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ビビりとモフモフ、冒険開始
もうどうしようも無い
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古の盟約、それはレナさんに教えてもらった、聖典の一説のことだ。
かつて戦争が原因で世界が滅びかけた時、其々の種族の長達が『国家,種族間戦争の永久的な放棄』をシェープ様に誓い、魔狼王様が派遣されて光を取り戻したという、この世界で最も有名なお話。
聖典だけじゃなくて、子供向けに絵本にも成ってるらしい。
そんな伝説の中で使用された品が、目の前に!
かなり強力な制約にできそうだね。
制約文、どーしよっかなー。
『ハッ!輝くばかりの王道イケメン…!は、始めましてぇ!セーラ・アルファストですぅ!』
「全く懲りて無いらしいな…。」
「その人、俺のおとーさん。尚、おかーさんにベタ惚れしてて、恋愛的に興味あるのおかーさんだけだよ。」
『え?親子?似てなっ!』
「小梅ー、パイ生地作るの手伝ってー。」
『はいです♪』
『ぁああああっごめんなさいごめんなさい!ちょっと種類違いすぎてつい?!……あ、ミライくん、独身の兄弟とか居ない…?』
「兄ちゃん全員妻子持ち。」
『チッ……』
舌打ちしおった…全く反省してねぇよコイツ、もう本当にウサパイにして良いかな?良いよね?
「ダメです!」
『何が?!』
「はーい。とりあえず、その1は…『シオンに、襲いかかったことを誠心誠意謝罪すること。』」
『はぁっ?!なんで私が、平民に謝らないといけないのよ!』
「悪いことしたら謝るのは、人として当たり前だよ。その2以降は、君の素行見て決めよっか。」
『そ、素行?』
[ジェイク兄ちゃーん。今大丈夫だったら、ちょっと来てー。]
すぐに俺の影が揺らめいて、兄ちゃんが出てきた。
「どうした…?」
『きゃぁあああっ?!ゴ、ゴゴゴゴースト?!』
「んにゃ、家の兄ちゃん。」
『あ、よく見たらこっちもイケメ……ヒィッ?!』
『旦那様に近付かないで……発情ウサギ…。』
『だ、誰が発情ウサギよ、チビ蝙蝠!大して可愛くもない上、動物の癖にそのイケメンが夫なわけないでしょ!?』
『旦那様ぁ、お夕食はウサギのソテーでもよろしいですか?』
「そうだな、俺が絞める。」
『ちょっ、待って待って待って!なんでミライくんもお兄さんも、食べようとするの?!』
お前が余計な事ばっかするし、言うからだよ。
とりあえず、ナイフしまって。
「兄ちゃん、この子の悪事を洗いざらい見てほしいんだ。できれば男関係を重点的に。」
「…仕方ない、狩るのは後だな。」
後でもダメだよ兄ちゃん。
───────
えー、兄ちゃんが見てくれた前科の数々によると
「この世界に生まれてからこれまでに、魅了掛けようとした男性78人。内掛かっちゃったのが39人。更にその内27人が婚約者or妻が居る、と。」
「その27人に、グリンスの王子も含まれている。」
「殿下にまで…!?」
ふむふむ。
「その2、『今までかけた魅了を全部解くこと。』」
『えっ……そ、そんな、誰に掛けたかなんて、もう解んない…』
「その3、『魅了掛けようとした相手、魅了しちゃった相手、その婚約者に誠心誠意謝罪すること。』」
『はぁ?!無理言わないでよ!殆ど覚えてないのに!』
「その4、『自業自得じゃない理由で、命に関わる状況に成った時以外は、魅了の使用禁止。』」
『ふざけないで!この能力は、神様に貰ったのよ?!どう使おうが、私の勝手でしょ!』
ふざ けてませーん。大真面目でーす。
「シェープ様も、なんで魅了なんかあげちゃったんだ…」
「この娘は、シェープの導きで転生したわけでは無いが。」
「え……じゃ、コレ連れて来ちゃったの誰?!」
「ゴブリン騒動の犯人だ。」
「どんだけ迷惑かけてくんだよ駄神ぃいいい!!」
何なのソイツ?!邪神その2?!
「悪神ではないのだぞ?ただ捻くれ者で、回りくどい上、時折本当に意味無くやらかすせいで、物凄く質が悪いというだけで…」
「ある意味邪神より迷惑!」
「…南東の森のゴブリン騒動は、神の悪戯で引き起こってるのか?」
「らしいです……。」
「俺の師匠がすまん…………。」
「師匠?!」
「固有スキルの扱い方と、情報屋としてのアレコレを教わった。本当に、悪い神じゃないんだ…一応……。」
『そうですね。悪い方では無いです。一応。』
一応て。弟子でも庇いきれない事してんのな…?
「まあいいや……その5。」
『まだあるわけ?!』
「『その1からその4を達成しないで、放棄したら』……ウサパイ…?」
『ミートパイが良い子、手挙げてー。』
『私賛成~♪』
『もう、それくらい書いちゃって、良いと思うのです。』
『みーとぱい?』
「殺人は脚下ですっ!!」
『パイはやめてぇええええ!それだけは…!それだけはぁああああっ!!』
「…詩音が言うなら…『セレスティアさんが満足するまで、ロリウサちゃん化の刑に処する』くらいでいっか。」
「…まあ、殺すのはどうかと思うしな。」
『ろ、ロリウサって…今の状況…確かにそうね。…セレスティアって、誰よそれ?』
「あ、家の母です。……その、ラベンダー色の髪の…」
『あの魔女ぉっ?!』
んー、条文はこんなもんかな。
「ミライ、俺達は戻る。」
『帝国の各町村の、食料備蓄や防衛能力等を調べて、纏めていたところですので。』
「マジか、お仕事中にごめん!ありがとね!おとーさん、コレで書き方良い?」
「問題無い。」
「詩音、なんか着け足しとか修正ある?被害者お前だし、そっちに合わせるよ。」
「いえ、それで大丈夫です。」
「…お前、意外とマトモなこと書くな。」
「俺だって、やる時はやるんだよー。よし。じゃ、ウサちゃん。ここに署名して。」
『できるわけないでしょ。』
「足型で構わない筈だ。」
「よーし、あんよ借りるね。」
『きゃっ?!ちょっとやめなさい!レディの足にインク着けるなんて、無礼よ!』
ほい、スタンプ。
インクもちゃんと、綺麗にしてあげるから。
天使の水薬をハンカチに染み込ませて拭けば…ほら落ちた。
「では、釈然とせぬが戻してやろう。《ブレイク・オフ》。」
おとーさんの魔力が、ウサちゃんにまとわり着いてる魔力を相殺していく。
魔力が全部消えた直後
ぽふっ
と音がして、ウサちゃんから、アルファルファに戻った。
……服がロリ服のままだけど。
「!…や、やった…!」
「そんじゃ、まずその1から、此処でやっちゃおうか。」
「ぅ…解ったわよ……シオンちゃんだっけ?此方来て。」
「は、はい…。」
お?何やら俺達から距離取り出したけど……まっさか…
「その…さっきは本当に……ご、ごめんなさい…………なんて言うわけ無いでしょぉーっ!!」
「ひゃあっ?!」
「あぶねっ!そのまさかかよっ!?」
詩音突き飛ばして窓から逃亡?!
おま、ちょ、やめた方が…!
「何が魔法の制約書よ!神様に選ばれた私が、そんな物で」
ぽふっ
『縛られるわけ……………』
「…フラグ回収乙。」
「あ………」
「…コレが俺達の従妹とは……。」
『…う、嘘…なんで…なんで?!ま、待ってよ今の無し!謝る!謝るから!』
「もうダメでーす。詩音が許しても、セレスティアさんが許すまでウサちゃん決定だわ。」
「お、落ち着いてください…ね?」
『な、何するの?!ちょっと、何処触って……はふぅ……』
詩音のマッサージは、変身させられたモフモフにも有効、と。
「…ミライ、その制約書借りれるか?父上に事の顛末を報告しなければ。」
「良いよー。領主様に謝んないとね。」
「折角ミライが、謝罪の機会を設けてくれたというのに…。もうこのまま、家に帰すか。」
「何の説明も無しはヤバくね?」
「帰りの馬車で、一緒に屋敷まで行ってやればいい。そこで直接説明しよう。」
えぇぇ…いや良いけどさ。
おとーさん、空間転移はしないの?
たまにはのんぴり、馬車旅したい…?さよですか。
そっか、俺らの馬車もあるもんね。
次の目的地、この子の屋敷がある町にする?
かつて戦争が原因で世界が滅びかけた時、其々の種族の長達が『国家,種族間戦争の永久的な放棄』をシェープ様に誓い、魔狼王様が派遣されて光を取り戻したという、この世界で最も有名なお話。
聖典だけじゃなくて、子供向けに絵本にも成ってるらしい。
そんな伝説の中で使用された品が、目の前に!
かなり強力な制約にできそうだね。
制約文、どーしよっかなー。
『ハッ!輝くばかりの王道イケメン…!は、始めましてぇ!セーラ・アルファストですぅ!』
「全く懲りて無いらしいな…。」
「その人、俺のおとーさん。尚、おかーさんにベタ惚れしてて、恋愛的に興味あるのおかーさんだけだよ。」
『え?親子?似てなっ!』
「小梅ー、パイ生地作るの手伝ってー。」
『はいです♪』
『ぁああああっごめんなさいごめんなさい!ちょっと種類違いすぎてつい?!……あ、ミライくん、独身の兄弟とか居ない…?』
「兄ちゃん全員妻子持ち。」
『チッ……』
舌打ちしおった…全く反省してねぇよコイツ、もう本当にウサパイにして良いかな?良いよね?
「ダメです!」
『何が?!』
「はーい。とりあえず、その1は…『シオンに、襲いかかったことを誠心誠意謝罪すること。』」
『はぁっ?!なんで私が、平民に謝らないといけないのよ!』
「悪いことしたら謝るのは、人として当たり前だよ。その2以降は、君の素行見て決めよっか。」
『そ、素行?』
[ジェイク兄ちゃーん。今大丈夫だったら、ちょっと来てー。]
すぐに俺の影が揺らめいて、兄ちゃんが出てきた。
「どうした…?」
『きゃぁあああっ?!ゴ、ゴゴゴゴースト?!』
「んにゃ、家の兄ちゃん。」
『あ、よく見たらこっちもイケメ……ヒィッ?!』
『旦那様に近付かないで……発情ウサギ…。』
『だ、誰が発情ウサギよ、チビ蝙蝠!大して可愛くもない上、動物の癖にそのイケメンが夫なわけないでしょ!?』
『旦那様ぁ、お夕食はウサギのソテーでもよろしいですか?』
「そうだな、俺が絞める。」
『ちょっ、待って待って待って!なんでミライくんもお兄さんも、食べようとするの?!』
お前が余計な事ばっかするし、言うからだよ。
とりあえず、ナイフしまって。
「兄ちゃん、この子の悪事を洗いざらい見てほしいんだ。できれば男関係を重点的に。」
「…仕方ない、狩るのは後だな。」
後でもダメだよ兄ちゃん。
───────
えー、兄ちゃんが見てくれた前科の数々によると
「この世界に生まれてからこれまでに、魅了掛けようとした男性78人。内掛かっちゃったのが39人。更にその内27人が婚約者or妻が居る、と。」
「その27人に、グリンスの王子も含まれている。」
「殿下にまで…!?」
ふむふむ。
「その2、『今までかけた魅了を全部解くこと。』」
『えっ……そ、そんな、誰に掛けたかなんて、もう解んない…』
「その3、『魅了掛けようとした相手、魅了しちゃった相手、その婚約者に誠心誠意謝罪すること。』」
『はぁ?!無理言わないでよ!殆ど覚えてないのに!』
「その4、『自業自得じゃない理由で、命に関わる状況に成った時以外は、魅了の使用禁止。』」
『ふざけないで!この能力は、神様に貰ったのよ?!どう使おうが、私の勝手でしょ!』
ふざ けてませーん。大真面目でーす。
「シェープ様も、なんで魅了なんかあげちゃったんだ…」
「この娘は、シェープの導きで転生したわけでは無いが。」
「え……じゃ、コレ連れて来ちゃったの誰?!」
「ゴブリン騒動の犯人だ。」
「どんだけ迷惑かけてくんだよ駄神ぃいいい!!」
何なのソイツ?!邪神その2?!
「悪神ではないのだぞ?ただ捻くれ者で、回りくどい上、時折本当に意味無くやらかすせいで、物凄く質が悪いというだけで…」
「ある意味邪神より迷惑!」
「…南東の森のゴブリン騒動は、神の悪戯で引き起こってるのか?」
「らしいです……。」
「俺の師匠がすまん…………。」
「師匠?!」
「固有スキルの扱い方と、情報屋としてのアレコレを教わった。本当に、悪い神じゃないんだ…一応……。」
『そうですね。悪い方では無いです。一応。』
一応て。弟子でも庇いきれない事してんのな…?
「まあいいや……その5。」
『まだあるわけ?!』
「『その1からその4を達成しないで、放棄したら』……ウサパイ…?」
『ミートパイが良い子、手挙げてー。』
『私賛成~♪』
『もう、それくらい書いちゃって、良いと思うのです。』
『みーとぱい?』
「殺人は脚下ですっ!!」
『パイはやめてぇええええ!それだけは…!それだけはぁああああっ!!』
「…詩音が言うなら…『セレスティアさんが満足するまで、ロリウサちゃん化の刑に処する』くらいでいっか。」
「…まあ、殺すのはどうかと思うしな。」
『ろ、ロリウサって…今の状況…確かにそうね。…セレスティアって、誰よそれ?』
「あ、家の母です。……その、ラベンダー色の髪の…」
『あの魔女ぉっ?!』
んー、条文はこんなもんかな。
「ミライ、俺達は戻る。」
『帝国の各町村の、食料備蓄や防衛能力等を調べて、纏めていたところですので。』
「マジか、お仕事中にごめん!ありがとね!おとーさん、コレで書き方良い?」
「問題無い。」
「詩音、なんか着け足しとか修正ある?被害者お前だし、そっちに合わせるよ。」
「いえ、それで大丈夫です。」
「…お前、意外とマトモなこと書くな。」
「俺だって、やる時はやるんだよー。よし。じゃ、ウサちゃん。ここに署名して。」
『できるわけないでしょ。』
「足型で構わない筈だ。」
「よーし、あんよ借りるね。」
『きゃっ?!ちょっとやめなさい!レディの足にインク着けるなんて、無礼よ!』
ほい、スタンプ。
インクもちゃんと、綺麗にしてあげるから。
天使の水薬をハンカチに染み込ませて拭けば…ほら落ちた。
「では、釈然とせぬが戻してやろう。《ブレイク・オフ》。」
おとーさんの魔力が、ウサちゃんにまとわり着いてる魔力を相殺していく。
魔力が全部消えた直後
ぽふっ
と音がして、ウサちゃんから、アルファルファに戻った。
……服がロリ服のままだけど。
「!…や、やった…!」
「そんじゃ、まずその1から、此処でやっちゃおうか。」
「ぅ…解ったわよ……シオンちゃんだっけ?此方来て。」
「は、はい…。」
お?何やら俺達から距離取り出したけど……まっさか…
「その…さっきは本当に……ご、ごめんなさい…………なんて言うわけ無いでしょぉーっ!!」
「ひゃあっ?!」
「あぶねっ!そのまさかかよっ!?」
詩音突き飛ばして窓から逃亡?!
おま、ちょ、やめた方が…!
「何が魔法の制約書よ!神様に選ばれた私が、そんな物で」
ぽふっ
『縛られるわけ……………』
「…フラグ回収乙。」
「あ………」
「…コレが俺達の従妹とは……。」
『…う、嘘…なんで…なんで?!ま、待ってよ今の無し!謝る!謝るから!』
「もうダメでーす。詩音が許しても、セレスティアさんが許すまでウサちゃん決定だわ。」
「お、落ち着いてください…ね?」
『な、何するの?!ちょっと、何処触って……はふぅ……』
詩音のマッサージは、変身させられたモフモフにも有効、と。
「…ミライ、その制約書借りれるか?父上に事の顛末を報告しなければ。」
「良いよー。領主様に謝んないとね。」
「折角ミライが、謝罪の機会を設けてくれたというのに…。もうこのまま、家に帰すか。」
「何の説明も無しはヤバくね?」
「帰りの馬車で、一緒に屋敷まで行ってやればいい。そこで直接説明しよう。」
えぇぇ…いや良いけどさ。
おとーさん、空間転移はしないの?
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そっか、俺らの馬車もあるもんね。
次の目的地、この子の屋敷がある町にする?
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