君が好きだ

とめ

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仲良し

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弓弦とは以前のように、仲良しになれた。
だから今打ち明けるべきだと思った、ずっと寂しかったから、本音で話せる友達が欲しかったから、きっと大丈夫だ!

「なぁ、弓弦?」

「どうしたの?」

「お、俺さ、弓弦がいなくなっても大丈夫だと思ってたんだ。だけどさ、お前がいなくなった後、追い打ちかけるようにさ習い事とかも上手くいかなくなって笑、自信がなかったんだ。」

「うん、大変だったんだね。」

弓弦の真剣な眼差しと返事が返ってくる

「そう、それっで、、、あっ、、あれ?」

俺の頬を雫が伝う、話したいのに喉に何かが刺さって声が出ない
ああ見せたくなかった。こんな醜いところ

「ねぇ、三成?僕なんでも聞くよ。落ち着いてからでいいよ。安心して、、、」

あぁカッコ悪いし、ダサいし、最悪だ
こんなはずじゃなかった

「ちがっちがう、、、」

言葉が伝わるように短い言葉で会話を紡いだ、それが俺の精一杯だった。


「大丈夫、大丈夫、落ち着いてからでいいんだよ。僕に君の気持ち教えて…」

弓弦の優しさに甘えて、深く息を吸ってから話を進めた。

「うんっ、あ、あのね…おれっだれ…にも 
相談、、でっ、できなくてっ、、つらい」

俺の精一杯伝わったかな?

「辛かったんだね。ありがとう
俺に伝えてくれて。これからは、なんでも話してね。絶対守るよ…笑」

俺に優しく微笑んでくれた、それだけで嬉しかった。

「お前が戻ってきてくれて、、、よかった」

深く呼吸をして最後まで言った 
これが伝えたかったことだ

「嬉しい、君にそんなに必要とされて、
僕も弓弦、君にまた会えてすごく嬉しい
これからは、なんでも話そうね」

弓弦はすごく嬉しそうに、微笑んだ。

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