貴方の永遠が欲しかった

さく

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出会いの夏

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大学全落ちのあの日からバイト漬けの日々が始まっていた。

小さい頃はロボットの開発に携わる仕事に就きたいと思っていた。
今日、日本ではロボットを労働力として活用するため人間に近い「ニンロイⅡ」の開発が進められている。現在浸透している「ニンロイⅠ」は高度な知識を持ち、見た目だけではほぼ人間と区別がつかない。その優秀な開発をしたのが俺の憧れ瀧石 光次郎 先生だ。しかし、未だに「心」を持ったロボットは存在せず接客業では使われていない。そこで「ニンロイⅡ」を開発しようとしているのだ。俺の未来予想図だと今頃研究室で一緒にロボット開発をしていただろうに､､､。

「大学受験今年こそ受かるといいな」そう思いながらコンビニの夜勤労働をしていると橋の上に真夏なみの異常気象にも関わらず長袖のパーカーを着ている女性がいた､､､
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