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3 始めての慰め
しおりを挟む「フフ…まぁここでは止めておきます。飛び散った私の…体液を司祭様に片付けさせるのは、流石に申し訳ありませんから…フフ」
かああっと顔が火照るのが分かった。
それは恥じらいと怒り、どちらもだった。
(体液…!流石にそれが何を指すかくらい私にも分かる)
ミハイルはゴホンと咳払いをすると、神の教えを説き始めた。
「本日はマグリーダの章にある羊飼いの話をしましょう」
すると男は再びフフ…と笑った。
「羊飼いが愛を探しに行き、結局元の場所に自分が求めていた愛があったという話でしょう」
(この話はしたことはなかったと思うが…聖典に精通している人間なのか?)
すると男は美しい声で言った。
なぜか囁くような、淫猥な響きのある声で…。
「…一度してみてください」
「何をです?」
「さあ…」
流石のミハイルも我慢の限界だった。
カチンときたミハイルは強い口調で言い返した。
「私は聖職者ですので、そのような行為は禁じられています」
しかし男は余裕のある様子で答えた。
「…何がとは言ってませんが、もししても私は黙っていて差し上げますよ」
(何て男だ…!こんな告解を聞かなきゃならないなんて…!)
自室に戻ったミハイルは苛立ちを隠せなかった。
それと同時に何故か速まっている鼓動。
(いけない、平常心を保たねば…)
すう、はぁ、と深く深呼吸をする。
「はぁ…」
『手で握って上下に擦って…』
しかしふいに思い出した言葉に一気に赤面する。
そしてーーー。
今までに感じたことがない違和感を感じた。
自分の股間に…。
「えっ…」
目を遣ると、ズボンの股間の部分が膨らんでいる。
「なっ…!!」
それじんじんと熱く脈を打っているのを感じた。
『男根がいきり立ち治まらないのです』
男の言葉が再び甦った。
恐る恐る手をやり触ってみる。
僅かな快楽が走り体がビクッと反応する。
(触っただけで、こんなに気持ちいいなんて…!)
怖いもの見たさでズボンを降ろすと、そこに自分のいきり立った男根があったのだ。
ミハイルは既に呼吸が乱れ、顔は蕩け出していた。
『手で握って上下に擦って…』
その言葉がしきりに繰り返され頭から離れない。
(こんなこと、こんなこといけないのに…!)
ミハイルは始めてみる熱く、固くなった自分のそれに手を当てた。
そして軽く握るとゆっくり扱き始めた。
(誰も見ていない。少しだけなら…)
「うっ…はぁ…」
(気持ちいい…手が止まらない)
少しずつ速くなる手の動き。
始めての快楽に、ミハイルはすぐに達してしまった。
「あ、ああっ…」
ーーーそして飛び散った自分の白い体液を見て我に返った。
(ああ…私はなんと言うことを…。神よ、お許し下さい…)
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