淫らな司祭様~告解者は純粋な聖職者を淫らに調教する~

mi

文字の大きさ
4 / 19

4 悪魔の囁き

しおりを挟む




 翌日、ミハイル朝から晩まで神像の前でひたすらに祈り懺悔した。


 (私が愚かでした。神の道を生きるものとしてあってはならないことをしてしまいました。どうかこの愚かな私をお導き下さいーーー)


 しかし後悔の傍から、昨日の興奮が、悦楽が甦り、どうしようもなく体が火照りだすのだ。


 (ああ…私は悪魔に魅入られてしまったのでしょうか…)


 ミハイルは悪魔付きに効果があるという神聖なる香を炊き、再び祈りを始めた。




 そうして夜ーーー。
 静かな夜に暗い自室で横になっていると、再び悪魔が耳元で囁くのだ。
 一度快楽を知った体が、再びそれを求めてくる。
 

 心を落ち着かせようとしても、はち切れんばかりに膨張したは痛みを伴い、治まることを知らない。


 「ああ…神よ…」


 ズボンで圧迫され苦しく衣服を脱ぐと、恐ろしいまでに姿を変えた自分のがあった。


 ピクピクと僅かに動き、先の方は赤く充血し、透明の液体が溢れている。


 「ああ…何と言うことだ…」


 ミハイルは潤んだ瞳で、淫欲の象徴である自分のを触った。
 弄っていると、快楽とともに恍惚に満たされていく。


 「あっ…んん…」


 (気持ちいい…手が止まらない…)


 荒く激しくなっていく自分の鼓動と息遣い。


 (そうだ…誰に迷惑を掛ける訳でもない…例え神が見ていても罰を受けるのは私だ…)


 そう自分に言い聞かせながら一層激しく手を動かした。


 「あっ、んんっ…」


 ーーーそして身体を震わせて絶頂に達した。



 そしてこの日からミハイルは自慰が日課となってしまったのだ。
 毎晩のように快楽を求める、自分の
 抑えられない欲望に罪悪感を感じながらも、その行為を止めることが出来なかった。


 禁欲生活が長かった故だったのかもしれないが、一度タガが外れてしまったミハイルはもう元に戻れなかった。




 そんな悶絶するような日々を過ごしていると、再びあの男が現れたのだ。


 「司祭様、告解をお願いします」


 ーーーその男の声を聞いただけで体が火照るのを感じた。


 (話したくない…だが行かねばならない…)


 聖典を手に握りしめると、重い足を引き摺るようにして告解室へと歩いていった。


 「…告解を」


 ミハイルが儀式の始まりを告げる。


 「やはりどうしてもあの方を諦められないので、一度挑戦してみたいと思っています」


 「……」


 (相手が結婚してないなら、それも良いでしょう…)


 そう思うのに、何故か心がチクチクと傷んだ。


 「…相手は結婚しているのですか?」


 「いいえ。婚約者もおりません」


 「ならば何故想ってはいけないのでしょう?」


 (この男の話し方からすると貴族のようだ。家門の問題なのかもしれない…)


 




 


 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...