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#13 女子会
しおりを挟むその夜、リーシェはバスタブに浸かって今日あった事をぐるぐると考えていた。
(クロードの魔法すごかったなぁ…。でもどうしてあそこにいたのかな?)
(クロードがどうしてあんな事をするか分からなかったけど、私に意地悪するのが楽しいって言ってた)
リーシェはまた赤くなるとバスタブに口を浸け、ブクブクと吹いた。
(気持ちいいって言っちゃった…)
(…クロードはどうしてキスしたのかな…)
ーーー翌日。
「ねぇ、この前言ってたカフェ行かない?チョコレートケーキが美味しい所があるんだけど」
教室でデイジーがリーシェに話しかけた。
「うん、行く!」
とリーシェは目を輝かせた。
「アレクシスは今日行けないらしいんだけど、クラウディア誘わない?」
「うん!行こう行こう!」
デイジーは早速クラウディアを誘いに行った。
そして3人は王都のメインストリートにある、スイーツ店へと足を運んだ。
白い外観に青と金の装飾の、お洒落な店には色とりどりのスイーツがライトを反射してキラキラしていた。
「うわ~!綺麗!おしいそう!」
と3人は大興奮だ。
早速3人はテーブル席に座った。
席について間もなく店員が注文を聞きに来た。
「私はチョコレートケーキといちごのケーキとベリーのタルトと紅茶で!」
とリーシェはご機嫌に答えた。
デイジーとクラウディアがじっとこちらをみてる。
「そんなに食べるの?この前のケーキ5個は冗談じゃなかったのね」
とデイジーが怪訝な顔をした。
「アレクシスの驕りだったら5個頼んだよ」
とリーシェはにっこり笑った。
「ふふ。さすがリーシェね」
とクラウディアは笑った。
そして間もなくケーキと紅茶が運ばれ、テーブルに並べられた。
3人の目が輝いている。
一口食べて、3人は、
「おいしーい!!」と声をあげた。
「ねぇ、昨日見ちゃったんだけど、クロードと帰って来たよね」
とクラウディアが言ってリーシェはギクッとした。
「ちょ、ちょっと転んじゃって、クロードが治癒魔法かけてくれて送ってくれたんだ」
と焦って答えた。
「ふーん」
と二人がにまにましている。
「クロードってよくリーシェを見てるよね」
とデイジーが言った。
「クロードは私に意地悪するのが好きなんだって」と焦って答えた。
すると二人は大笑いした。
「それ本当だと思ってるの?昨日も森で助けてもらったんでしょ」
(確かにクロードはどうして一人であそこにいたのかな)
「リーシェが鈍くさいから、心配なんじゃない?」
とクラウディアが言った。
(確かに、水魔法失敗してずぶ濡れになった時は、風魔法で乾かしてくれた。アホアホ言われたけど)
(食堂でお財布忘れた時は…デイジーに借りたわね…アレクシスの時もあったような…もぐもぐ)
(側溝に片足突っ込んだ時は制服汚れるのに抱えて連れて帰ってくれた。肩に荷物みたいに抱えられたけどね!)
リーシェはケーキをもぐもぐ食べながら考えた。
(昨日はミニティビーから助けてくれて、治癒魔法もかけてくれた)
(…そうだ、ハンカチ買って帰らないと)
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