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5章 紛い物の神
234話 登るごとに意識朦朧
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きっかり1時間後、俺達は休憩を終えて登山を始める。幸運な事に、壁をよじ登らずにしっかりとした足場でしばらくは登って行けるみたいだ。
転倒死の可能性はガクンと落ちたわけだが、純粋に喜べる状況ではない。
俺達がまともに歩けるという事は、悪魔達も生息しているという事なのだから。
「Gogyaooooooo!!」
「おい、また出たぞ!」
「任せて!!ファルコ!大剣ちょうだい!」
「ダメです!こんな不安定な所であの重たい剣を振るったら足場が壊れちゃうかもしれません!ナックルも棍棒での攻撃は控えて!」
「そんな・・・!じゃあ、どうしたら・・・」
「ここはおじさん達に任せな」
「私はまだおじさんではない!!青年だ!!」
ヘリナ先輩とナックルは、重量を重視した武器である為、いつ崩れるか分からない場所で振るう事は危険な為、使用不可。俺は、鉄球を投げるには、全身を使う必要があるのだが、防寒具で可動範囲が狭まっているので、鉄球は投げる事はできない。
なので、必然的に全力で戦えるのは、父さんとドゥークのみとなる。本当にドゥークがついてきてくれてよかったと心の底から感謝する。
「ドゥーク、お前意外とやるな。流石は軍曹だ」
「ふっ・・・ドラゴム家の男だからな」
2人の活躍により、順調に頂上へと登っていく。登るごとに、凍ったベルム族の遺体が増えていく。残った装備から確実に登山家だろう。装備の中には戦える武器のような物は存在しないことから、対抗できずに死んでいったのだろう。
内臓まで食い荒らされているが、気温が低すぎる為、腐ってはいない。かと言って連れて帰ることもできない。これは帰って報告してからどうするかアダムオーナーに聞いてみよう。
「この悪魔は一体いつからいたんだ・・・」
「シャックル山への登山チャレンジが始まってから300年経ってるから、確実に300年以上は生息しているんだろうな」
「そして、登山家は全員食料になったから世間には知られる事は無かったと・・・初見殺しとまるで変わらないな」
頂上に近づいていくごとに悪魔と吹雪は強くなっていく。温度は更に低くなっていく。
足取りが重い。眠くもなってきた。炎をつけて暖を取ろうとしても、吹雪で消されてしまう。
眠くなってきた。雪山での睡魔は死神。寝たら死ぬと知っている俺は歯を食いしばって寝るのを堪える。
だが、雪山で一つ事に集中する事も死につながる。一歩先に既に足場ない事に気づけなかったのは、それが原因だろう。
「あっ・・・」
「ファルコ!!」
ヘリナ先輩が手を伸ばしてくれたが、指先が触れただけで、手が掴まれる事はなく、俺は重力に従って、真っ逆さまに下へと落ち・・・たのだが、すぐに落下は終わった。
なぜなら、落ちた場所のすぐ下に別の足場があったからだ。そして、右を向くと、大人数が入れそうな大穴が空いていた。
転倒死の可能性はガクンと落ちたわけだが、純粋に喜べる状況ではない。
俺達がまともに歩けるという事は、悪魔達も生息しているという事なのだから。
「Gogyaooooooo!!」
「おい、また出たぞ!」
「任せて!!ファルコ!大剣ちょうだい!」
「ダメです!こんな不安定な所であの重たい剣を振るったら足場が壊れちゃうかもしれません!ナックルも棍棒での攻撃は控えて!」
「そんな・・・!じゃあ、どうしたら・・・」
「ここはおじさん達に任せな」
「私はまだおじさんではない!!青年だ!!」
ヘリナ先輩とナックルは、重量を重視した武器である為、いつ崩れるか分からない場所で振るう事は危険な為、使用不可。俺は、鉄球を投げるには、全身を使う必要があるのだが、防寒具で可動範囲が狭まっているので、鉄球は投げる事はできない。
なので、必然的に全力で戦えるのは、父さんとドゥークのみとなる。本当にドゥークがついてきてくれてよかったと心の底から感謝する。
「ドゥーク、お前意外とやるな。流石は軍曹だ」
「ふっ・・・ドラゴム家の男だからな」
2人の活躍により、順調に頂上へと登っていく。登るごとに、凍ったベルム族の遺体が増えていく。残った装備から確実に登山家だろう。装備の中には戦える武器のような物は存在しないことから、対抗できずに死んでいったのだろう。
内臓まで食い荒らされているが、気温が低すぎる為、腐ってはいない。かと言って連れて帰ることもできない。これは帰って報告してからどうするかアダムオーナーに聞いてみよう。
「この悪魔は一体いつからいたんだ・・・」
「シャックル山への登山チャレンジが始まってから300年経ってるから、確実に300年以上は生息しているんだろうな」
「そして、登山家は全員食料になったから世間には知られる事は無かったと・・・初見殺しとまるで変わらないな」
頂上に近づいていくごとに悪魔と吹雪は強くなっていく。温度は更に低くなっていく。
足取りが重い。眠くもなってきた。炎をつけて暖を取ろうとしても、吹雪で消されてしまう。
眠くなってきた。雪山での睡魔は死神。寝たら死ぬと知っている俺は歯を食いしばって寝るのを堪える。
だが、雪山で一つ事に集中する事も死につながる。一歩先に既に足場ない事に気づけなかったのは、それが原因だろう。
「あっ・・・」
「ファルコ!!」
ヘリナ先輩が手を伸ばしてくれたが、指先が触れただけで、手が掴まれる事はなく、俺は重力に従って、真っ逆さまに下へと落ち・・・たのだが、すぐに落下は終わった。
なぜなら、落ちた場所のすぐ下に別の足場があったからだ。そして、右を向くと、大人数が入れそうな大穴が空いていた。
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