42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。

町島航太

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終章 3年後の平和

320話 地下水道の異変

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「ファルコさんって陰謀論者だったんですか?」

「違う。それに人為的に揺れを起こす事は可能だ。NPB時代も観客が興奮しすぎて揺れが起きた球場があったしな」

「この揺れと毎日迫ってくる根っこ。何か関係性があるのかな?」

「揺れはトルネヒロの地下から発生してます。根っこはその揺れの発生原因と接触しようとしてるんじゃないんですかね?」

「揺れの原因と接触?どうしてそんな事を?」

「・・・もしかしたら、根っこの本体がトルネヒロの地下にあって、さっき撃退した根っこは本体に戻ってきたとか?」

「根っこがトカゲの尻尾のように自立して動いている事になるぞ」

「いや、自立はしていないと思う。多分、本体と繋がってる状態で先端だけが戻ってきたんじゃないかな?」

「そんな事する必要性は?」

「分かんないよ、地下に行って見なきゃ。問題はトルネヒロの地下への行き方だけど」

「地下って地下水道じゃない?トルネヒロって地下水道あったよね?」

 町である限り、地下水道は存在する。人間を排泄物を流す汚い場所だけども。

「オレ達も揺れは地下水道に何かがいるからではと思い、何人か向かわせたが、いたのは数体とゾンビと無数のネズミだけだった。ゾンビは弔った」

「じゃあ、地下には何も無いって事なのか?ファルコ~予想は外れたな」

「まだ話は続いてるのにそう判断するのか?ドゥーク・ドラゴム」

「終わってないんかい!」

 俺もてっきり終わったのかと思った。

「地下水道にはゾンビとネズミしかいなかったが、代わりに地下水道の構造が変わっている事に気がついたそうだ。それ以上の調査も行いたかったが、トルネヒロが魔物に襲われていたので断念した」

「地下水道の構造が変わったって・・・そんなに変化していたんですか?」

「ああ、調査した者曰く、迷路のようだったそうだ。地下水道は生活に必要な場所の為、複雑にする必要はない。確実に裏で何か手を加えた者がいるんだろうな。オレ達は魔物とまたいつくるか分からない根っこに対応しなければならない。悪いが、調べてくれないか?」

 断る必要も無いし、他にもあてもない。そして何よりそこにボスがいる可能性が高い。

「私は潔癖症だし、地上に滞在して根っこの対処をした方がいいと思うので、お前達の地下水道の調査には同行しないでおこう。それでは頑張ってくれよ」

「おい、待てドゥーク。お前も行くんだよ。お前以外に高火力だせる奴はここにはいないんだからさ」

「くっそぉぉぉぉぉ!行きたくないぃぃぃ!!」

 マジックポーションを飲ませながら、ドゥークを引き摺るように地下水道の入り口へと連れていった。
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