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加護の正体
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光が止み、全員目を開ける。
「…!母上っ!」
ハインケルはすぐさま母の顔を確認する。
スースーと寝息を立てるハインケルの母。
しかし、先程とは違い真っ白だった顔は、ほんのりと赤みを帯びていた。
「これは…」
いつの間にか同席していたアイリスも息を飲む。
「邪悪な気が消えた…誰にも祓えなかったあの呪いを触っただけで…?」
「母上…よかったっ…!」
思わず泣き崩れるハインケル。その姿を見るだけで、この呪いを解くために、奔走していたハインケルの姿が容易に想像出来た。
「ありがとう…シズカ…ありがとうっ! 」
何度も頭を下げるハインケルに、静香はただ笑い
「うん!元気になって良かった良かった!」
と、ハインケルの肩をバンバンと叩く。
扉の隙間から様子を伺っていたテォリオは、静香の声が少し震えていることに気づく。
いや、声だけではなかった。その体も小刻みに震えている。
きっと、彼女も怖かったに違いない。
治すことが出来なかったら?むしろ、悪化させてしまったら?
そんな不安を抱え、彼女はそれでも臨んだのだ。
「…そうだ。何か褒美を…欲しいものはありますか?金でも財宝でも望むものを好きなだけご用意致します!」
「え!?いいよいいよ!そんな!」
「それでは私の気が済みません!…そうだ!」
ハインケルがメイドに目配せをするとメイドは彼らの方へと近づいてくる。
「シズカに霊服を」
「かしこまりました。…さぁ、こちらへ」
ちょちょちょ!と慌てふためく静香を引き連れ、メイド達は部屋の奥の方へ消えていった。
「やはり、私の思った通りだねぇ…」
アイリスがハインケルへと歩み寄る。
「えぇ、彼の屋敷で彼女は彼の家で毒草を枯らし、身体中を毒が巡る彼の体を触れただけで傷つけた。」
「完全な浄化と言った所かねぇ。」
「しかし、あそこまで強力な浄化の力…いったい誰の加護を受けているんでしょうか…」
「さぁね…私も長いこと生きてるが、触れただけで浄化するなんて見たことも聞いたことも無い。」
その後も2人の会話は続いていたが、ティリオはその場を後にしようとした。
「…!母上っ!」
ハインケルはすぐさま母の顔を確認する。
スースーと寝息を立てるハインケルの母。
しかし、先程とは違い真っ白だった顔は、ほんのりと赤みを帯びていた。
「これは…」
いつの間にか同席していたアイリスも息を飲む。
「邪悪な気が消えた…誰にも祓えなかったあの呪いを触っただけで…?」
「母上…よかったっ…!」
思わず泣き崩れるハインケル。その姿を見るだけで、この呪いを解くために、奔走していたハインケルの姿が容易に想像出来た。
「ありがとう…シズカ…ありがとうっ! 」
何度も頭を下げるハインケルに、静香はただ笑い
「うん!元気になって良かった良かった!」
と、ハインケルの肩をバンバンと叩く。
扉の隙間から様子を伺っていたテォリオは、静香の声が少し震えていることに気づく。
いや、声だけではなかった。その体も小刻みに震えている。
きっと、彼女も怖かったに違いない。
治すことが出来なかったら?むしろ、悪化させてしまったら?
そんな不安を抱え、彼女はそれでも臨んだのだ。
「…そうだ。何か褒美を…欲しいものはありますか?金でも財宝でも望むものを好きなだけご用意致します!」
「え!?いいよいいよ!そんな!」
「それでは私の気が済みません!…そうだ!」
ハインケルがメイドに目配せをするとメイドは彼らの方へと近づいてくる。
「シズカに霊服を」
「かしこまりました。…さぁ、こちらへ」
ちょちょちょ!と慌てふためく静香を引き連れ、メイド達は部屋の奥の方へ消えていった。
「やはり、私の思った通りだねぇ…」
アイリスがハインケルへと歩み寄る。
「えぇ、彼の屋敷で彼女は彼の家で毒草を枯らし、身体中を毒が巡る彼の体を触れただけで傷つけた。」
「完全な浄化と言った所かねぇ。」
「しかし、あそこまで強力な浄化の力…いったい誰の加護を受けているんでしょうか…」
「さぁね…私も長いこと生きてるが、触れただけで浄化するなんて見たことも聞いたことも無い。」
その後も2人の会話は続いていたが、ティリオはその場を後にしようとした。
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