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四章 魔族との和平交渉
第ニ話 神評会はとても長い
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上位の神のみが滞在を許されるこの世とあの世の境目にある場所『天界』。天界では、今一大イベントが行われていた。イベントの名は神評会。文字通り、神を評価する会である。
神評会は、人間界で言う所の裁判である。裁判にかけられるのは神らしからぬ行為をした神。罰は様々である。
説明だけ聞いていると、ただの裁判に聞こえる者もいるかもしれないが、人間の裁判とは圧倒的に違う点がある、それは・・・判決に恐ろしい時間を使う事である。
信仰者No. 1を誇る女神アモーラは現在進行形で神評会の判決にかけられており、既に半年にかけられていた。そう、幸助に刺客を送らないのは準備をしているからではない。準備できないからである。
「やはり、力の半減が良いか・・・」
「いいや、それよりも10年間、人間との通信を禁止した方がいい」
「いっその事、人間との通信を反省するまで禁止されるべきでは?」
アモーラの罰を決めているのは3人の男神。アモーラよりかは劣るが、全員が上位に組する神である。そして、3人の中には真実の神も鎮座している。
「あ、あの・・・いつになったら終わるのでしょうか・・・」
既に半年も判決を任されて、ストレスがたまりにたまっているアモーラは張り付けたような笑顔で3人の男神を見つめる。一刻も早く判決を終わらせたいようだが、男神達は3人共、3本の指を立てた。
「3日?」
「「「3か月」」」
アモーラが手を掛けている証言台が音を立ててヒビ割れる。3人の男神は身体を震わせたが、臆せず話し合いを続けた。
「よお!アモーラ元気しているか!!」
後ろから声をかけてくる元気な声。振り向くと、そこには恥部を隠す腰布と剣のみしか装備していない変態的な美丈夫の男が立っていた。闘神ファイト―ル、アモーラを神評会に連れてきた張本人である(彼の意思ではないが)。アモーラが今、最も恨む男神である。
「ファイト―ル・・・アンタ絶対に許さない・・・」
怒りのあまり、丁寧語を忘れる程である。しかし、ファイト―ルしてみれば逆恨みにも程がある。だって、今回の神評会は100%アモーラが悪いのだから。
ファイト―ルは生きとし生きる者の戦いを見守る神。当然、アモーラが力を与えた者と復讐者との戦いもしっかりと見ていた。しっかりと見て、調べた結果、アモーラが私利私欲の為に人間に力を貸していると知ったのである。
言動と言い、声のデカさと言い、バカ要素しか詰まっていないように見えるが、しっかりと考えているのが、ファイト―ルという神である。因みにアモーラもファイト―ルに非はない事を理解した上で彼に怒りを向けている。平たく言うなら八つ当たりである
「では!俺はこれから用があるんで失礼する!!」
「用って・・・また戦いを見るだけでしょ?全く、あんな野蛮な物見て何の意味があるわけ?」
「意味?そりゃあ、勿論!心躍るからだよ!!生死をかけた戦い、ぶつかり合う肉体、試される運、磨き抜かれた技術・・・それがたった1つの戦いで見れるんだぞ!楽しくないわけないだろう!!」
「まあ、それは神それぞれか・・・行ってきなさいよ。ただし、終わったらただじゃおかないからね!!」
「はははは!期待しておこう!!」
終始笑うのを止めなかったファイト―ルは踵を返し、神評会が行われている場所を後にした。
「・・・ただじゃすまないのは、君だぞ、愛の女神ファイト―ル」
去り際のファイト―ルの顔から笑みが消えていたのを、アモーラは見る事は無かった。
神評会は、人間界で言う所の裁判である。裁判にかけられるのは神らしからぬ行為をした神。罰は様々である。
説明だけ聞いていると、ただの裁判に聞こえる者もいるかもしれないが、人間の裁判とは圧倒的に違う点がある、それは・・・判決に恐ろしい時間を使う事である。
信仰者No. 1を誇る女神アモーラは現在進行形で神評会の判決にかけられており、既に半年にかけられていた。そう、幸助に刺客を送らないのは準備をしているからではない。準備できないからである。
「やはり、力の半減が良いか・・・」
「いいや、それよりも10年間、人間との通信を禁止した方がいい」
「いっその事、人間との通信を反省するまで禁止されるべきでは?」
アモーラの罰を決めているのは3人の男神。アモーラよりかは劣るが、全員が上位に組する神である。そして、3人の中には真実の神も鎮座している。
「あ、あの・・・いつになったら終わるのでしょうか・・・」
既に半年も判決を任されて、ストレスがたまりにたまっているアモーラは張り付けたような笑顔で3人の男神を見つめる。一刻も早く判決を終わらせたいようだが、男神達は3人共、3本の指を立てた。
「3日?」
「「「3か月」」」
アモーラが手を掛けている証言台が音を立ててヒビ割れる。3人の男神は身体を震わせたが、臆せず話し合いを続けた。
「よお!アモーラ元気しているか!!」
後ろから声をかけてくる元気な声。振り向くと、そこには恥部を隠す腰布と剣のみしか装備していない変態的な美丈夫の男が立っていた。闘神ファイト―ル、アモーラを神評会に連れてきた張本人である(彼の意思ではないが)。アモーラが今、最も恨む男神である。
「ファイト―ル・・・アンタ絶対に許さない・・・」
怒りのあまり、丁寧語を忘れる程である。しかし、ファイト―ルしてみれば逆恨みにも程がある。だって、今回の神評会は100%アモーラが悪いのだから。
ファイト―ルは生きとし生きる者の戦いを見守る神。当然、アモーラが力を与えた者と復讐者との戦いもしっかりと見ていた。しっかりと見て、調べた結果、アモーラが私利私欲の為に人間に力を貸していると知ったのである。
言動と言い、声のデカさと言い、バカ要素しか詰まっていないように見えるが、しっかりと考えているのが、ファイト―ルという神である。因みにアモーラもファイト―ルに非はない事を理解した上で彼に怒りを向けている。平たく言うなら八つ当たりである
「では!俺はこれから用があるんで失礼する!!」
「用って・・・また戦いを見るだけでしょ?全く、あんな野蛮な物見て何の意味があるわけ?」
「意味?そりゃあ、勿論!心躍るからだよ!!生死をかけた戦い、ぶつかり合う肉体、試される運、磨き抜かれた技術・・・それがたった1つの戦いで見れるんだぞ!楽しくないわけないだろう!!」
「まあ、それは神それぞれか・・・行ってきなさいよ。ただし、終わったらただじゃおかないからね!!」
「はははは!期待しておこう!!」
終始笑うのを止めなかったファイト―ルは踵を返し、神評会が行われている場所を後にした。
「・・・ただじゃすまないのは、君だぞ、愛の女神ファイト―ル」
去り際のファイト―ルの顔から笑みが消えていたのを、アモーラは見る事は無かった。
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