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終章 3年後の平和
274話 自室にて
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パーティーが終わり2週間後、俺達は元の生活に戻っていた。
幸せだけど、退屈な毎日が繰り返される。しかし、ヘリナはとても幸せそうだ。彼女が幸せならば、それでいいんじゃないか?
心に開いた隙間は実は気のせいで、俺がただ求めすぎていただけでは?そう結論づけようとした時の事、彼女がやってきた。
「はぁい、久しぶり。元気してた?」
「ルナお姉ちゃん!きてくれたんだ嬉しい!!」
ヘリナの親戚のルナさんが遊びに来た。彼女と最後に会ったのは1年前。ルナさんに懐いているヘリナはとても嬉しそうだ。
しかし、俺はこの人がどうしても苦手だ。
「どうも、ルナさん」
「あら、ファルコ。相変わらずね」
もしかしたら気のせいかもしれないが、毎度毎度俺を見下すような笑みを浮かべながら俺を見つめてくるんだ。それに、発言も少しムカつく。
「それじゃあ、俺は自室で本読んでるから。2人は久しぶりの再会を楽しんでね」
「「はぁ~~い!!」」
こういう時は自室にこもるに限る。前に買った小説、まだ読み切っていなかったので、今のうちに全部読み終えてしまおう。
ルナさんに嫌悪感を抱くのは、相手側からの見下し以外にも何かある。しかし、その何かが分からない。俺は一体ルナさんの何にムカついているのだろうか。
考えながら、自室の扉を開け、本棚を調べる。すると──────
「佐久間隼人・・・ファルコ・ブレイヴ・・・」
俺の2つの名前を呼ぶ声が聴こえてきたので、恐る恐る振り返ると、俺専用のベッドにとんでもないマッチョの男が横たわっていた。
「久しぶりだな・・・☆」
「ッッ!!」
激しい動揺と驚きと恐怖が同時にやって来る。すぐさま叫んで助けを呼ぼうとしたが、声が出ない!
いや違う。音を消されている!!消音魔法だ。見つかってから数秒で発動したのか?この見た目で魔法使いなのか!?
何が目的かは分からない。だが、今は逃げるのが最適解d────
「逃がさない!」
「ッッ!!」
窓から飛び降りおうと試みたのだが、窓の縁に足をかけた瞬間、マッチョに羽交い絞めにされてしまった。ていうか何でマッチョは普通に喋れるんだよ!!
「さあ、コレを付けなさい」
「ッッ~~~~!!」
筋肉で拘束され、なすすべなくなった俺に取り付けられたのは、見た事の無い石が使われた腕輪。
手首にその腕輪が通った瞬間、俺の頭の中に膨大な量の記憶が流れ込んで・・・いや、違う。思い出したんだ。
失われていた記憶、認識、そして野球。何もかも思い出した俺はマッチョの正体にもようやっと気づく事が出来た。
「・・・ルイス?」
「良かった、成功したようだな」
マッチョの正体は天使のルイスだった。
幸せだけど、退屈な毎日が繰り返される。しかし、ヘリナはとても幸せそうだ。彼女が幸せならば、それでいいんじゃないか?
心に開いた隙間は実は気のせいで、俺がただ求めすぎていただけでは?そう結論づけようとした時の事、彼女がやってきた。
「はぁい、久しぶり。元気してた?」
「ルナお姉ちゃん!きてくれたんだ嬉しい!!」
ヘリナの親戚のルナさんが遊びに来た。彼女と最後に会ったのは1年前。ルナさんに懐いているヘリナはとても嬉しそうだ。
しかし、俺はこの人がどうしても苦手だ。
「どうも、ルナさん」
「あら、ファルコ。相変わらずね」
もしかしたら気のせいかもしれないが、毎度毎度俺を見下すような笑みを浮かべながら俺を見つめてくるんだ。それに、発言も少しムカつく。
「それじゃあ、俺は自室で本読んでるから。2人は久しぶりの再会を楽しんでね」
「「はぁ~~い!!」」
こういう時は自室にこもるに限る。前に買った小説、まだ読み切っていなかったので、今のうちに全部読み終えてしまおう。
ルナさんに嫌悪感を抱くのは、相手側からの見下し以外にも何かある。しかし、その何かが分からない。俺は一体ルナさんの何にムカついているのだろうか。
考えながら、自室の扉を開け、本棚を調べる。すると──────
「佐久間隼人・・・ファルコ・ブレイヴ・・・」
俺の2つの名前を呼ぶ声が聴こえてきたので、恐る恐る振り返ると、俺専用のベッドにとんでもないマッチョの男が横たわっていた。
「久しぶりだな・・・☆」
「ッッ!!」
激しい動揺と驚きと恐怖が同時にやって来る。すぐさま叫んで助けを呼ぼうとしたが、声が出ない!
いや違う。音を消されている!!消音魔法だ。見つかってから数秒で発動したのか?この見た目で魔法使いなのか!?
何が目的かは分からない。だが、今は逃げるのが最適解d────
「逃がさない!」
「ッッ!!」
窓から飛び降りおうと試みたのだが、窓の縁に足をかけた瞬間、マッチョに羽交い絞めにされてしまった。ていうか何でマッチョは普通に喋れるんだよ!!
「さあ、コレを付けなさい」
「ッッ~~~~!!」
筋肉で拘束され、なすすべなくなった俺に取り付けられたのは、見た事の無い石が使われた腕輪。
手首にその腕輪が通った瞬間、俺の頭の中に膨大な量の記憶が流れ込んで・・・いや、違う。思い出したんだ。
失われていた記憶、認識、そして野球。何もかも思い出した俺はマッチョの正体にもようやっと気づく事が出来た。
「・・・ルイス?」
「良かった、成功したようだな」
マッチョの正体は天使のルイスだった。
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