4 / 88
渡る世間にクズありき
しおりを挟む
「こちらは××村役場の者ですが、山田友信さんはご在宅でしょうか?」
俺はゴミ収集場から漁ってきた薄っぺらい紙を見ながら、なるべく誠意のこもった声を受話器に吹きかける。
六畳一間の汚い部屋には不釣り合いなさらりとした声が響く。
今日も俺の声はノリに乗っていた。
『……はい。わしです』
俺が訊ねると、いかにも他人と話をすることが苦手そうな老人の声が耳元から返ってくる。
相手が孤独な老人であることは調べ済みだった。おまけに年金を受給しているだけでなく、奥さんの遺産まで手にしているというのだから、絶好のカモである。
「先日、年金をお受取りいただいた件なのですが、少々お時間よろしいですか?」
『……ああ、かまわんよ』
無防備な老人相手に、俺は笑いを噛みしめながら罠を張った。
「実は役場の移転に伴い、年金の引き落としをする口座番号の再登録をお願いしたくお電話させていただきました」
『は? なんとな?』
「役場の場所が変わりましたので、年金をお受取りになられる口座を、もう一度登録しなおしていただけますか?」
『あー……はいはい、そういえば、役場が工事しとったなぁ。あそこはなくなるのかの?』
「そうなんです。少し離れてしまいますが、隣県との境にある××町に移転する予定でして。情報を整理するため、口座番号の再確認をさせていただくことになりました」
『なるほど、××町で工事しとるとこがあったなぁ。場所が変わると、職員さんも大変ですなぁ』
「私はわりと自宅が近いので、そう不便でもありません」
『それで、口座の再登録じゃったか?』
「はい」
『だったら、ついでに他の銀行に変えてもよろしいですかな? 銀行の通帳を何個も持つのが面倒で、ひとつにまとめる予定だったんで、ちょうど良かった』
「かしこまりました。では後日、口座再登録の用紙をお送りいたしますので、ご記入の上、ご返送いただけますでしょうか? もし書き方がわからないようでしたら、私が伺いますが」
『そりゃ、ありがたい。もしわからんかったら、遠慮なく連絡させてもらいます』
「では、再登録用紙と一緒に直通の電話番号もお送りいたします」
『忙しいのにわざわざ電話くれてすまんのう。良かったら名前を教えてくれんか?』
「はい。私は飯田と申します」
『おお、飯田さんですか。頼んます』
「では、この度はご協力ありがとうございました」
『はいはい』
通話が切れるのを待ってから、俺は緊張を吐き出すように息を吐いた。
平静を装ってはいたが、実際は額に汗がべっとりと滲んでいる。嘘をつくことには、いつまで経っても慣れないもの、それでも騙すことをやめられなかった。
俺は役所から持ち帰った口座の登録用紙をPCに取り込んだ後、わからない程度に改造し封筒にいれた。そこには俺の偽名が入った名刺も忘れず。封筒も実際に使われているものを少し細工していた。
これだけ手が込んでいれば、老人の二人に一人はひっかかって口座を登録した。
実際は俺の懐に引き落とされる用紙なのだが。
相手はもちろん、天涯孤独の身ばかりを選んでいる。相談する相手がいないというのは、好都合だった。
詐欺を始めたきっかけは、学生時代の初犯だった。最初は受験の腹いせでしたイタズラ電話だったが、ころりと騙される老人に気分を良くし、それからは調子に乗ってエスカレートしていった。
まともに就職したこともあったが、会社にも仕事にもなじめず、結局はこの仕事に逆戻りした。俺は間違いなくクズだった。
そして今回も俺の仕掛けはうまく機能し、山田という老人は、すぐに口座番号を送ってきた。あとは引き落とせるだけ引き落として、雲隠れするだけだ。いくら老人とはいえ、口座の残高が減れば、異変にはすぐに気づくことだろう。だからいつでも引っ越せる準備は出来ている。
人の好さそうな老人を騙してから一週間が経った。
俺は鼻歌を歌いそうな勢いで銀行に向かった。
架空の会社名義で作った口座は、いつもある程度老人から絞りとったあと、金を移動させている。今回も銀行に訴えられる前に移動させなければならない。
「もう十分金はあるし、ハワイにでも行くか」
変わらない日常に変化を求めているのか、むしょうにどこか遠くに行きたくなり、俺は道すがらに旅行のパンフレットを流し見した後、銀行に入る。
そしてキャッシュカードをATMに挿し入れて暗証番号を入力するが——。
そこには、予想していた金が一円たりとも入っていなかった。
「残高が……ゼロだと?」
俺はまさかと思い、家に帰るなりネットバンキングで入出金の確認をした。
空っぽなのは、老人に教えた口座だけではなかった。俺が所有する全ての口座から金が消えていた。
と、その時——俺のプライベートな携帯電話が見知らぬ番号を受信する。
友人もおらず、ほとんど鳴ることのない電話が鳴った時、俺は驚きのあまり飛び上がりそうになった。
「……は、はい……」
おそるおそる通話ボタンを押すと、電波の向こう側から快活な老人の声が響いた。
『大金をごちそうさん——それだけ言おうと思ってな。飯田くん——いや、今西和行くん』
「ど、どうして……この番号を……」
俺が震えて携帯を落としそうになりながら訊ねると、老人は豪快に笑った。
『わしはこれでも昔は有名なハッカーだったからなぁ。ちょっとだけ調べさせてもらった。だがお前さん、アラ稼ぎしすぎて、行動範囲が筒抜けだったぞ。捕まるのも時間の問題だな』
「……」
————やられた!
そう思った時には、俺にはもう、どうすることも出来なかった。
俺は拳で畳を強く叩きつけるが、怒りよりも情けなさで溜め息しか出ず。
だがカモがカモになったかと思うと、妙におかしくなり——俺は気づくと、寝転がりながら爆笑していた。
『お前さん、頭でもおかしくなったのか?』
「……いや、自業自得だと思ってな」
『わしもお前さんと同じクズだからわかるが――こんなことを繰り返しても、いつかは全てを失う日が来るぞ』
「……へえ」
『お前さんはまだ若い。わしみたいになる前に、とっとと足を洗え』
「犯罪者が犯罪者に説教かよ」
『大切な物を失って、わしは懲りた。だがお前さんはまだ若いからな、いくらでも人間に戻れる』
「本当にこんなクズの俺が、まともになれると思うか?」
『わしがこの金を被害者に返してやる。……お前さん、奪った金は使わず、日雇いバイトを繋いだ金だけでひどい生活をしているんだろう? 本当は怖かったんじゃないのか?』
「……まだ使ってなかっただけだ。金なんてまた増やしてやるさ」
『もしお前さんがまた奪うなら、それを全部わしが被害者に返すからな。覚悟しておけ』
「……はは、それはそれで面白そうだ……」
『何を言うか』
「……なあ爺さん」
『なんだ?』
「……爺さん家に行ってもいいか?」
『ああ。いつでも来い。わしの武勇伝を聞かせてやろう』
「なんだそれ」
俺は鼻で笑いながらも、ハワイ旅行のパンフレットを屑籠に捨てた。
(※実在する事件とは一切関係のない、フィフションです)
俺はゴミ収集場から漁ってきた薄っぺらい紙を見ながら、なるべく誠意のこもった声を受話器に吹きかける。
六畳一間の汚い部屋には不釣り合いなさらりとした声が響く。
今日も俺の声はノリに乗っていた。
『……はい。わしです』
俺が訊ねると、いかにも他人と話をすることが苦手そうな老人の声が耳元から返ってくる。
相手が孤独な老人であることは調べ済みだった。おまけに年金を受給しているだけでなく、奥さんの遺産まで手にしているというのだから、絶好のカモである。
「先日、年金をお受取りいただいた件なのですが、少々お時間よろしいですか?」
『……ああ、かまわんよ』
無防備な老人相手に、俺は笑いを噛みしめながら罠を張った。
「実は役場の移転に伴い、年金の引き落としをする口座番号の再登録をお願いしたくお電話させていただきました」
『は? なんとな?』
「役場の場所が変わりましたので、年金をお受取りになられる口座を、もう一度登録しなおしていただけますか?」
『あー……はいはい、そういえば、役場が工事しとったなぁ。あそこはなくなるのかの?』
「そうなんです。少し離れてしまいますが、隣県との境にある××町に移転する予定でして。情報を整理するため、口座番号の再確認をさせていただくことになりました」
『なるほど、××町で工事しとるとこがあったなぁ。場所が変わると、職員さんも大変ですなぁ』
「私はわりと自宅が近いので、そう不便でもありません」
『それで、口座の再登録じゃったか?』
「はい」
『だったら、ついでに他の銀行に変えてもよろしいですかな? 銀行の通帳を何個も持つのが面倒で、ひとつにまとめる予定だったんで、ちょうど良かった』
「かしこまりました。では後日、口座再登録の用紙をお送りいたしますので、ご記入の上、ご返送いただけますでしょうか? もし書き方がわからないようでしたら、私が伺いますが」
『そりゃ、ありがたい。もしわからんかったら、遠慮なく連絡させてもらいます』
「では、再登録用紙と一緒に直通の電話番号もお送りいたします」
『忙しいのにわざわざ電話くれてすまんのう。良かったら名前を教えてくれんか?』
「はい。私は飯田と申します」
『おお、飯田さんですか。頼んます』
「では、この度はご協力ありがとうございました」
『はいはい』
通話が切れるのを待ってから、俺は緊張を吐き出すように息を吐いた。
平静を装ってはいたが、実際は額に汗がべっとりと滲んでいる。嘘をつくことには、いつまで経っても慣れないもの、それでも騙すことをやめられなかった。
俺は役所から持ち帰った口座の登録用紙をPCに取り込んだ後、わからない程度に改造し封筒にいれた。そこには俺の偽名が入った名刺も忘れず。封筒も実際に使われているものを少し細工していた。
これだけ手が込んでいれば、老人の二人に一人はひっかかって口座を登録した。
実際は俺の懐に引き落とされる用紙なのだが。
相手はもちろん、天涯孤独の身ばかりを選んでいる。相談する相手がいないというのは、好都合だった。
詐欺を始めたきっかけは、学生時代の初犯だった。最初は受験の腹いせでしたイタズラ電話だったが、ころりと騙される老人に気分を良くし、それからは調子に乗ってエスカレートしていった。
まともに就職したこともあったが、会社にも仕事にもなじめず、結局はこの仕事に逆戻りした。俺は間違いなくクズだった。
そして今回も俺の仕掛けはうまく機能し、山田という老人は、すぐに口座番号を送ってきた。あとは引き落とせるだけ引き落として、雲隠れするだけだ。いくら老人とはいえ、口座の残高が減れば、異変にはすぐに気づくことだろう。だからいつでも引っ越せる準備は出来ている。
人の好さそうな老人を騙してから一週間が経った。
俺は鼻歌を歌いそうな勢いで銀行に向かった。
架空の会社名義で作った口座は、いつもある程度老人から絞りとったあと、金を移動させている。今回も銀行に訴えられる前に移動させなければならない。
「もう十分金はあるし、ハワイにでも行くか」
変わらない日常に変化を求めているのか、むしょうにどこか遠くに行きたくなり、俺は道すがらに旅行のパンフレットを流し見した後、銀行に入る。
そしてキャッシュカードをATMに挿し入れて暗証番号を入力するが——。
そこには、予想していた金が一円たりとも入っていなかった。
「残高が……ゼロだと?」
俺はまさかと思い、家に帰るなりネットバンキングで入出金の確認をした。
空っぽなのは、老人に教えた口座だけではなかった。俺が所有する全ての口座から金が消えていた。
と、その時——俺のプライベートな携帯電話が見知らぬ番号を受信する。
友人もおらず、ほとんど鳴ることのない電話が鳴った時、俺は驚きのあまり飛び上がりそうになった。
「……は、はい……」
おそるおそる通話ボタンを押すと、電波の向こう側から快活な老人の声が響いた。
『大金をごちそうさん——それだけ言おうと思ってな。飯田くん——いや、今西和行くん』
「ど、どうして……この番号を……」
俺が震えて携帯を落としそうになりながら訊ねると、老人は豪快に笑った。
『わしはこれでも昔は有名なハッカーだったからなぁ。ちょっとだけ調べさせてもらった。だがお前さん、アラ稼ぎしすぎて、行動範囲が筒抜けだったぞ。捕まるのも時間の問題だな』
「……」
————やられた!
そう思った時には、俺にはもう、どうすることも出来なかった。
俺は拳で畳を強く叩きつけるが、怒りよりも情けなさで溜め息しか出ず。
だがカモがカモになったかと思うと、妙におかしくなり——俺は気づくと、寝転がりながら爆笑していた。
『お前さん、頭でもおかしくなったのか?』
「……いや、自業自得だと思ってな」
『わしもお前さんと同じクズだからわかるが――こんなことを繰り返しても、いつかは全てを失う日が来るぞ』
「……へえ」
『お前さんはまだ若い。わしみたいになる前に、とっとと足を洗え』
「犯罪者が犯罪者に説教かよ」
『大切な物を失って、わしは懲りた。だがお前さんはまだ若いからな、いくらでも人間に戻れる』
「本当にこんなクズの俺が、まともになれると思うか?」
『わしがこの金を被害者に返してやる。……お前さん、奪った金は使わず、日雇いバイトを繋いだ金だけでひどい生活をしているんだろう? 本当は怖かったんじゃないのか?』
「……まだ使ってなかっただけだ。金なんてまた増やしてやるさ」
『もしお前さんがまた奪うなら、それを全部わしが被害者に返すからな。覚悟しておけ』
「……はは、それはそれで面白そうだ……」
『何を言うか』
「……なあ爺さん」
『なんだ?』
「……爺さん家に行ってもいいか?」
『ああ。いつでも来い。わしの武勇伝を聞かせてやろう』
「なんだそれ」
俺は鼻で笑いながらも、ハワイ旅行のパンフレットを屑籠に捨てた。
(※実在する事件とは一切関係のない、フィフションです)
30
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる