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再会
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俺は、高校受験を失敗した。頭が良くて、偏差値の高い高校を目指したとかではなくとりあえず、金がかからない方が良いよなって感じで一般で公立を受けたが、ダメだった。
まぁ、正直頑張りきれてなかったなとは自分でも分かってた、でもやる気なんか湧かなくて、段々と生きることに意味を見出せなくなっていたんだ。
母「落ちちゃったのねぇ...。でも、きっと
篠宮学園も良いところよ。」
母の励ましが聞こえてくる。頑張ってないから申し訳なさで、息苦しかった。
「うん、俺篠宮でもがんばるよ」
父「そうだ、母さんの言うとうりだ。高校が全てじゃない。まぁ、せめて大学は公立に受かれよ笑」
父の励ましも、苦しかった。
「分かってるよ笑...」
その日は、受験勉強お疲れ様会を開いてくれた。だけど高いお肉やお米、野菜なんか、のどに空気がつまったみたいで飲み込むのが大変だった。
夕食もすんで寝る準備も済ました時、母が何かを思い出したような顔をしたので俺は
「どうかした?」
と一言聞いた。
「あの、あれよ、えっとー、、、ゆー、
ゆっ、弓弦くん!」
「うん?、弓弦がどうかした?」
「帰ってきたらしいの、」
「へぇー!そうなんだ!すごいね。」
俺はどんな反応をすれば良いか、分からなかった、とりあえず嬉しいとアピールした
「まぁ、それだけなんだけどね。」
「そっか、ありがとう。おやすみ、」
「うん、おやすみ」
弓弦か、懐かしいな。同じ高校なのかな、また仲良くなれるかな?少し楽しみが生まれた。俺と弓弦は小学生の時いつも一緒だったから、弓弦がいなくなった後俺は案の定ぼっちだった、しかも畳み掛けるように習い事も上手くいかないことが続いて、俺は自信がなくなった。
そこから、自分から話しかけることが減って、本音で話せる仲良しはできなかった。
弓弦との思い出は、いいことしかないが、弓弦が引っ越した後の思い出は、悪いことの方が断然多かった。
色々考えているうちに眠気に負けて、眠っていた。
次の日の朝
これから、春休みが始まるな。
何しようかと考えながらリビングに向かうとそこには見知らぬマスクをした男がいた
「えっ、誰...?」
母「やっと起きた。ほら、三成、弓弦くんよ」
「あれ、僕のこと覚えてなかった?」
「あ、いやっ、想像してた弓弦と違って笑」
デカくなりすぎじゃね、弓弦は同年代の人よりも少し小さかったから、今も小さいんだろうと思ってた。
「僕にとっての、三成は想像通りだよ。」
「へぇー、そう」
「二人ともごめんね。母さん今から仕事だから、二人でゆっくりしといてね。」
「うん、わかったよ」
「はい、ありがとうございます。」
父はとっくの前に仕事に出ていて、母も今仕事に出た。なんていうか、今二人きりは少し気まずいと思ったが、話を切らさないように話題を考えた。
「なっ、なぁ、、弓弦?」
「うん、どうしたの?」
「弓弦大きいよな、し、身長とかどのくらいなんだ、、よ?」
俺は少し緊張が出ていて恥ずかしかった、
それに加え、弓弦は落ち着いた心地の良い声で話すから、余計に恥ずかしさが増した。
「そうだね、最近測ってないから、正しいか分からないけど、大体187cmだったかな...」
やっぱり、弓弦のデカさに驚いていると
「ふふふ、そうだよね笑。昔の僕は小さかったから。そう言う三成はどうなんだい?別に小さくはないだろ?」
「んあ、おっ、俺?まぁ、俺は173cmぐらいだったよ。」
「へぇー、そうなんだ。14cm差だね笑
昔の僕たちに教えたら、びっくりするんじゃない?」
「ははっ、そうだよな笑。」
そんなにも差があるとは、時の流れは怖いな
「そういえば三成はどこの高校に入った
の?」
「あぁ~、俺は篠宮だよ。弓弦は?」
「そうなんだ...僕は、唯我咲高校だよ」
「・・・えっ、マジ!? お前めちゃくちゃ頭いいじゃん。」
「まぁ、すごい頑張ったからね。」
すごいな、唯我咲高校は偏差値75あるうちの地元じゃトップの高校に受かるなんて
「高校は、違うけど方向は一緒だよね。
ねぇ、僕三成と一緒に登校したいな」
「え、全然良いけど」
「ありがとう。実は僕、引っ越した後すごい寂しかったからさ、また三成に会えて もっと一緒にいたいなって笑」
「嬉しいよ、俺も寂しかったから。」
寂しがり屋なとこは、変わってなかった
なんかほっとしていた。
その日から、俺と弓弦は春休み中一緒に勉強したり、少し出かけたり、ゲームしたりずっと一緒だった。
小学生の頃に戻った気分だった
まぁ、正直頑張りきれてなかったなとは自分でも分かってた、でもやる気なんか湧かなくて、段々と生きることに意味を見出せなくなっていたんだ。
母「落ちちゃったのねぇ...。でも、きっと
篠宮学園も良いところよ。」
母の励ましが聞こえてくる。頑張ってないから申し訳なさで、息苦しかった。
「うん、俺篠宮でもがんばるよ」
父「そうだ、母さんの言うとうりだ。高校が全てじゃない。まぁ、せめて大学は公立に受かれよ笑」
父の励ましも、苦しかった。
「分かってるよ笑...」
その日は、受験勉強お疲れ様会を開いてくれた。だけど高いお肉やお米、野菜なんか、のどに空気がつまったみたいで飲み込むのが大変だった。
夕食もすんで寝る準備も済ました時、母が何かを思い出したような顔をしたので俺は
「どうかした?」
と一言聞いた。
「あの、あれよ、えっとー、、、ゆー、
ゆっ、弓弦くん!」
「うん?、弓弦がどうかした?」
「帰ってきたらしいの、」
「へぇー!そうなんだ!すごいね。」
俺はどんな反応をすれば良いか、分からなかった、とりあえず嬉しいとアピールした
「まぁ、それだけなんだけどね。」
「そっか、ありがとう。おやすみ、」
「うん、おやすみ」
弓弦か、懐かしいな。同じ高校なのかな、また仲良くなれるかな?少し楽しみが生まれた。俺と弓弦は小学生の時いつも一緒だったから、弓弦がいなくなった後俺は案の定ぼっちだった、しかも畳み掛けるように習い事も上手くいかないことが続いて、俺は自信がなくなった。
そこから、自分から話しかけることが減って、本音で話せる仲良しはできなかった。
弓弦との思い出は、いいことしかないが、弓弦が引っ越した後の思い出は、悪いことの方が断然多かった。
色々考えているうちに眠気に負けて、眠っていた。
次の日の朝
これから、春休みが始まるな。
何しようかと考えながらリビングに向かうとそこには見知らぬマスクをした男がいた
「えっ、誰...?」
母「やっと起きた。ほら、三成、弓弦くんよ」
「あれ、僕のこと覚えてなかった?」
「あ、いやっ、想像してた弓弦と違って笑」
デカくなりすぎじゃね、弓弦は同年代の人よりも少し小さかったから、今も小さいんだろうと思ってた。
「僕にとっての、三成は想像通りだよ。」
「へぇー、そう」
「二人ともごめんね。母さん今から仕事だから、二人でゆっくりしといてね。」
「うん、わかったよ」
「はい、ありがとうございます。」
父はとっくの前に仕事に出ていて、母も今仕事に出た。なんていうか、今二人きりは少し気まずいと思ったが、話を切らさないように話題を考えた。
「なっ、なぁ、、弓弦?」
「うん、どうしたの?」
「弓弦大きいよな、し、身長とかどのくらいなんだ、、よ?」
俺は少し緊張が出ていて恥ずかしかった、
それに加え、弓弦は落ち着いた心地の良い声で話すから、余計に恥ずかしさが増した。
「そうだね、最近測ってないから、正しいか分からないけど、大体187cmだったかな...」
やっぱり、弓弦のデカさに驚いていると
「ふふふ、そうだよね笑。昔の僕は小さかったから。そう言う三成はどうなんだい?別に小さくはないだろ?」
「んあ、おっ、俺?まぁ、俺は173cmぐらいだったよ。」
「へぇー、そうなんだ。14cm差だね笑
昔の僕たちに教えたら、びっくりするんじゃない?」
「ははっ、そうだよな笑。」
そんなにも差があるとは、時の流れは怖いな
「そういえば三成はどこの高校に入った
の?」
「あぁ~、俺は篠宮だよ。弓弦は?」
「そうなんだ...僕は、唯我咲高校だよ」
「・・・えっ、マジ!? お前めちゃくちゃ頭いいじゃん。」
「まぁ、すごい頑張ったからね。」
すごいな、唯我咲高校は偏差値75あるうちの地元じゃトップの高校に受かるなんて
「高校は、違うけど方向は一緒だよね。
ねぇ、僕三成と一緒に登校したいな」
「え、全然良いけど」
「ありがとう。実は僕、引っ越した後すごい寂しかったからさ、また三成に会えて もっと一緒にいたいなって笑」
「嬉しいよ、俺も寂しかったから。」
寂しがり屋なとこは、変わってなかった
なんかほっとしていた。
その日から、俺と弓弦は春休み中一緒に勉強したり、少し出かけたり、ゲームしたりずっと一緒だった。
小学生の頃に戻った気分だった
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