52 / 249
ビビりとモフモフ、冒険開始
特訓兼手合わせ
しおりを挟む
特訓は、町から出て、少し歩いた平原ですることになった。
「いい?シオンちゃん。最初はゆっくりやるからね。」
「は、はい!お願いします!」
詩音、いいなー。レナさん優しそう……。
「クックックッ…覚悟はいいな、ミライ。」
「良くないって言ったら、どうすんの。」
「問答無用。」
「鬼か!」
こっちの教官はスパルタみたいだよ…。
見た目は主人公タイプなのに、笑顔が悪役だ。
「先ずは初級魔法から始める。とりあえず、防御壁で防げ。耐久性を見たい。」
「はいよー。」
防御壁も魔法だろうな。
なら、イメージは……進●の巨人の街の外壁で!!
「《ウィンドエッジ》!!」
「《バリア》!」
一瞬、ウ●ール・マ●アって唱えようかと思ったけど自重。
防御壁は目に見えないけど、魔力の広がりで結構な大きさになっているのがわかった。
人類の命を預かる、巨大防壁をイメージしたからな。
……巨人にはぶっ壊されてたけど。
風の刃みたいなのが、目に写った。
空気の流れも変わるし、音だってする。
風ってくらいだから、感知は難しいかと思ったけど…これなら、見てからでも防げる。
防御壁に当たると、刃は雲散霧消した。
「流石に、一発で壊れたりはしないな。」
「ま、まあね。」
超不安だったけど、どうにかなりそうだ。
「そのまま、耐えてみろ。」
「了解!」
「《ウィンドエッジ》!」
風の刃が10連続で襲ってきたけど、問題なく耐えた。
意外とイケるなこれ。
……形とか、イメージに寄りけりなのかな?
だとしたら、戦うときに拳から肘までを覆いたい。
素手で剣とか槍に対抗できそう。
「初級魔法で壊れることは、無さそうだな。ウィンドホーク相手なら、完封できるぞ。」
「そりゃ、良かった。」
ウィンドホークは、初級魔法しか使ってこないんだね。
これなら護りきれそうだ。
あんまり魔力消費したくないし、一旦防御壁は消しとこう。
「それじゃあ、ここからは…俺の自己満足に付き合ってくれ。」
「…自己満…手合わせ?」
「ああ。…お前は強い。……正直に言えば、勝てないことは解ってる。俺も冒険者の端くれだ。相手が自分より強いかどうかくらい、判断できるさ。」
「いやぁ~…俺、力はあるけど戦闘経験が……」
「無いなんて言わせないぞ。」
いや、ほぼ無いよ。こっちでは。
俺が渋るのに対し、ラルフは剣を抜いて構える。
…仕方ないなぁ。
「今、何を考えてる?」
「どんくらいの力なら、ラルフの頭を吹っ飛ばさずに殴れるか。」
「正直だな。」
俺の攻撃力6000なんだもん……!
まあ、策はあるんだけど…って言うか、向こうでの俺の、基本的なバトルスタイルでいいかな。いいよな。
先ずは魔法対策に、防御壁を自分に密着させる形で纏う。
イメージは防護服。
防刃チョッキ的な素材に、感電耐性つけたもので。
ただの壁だと、後ろから回り込まれた時が怖い。
「《バリア・アーマー》。」
「いきなり大技いっていいか?」
「どぞどぞ。」
「ありがとう…《クロス・ハリケーン》!!」
風が渦を巻き、巨大な竜巻となった。
たぶん、風の上級魔法だ。
吹っ飛ばされたら不味いな…着地はできるだろうけど、絶対目回す。
「《サンダー・ストーム》!!」
「はっ?!おいおいおい……!」
今度は竜巻に向けて雷が放たれ、混ざり合う。
徐々に全体の形を変え…東洋風の竜を型どって
襲いかかってきた。
「複合魔法…《ドラゴ・ストリーム》!!」
ヤベェ…リアルのバオウ・ザケ●ガ超怖ぇええええ!!
え、大丈夫かコレ?
俺の付け焼き刃防御壁で、大丈夫なのか?!
うわぁー突っ込んでくる!
避けられなくは無さそうだけど…俺の作戦、ラルフ自身にかかってきて貰わないとダメだからなぁ……。
「っ!避ける必要も無いということか!?」
「避けたら威力解らないってだけ!」
防げるなら、それに越したことはない。
魔法が効かなければ、直接剣で来るだろう。
防げないなら、俺から仕掛けて接近戦に持ち込む。
できれば、ラルフに無駄な怪我は、させたくない。
だから、俺から仕掛けないで済むなら、その方がいい。
「っぐ……!」
正面から竜の突撃を受け止める。
両手をクロスして、念のため防御姿勢をとった。
「ぬぐぐ……!」
「魔法への対処は、苦手みたいだな!」
そりゃそうだ、今まで魔法なんて無い世界にいたんだから。
俺が竜に気を取られてる内に、ラルフは背後へ回り込んでいた。
後ろからは剣が迫り、前からは強力な魔法。
逃げようが無い。
なら『相手を逃げさせる』までだ。
「《フレア・アーマー》!!」
「なっ?!」
某携帯獣の、第2作目の炎タイプ御三家を参考に、背中から炎を吹き出してみた。
暑いかと思いきや、火属性吸収のおかげか、寧ろ快適だ。
炎に驚いたラルフは、瞬時に後ろへ飛ぶ。
その隙に防御壁の形を変えて、暴れる風と雷の竜を包み、圧縮していった。
今度は手から腕にかけてを、防御壁で包む。
ドラ●エに出てくるような、守備力の高い籠手をイメージした。
剣対素手には調度いいだろう。
「《バリア・グローブ》…火傷してない?」
「そっくり、そのまま返す!自分の体から発火するなど、危険だろう!」
「大丈夫、どこも痛くないし!」
心配してくれながらも、炎が消えると、直ぐに斬りかかってくる。
防御壁を纏った左腕で剣を受け流し、右の拳を『ラルフの鳩尾が来る場所』に置いた。
「が…はっ……!?」
腕を振り抜く必要は無い。
少し、めり込ませるだけ。
『相手の勢いで殴る』
コレが俺の、対人間用のバトルスタイル。
高校上がった頃から、マトモに殴ると、相手が現場直送病院行きになることが多くなって、修得した。
必要以上に痛め付けず、吹っ飛ばして周囲を破壊することもない。
膝から崩れそうになるラルフを抱き止めて、呆然と俺らの模擬戦を見ていた詩音に声をかける。
「…やっといて難だけど、大丈夫?」
「けほっごほっ…は、ハハッ…やっぱり、戦闘経験…あるじゃないか…。」
「戦闘って言うか、喧嘩だけどね。」
『そうちょーさん、やっぱり さいきょーなのです!』
「か、患部はこの辺りですかね…?《ヒール》!」
「ふぅ……助かる、シオン。」
「凄い…ラルフに勝っちゃうなんて…!」
「へへ~♪先に魔法の属性は教えてくれてたし、剣が得意なのも知っていたからさ。」
朝のデコピンワンパン騒動で、ちょい凹んでたけど…うん、自信出てきた!
ディアさんが、チート越えて規格外なんだな、きっと!
「シオンちゃんも、ちゃんと対処できるようになったわよ♪」
「頑張りました!ちょっとした、作戦も考えましたよ!」
『さくせん、です?』
「お、そりゃ楽しみ。」
「なら、そろそろ行くか。ミライは一応、魔力回復薬飲んでおけ。」
「はーい。」
うげっ……魔力回復薬…不味い……!!
「いい?シオンちゃん。最初はゆっくりやるからね。」
「は、はい!お願いします!」
詩音、いいなー。レナさん優しそう……。
「クックックッ…覚悟はいいな、ミライ。」
「良くないって言ったら、どうすんの。」
「問答無用。」
「鬼か!」
こっちの教官はスパルタみたいだよ…。
見た目は主人公タイプなのに、笑顔が悪役だ。
「先ずは初級魔法から始める。とりあえず、防御壁で防げ。耐久性を見たい。」
「はいよー。」
防御壁も魔法だろうな。
なら、イメージは……進●の巨人の街の外壁で!!
「《ウィンドエッジ》!!」
「《バリア》!」
一瞬、ウ●ール・マ●アって唱えようかと思ったけど自重。
防御壁は目に見えないけど、魔力の広がりで結構な大きさになっているのがわかった。
人類の命を預かる、巨大防壁をイメージしたからな。
……巨人にはぶっ壊されてたけど。
風の刃みたいなのが、目に写った。
空気の流れも変わるし、音だってする。
風ってくらいだから、感知は難しいかと思ったけど…これなら、見てからでも防げる。
防御壁に当たると、刃は雲散霧消した。
「流石に、一発で壊れたりはしないな。」
「ま、まあね。」
超不安だったけど、どうにかなりそうだ。
「そのまま、耐えてみろ。」
「了解!」
「《ウィンドエッジ》!」
風の刃が10連続で襲ってきたけど、問題なく耐えた。
意外とイケるなこれ。
……形とか、イメージに寄りけりなのかな?
だとしたら、戦うときに拳から肘までを覆いたい。
素手で剣とか槍に対抗できそう。
「初級魔法で壊れることは、無さそうだな。ウィンドホーク相手なら、完封できるぞ。」
「そりゃ、良かった。」
ウィンドホークは、初級魔法しか使ってこないんだね。
これなら護りきれそうだ。
あんまり魔力消費したくないし、一旦防御壁は消しとこう。
「それじゃあ、ここからは…俺の自己満足に付き合ってくれ。」
「…自己満…手合わせ?」
「ああ。…お前は強い。……正直に言えば、勝てないことは解ってる。俺も冒険者の端くれだ。相手が自分より強いかどうかくらい、判断できるさ。」
「いやぁ~…俺、力はあるけど戦闘経験が……」
「無いなんて言わせないぞ。」
いや、ほぼ無いよ。こっちでは。
俺が渋るのに対し、ラルフは剣を抜いて構える。
…仕方ないなぁ。
「今、何を考えてる?」
「どんくらいの力なら、ラルフの頭を吹っ飛ばさずに殴れるか。」
「正直だな。」
俺の攻撃力6000なんだもん……!
まあ、策はあるんだけど…って言うか、向こうでの俺の、基本的なバトルスタイルでいいかな。いいよな。
先ずは魔法対策に、防御壁を自分に密着させる形で纏う。
イメージは防護服。
防刃チョッキ的な素材に、感電耐性つけたもので。
ただの壁だと、後ろから回り込まれた時が怖い。
「《バリア・アーマー》。」
「いきなり大技いっていいか?」
「どぞどぞ。」
「ありがとう…《クロス・ハリケーン》!!」
風が渦を巻き、巨大な竜巻となった。
たぶん、風の上級魔法だ。
吹っ飛ばされたら不味いな…着地はできるだろうけど、絶対目回す。
「《サンダー・ストーム》!!」
「はっ?!おいおいおい……!」
今度は竜巻に向けて雷が放たれ、混ざり合う。
徐々に全体の形を変え…東洋風の竜を型どって
襲いかかってきた。
「複合魔法…《ドラゴ・ストリーム》!!」
ヤベェ…リアルのバオウ・ザケ●ガ超怖ぇええええ!!
え、大丈夫かコレ?
俺の付け焼き刃防御壁で、大丈夫なのか?!
うわぁー突っ込んでくる!
避けられなくは無さそうだけど…俺の作戦、ラルフ自身にかかってきて貰わないとダメだからなぁ……。
「っ!避ける必要も無いということか!?」
「避けたら威力解らないってだけ!」
防げるなら、それに越したことはない。
魔法が効かなければ、直接剣で来るだろう。
防げないなら、俺から仕掛けて接近戦に持ち込む。
できれば、ラルフに無駄な怪我は、させたくない。
だから、俺から仕掛けないで済むなら、その方がいい。
「っぐ……!」
正面から竜の突撃を受け止める。
両手をクロスして、念のため防御姿勢をとった。
「ぬぐぐ……!」
「魔法への対処は、苦手みたいだな!」
そりゃそうだ、今まで魔法なんて無い世界にいたんだから。
俺が竜に気を取られてる内に、ラルフは背後へ回り込んでいた。
後ろからは剣が迫り、前からは強力な魔法。
逃げようが無い。
なら『相手を逃げさせる』までだ。
「《フレア・アーマー》!!」
「なっ?!」
某携帯獣の、第2作目の炎タイプ御三家を参考に、背中から炎を吹き出してみた。
暑いかと思いきや、火属性吸収のおかげか、寧ろ快適だ。
炎に驚いたラルフは、瞬時に後ろへ飛ぶ。
その隙に防御壁の形を変えて、暴れる風と雷の竜を包み、圧縮していった。
今度は手から腕にかけてを、防御壁で包む。
ドラ●エに出てくるような、守備力の高い籠手をイメージした。
剣対素手には調度いいだろう。
「《バリア・グローブ》…火傷してない?」
「そっくり、そのまま返す!自分の体から発火するなど、危険だろう!」
「大丈夫、どこも痛くないし!」
心配してくれながらも、炎が消えると、直ぐに斬りかかってくる。
防御壁を纏った左腕で剣を受け流し、右の拳を『ラルフの鳩尾が来る場所』に置いた。
「が…はっ……!?」
腕を振り抜く必要は無い。
少し、めり込ませるだけ。
『相手の勢いで殴る』
コレが俺の、対人間用のバトルスタイル。
高校上がった頃から、マトモに殴ると、相手が現場直送病院行きになることが多くなって、修得した。
必要以上に痛め付けず、吹っ飛ばして周囲を破壊することもない。
膝から崩れそうになるラルフを抱き止めて、呆然と俺らの模擬戦を見ていた詩音に声をかける。
「…やっといて難だけど、大丈夫?」
「けほっごほっ…は、ハハッ…やっぱり、戦闘経験…あるじゃないか…。」
「戦闘って言うか、喧嘩だけどね。」
『そうちょーさん、やっぱり さいきょーなのです!』
「か、患部はこの辺りですかね…?《ヒール》!」
「ふぅ……助かる、シオン。」
「凄い…ラルフに勝っちゃうなんて…!」
「へへ~♪先に魔法の属性は教えてくれてたし、剣が得意なのも知っていたからさ。」
朝のデコピンワンパン騒動で、ちょい凹んでたけど…うん、自信出てきた!
ディアさんが、チート越えて規格外なんだな、きっと!
「シオンちゃんも、ちゃんと対処できるようになったわよ♪」
「頑張りました!ちょっとした、作戦も考えましたよ!」
『さくせん、です?』
「お、そりゃ楽しみ。」
「なら、そろそろ行くか。ミライは一応、魔力回復薬飲んでおけ。」
「はーい。」
うげっ……魔力回復薬…不味い……!!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる