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日を跨いでようやく帰ってきた拓真は、朝出かけたときと髪の毛一本の変化もなかった。
「何時だと思ってんだよっ! 毎日遅く帰ってきやがってっ!」
「ごめん。仕事が立て込んでて」
「昨日も遅かったじゃねぇかっ!」
「もうすぐ裁判が始まるんだ」
「そんなの知らねぇよっ!」
……他人なんてどうでもいいくせにっ!
上着を脱がせてやり、ネクタイをはずしてやった。
「焼きそばしかないからなっ! 食べてさっさと寝ろよっ!」
「ありがとう」
……せっかく休みだったのに一人で暇だったから料理がはかどったじゃねぇかっ!
拓真がシャワーを浴びている間にスーツをハンガーにかけ、作りすぎた巨大な焼きそばを温め直して待っていると、まだ髪が濡れたままの拓真に後ろから抱きつかれた。
「ごめん。来週ならもっと早く帰れるから」
「別にっ! 俺はお前がいない方が一人で楽だしっ」
拓真が俺の肩に顔を埋めたまま動かなくなってしまった。
「おい、どけよっ」
「……俺溜まってるんだけど」
「知らねーよっ! セックスより睡眠の方が大事だろっ。さっさと飯食って寝ろっ!」
そう言っても拓真はなかなか動かなかった。
「手でもいいから」
「…………」
……この性獣が。たった三日抜いてないだけでこの俺に手でヤらせるつもりかっ!?
仕方なくしゃがんで部屋着のスウェットを下ろしてやろうとすると、途中で引っかかった。
「なんでもう勃ってんだよっ!」
「お前が優しいから」
「…………」
ケダモノめ。どこで欲情してんだ。
スウェットと下着を下ろしてやり、すでに勃ち上がっている性器を握ると、拓真が息を吐いた。なんだか嫌な予感がして聞くことにした。
「……もしかしてお前が一人でするときのオカズって俺?」
拓真が目をつぶりながら答えた。
「もちろん」
「…………」
……このままこんな奴と一緒に住んでて大丈夫か? ずっと密かにオカズにされてたのに?
手で扱いていても拓真の性器は膨張するばかりでなかなかイきそうになかった。
……なんでこいつが俺に勝手に惚れてるだけなのに、俺がここまでしやらなきゃならないんだ?
そう思いながら、なぜか拓真の性器の先端を咥えていた。
「…………」
ゆっくり口の中を埋めるように奥まで咥えると、拓真の手が俺の頭を撫でた。
……くそ、初めてだから上手くいかねぇ。でも早くこいつイかせてやらねぇと。
そう思っても苦しくて一度口から出そうと頭を引くと、後頭部を押さえられた。
「……んっ! んっ! んっ! ……」
喉の奥を突かれ、苦しくて涙目で見上げても拓真は手を離してくれず、どんどん激しくなっていく腰の動きに耐えられずにもがいた。
……これがっ、好きな男にすることかっ!?
逃げようにも壁際まで追い詰められ、拓真の性器に喉奥を攻められ続けた。
「……んっンンっ、んっんんんっ、んンっ……!!」
床に倒されて顔の上に乗られた。
「……ンンんンっ、んンんンンっ、んンンンんっ……!!」
顔に乗られた喉を攻められ続けて泣いていると、ようやく拓真の性器が口から抜かれた。
「……ゴホッ……ゲホッ……!」
激しくむせながら拓真の精液を床に吐き出していると、拓真に背中を撫でられた。
「ありがとう。一生大事にするから」
「……ゲホッ……っ! …………ゲホッ……っ!」
……最悪だっ!
こんな奴に惚れられたせいで俺の人生は滅茶苦茶だっ! こいつは最初から親友でもなんでもなかったんだっ! 俺はずっと騙されていたんだっ!
「…………」
ポテトを揚げながら、昨日の自分が拓真にしたことを思い出していた。
……俺昨日、もしかしてあいつのチンコ自分から咥えた?
この俺がチンコを?
拓真のチンコを自分から咥えた?
……いや、何かの間違いだ。体が勝手に動いてしまったんだ。何かの事故だ。
来店の音が聞こえてキッチンから顔を出すと、部屋着のスウェットを着た拓真がカウンターの前に立っていた。
「…………」
今朝起きたときには既に拓真はいなかったため、昨日の夜ぶりの再会だった。
……こいつ昨日俺にとんでもないことしたよな?
俺から咥えたかもしれないけど、あんなに何度も奥まで突っ込むか? 死ぬほど苦しかったんだぞ?
「……何しに来た?」
「カラオケをしに」
「嘘つけ。一人でカラオケする趣味なんてお前にないだろ」
俺に会いに来たくせに。
むっつりスケベ野郎が。
「あっ! 村井さん!」
客が退出したあとの部屋を掃除をしていた宮地が横から走り抜けてきて拓真に抱きついた。
「どうしたんですか? 僕に会いに来てくれたんですか?」
「そうだよ」
「……ちっ……」
……何二人で見つめ合ってんだよ。そんなに俺にヤキモチを焼かせたいのか?
わかってんだぞ、お前が俺しか好きになれないことは。
「おい、来いよ」
俺に見せつけるように宮地と見つめ合う拓真の腕を引っ張って更衣室に連れて行き、ドアの鍵を閉めた。
「何しに来た?」
拓真は質問に答えず、俺の顔を両手で包んでキスをした。
「…………」
ロッカーにもたれながらキスをしていると、拓真の手が俺の手を握り、自分の膨らんでいる股間を触らせた。
「……ここじゃ、無理だって」
「我慢できない」
ロッカーに俺を押し付けながら、服を脱がそうとする拓真の手を掴んで引き剥がすと、拓真が耳元で囁いた。
「じゃあまた口でしてくれる?」
「なんでだよっ!」
「してくれるまで帰らない」
こいつ、バイト先まで来てやりたい放題かよっ!
「いいのか? 早くしないと宮地くんが呼びに来ちゃうぞ? 土曜の夜は客が多いんだろ?」
「…………」
……最低な奴。俺を脅しに来やがったのか。
拓真を睨みつけながらしゃがみ、スウェットを下ろして、下からも睨みつけた。
「……じっとしてろよ? 動いたら噛みちぎるからな」
「わかった」
すでに膨らんでいる下着を下ろし、現れた拓真の性器を口に含み、ゆっくりと自分で喉の奥まで咥え込んだ。
……やっぱり、全然嫌じゃない。どうしちゃったんだよ俺。
「……ん……ん……ん……」
恥ずかしい音をたてながら頭を揺すり拓真の性器をしゃぶっていると、ドアを開ける音がした。
驚いてドアの方を見ると、宮地が目を丸くしてこちらを見ていた。
「何時だと思ってんだよっ! 毎日遅く帰ってきやがってっ!」
「ごめん。仕事が立て込んでて」
「昨日も遅かったじゃねぇかっ!」
「もうすぐ裁判が始まるんだ」
「そんなの知らねぇよっ!」
……他人なんてどうでもいいくせにっ!
上着を脱がせてやり、ネクタイをはずしてやった。
「焼きそばしかないからなっ! 食べてさっさと寝ろよっ!」
「ありがとう」
……せっかく休みだったのに一人で暇だったから料理がはかどったじゃねぇかっ!
拓真がシャワーを浴びている間にスーツをハンガーにかけ、作りすぎた巨大な焼きそばを温め直して待っていると、まだ髪が濡れたままの拓真に後ろから抱きつかれた。
「ごめん。来週ならもっと早く帰れるから」
「別にっ! 俺はお前がいない方が一人で楽だしっ」
拓真が俺の肩に顔を埋めたまま動かなくなってしまった。
「おい、どけよっ」
「……俺溜まってるんだけど」
「知らねーよっ! セックスより睡眠の方が大事だろっ。さっさと飯食って寝ろっ!」
そう言っても拓真はなかなか動かなかった。
「手でもいいから」
「…………」
……この性獣が。たった三日抜いてないだけでこの俺に手でヤらせるつもりかっ!?
仕方なくしゃがんで部屋着のスウェットを下ろしてやろうとすると、途中で引っかかった。
「なんでもう勃ってんだよっ!」
「お前が優しいから」
「…………」
ケダモノめ。どこで欲情してんだ。
スウェットと下着を下ろしてやり、すでに勃ち上がっている性器を握ると、拓真が息を吐いた。なんだか嫌な予感がして聞くことにした。
「……もしかしてお前が一人でするときのオカズって俺?」
拓真が目をつぶりながら答えた。
「もちろん」
「…………」
……このままこんな奴と一緒に住んでて大丈夫か? ずっと密かにオカズにされてたのに?
手で扱いていても拓真の性器は膨張するばかりでなかなかイきそうになかった。
……なんでこいつが俺に勝手に惚れてるだけなのに、俺がここまでしやらなきゃならないんだ?
そう思いながら、なぜか拓真の性器の先端を咥えていた。
「…………」
ゆっくり口の中を埋めるように奥まで咥えると、拓真の手が俺の頭を撫でた。
……くそ、初めてだから上手くいかねぇ。でも早くこいつイかせてやらねぇと。
そう思っても苦しくて一度口から出そうと頭を引くと、後頭部を押さえられた。
「……んっ! んっ! んっ! ……」
喉の奥を突かれ、苦しくて涙目で見上げても拓真は手を離してくれず、どんどん激しくなっていく腰の動きに耐えられずにもがいた。
……これがっ、好きな男にすることかっ!?
逃げようにも壁際まで追い詰められ、拓真の性器に喉奥を攻められ続けた。
「……んっンンっ、んっんんんっ、んンっ……!!」
床に倒されて顔の上に乗られた。
「……ンンんンっ、んンんンンっ、んンンンんっ……!!」
顔に乗られた喉を攻められ続けて泣いていると、ようやく拓真の性器が口から抜かれた。
「……ゴホッ……ゲホッ……!」
激しくむせながら拓真の精液を床に吐き出していると、拓真に背中を撫でられた。
「ありがとう。一生大事にするから」
「……ゲホッ……っ! …………ゲホッ……っ!」
……最悪だっ!
こんな奴に惚れられたせいで俺の人生は滅茶苦茶だっ! こいつは最初から親友でもなんでもなかったんだっ! 俺はずっと騙されていたんだっ!
「…………」
ポテトを揚げながら、昨日の自分が拓真にしたことを思い出していた。
……俺昨日、もしかしてあいつのチンコ自分から咥えた?
この俺がチンコを?
拓真のチンコを自分から咥えた?
……いや、何かの間違いだ。体が勝手に動いてしまったんだ。何かの事故だ。
来店の音が聞こえてキッチンから顔を出すと、部屋着のスウェットを着た拓真がカウンターの前に立っていた。
「…………」
今朝起きたときには既に拓真はいなかったため、昨日の夜ぶりの再会だった。
……こいつ昨日俺にとんでもないことしたよな?
俺から咥えたかもしれないけど、あんなに何度も奥まで突っ込むか? 死ぬほど苦しかったんだぞ?
「……何しに来た?」
「カラオケをしに」
「嘘つけ。一人でカラオケする趣味なんてお前にないだろ」
俺に会いに来たくせに。
むっつりスケベ野郎が。
「あっ! 村井さん!」
客が退出したあとの部屋を掃除をしていた宮地が横から走り抜けてきて拓真に抱きついた。
「どうしたんですか? 僕に会いに来てくれたんですか?」
「そうだよ」
「……ちっ……」
……何二人で見つめ合ってんだよ。そんなに俺にヤキモチを焼かせたいのか?
わかってんだぞ、お前が俺しか好きになれないことは。
「おい、来いよ」
俺に見せつけるように宮地と見つめ合う拓真の腕を引っ張って更衣室に連れて行き、ドアの鍵を閉めた。
「何しに来た?」
拓真は質問に答えず、俺の顔を両手で包んでキスをした。
「…………」
ロッカーにもたれながらキスをしていると、拓真の手が俺の手を握り、自分の膨らんでいる股間を触らせた。
「……ここじゃ、無理だって」
「我慢できない」
ロッカーに俺を押し付けながら、服を脱がそうとする拓真の手を掴んで引き剥がすと、拓真が耳元で囁いた。
「じゃあまた口でしてくれる?」
「なんでだよっ!」
「してくれるまで帰らない」
こいつ、バイト先まで来てやりたい放題かよっ!
「いいのか? 早くしないと宮地くんが呼びに来ちゃうぞ? 土曜の夜は客が多いんだろ?」
「…………」
……最低な奴。俺を脅しに来やがったのか。
拓真を睨みつけながらしゃがみ、スウェットを下ろして、下からも睨みつけた。
「……じっとしてろよ? 動いたら噛みちぎるからな」
「わかった」
すでに膨らんでいる下着を下ろし、現れた拓真の性器を口に含み、ゆっくりと自分で喉の奥まで咥え込んだ。
……やっぱり、全然嫌じゃない。どうしちゃったんだよ俺。
「……ん……ん……ん……」
恥ずかしい音をたてながら頭を揺すり拓真の性器をしゃぶっていると、ドアを開ける音がした。
驚いてドアの方を見ると、宮地が目を丸くしてこちらを見ていた。
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