を半ば反射的な動きで回避し、そうして回避をすればそこには大きなチャンスが待っている。
「これでも、食らえ!」
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