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終章 3年後の平和
334話 伐採
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「無駄だ!わたしの根はカートライトとアレクサンダーを囲むようにして伸ばしてある。2つの国を出した長さの根っこを人間が引っこ抜けると思っているのか!?」
根っこは2つの国を回ってトルネヒロに戻ってきたと言っていたので、ブラッドの言っている事は本当なのだろう。ならば、どうやって引っこ抜けば良いのだろうか。
アダムさんが迫り来る根っこをとことん切って撃退してくれているが、いつまで魔力が持つかわからない。一刻も早く打開策を見つけなければ・・・。
「切る・・・根っこを・・・はっ!それだ!!」
どうして俺達は根っこを全部抜き切ろうとしたのだろう。そんな事する必要なんてないのに。
既にブラッドの顔が地上に出てくるくらいまでは引っ張った。つまり今地下には先程よりも細い大地と繋がっている根っこが露出しているはずだ。
それを切れば全部引っこ抜かなくてもブラッドを大地から離す事ができる。名付けて切り離し作戦。この作戦に向いているのは俺の最高の相棒である──────。
「ヘリナ先輩!!」
「ッッ!!分かった!」
俺達にテレパシー能力はない。しかし、互いに絶大な信頼をおいている。それ故に作戦内容を聞く前に動き出す事が出来る。
ヘリナ先輩は俺がまだ何も言っていないにも関わらず、縄を引っ張るのを止めて、穴の方へと走り出した。俺も後に続くように穴へと落ちていった。
「ファルコ!何をするつもりだ!!」
「引っこ抜きやすいようにしてくる!」
「何言ってるのかまるで分からないが、任せた!!おい、お前ら!2人が抜けた分も気合入れて引っ張れよ!!」
「「「おう!!」」」
重力に従って再び地下へと落下していく。昇るのは大変だったが、降りるのは超簡単。まあ、どうやって安全に言降りるかが問題なんだけども・・・。
「『ウィンド』!!」
春風のような柔らかく、冬風のように強い風を自分の真下に放ち、落下時の衝撃を緩める。体重の問題で俺よりも後に落下してきたヘリナ先輩も風で威力を相殺して安全に着地させる。
「ファルコ、何すれば良い!?」
「皆が引っ張って露出した大地との接続部分を思い切り切ってください!多分それでブラッドは大地から栄養を吸い上げる事が出来なくなります!」
「分かった!!はぁぁぁぁ!!」
魔力で身体能力を向上させて、ブラッドの方へとツッコんでいく。しかし、そんな事をブラッドが許してくれるはずもなく、触手で邪魔をしてくる。
「させるかぁ!!」
こちらも速球で投げる鉄球に氷の魔法をかけて根っこを撃退していくが、なんとしてでも守りたいようで触手の数が多い。ここの所連戦が続いているせいで影で分身を作る事も出来ず手が足りない。どうすれば・・・・。
「うおおおおぉぉぉぉぉ!!」
地上の方から声が聴こえてくる。見上げてみると、それはナックルだった。俺らを助けに来てくれたようだ。
「成程!そういう事ですね!分かりました!!はぁっ!!」
落下しながら俺達の状況を把握したナックルは落下しながらもその落下エネルギーを活用してブラッドに強烈な一打をかます。別に急所ではなかったものの、金棒で殴った威力は凄まじく、ブラッドの触手の動きがほんの少しだけ遅くなった。
ヘリナ先輩からしたら十分すぎる弱体化であった。
のろくなった触手を踊るように避け、ブラッドまで急接近したヘリナ先輩は身の丈以上の大剣を横に振るい、ブラッドと大地を繋ぐ人程の太さの根を一刀両断した。
「くっそぉぉぉぉぉ!余計な事しやがってぇぇぇぇぇ!!」
大地からの支えと補給を失ったブラッドは地上に残った父さん達にあっけなく引き上げられていった。
根っこは2つの国を回ってトルネヒロに戻ってきたと言っていたので、ブラッドの言っている事は本当なのだろう。ならば、どうやって引っこ抜けば良いのだろうか。
アダムさんが迫り来る根っこをとことん切って撃退してくれているが、いつまで魔力が持つかわからない。一刻も早く打開策を見つけなければ・・・。
「切る・・・根っこを・・・はっ!それだ!!」
どうして俺達は根っこを全部抜き切ろうとしたのだろう。そんな事する必要なんてないのに。
既にブラッドの顔が地上に出てくるくらいまでは引っ張った。つまり今地下には先程よりも細い大地と繋がっている根っこが露出しているはずだ。
それを切れば全部引っこ抜かなくてもブラッドを大地から離す事ができる。名付けて切り離し作戦。この作戦に向いているのは俺の最高の相棒である──────。
「ヘリナ先輩!!」
「ッッ!!分かった!」
俺達にテレパシー能力はない。しかし、互いに絶大な信頼をおいている。それ故に作戦内容を聞く前に動き出す事が出来る。
ヘリナ先輩は俺がまだ何も言っていないにも関わらず、縄を引っ張るのを止めて、穴の方へと走り出した。俺も後に続くように穴へと落ちていった。
「ファルコ!何をするつもりだ!!」
「引っこ抜きやすいようにしてくる!」
「何言ってるのかまるで分からないが、任せた!!おい、お前ら!2人が抜けた分も気合入れて引っ張れよ!!」
「「「おう!!」」」
重力に従って再び地下へと落下していく。昇るのは大変だったが、降りるのは超簡単。まあ、どうやって安全に言降りるかが問題なんだけども・・・。
「『ウィンド』!!」
春風のような柔らかく、冬風のように強い風を自分の真下に放ち、落下時の衝撃を緩める。体重の問題で俺よりも後に落下してきたヘリナ先輩も風で威力を相殺して安全に着地させる。
「ファルコ、何すれば良い!?」
「皆が引っ張って露出した大地との接続部分を思い切り切ってください!多分それでブラッドは大地から栄養を吸い上げる事が出来なくなります!」
「分かった!!はぁぁぁぁ!!」
魔力で身体能力を向上させて、ブラッドの方へとツッコんでいく。しかし、そんな事をブラッドが許してくれるはずもなく、触手で邪魔をしてくる。
「させるかぁ!!」
こちらも速球で投げる鉄球に氷の魔法をかけて根っこを撃退していくが、なんとしてでも守りたいようで触手の数が多い。ここの所連戦が続いているせいで影で分身を作る事も出来ず手が足りない。どうすれば・・・・。
「うおおおおぉぉぉぉぉ!!」
地上の方から声が聴こえてくる。見上げてみると、それはナックルだった。俺らを助けに来てくれたようだ。
「成程!そういう事ですね!分かりました!!はぁっ!!」
落下しながら俺達の状況を把握したナックルは落下しながらもその落下エネルギーを活用してブラッドに強烈な一打をかます。別に急所ではなかったものの、金棒で殴った威力は凄まじく、ブラッドの触手の動きがほんの少しだけ遅くなった。
ヘリナ先輩からしたら十分すぎる弱体化であった。
のろくなった触手を踊るように避け、ブラッドまで急接近したヘリナ先輩は身の丈以上の大剣を横に振るい、ブラッドと大地を繋ぐ人程の太さの根を一刀両断した。
「くっそぉぉぉぉぉ!余計な事しやがってぇぇぇぇぇ!!」
大地からの支えと補給を失ったブラッドは地上に残った父さん達にあっけなく引き上げられていった。
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