9 / 249
オマケ集
4月1日のテンプレ
しおりを挟む
※短いです(笑)
「詩音~!」
「何ですかー?」
「道に頭蓋骨落ちてた~!」
「?!」
4月1日…この世界では4月を『春風の月』と言うらしい。
俺は毎年この日が楽しくて仕方ない。
何故なら詩音が、ものっすごく騙されやすいからだ!
小2の時、『ドア開けようとしてバチッてなったら、「チッ…結界か…」って言うといい』とふざけて教えてみたら、詩音はマジでそれを実践した。
爆笑してから嘘だって言ったら、ペチペチ叩かれたよ。詩音から攻撃されたの、アレが初かもしれん。
そこから、毎年詩音に嘘を吐き、騙しておちょくるのがテンプレ行事となった。
今年は頭蓋骨形チョコキャンディである。
ビットの実と蜂蜜の飴で形を作って、ホワイトチョコでコーティングしたんだ。味は保証するぞ。
チョコレート、あったんだよね~この世界♪
ショラの実っていう木の実を割ると、中からチョコレートが出てくるんである。
カカオマスとかどころじゃなく、チョコレートが。
流石はファンタジー。
カカオから精製するとなると、ココアバターとかスキムミルクとか要るし、砕く作業は風属性魔法使わないとムリゲーだろうからね。
ありがたやありがたや。
デイヴィーさんが持ってたから、白ショラ,黒ショラの二種類を買ったよ。
本来、実1個で5千Gはする高級品らしいけど、1万G+石窯カリカリジャガイモピザ擬き+モフモフタイム1時間で、結構な量を売ってくれた。
こんなんで経営大丈夫なんだろうか。
「ほらほら、詩音~♪」
「ひぃいいいいいい?!ど、どなたのですか?!」
「知らねーw」
『ホネホネです~♪』
因みに、小梅は共犯者だ。
土属性魔法で、飴の型を作って貰った。
「あはははw大丈夫だ詩音wコレ、ちょk」
「こ、ここここ来ないでくださぁあああいっ!!」
あ、やべ。
詩音の杖から放たれたのは、所謂ハイドロ●ンプ的な…消防士さんが火事の時に発射するような水流。
小梅は大丈夫だ、水属性吸収がある。
俺もまあ、頑丈だから死なないと思う。
問題はここが宿の廊下ってことと、チョコキャンディだ。
形に悪意があるのは認めるけど、甘いもの好きな詩音のために作った特性品。
無駄にしたくない!できれば詩音に食べてほしい!
「おや、こんな場所で…」
「!ディアさんパース!!」
「む?……骨か?」
「どわぁーっ?!」
偶然やってきたディアさんに、チョコキャンディを投げ渡した所で、思いっきりドロ●ン食らった。
痛い冷たい寒い痛い寒痛いー!!
「ばたん…きゅ……」
『あわわっ!そうちょーさん、しっかりですー!』
「はぁ…はぁ……ハッ!未來くんっ!」
お、俺はもうダメだ…詩音、せめて美味しく食べてくれぇ~……
「わぁーん、《ヒール》!!なんで頭蓋骨なんて持ってきたんですか、未來くんの馬鹿ぁー!」
「シオンよ。」
「は、はい?!」
「コレは、菓子らしい。なかなか悪くない味だぞ。」
「え……ごごごごごめんなさい未來くん!しっかりしてしくださぁーいっ!!」
俺がぶっ倒れてる間に、渾身の頭蓋骨チョコキャンディは、半分程ディアさんに食べられてしまったらしい。
残りは皆で美味しくいただきました。
ただ、廊下びっしゃびしゃにしちゃったもんだから……レヴァンさんから、黒い笑顔でお説教されることになったけど。
「詩音~!」
「何ですかー?」
「道に頭蓋骨落ちてた~!」
「?!」
4月1日…この世界では4月を『春風の月』と言うらしい。
俺は毎年この日が楽しくて仕方ない。
何故なら詩音が、ものっすごく騙されやすいからだ!
小2の時、『ドア開けようとしてバチッてなったら、「チッ…結界か…」って言うといい』とふざけて教えてみたら、詩音はマジでそれを実践した。
爆笑してから嘘だって言ったら、ペチペチ叩かれたよ。詩音から攻撃されたの、アレが初かもしれん。
そこから、毎年詩音に嘘を吐き、騙しておちょくるのがテンプレ行事となった。
今年は頭蓋骨形チョコキャンディである。
ビットの実と蜂蜜の飴で形を作って、ホワイトチョコでコーティングしたんだ。味は保証するぞ。
チョコレート、あったんだよね~この世界♪
ショラの実っていう木の実を割ると、中からチョコレートが出てくるんである。
カカオマスとかどころじゃなく、チョコレートが。
流石はファンタジー。
カカオから精製するとなると、ココアバターとかスキムミルクとか要るし、砕く作業は風属性魔法使わないとムリゲーだろうからね。
ありがたやありがたや。
デイヴィーさんが持ってたから、白ショラ,黒ショラの二種類を買ったよ。
本来、実1個で5千Gはする高級品らしいけど、1万G+石窯カリカリジャガイモピザ擬き+モフモフタイム1時間で、結構な量を売ってくれた。
こんなんで経営大丈夫なんだろうか。
「ほらほら、詩音~♪」
「ひぃいいいいいい?!ど、どなたのですか?!」
「知らねーw」
『ホネホネです~♪』
因みに、小梅は共犯者だ。
土属性魔法で、飴の型を作って貰った。
「あはははw大丈夫だ詩音wコレ、ちょk」
「こ、ここここ来ないでくださぁあああいっ!!」
あ、やべ。
詩音の杖から放たれたのは、所謂ハイドロ●ンプ的な…消防士さんが火事の時に発射するような水流。
小梅は大丈夫だ、水属性吸収がある。
俺もまあ、頑丈だから死なないと思う。
問題はここが宿の廊下ってことと、チョコキャンディだ。
形に悪意があるのは認めるけど、甘いもの好きな詩音のために作った特性品。
無駄にしたくない!できれば詩音に食べてほしい!
「おや、こんな場所で…」
「!ディアさんパース!!」
「む?……骨か?」
「どわぁーっ?!」
偶然やってきたディアさんに、チョコキャンディを投げ渡した所で、思いっきりドロ●ン食らった。
痛い冷たい寒い痛い寒痛いー!!
「ばたん…きゅ……」
『あわわっ!そうちょーさん、しっかりですー!』
「はぁ…はぁ……ハッ!未來くんっ!」
お、俺はもうダメだ…詩音、せめて美味しく食べてくれぇ~……
「わぁーん、《ヒール》!!なんで頭蓋骨なんて持ってきたんですか、未來くんの馬鹿ぁー!」
「シオンよ。」
「は、はい?!」
「コレは、菓子らしい。なかなか悪くない味だぞ。」
「え……ごごごごごめんなさい未來くん!しっかりしてしくださぁーいっ!!」
俺がぶっ倒れてる間に、渾身の頭蓋骨チョコキャンディは、半分程ディアさんに食べられてしまったらしい。
残りは皆で美味しくいただきました。
ただ、廊下びっしゃびしゃにしちゃったもんだから……レヴァンさんから、黒い笑顔でお説教されることになったけど。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
131
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる