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第四章:工兵長と消えた依頼書
ハーフエルフ、冒険者ギルドについて語る
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酒場兼宿屋『剣の芸術亭』──。
「よっしゃ、次は冒険者ギルドに話し聞きに行くで」
要望を聞き終えたランスローネは、次に向かう先を告げる。
「「「冒険者ギルドに?」」」
エーリカとロランドとシュミットは異口同音に聞き返す。
「せや。このアイゼン・ガルドは、冒険者の街と言っても過言やない。冒険者ギルドに聞き込みに行くのは至極当然やん。
うちは故郷をおん出されてから此処に来るまでの間、世界をほぼ一周して来たんや。母さんの説が正しいことを実証しよう思ってな」
ランスローネは生まれ故郷『灰色の森』から南に下り、
草原と騎馬の国『フンド』、エウラシア大陸最古にして最大の国『イェン』、
其処から東へ進み山塞の国『コレイド』、 サムライの国『ワ』、
海を渡って大航路の国『ポリネア』、
更に東方へ海を進んだ先にあるエメリカ大陸に辿り着き、陸地を東へ進んでセントール種族の国『プエル』を訪れ、
エメリカ大陸から東へ海を隔てた先にあるエルランド島に渡り、オーガ種族の国『リュード』、英雄の国『ペンドラナ』と巡り、
エルランド島から東へ海を進んでエウラシア大陸西部地方に上陸して、騎士の国『ガーリアニア』、
そして現在はオワリス王国はヴェリア辺境領へと流れ着いたのである。
「うちは、色んな国々の街を見てきたで。草原の国『フンド』の猛者も、騎士の国『ガーリアニア』の伊達男も、みんなギルドを使いこなして街を回しとった。うちが言いたいのはな、冒険者ギルドってのは、どこの国でも社会を構成してささえるのに必要不可欠な存在なんや。アイゼン・ガルドでもそれは変わらへんで」
壮大な旅路を経てきたランスローネの言葉には、エーリカとロランドとシュミットを納得させる重みがあった。
『剣の芸術亭』を出た一同は、冒険者ギルドの施設に向かった。
領主館とは違い、敷地は丸太の木杭で囲われていない。
だが、独特の雰囲気を醸し出していた。
本館一階の自在扉を開けた瞬間、立ち込める酒と汗の臭い、そしてそれ以上に濃厚な殺気が一同を襲った。
ロランドは緊張した面持ちで身構え、シュミットは楽しげに口笛を吹き、エーリカは怯えて身を縮こませるが、ランスローネは場馴れした様子で落ち着きを払って中に足を踏み入れた。
「よっしゃ、次は冒険者ギルドに話し聞きに行くで」
要望を聞き終えたランスローネは、次に向かう先を告げる。
「「「冒険者ギルドに?」」」
エーリカとロランドとシュミットは異口同音に聞き返す。
「せや。このアイゼン・ガルドは、冒険者の街と言っても過言やない。冒険者ギルドに聞き込みに行くのは至極当然やん。
うちは故郷をおん出されてから此処に来るまでの間、世界をほぼ一周して来たんや。母さんの説が正しいことを実証しよう思ってな」
ランスローネは生まれ故郷『灰色の森』から南に下り、
草原と騎馬の国『フンド』、エウラシア大陸最古にして最大の国『イェン』、
其処から東へ進み山塞の国『コレイド』、 サムライの国『ワ』、
海を渡って大航路の国『ポリネア』、
更に東方へ海を進んだ先にあるエメリカ大陸に辿り着き、陸地を東へ進んでセントール種族の国『プエル』を訪れ、
エメリカ大陸から東へ海を隔てた先にあるエルランド島に渡り、オーガ種族の国『リュード』、英雄の国『ペンドラナ』と巡り、
エルランド島から東へ海を進んでエウラシア大陸西部地方に上陸して、騎士の国『ガーリアニア』、
そして現在はオワリス王国はヴェリア辺境領へと流れ着いたのである。
「うちは、色んな国々の街を見てきたで。草原の国『フンド』の猛者も、騎士の国『ガーリアニア』の伊達男も、みんなギルドを使いこなして街を回しとった。うちが言いたいのはな、冒険者ギルドってのは、どこの国でも社会を構成してささえるのに必要不可欠な存在なんや。アイゼン・ガルドでもそれは変わらへんで」
壮大な旅路を経てきたランスローネの言葉には、エーリカとロランドとシュミットを納得させる重みがあった。
『剣の芸術亭』を出た一同は、冒険者ギルドの施設に向かった。
領主館とは違い、敷地は丸太の木杭で囲われていない。
だが、独特の雰囲気を醸し出していた。
本館一階の自在扉を開けた瞬間、立ち込める酒と汗の臭い、そしてそれ以上に濃厚な殺気が一同を襲った。
ロランドは緊張した面持ちで身構え、シュミットは楽しげに口笛を吹き、エーリカは怯えて身を縮こませるが、ランスローネは場馴れした様子で落ち着きを払って中に足を踏み入れた。
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