2 / 3
浮気2
しおりを挟む
(家に帰った結果ver.)
通帳やら必要なものは持ち歩いてるし帰っても帰らなくてもどちらでもよい。
ただ衣類も1からとなるとなぁ…と思い数着取ってくると伝え家に戻った。
この時間帯だしアイツはいないだろうと鷹を括ってドアノブに手を掛けた。
俺はまだ掛けただけで引いていないのに買ってドアが開く。
扉からぬっと手が出てきて俺を掴み中に引き込んだ。
そこには無表情のアイツが俺を見ていた。
「どこいたの?」
「飲み」
そう言い放ちアイツの手を振りほどこうとした。
「飲みなのにシャワー浴びる必要があったの?」
「酔い覚ましたくてネカフェでシャワー借りたんだよ」
そんな言葉の防戦を繰り広げた。
やっと手振りほどけ、靴を脱いで室内にはいろうとするとギュッと後ろから抱きしめられた。
ゾワリと鳥肌がたった気持ち悪かった。
昨日男を抱いたその手で何事もなく俺を抱きしてるアイツが気持ち悪い。
抱きしめてくるその手を解こうとすると耳元で、本当に飲み?と訪ねてくる。
そう訪ねて来るって事は分かってんだろ。自分もやってるんだからと苛立ちも募り、そして俺は何故別れる男に対してこうも言い訳を続けてるのだろうと思い言い放った。
「新しい人出来たからゴメンだけど別れて、そして離して」
力が緩まり俺は腕から逃げる、そして寝室へ向かい数着を服を引きずり出しているとカチャリと背後から聞こえた。
帰るって言う選択肢しくじったかもなーと思いながら振り向く。
そこには青い顔をしたアイツが部屋の鍵をかけてコチラを見ていた。
「うそ、うそだよね?」
「何が?」
「彼氏は俺だよね?」
お前の頭はお花畑か?と失笑する
「お前は元彼な、新しい彼氏待ってるからお前とはバイバイ。
お前ずっと浮気辞めなかったじゃん。それなら俺もしててもおかしくないでしょ」
引っ張り出した服を無造作にバックに詰めて立ち上がる。
扉の前にいるソイツを退かして鍵を開けて扉から出ようとすると手首を強い力で掴まれた。
ギチギチと音がしそうな程強い力に声も出ず持ってたバックを落としてしまった。
痛みから腕を外そうと必死になっているとボソボソと何か言っている。
「…さないように、壊さないように我慢してたのに、壊さないように、逃げる、俺から?なんでこんなに好きなのに、我慢したから、我慢したからダメになったんだ、そうだ我慢をやめれば戻ってくる、我慢しなくて良かったんだ、そっか、そうか…
奏、俺もうガマンしないから安心して」
光のない目で微笑みかけてくるアイツが怖かった。
ベッドの上迄引きずられ無理矢理何度もされた。何度も何度も……
何日なのか何時なのか分からない。
食事は運んできてくれる。出してくれと頼むとその日は一段と激しくされる。
アイツの帰りは俺を閉じ込め初めてからは早くなった。
今頃早くなっても俺の心はもう無いのに
ごめんな。咲也。
通帳やら必要なものは持ち歩いてるし帰っても帰らなくてもどちらでもよい。
ただ衣類も1からとなるとなぁ…と思い数着取ってくると伝え家に戻った。
この時間帯だしアイツはいないだろうと鷹を括ってドアノブに手を掛けた。
俺はまだ掛けただけで引いていないのに買ってドアが開く。
扉からぬっと手が出てきて俺を掴み中に引き込んだ。
そこには無表情のアイツが俺を見ていた。
「どこいたの?」
「飲み」
そう言い放ちアイツの手を振りほどこうとした。
「飲みなのにシャワー浴びる必要があったの?」
「酔い覚ましたくてネカフェでシャワー借りたんだよ」
そんな言葉の防戦を繰り広げた。
やっと手振りほどけ、靴を脱いで室内にはいろうとするとギュッと後ろから抱きしめられた。
ゾワリと鳥肌がたった気持ち悪かった。
昨日男を抱いたその手で何事もなく俺を抱きしてるアイツが気持ち悪い。
抱きしめてくるその手を解こうとすると耳元で、本当に飲み?と訪ねてくる。
そう訪ねて来るって事は分かってんだろ。自分もやってるんだからと苛立ちも募り、そして俺は何故別れる男に対してこうも言い訳を続けてるのだろうと思い言い放った。
「新しい人出来たからゴメンだけど別れて、そして離して」
力が緩まり俺は腕から逃げる、そして寝室へ向かい数着を服を引きずり出しているとカチャリと背後から聞こえた。
帰るって言う選択肢しくじったかもなーと思いながら振り向く。
そこには青い顔をしたアイツが部屋の鍵をかけてコチラを見ていた。
「うそ、うそだよね?」
「何が?」
「彼氏は俺だよね?」
お前の頭はお花畑か?と失笑する
「お前は元彼な、新しい彼氏待ってるからお前とはバイバイ。
お前ずっと浮気辞めなかったじゃん。それなら俺もしててもおかしくないでしょ」
引っ張り出した服を無造作にバックに詰めて立ち上がる。
扉の前にいるソイツを退かして鍵を開けて扉から出ようとすると手首を強い力で掴まれた。
ギチギチと音がしそうな程強い力に声も出ず持ってたバックを落としてしまった。
痛みから腕を外そうと必死になっているとボソボソと何か言っている。
「…さないように、壊さないように我慢してたのに、壊さないように、逃げる、俺から?なんでこんなに好きなのに、我慢したから、我慢したからダメになったんだ、そうだ我慢をやめれば戻ってくる、我慢しなくて良かったんだ、そっか、そうか…
奏、俺もうガマンしないから安心して」
光のない目で微笑みかけてくるアイツが怖かった。
ベッドの上迄引きずられ無理矢理何度もされた。何度も何度も……
何日なのか何時なのか分からない。
食事は運んできてくれる。出してくれと頼むとその日は一段と激しくされる。
アイツの帰りは俺を閉じ込め初めてからは早くなった。
今頃早くなっても俺の心はもう無いのに
ごめんな。咲也。
62
あなたにおすすめの小説
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された
あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると…
「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」
気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
初めましてです。お手柔らかにお願いします。
春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる