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第二十四話(さっそくかよ)
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「……こいつ、殴っていいかな」
いや、暴力はよくない。それでは鬼子と同類になってしまう。
俺の足は自然とこの場所に向かっていた。
実に面倒だが、生まれ変わったラアルの仕事ぶりを拝見しにいこうと思い立ったためだ。
案の定、というか、こんな展開になる感じはしてたんだよな。
まあ、門の前に腰掛けて眠っている姿から察するに、一旦は起きて部屋からここまで歩を進めてきたんだろう。
一歩前進。それだけは評価してもいいかもしれない。
「おいラアル。俺との約束をたったの一日で反故にする気か」
肩に軽く触れてゆすってみる。
門前の踊り場に腰掛け舟を漕いでいた天使は、意外にも数秒で目を覚ました。
「ふあ……あれ……?ももたろーくんじゃん。おはよー……」
「おはよーじゃねぇ。仕事中に居眠りとはいいご身分だな。一度だけは見逃してやるからとっとと起きろ」
「しまった……ぼくとしたことがついうっかり……ごめんなさーい」
「ったく、次からは気をつけろよ。差し入れ持って来たんだ。これでも食いながらがんばれ」
差し出した袋には、昨日のうちに生成しておいたお菓子がたんまりと入ってる。
甘食しか味わったことが無いという不憫なラアルに気持ちばかりのプレゼントだ。
「わーい!おかしだー!」
「現金なやつだな。次寝たらオーガニックでアルバイトってのはどうだ」
「え~、ももたろーくんスパルタ~。眠い目こすりながらしゅっきんしたんだから、せめて二度寝三度寝までは大目に見てよー」
部屋から出てすぐそこにある門前に歩いていくだけのことを出勤とは言わないだろ。えらく近い職場だな。
まあ、俺も似たようなものだが。
「二度寝三度寝って多いな。ほんとなら、最初の一回でアウトだったところをノーカンにしてやったんだぞ」
おそらく鬼子相手なら一発でアウトだったところをだ。
「ぼくだってこんな暇なところで一人きりじゃなきゃ最後まで起きてられると思うんだよ。誰か話し相手でもいたらいいんだけどねぇ~。ももたろーくん、就業時間までここにいない?世間話でもしようよ。好きなおかしの話とか」
「そうしたいのは山々だが、それすると今度は俺が鬼子に大目玉くらっちまう。普通は仕事中に無駄話なんかしてたら怒られるんだけどな」
生前勤めていた清掃会社で、指揮役のババアがそうだった。
怒りっぽいし上司に媚び諂ってばかりで、話が通じないヒステリックなやつでさ。俺のストレスを増産させる害人の代表と言ったところだな。
「ま、そんくらいで起きてられるってならその方法もいいかもしれない。世間話の相手は俺がどうにかしよう。一人心当たりがある」
ーー心当たりの相手、それはこいつだ。
「わあ~!なあにこの子!ちっちゃ!ふわふわしてる!かわいい!どこで拾ってきたの!」
「おいおい、人聞き悪いこと言うなよ。拾ってねぇから。こいつは俺の……まあ、なんだ……娘みたいなもんかな」
一度オーガニックに戻ってラスクを連れてきた。
鬼子が言うにはそんなような存在みたいだし、間違ってはいない筈だ。
「ももたろーくん、パパだったんだ~」
「パパになっていてもおかしくない年齢ではあるな」
「ごしゅじんがパパ……?タルトはママ……?」
「少し違う。俺がラスクのパパならタルトはおばさんだろ」
間違ったことは言っていないはずだが、本人に聞かれたらめちゃくちゃ否定されそうな案件だった。
あの年歳でおばさんなんて呼ばれたら、仕方ないとはいえすぐには受け入れられないような納得できないような微妙な気持ちになりそーだもんなー。
そこはお姉ちゃんでもよかったか。
「ラスクちゃんってゆうんだ!なんか、おいしそーな名前だね!」
そういや、俺がやった袋の中にラスクも入ってたっけな。
「俺が名付けたんだ。中々イカしてんだろ」
「うんうん!食べちゃいたいくらいかわいいしぴったりなんじゃないかな!」
「ごしゅじん、この「とり」みたいな人だれ?」
「と、とりみたいな人……?」
どうやらラスクには、ラアルの背中に生えている真っ白な羽が鳥のそれに見えるらしい。
いくら立派な羽を持っていようが、言われなきゃ天使だってわからないか。
「お前の言いたいことはよくわかるが、このお姉ちゃんは鳥じゃなくて一応天使らしい。俺はオーガニックに戻るから、ラスクはここで遊んでもらってな」
「あそんでくれるの?」
「あそんであげるよー!なにしてあそぼーか?」
「そうだな、遊ぶにしても門の前から離れるわけにもいかねーし……トランプとかどうよ」
「ぼくは雲渡りがいいかな。不規則に浮かんでる雲に順番に飛び移ってってね、先に地上に落ちたほうの負けって単純な遊びだよ」
「なんだそのデンジャラスな遊びは?却下だ却下。おまえは頑丈だから落ちても大丈夫だとして、ラスクは無事じゃ済まないじゃねーか」
そもそもそれって門の前から離れることになるじゃねぇか。
こいつはいろいろとバカだな。
ラスクが賛同してるからちとやらせてやりたい気もするが、落ちて取り返しがつかなくなったらと考えると容認はできない。
「門前から離れる遊び以外にしろ。おまえにかせられている仕事の内容を思い出せ」
「おおっと、そうだったそうだった。ぼくとしたことがうっかりちゃっかり忘れてたよ」
「うっかりちゃっかりすんな。もうトランプでいいだろ。二人でばばぬきでもやってろよ」
「やだやだやだ!そんなありきたりなのじゃつまんないよー!だったらトランプタワー作ったほーがいぃい!」
「とらんぷたわー?それなあに?」
「カードを崩れないように積み重ねてって、おっきな塔を作るあそびだよ」
「たのしそー。たわーつくるー」
「じゃあもうそれでいいや。俺は行くからな。くれぐれも門の見張りは怠るなよ」
それからオーガニックで閉店まで働いたあと、ラアルのところで遊ばせているラスクを迎えに外へ出た。
天国へ繋がる門の真下まで歩いて向かい、雲の階段を一つずつあがって最上階まで慎重に進んでいく。
やっとこ辿り着いた先で視界に入ってきた光景は、ラアルとラスクが遊び疲れて寝入っている姿だった。
ラスクは門を背にもたれかかりながら。ラアルはラスクの膝を借りた膝枕の状態で。
「なんと微笑ましい光景……って、普通逆だろ!?」
「ふぁっ……!なななっ、なにが!?」
「おまえらのいまの状態がだよ。どうしておまえがラスクの膝を借りてんだ」
「いやー、ぼく膝枕って経験なかったからさー。どれだけ気持ちいいのか気になっちゃって気になっちゃって」
だったら鬼子にでも頼んでみたらどうだろう。
俺がそんなこと言い出したら金棒でホームランされそうだが。
「だからってこんな小さい子供の膝、借りようとは思わないけどな。そんで、どうだったよ?初膝枕は」
「あんましよく覚えてないけど、なんかすごくいい夢を見れてた気がする」
「ほほう。性懲りもなく仕事ほったらかして夢の世界にダイブしてたというわけか」
「あ~……ぼく自身は眠るつもりさらさらなかったんだけど、ラスクちゃんがお昼寝してるところ観賞してたらついついつられちゃって……あはは。ごめんなさい」
謝っているところから察するに素直に反省しているのはわかるが、観賞って表現はちょっと引くわ。
「これじゃ先が思いやられるな。ラスクは昼飯食ったあとだいたい昼寝するんだよ。まあ子供に限らず昼飯食ったあとって眠くなるもんな。しゃあないと言えばしゃあない。仕事中ついうっかりなんて時もある。反省してるなら過ぎたことは気にすんな。おまえにしては頑張って起きてたほうだと思うぞ」
「う、うん……次からは寝落ちしないように気をつけるよ」
お菓子を与えてもダメ、ラスクを召集してもダメだった。何を試しても結局、最後は夢の中。
鬼子に無理強いされた依頼だが、ラアルを更生させるなんて俺にも無理かもな。
いや、暴力はよくない。それでは鬼子と同類になってしまう。
俺の足は自然とこの場所に向かっていた。
実に面倒だが、生まれ変わったラアルの仕事ぶりを拝見しにいこうと思い立ったためだ。
案の定、というか、こんな展開になる感じはしてたんだよな。
まあ、門の前に腰掛けて眠っている姿から察するに、一旦は起きて部屋からここまで歩を進めてきたんだろう。
一歩前進。それだけは評価してもいいかもしれない。
「おいラアル。俺との約束をたったの一日で反故にする気か」
肩に軽く触れてゆすってみる。
門前の踊り場に腰掛け舟を漕いでいた天使は、意外にも数秒で目を覚ました。
「ふあ……あれ……?ももたろーくんじゃん。おはよー……」
「おはよーじゃねぇ。仕事中に居眠りとはいいご身分だな。一度だけは見逃してやるからとっとと起きろ」
「しまった……ぼくとしたことがついうっかり……ごめんなさーい」
「ったく、次からは気をつけろよ。差し入れ持って来たんだ。これでも食いながらがんばれ」
差し出した袋には、昨日のうちに生成しておいたお菓子がたんまりと入ってる。
甘食しか味わったことが無いという不憫なラアルに気持ちばかりのプレゼントだ。
「わーい!おかしだー!」
「現金なやつだな。次寝たらオーガニックでアルバイトってのはどうだ」
「え~、ももたろーくんスパルタ~。眠い目こすりながらしゅっきんしたんだから、せめて二度寝三度寝までは大目に見てよー」
部屋から出てすぐそこにある門前に歩いていくだけのことを出勤とは言わないだろ。えらく近い職場だな。
まあ、俺も似たようなものだが。
「二度寝三度寝って多いな。ほんとなら、最初の一回でアウトだったところをノーカンにしてやったんだぞ」
おそらく鬼子相手なら一発でアウトだったところをだ。
「ぼくだってこんな暇なところで一人きりじゃなきゃ最後まで起きてられると思うんだよ。誰か話し相手でもいたらいいんだけどねぇ~。ももたろーくん、就業時間までここにいない?世間話でもしようよ。好きなおかしの話とか」
「そうしたいのは山々だが、それすると今度は俺が鬼子に大目玉くらっちまう。普通は仕事中に無駄話なんかしてたら怒られるんだけどな」
生前勤めていた清掃会社で、指揮役のババアがそうだった。
怒りっぽいし上司に媚び諂ってばかりで、話が通じないヒステリックなやつでさ。俺のストレスを増産させる害人の代表と言ったところだな。
「ま、そんくらいで起きてられるってならその方法もいいかもしれない。世間話の相手は俺がどうにかしよう。一人心当たりがある」
ーー心当たりの相手、それはこいつだ。
「わあ~!なあにこの子!ちっちゃ!ふわふわしてる!かわいい!どこで拾ってきたの!」
「おいおい、人聞き悪いこと言うなよ。拾ってねぇから。こいつは俺の……まあ、なんだ……娘みたいなもんかな」
一度オーガニックに戻ってラスクを連れてきた。
鬼子が言うにはそんなような存在みたいだし、間違ってはいない筈だ。
「ももたろーくん、パパだったんだ~」
「パパになっていてもおかしくない年齢ではあるな」
「ごしゅじんがパパ……?タルトはママ……?」
「少し違う。俺がラスクのパパならタルトはおばさんだろ」
間違ったことは言っていないはずだが、本人に聞かれたらめちゃくちゃ否定されそうな案件だった。
あの年歳でおばさんなんて呼ばれたら、仕方ないとはいえすぐには受け入れられないような納得できないような微妙な気持ちになりそーだもんなー。
そこはお姉ちゃんでもよかったか。
「ラスクちゃんってゆうんだ!なんか、おいしそーな名前だね!」
そういや、俺がやった袋の中にラスクも入ってたっけな。
「俺が名付けたんだ。中々イカしてんだろ」
「うんうん!食べちゃいたいくらいかわいいしぴったりなんじゃないかな!」
「ごしゅじん、この「とり」みたいな人だれ?」
「と、とりみたいな人……?」
どうやらラスクには、ラアルの背中に生えている真っ白な羽が鳥のそれに見えるらしい。
いくら立派な羽を持っていようが、言われなきゃ天使だってわからないか。
「お前の言いたいことはよくわかるが、このお姉ちゃんは鳥じゃなくて一応天使らしい。俺はオーガニックに戻るから、ラスクはここで遊んでもらってな」
「あそんでくれるの?」
「あそんであげるよー!なにしてあそぼーか?」
「そうだな、遊ぶにしても門の前から離れるわけにもいかねーし……トランプとかどうよ」
「ぼくは雲渡りがいいかな。不規則に浮かんでる雲に順番に飛び移ってってね、先に地上に落ちたほうの負けって単純な遊びだよ」
「なんだそのデンジャラスな遊びは?却下だ却下。おまえは頑丈だから落ちても大丈夫だとして、ラスクは無事じゃ済まないじゃねーか」
そもそもそれって門の前から離れることになるじゃねぇか。
こいつはいろいろとバカだな。
ラスクが賛同してるからちとやらせてやりたい気もするが、落ちて取り返しがつかなくなったらと考えると容認はできない。
「門前から離れる遊び以外にしろ。おまえにかせられている仕事の内容を思い出せ」
「おおっと、そうだったそうだった。ぼくとしたことがうっかりちゃっかり忘れてたよ」
「うっかりちゃっかりすんな。もうトランプでいいだろ。二人でばばぬきでもやってろよ」
「やだやだやだ!そんなありきたりなのじゃつまんないよー!だったらトランプタワー作ったほーがいぃい!」
「とらんぷたわー?それなあに?」
「カードを崩れないように積み重ねてって、おっきな塔を作るあそびだよ」
「たのしそー。たわーつくるー」
「じゃあもうそれでいいや。俺は行くからな。くれぐれも門の見張りは怠るなよ」
それからオーガニックで閉店まで働いたあと、ラアルのところで遊ばせているラスクを迎えに外へ出た。
天国へ繋がる門の真下まで歩いて向かい、雲の階段を一つずつあがって最上階まで慎重に進んでいく。
やっとこ辿り着いた先で視界に入ってきた光景は、ラアルとラスクが遊び疲れて寝入っている姿だった。
ラスクは門を背にもたれかかりながら。ラアルはラスクの膝を借りた膝枕の状態で。
「なんと微笑ましい光景……って、普通逆だろ!?」
「ふぁっ……!なななっ、なにが!?」
「おまえらのいまの状態がだよ。どうしておまえがラスクの膝を借りてんだ」
「いやー、ぼく膝枕って経験なかったからさー。どれだけ気持ちいいのか気になっちゃって気になっちゃって」
だったら鬼子にでも頼んでみたらどうだろう。
俺がそんなこと言い出したら金棒でホームランされそうだが。
「だからってこんな小さい子供の膝、借りようとは思わないけどな。そんで、どうだったよ?初膝枕は」
「あんましよく覚えてないけど、なんかすごくいい夢を見れてた気がする」
「ほほう。性懲りもなく仕事ほったらかして夢の世界にダイブしてたというわけか」
「あ~……ぼく自身は眠るつもりさらさらなかったんだけど、ラスクちゃんがお昼寝してるところ観賞してたらついついつられちゃって……あはは。ごめんなさい」
謝っているところから察するに素直に反省しているのはわかるが、観賞って表現はちょっと引くわ。
「これじゃ先が思いやられるな。ラスクは昼飯食ったあとだいたい昼寝するんだよ。まあ子供に限らず昼飯食ったあとって眠くなるもんな。しゃあないと言えばしゃあない。仕事中ついうっかりなんて時もある。反省してるなら過ぎたことは気にすんな。おまえにしては頑張って起きてたほうだと思うぞ」
「う、うん……次からは寝落ちしないように気をつけるよ」
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