ビビりとモフモフの異世界道中

とある村人

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ビビりとモフモフ、冒険開始

人を呪わば穴二つ

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『ごめんなさい…ごめんなさい…!こんなに、こ、怖いものだなんて…知らなくてっ…!』
「よしよし…解ってくれたんだね。」

デイヴィーさんにすがり付いて、わぁわぁ泣いてる精霊?ちゃん。
こんな、呪われてた腕輪の石に居たなんて、大丈夫かな?

「…デイヴィーさん、この子大丈夫?」
「な、泣いていらっしゃいますが……。」
「あ、シオンくんも見えるんだ?話が早いね♪」

あぁ、普通は見えないんだ…。
なんか、そもそも聖獣の俺より、人族として規格外な詩音の方が色々ヤバくね?主にバレた時が。

『よーせーさん、よしよしです。』
『ぐすっ…何この猫ちゃん天使ぃ…?』
「うん、解るよスゲー解る。正しく天使だ。」

小梅は本当に優しいなぁ。
いずれ白い翼が生えても、不思議じゃない。
しかし、仔猫に抱きつく、小さな精霊ちゃんか…
うむ、目の保養だ。癒される。

「未來くんは、言葉解るんですか?」
「うん。詩音は解らないのか。」
「精霊語は、人族が解する言語ではないからな。契約すれば、言語事態は解らずとも、精霊が何を言いたいのかは解るらしいが。」
「成る程!それなら、私の魔法でもお話できそうですね!《テレパス》…こんにちは、精霊さん。私は詩音です。」
『え、えっと…フィオネよ…って解るわけ…』
「フィオネちゃん、ですね。よろしくお願いします。」
『え、ぇえええ?!』

さっきデイヴィーさんも、名前呼んではいたけど…この笑顔を見るに、ちゃんと通じたんだな。
お前のそれ、本当便利だよね。

「……話せるの?」
「詩音、小梅とも同じ魔法で話してるよ。」
「面白い子だろう?w」
「すご~!モンスターとも話せるんだ!」

……ん?『話す』関連で、何か忘れてることがあるような……?うむむ……何だっけ。

「デイヴィー、その精霊について、説明してくれたまえ。任せるとは言ったが、彼女を呪いの魔力に触れさせた理由はなんだ?」
「あ、うん。この子、あの屋敷の長男くんと、契約してる子なんだよ。」
「え。お呪い送り付けてきやがるような、マザコンクズ兄貴でも、精霊と契約できんの?」
「ま、マザコンクズって…未來くん、少しはオブラートに包みましょうよ……。フィオネちゃんには、大事なご主人様なんですから。」

だってー…手紙にも書いてんじゃん。
『要約・俺の母さんに恥かかせやがったから、すかさず報復に出たんだよ』って。
それが上手く行かなかったもんだから、今度は逆恨みお呪いプレゼントだろ?マザコンな上にクズじゃんか。

まあ俺も…電車で母さんに手出した痴漢野郎を、オーバーキルしたことあるから…マザコンの部分は、人のこと言えないかもだけど。

『く、クズじゃないもんっ!ご主人様は、お母さんを護りたいだけなのっ!』
「おおぅ、ごめんごめん。」
「フィオネちゃんも、長男くんを手助けしたい一心だったんだよね。」
『うん。…ご主人様を、困らせてる子に…意地悪する方法、考えたの…。』

困らせてる子ってのが、俺ってわけね。
フィオネちゃんから見れば、完全に俺が悪役なのかぁ。

「…もしや、呪いのアイテムを贈りつけようと、君が進言したのかね?」
『ご主人…凄い人を、出し抜かないとダメだって悩んでて……。なら、プレゼントだよ~って、呪いのアイテム渡したら?って言ったの。呪いっていうのをかけられると、とっても困るって聞いたから…。』
「こ、困るには違いありませんけど……。」

困るどころじゃねぇ……!
そ、その程度の認識だったんだね…!

「てなわけで、先ずはフィオネちゃんに、呪いってもんを知ってもらおうと。」
『怖かったです……!』
「あー…フィオネちゃんを、お仕置きとして入れるために、解呪ギリギリにしたんだ……。」
「うん、それ理由だよ。」

……『も』?

「反省したんですね。」
『もう、ひどい いたずら、ダメですよ?』
『言われなくても、呪いは懲り懲りよぉ…。』
「…屋敷へ帰るなら、私が同行しよう。」
「あ、じゃあ父さんお願いね。ルーファスさんの部屋に、シルフちゃんも居るから。」
『し、シルフ様が…』
「ちゃんと、反省したってこと伝えようね。」
「…ねえ、デイヴィーさん。『も』って…」
「2人とコウメちゃんは、俺と買い物ね~♪」
「わっ?!」
「ひゃっ?!」

ちょっと!
小脇に抱えて運ばないでよ!

「……何隠してんの?」
「後々わかるよ~♪」
「隠してる?…呪い関連で、何かあるんですか?」
「まあ、お楽しみってことで。」
『たのしいこと、です?』

いや、たぶんヤバいことだよ…呪い関連なら…。
もしかしてディアさんは、ソレ隠し事の確認に行ったんじゃ……?

「お姉さん、お待たせしました。この子達が、かくれんぼしちゃいまして。」
「あら、噂の獣人くん?いらっしゃい!」
『おねーさん、こんにちはです。』
「う、噂のって…まあ、噂になるか……。ってか!降ろしてデイヴィーさん!」
「わ、私も降ろしていただけると…!」
「だから、お兄ちゃん。」
「えぇぇ……。」
「まだ諦めてないの?!」

なんでそんなに、『お兄ちゃん』って呼ばせたいの?!
メッセージにまで、by深緑のお兄ちゃんとか書いてたし!
詩音はお兄さん居たけど、俺に居たのは妹なんだ!
お兄ちゃんって、呼ばれる側だったんだよぉ!

「百歩譲ってお兄さん……いや、やっぱお兄ちゃんだな。…兄ちゃんも可。」
「~っ、解ったよ!放して、デイヴィー兄ちゃん!」
「お、お兄ちゃん、その…降ろしてください…っ!」
「はい、どうぞ~♪」

や、やっと地に足着いた…!

「あっはっはっw仲良しだねぇ♪」
『なかよしです♪』
「ぅー。」
「仲良しと言いますか…遊ばれてると言いますか……。」
「いや~可愛いなぁ♪父さんには黙って、連れて帰っちゃおうかなぁ~w」
「「やめて」ください。」

ディアさんの家とか、絶対魔境だろ…!
可愛いだの何だの言われて、もみくちゃにされる未来しか見えない…!

『つれてっちゃ、ダメですー!そうちょーさんも、しおちゃんも、コウメのです!』
「っとと…大丈夫大丈夫wコウメちゃんから、引き離したりしないからね~w」
「あらあら、飼い主さん、取られちゃうと思ったのかねぇw」

おお…小梅が飛びかかるなんて珍しい…!
しかも、理由が『俺らと離れたくない』だとは。
ちょっと嬉しいな♪

───────

※ディアドルフ様視点

『シルフ様ぁ!一晩反省しましたぁ!』
『よしよし、泣かないの。よく頑張ったわね…怖かった?』
『怖かったです!二度と呪っちゃえなんて言いませんっ!』
『解ってくれたなら、いいのよ。…落ち着いて、お茶でも飲みましょ。』

ルーファスの部屋へと着くなり、フィオネは泣きながらシルフに飛び付いた。
精霊の問題は、精霊に任せるとしよう。

「ほ、本当にサリエルが、石化の腕輪を…?」
「未遂だがね。家の次男と、シルフが証人だ。」
「…処遇は…此方で決めても良いだろうか……?」
「さてな。ソコは私ではなく、被害者に聞いてくれたまえ。」
「そう、だな…。ミライくん、だったか。彼は猫鍋亭に泊まっていたな?まだ居るだろうか…。」

直接会うつもりか?
…まあ、ルーファスには、然程悪い感情を持ってはいないだろうが……。

「今は、家の次男と、八百屋に入り浸っているがな。…八百屋の女将に、珍しい野菜でも売りつけている所だろう。」
「市場か…。」
「ただ…次男は文字通り、風…いや、嵐のようでね。いつ2人と1匹を抱えて、外へ飛んで行ってしまうことか。」
「ならば、直ぐに向かおう。」
「いや、明日にしてくれたまえ。」
「何故だ?こういったことは、早い方が良いだろう。」

それは間違いないのだが……今日は、ラルフ以外のシルフィード家の人間に、会いたくないだろうからな。

「ミライは、『これ以上シルフィード家の者と関わりたくない』と言っている。ラルフは除外だろうが。少なくとも、今日は心と体を休ませてやりたい。」

それに、ミライなら、例え会うことに応じたとしても、「謝るなら本人連れて来やがれ」と言うだろう。

「そ、そうか……。」
「それから…ミライと会うより先に、貴君へ伝えておきたいことがある。」
「…何かね?」

…酷だろうが、最早避けられぬ事態だからな。
全く…因果応報と言うべきか…家の子達がやり過ぎなのか…。

「腕輪は、『解呪寸前』の状態でミライの手に渡っている。そして、ミライはソレを装備した。」
「なっ!だ、だが、未遂だと…!」
「家の子が、少々細工をしたようでな。呪いが発動した直後に、解呪されるようになっていた。」
「解呪?!…つまり……呪いは…」
「……返ってくる。貴君の長男にな。」
「なんということだ…!」

かなり弱められてはいたが、呪いは呪い。
すぐにとはいかなくとも、明日の朝には完全に石化していることだろう。
恐らく、夜眠った頃から…じわじわ石にされる。
細工を施したのが家の長男であれば、それくらいの調整はしている筈だ。
一度術者を安心させ…気付かぬ内に呪いを返す……一番厄介なタイプだな。

「…サリエルは、家族に…特に妻とアンジュに関わることだと、過剰になる質なのだ……。それは解っていたのだが…まさかこんな……。」
「お互い、判断を誤ったな。内情を知っていたという点では、私も同罪だ。」

あの時、不安を素直に伝えて、断れば良かった。
大抵のことはできる私だが…流石に、過ぎたことを無かったことにはできない。

「ケールの教会では、解呪は無理だ……王都へ行くしか…。いや…サリエルも、もう17歳…成人して1年は経った。…石化したままにするのが…責任を取らせる、ということなのかもしれんな……。」

責任…か。
…石であり続けることを、罰とするのか…それとも、違う形を望むのか。
決めるべきは、被害者だろう。

「……石化後、すぐに解呪する方法はある。ミライとシオンが許せばな。」
「ほ、本当か?!」
「偶然だが……シオンが、解呪のスキルを持っているのだよ。」

シオンは、かなり人が好い。
だが、恐らく今回ばかりは、治す治さないの判断を、ミライに任せる。

「許されるには、相応の条件があるだろうが…」
「可能な限り呑む。…明日で構わない……2人に、貴殿から伝えてもらえるだろうか…?」
「無論、そのつもりだ。」

事情を話せば、2人は来ると言うだろうが…あの獣嫌いが発狂しそうだ。
これ以上、ミライ達に嫌な思いはさせたくないな。
今日中に、イシュタリアを説得しておくか……。
まずは、娘を懐柔してしまおう。


───────
今回、少し短いですがこの辺で。
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