魔法属性が遺伝する異世界で、人間なのに、何故か魔族のみ保有する闇属性だったので魔王サイドに付きたいと思います

町島航太

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最終章 勝利の為なら手段は選ばず

エピローグ

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 これにて、魔族とヒュームの戦争の話は終わり。今から話すのは余談に近い裏の話。

 天界では、現在ニグンが他の神々によって裁きを受けていた。

「エンデの守護神ニグン。其方は、これから450年間、信者との接触の禁止とエンデの守護神の剥奪、そして、ゲーム参加権の剥奪する。異論はあるか?」

「無い・・・」

 ニグンは、頭に登っていた血が引いたのか、冷静になっていた。そして、自分のやらかした行いに対して酷い後悔の念を浮かべていた。

「そして、エンデの守護神の権利は勝者であるダネスに譲渡する。良いな?」

「喜んで、受け取ります」

 そして、ニグンの後釜にはダネスが付く事になり、裁きは終わりを迎えた。

 裁きが終わった後、ニグンとダネスは対面で会話を繰り広げていた。

「今回は私が負けた」

「今まで勝っていたんです。一度くらい私が勝っても良いでしょう?」

「次は、負けんっ!」

「果たしてそれは一体いつになるのでしょうね?少なくとも、数百年は待たなくてはいけません。では、私は20年後の戦争ゲームの準備をしなければいけないので」

 ダネスが、手の平で転がす透明の玉の中には、天秤が入っている。それを愛おしそうにしばらく眺め終えた後、そのまま手で砕いてみせる。

 神々が人間に向けている愛。それは、ペットに向けられている愛、幼児が玩具に向ける愛に近いのかもしれない。

 彼らの本心は知る事はできない。彼らの心は、彼らのみぞ知る。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

神ൢ座ൢ
2023.06.13 神ൢ座ൢ

満たしてしまいました⬅の筈が
『満たしていまいました』
になってます

2023.06.13 町島航太

ご指摘ありがとうございます。申し訳ないのですが、何話で誤字があったのか詳しく教えていただきたいです。

解除

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