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小魚、〇〇に会う
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地獄の大空中ピチピチを繰り返しながら、俺は生まれた池を跳ねまわった。
そんなことをしていると、俺のいる池? の形とサイズが理解できた。
池は俺のサイズからすれば大きいが、実際のところ大したサイズはない。
あってもおおよそ百メートルという規模だ。
深くもない池には大したモンスターはおらず、いても俺と同格程度のものばかりだ。
倒そうとすること自体デメリットしかならないので襲ってくるやつらも無視していたが、深部に妙なものを見つけた。
「あれは……おかしいよな」
岩にしては大きい。
そして上部にはヒラヒラしたものがついており、呼吸でもしているのかゆっくりと動いているのが分かった。あれは、確実に生きている。
まずいだろうか。
おそらく奴は俺がやたらめったら跳ねまくっていたのをみていたはずだ。
明らかに奴がここの主なんだろうし、プレイヤーである俺がうろついているなら襲ってきてもおかしくない。
それなのに放置していたのには何か理由があるかもしれない。
少し、奴に近づいてみるか……?
悲しいことに俺には失うものがない。
本来、このゲームは死んだら装備品やお金を一定確率で落とすのだが、俺はモンスターも倒さずに全裸で跳ねていただけなので何もない。無限死(インフィニットデス)が可能だ。
「よし、行こう」
失うものもないのに何を怯えているというのだ。
一飲みにされたら腹から破壊してくれよう。
気を取り直して、おそらく俺のほうをボーっと眺めているであろう池の主のもとへとゆっくりと泳ぐ。
最初よりもかなり慣れたおかげでかなりスムーズに泳ぐことが出来るようになった。
これなら魚に転生しても生きていける気がする。
嫌だけど。
そんなどうでも良いことを考えながら泳いでいると、あっという間に主の前に到着した。
やはり俺の考えは間違っていなかったようで、俺の前にいるのは超巨大な魚だ。長い髭がゆらゆらとただよわせている。
どうやら見えているのは体の一部らしく、身体の大半を地中に埋まっているようだ。
近づくと、モンスターの情報が表示される。
『ボスウィール』Lv300
いや、ね?
極端なんだよ。他のモンスター10レベルなのに配置して良いモンスターじゃないじゃん。
『フォォォォォォ!!!!』
大きな鳴き声が池に響き、巨大な波が発生する。
吹き飛ばされそうになったがなんとか耐えきる。
ただ鳴いただけでこの破壊力。やはりここまでぶっちぎったレベルのモンスターは格が違う。
本来なら少しの恐怖と楽しさを感じるはずなのだが、俺にはそんな感覚は湧いてこなかった。
しかし、その代わりにそんな強大なモンスターを前に俺はとある感覚が沸き起こっていた。
それは、なつかしさ。
あの巨大な鳴き声になつかしさを感じたのだ。
「こいつ……まさか……!?」
『フォォォォ』
こいつは俺のママだ。
ゲーム内で生まれる感覚なんだろうが、これは間違いない。
ゲーム本能がそう言っている。
そして俺の言葉に共鳴するようにママは鳴く。
どことなく懐かしさを感じつつも、俺は思うことが一つあった。
俺、成長したらこいつになるのか……?
正直勘弁してほしい。
こいつの姿になったら一生を水の中で暮らすことになる。
しかし、俺は髭は生えていないからママと同じ方向の進化はしないはずだ。
そう、俺にはパパがいるのだ。
ママがいるということは、俺にはこのゲーム内でパパがいるのは間違いない。
パパは魚系ではないと祈る。
きっと立派な姿をしている。
俺は、強いパパに会いに行く。
「こんなところで狩りってうまいのいんのかよ?」
「あったり前よ。このあたりの魚系モンスターは弱いうえに経験値くれるから良いんだよ」
俺が胸に決意を固めていると、声が聞こえてきた。
このゲームスタートしてから初めて聞くプレイヤーの声だ。
「おぉ! ちょっと話してこよう!!」
『フォォ!!?』
ママが俺を止めようとしたのか低めの声で鳴いたが、俺はそれを無視して地上に向けて進む。
さっさとプレイヤーと接触して話をしたかったんだ。
スキルを発動させ、水面から高く飛び出す。
そこには、二人のプレイヤーが池に潜ろうとしていた。
どうやら二人の種族は魚人らしい。
水に対応したプレイヤーが現れたことに内心興奮する俺は、これから起きることを想像もしていなかった。
そんなことをしていると、俺のいる池? の形とサイズが理解できた。
池は俺のサイズからすれば大きいが、実際のところ大したサイズはない。
あってもおおよそ百メートルという規模だ。
深くもない池には大したモンスターはおらず、いても俺と同格程度のものばかりだ。
倒そうとすること自体デメリットしかならないので襲ってくるやつらも無視していたが、深部に妙なものを見つけた。
「あれは……おかしいよな」
岩にしては大きい。
そして上部にはヒラヒラしたものがついており、呼吸でもしているのかゆっくりと動いているのが分かった。あれは、確実に生きている。
まずいだろうか。
おそらく奴は俺がやたらめったら跳ねまくっていたのをみていたはずだ。
明らかに奴がここの主なんだろうし、プレイヤーである俺がうろついているなら襲ってきてもおかしくない。
それなのに放置していたのには何か理由があるかもしれない。
少し、奴に近づいてみるか……?
悲しいことに俺には失うものがない。
本来、このゲームは死んだら装備品やお金を一定確率で落とすのだが、俺はモンスターも倒さずに全裸で跳ねていただけなので何もない。無限死(インフィニットデス)が可能だ。
「よし、行こう」
失うものもないのに何を怯えているというのだ。
一飲みにされたら腹から破壊してくれよう。
気を取り直して、おそらく俺のほうをボーっと眺めているであろう池の主のもとへとゆっくりと泳ぐ。
最初よりもかなり慣れたおかげでかなりスムーズに泳ぐことが出来るようになった。
これなら魚に転生しても生きていける気がする。
嫌だけど。
そんなどうでも良いことを考えながら泳いでいると、あっという間に主の前に到着した。
やはり俺の考えは間違っていなかったようで、俺の前にいるのは超巨大な魚だ。長い髭がゆらゆらとただよわせている。
どうやら見えているのは体の一部らしく、身体の大半を地中に埋まっているようだ。
近づくと、モンスターの情報が表示される。
『ボスウィール』Lv300
いや、ね?
極端なんだよ。他のモンスター10レベルなのに配置して良いモンスターじゃないじゃん。
『フォォォォォォ!!!!』
大きな鳴き声が池に響き、巨大な波が発生する。
吹き飛ばされそうになったがなんとか耐えきる。
ただ鳴いただけでこの破壊力。やはりここまでぶっちぎったレベルのモンスターは格が違う。
本来なら少しの恐怖と楽しさを感じるはずなのだが、俺にはそんな感覚は湧いてこなかった。
しかし、その代わりにそんな強大なモンスターを前に俺はとある感覚が沸き起こっていた。
それは、なつかしさ。
あの巨大な鳴き声になつかしさを感じたのだ。
「こいつ……まさか……!?」
『フォォォォ』
こいつは俺のママだ。
ゲーム内で生まれる感覚なんだろうが、これは間違いない。
ゲーム本能がそう言っている。
そして俺の言葉に共鳴するようにママは鳴く。
どことなく懐かしさを感じつつも、俺は思うことが一つあった。
俺、成長したらこいつになるのか……?
正直勘弁してほしい。
こいつの姿になったら一生を水の中で暮らすことになる。
しかし、俺は髭は生えていないからママと同じ方向の進化はしないはずだ。
そう、俺にはパパがいるのだ。
ママがいるということは、俺にはこのゲーム内でパパがいるのは間違いない。
パパは魚系ではないと祈る。
きっと立派な姿をしている。
俺は、強いパパに会いに行く。
「こんなところで狩りってうまいのいんのかよ?」
「あったり前よ。このあたりの魚系モンスターは弱いうえに経験値くれるから良いんだよ」
俺が胸に決意を固めていると、声が聞こえてきた。
このゲームスタートしてから初めて聞くプレイヤーの声だ。
「おぉ! ちょっと話してこよう!!」
『フォォ!!?』
ママが俺を止めようとしたのか低めの声で鳴いたが、俺はそれを無視して地上に向けて進む。
さっさとプレイヤーと接触して話をしたかったんだ。
スキルを発動させ、水面から高く飛び出す。
そこには、二人のプレイヤーが池に潜ろうとしていた。
どうやら二人の種族は魚人らしい。
水に対応したプレイヤーが現れたことに内心興奮する俺は、これから起きることを想像もしていなかった。
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