神様(自称)と同居生活はじめました

雨月 千疾

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☆昨日の今日のまた一難

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次の日の帰りにまた翔に声をかけられた

「悠ーー!今日も俺に飯を恵んでくれー」
そして、下駄箱の前で拝まれる俺
「翔さんよぉ、昨日も行ったじゃねーかー」
「いやいや、それが悠の飯めっちゃ美味しかったんだよ」
うぐぐ
「で、今日も美味しいご飯食べたいなって・・・」
チラッて見てこられると困る
「わかったよ、作りに行ってやるよ
代わりに課題教えろよな、あと今度なんか奢れよ」
「お易い御用ってやつよ!
けど、材料代は俺が出してるだろーが」
「そーだったね!」
じゃあ、行くかー
「来てくれる?」
「じゃあ、行くわ」
「わーいわーい」
子供かよ
昨日の今日だからな
朔はなんて言うかな
帰ってから言ったじゃまたヤバそうだし・・・
どーにかして伝える方法・・・
うーんうーん・・・そーだ!
「翔少し待ってて、教室に忘れもんした」
「あいよ」

教室に向かう──フリをして
空き教室に入って
家の固定電話にかけた

ワンコールで出た
『もしもし?』
「朔?」
『うん、そうだよ』
声が少し嬉しそうに聞こえる
『どうした?』
「今日も翔の家寄ってから帰る事になった」
『ふーん、そーなんだ』
嬉しそうな束の間一気にトーンが下がった
「いいかな?」
『いーんじゃない?
てか、僕に聞かないでもいいのに』
「ありがとう、じゃあ帰り遅くなるから」
『うん、待ってる』
「うん」
朔は翔の何が気に入らないんだろう
それだけは分からない
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