親友を落とす方法

たいら

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 拓真のベッドで仰向けで足を広げられ、恥ずかしくて両腕を顔の上で交差させて顔を隠していた。
「……やっぱ、もう無理、……もう挿入らないって……!」
「大丈夫。今指三本入ってるから」
「…………」
 男同士のセックスがこんなに時間がかかるとは思わなかった。
 拓真は宣言通りに丁寧に指で中を解してくれている。でも親友にそんなことをされていること事態が恥ずかしくて堪らなかった。
「……もういいから、やめろって……!」
 俺がそう言うと、拓真の指が抜かれた。拓真は俺の両足の足首を持ち上げると、自分の性器を俺の広がった穴へ押し当てた。
「……ちょっと待て。お前それ本当に挿入れる気か?」
「挿入れなきゃ終わらないだろ?」
 体が二つに折るように足を持ち上げられると、自分の中に拓真の性器が挿入るところを見てしまった。
「……まてっ、まだまてっ……!」
 しかし先端が挿入ると、何とも言えない感覚に叫んでいた。
「……まてまてまてっ……、それ以上挿入れるなぁっ……!」
 拓真は止まることなく、さっきまで指で広げていた場所に自分の性器を使ってさらに広げるように挿入した。
 その光景が卑猥過ぎて思わずまた叫んでいた。
「……チンチンがっ! ……お前のチンチンがっ! ……俺のケツに挿入ってるっ……!」
 俺のケツにっ! 拓真のチンチンがっ!
「うるさい。静かに」
「……できるかよっ……! ……お前のチンチンがっ……! ……俺の中に挿入ってるんだぞっ……!?」
「見たまま言うなよ」
「……だって、まさにっ……! ……今、俺の中にっ……! ……お前の、チンチンがっ……!」
 思わず実況しながら自分の尻に拓真の性器が挿入っていくのを見ていた。
 ……親友のセックスなんて見ることないと思っていたけど、まさか目の前でみるなんて。しかも相手が俺だなんて誰が予想できるんだよっ……!?
「……まって、まだうごくな……っ!」
「動かないと終わらないだろ」
「……おいっ、奥まで、挿れるつもりかっ!? もう無理だろっ!」
 ようやく足が下ろされ、俺の腰を持った拓真が小刻みに揺れ出した。
「……あっ……ん……ん……ん……っ!」
 拓真から見下され、拓真に男とセックスしてる顔なんて見られたくなくて、また両腕で顔を隠した。
「……あ……やば……」
「……なに?」
 思わず腕の隙間から拓真を見上げると、拓真は目をつぶり、眉間にしわを寄せていた。
「……なんだよ?」
「……きもちいい」
「うそだろっ!?」
 俺は違和感と息苦しさと内臓が引き出されるような感覚しかないのにっ!?
「ズルいっ!!」
「……しめつけるな」
 拓真がさらに苦しそうな顔をした。それでも拓真の腰は俺の中で動くのを止めない。俺を抱きしめた拓真は、ローションでたっぷり濡らした凶器で、ゆっくり小さな動きを繰り返している。
「……はやくおわれ……っ」
 金のためとはいえ、男に犯されるなんてやっぱり最低すぎるっ!
 動きは激しくなくても、男に尻を犯されているのは間違いなかった。
 ……はやくおわれはやくおわれはやくおわれはやくおわれ……っ!
 そう思っているのに、拓真の静かに続くピストンはなかなか終わらなかった。
「……んっ……んっ……あっ……あっ……んっ……んっ……んっ……」
 拓真の体にしがみつきながら声を抑えようとしても、漏れ出てしまう声は止められなかった。
 ……俺今、親友とセックスしてんの? 嘘だろ? なぁ?
 ……嘘だよな? 借金のために男とセックスするなんて。こんなの、俺の人生じゃないよな?
 突然拓真の動きが止まった。
「……え? ……」
 いつの間にかしっかり奥まで挿入っていた拓真の性器が、腰と一緒に中でビクビクと震えているのを感じた。
 嘘だろ?
「……お前、もしかして今、俺の中でイった?」
「うん。早くてごめん」
「…………」
 ……最悪だ。本当に親友とセックスをしてしまった。
 ……親友が俺の体を気持ちいいと言った。……親友が俺の中でイった。
 拓真の体が離れてもショックは消えなかった。
 終わったばかりなのに、体の方はすでに筋肉痛が始まったみたいに重くなり、股関節が痛い。これが男との初セックスの痛みか。
「…………」
 ……何も考えるな。終わったことは忘れよう。大丈夫。借金以外のものは何も失っていない。
 なぜなら男とのセックスはノーカウントだからだ。絶対に金輪際、二度と男とはセックスしない。これが最後だ。男とは金輪際、絶対に二度とセックスしないぞ。絶対にだ。
 などと天井を見ながら考えていると、妙にすっきりした顔の拓真が、珍しく晴れ晴れとした笑顔で俺にキスをした。
「…………」
「もう一回できるなんて最高かも」
 ……そうだった。もう一回あるんだった。
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