4 / 9
第4話
しおりを挟むその日の午後、リサは村を周り、薬草摘みの手伝いを頼んだ。難色を示した者はおらず、皆こころよく引き受けてくれた。
二日後の夕暮れ、約束どおり現れたユリウスは、薬を確認するとすぐに重たい袋を置いた。予想できたことだが、見れば、中には大金が詰まっている。
「……あの……ユリウス様ご自身の給金ではありませんよね?」
「先日の話をして俺が身銭を切るほど馬鹿に見えるか? 辺境伯から引き出したものだ。騎士団内でよく効くと評判になっていたお陰で高値で買い取らせることができた」
それならよかった。胸を撫で下ろし、他の人達が誤解しないうちにと仕事に応じて金を分ける。皆から口々に感謝されながら金を分配し終えた後、リサは、ユリウスが馬から降りたまま待っていたことに気が付いた。
「……あの、どうかなさいました?」
「いや。いい関係だと見ていただけだ」
「ええ、この村の方々は穏やかで優しくて、いい人ばっかりですから」
「それでも、人は変わると言っただろう」
親切や厚意を受け取っているうちに、それが当たり前になってしまうから。前回と同じで、妙にその点を強調するものだ。
「……ユリウス様にもご経験があったのですか?」
「いや。俺にはなかった」
本当だろうか? 訝しんだが、ユリウスは薬の袋を馬に積み始めながら「保管方法に制限はあるか」と誤魔化した。
「湿気の多いところにはおかず、あまり暑いところには保管しないようにしていただければ大丈夫です」
「そうか。次はいつ来ればいい」
「そうですね……毎日採っていては森も枯れてしまいますし……。ああいえ、でも、別の種類のものであればすぐに採集して薬にできますから――」
あれ、と喋っていてリサは戸惑った。
ユリウスのしたことは、自給自足生活のこの村に外部と取引できる仕事を与えるということだった。みんな、薬草摘みは喜んでやってくれたし、いまそこでもお金が入ったことに喜んでいる。だからユリウスが薬を買い取ってくれるのはこの村のためになる。
しかし、そうではなく、いまの自分は“ユリウス様がすぐ来てくれるように”と──自分は、村のためではなく自分がどうしたいかを考えたのではないか?
なぜそんなことを考えてしまったのか。リサは一人で戸惑いながら「でも、騎士団で必要になるものは痛み止めくらいで……」と言い訳をした。
「他の種類の薬は、必要ありませんよね……」
「それは物によるとしか言いようがないな。例えば、そうだな、質の悪い酒を飲んで次の日に使い物にならなくなる馬鹿もいる。そのときに――」
「それならトーリン草とスピナッチを混ぜたものを飲めば多少気分が良くなると思います!」
渡せる薬がある! 思わず身を乗り出してしまった後で、目を丸くしたユリウスを見て我に返った。
「す、すみません……つい……たまにカスパーさん――あの隻腕の方がこっそりお酒を飲むんですが、次の日に気分を悪くしたときにはそれを……お役に立てると意気込んでしまいまして……」
嘘だった。役に立てるなんて殊勝な気持ちはどこにもなかった。
ただ、ユリウスがここに来てくれる口実が欲しかった。
それにユリウスが気付くはずもない。そうか、と無愛想な顔を少し明るくするだけだ。
「それはあると助かるな。領主が欲しがるとは限らないから最初の薬ほど高値で買い取れるかは分からないが……」
「構いません、だって――」
ユリウスに会えるのなら、そう言いかけて慌てて飲みこんだ。
「……鎮痛の薬を高く買っていただけるのですから、滋養の薬は安くても、合わせれば適正な価格になりますでしょう? それで充分です」
「村の連中がそれでいいなら、こちら側が応じることに問題はない。労働力が余っていてそれを活用できるなら互いにいい関係になるが、金に目のくらんだ連中が働き過ぎないようには見張っておけ」
無茶をして体を壊さないように、と心配してくれているのだ。ユリウスの言葉の訳し方が分かってきたリサは、クスクスと笑ってしまった。ユリウスは怪訝な顔をしたが、特に問いただしはせずに馬に乗る。
「それで、結局何日後だ」
「あ、そうですね……また二日程度いただければ……」
明日も来てくれたらいいのに。そう思ったが、理由はなかった。ユリウスも「分かった、二日後だな」と頷いただけだった。
「ではまた来る」
リサは、きれいに手入れされた尾が揺れながら遠ざかるのをじっと見つめた。
ユリウス様も、用がなくても来てくれればいいのに。
その願いは、通じることはなかった。ユリウスは、薬を取りにきては次の予定を確認して帰り、また予定通りに薬を取りにくる、そんなことを繰り返すだけだった。まるで淡々と仕事をするように――いや、ユリウスにとっては仕事以上でもそれ以下でもないのだろう。
その代わり、ユリウスの態度は段々と柔らかくなった。最初の、言葉少なく誤解を招く言い方はあまり変わらないが、ものを投げるようなぶっきらぼうな口調ではなくなった。リサと話す時間も少し長くなり、村にいる他の女性さえ、ユリウスのいないところでは「騎士団長様はいい男ねえ」と噂するくらいになった。それを聞いたリサは、ユリウスが村に歓迎されて嬉しいような、ユリウスの良さを知っているのが自分だけでなくて寂しいような、複雑な気持ちになってしまった。
そんなある日、いつもの薬を取りにくる時間、蹄の音が違うことに気が付いた。あの黒いたてがみの馬が「相棒」なんだと聞いていたのに、馬が負傷でもしたのだろうか――そう訝しみながら扉を開けると、やってきたのはいつかの騎士の一人だった。
彼は、馬から降りるやいなや「リサさん、すみません」とぺこぺこ頭を下げた。
「自分はローマンと申します。いつぞやは大変ご無礼を失礼しました」
「いえ……お気になさらず……」
今日はユリウスは? 騎士団のほうで忙しいのか? それともその身に何かあったのか? 不安を浮かべると、ローマンが「騎士団長でしたら、別の土地に遠征中でして」と口にした。
「リサさんのもとへ行く約束があるから、帰りが間に合わなかったら代わりに行くようにと申し付けられていました。次に来る日も確認しておくようにと」
「そうでしたか……」
大事があったわけではない。せめてそれだけ聞ければ安心だ。リサは胸を撫で下ろしながら、しかし落胆しながら、用意しておいた薬を渡した。
「次はいつ参りましょう? 騎士団長からは大体三日置きと聞いておりますが」
「そうですね、いつもそのくらいで……」
曖昧な返事しかできなかったのは、“三日あればユリウスが帰ってくるだろうか”と考えたせいだった。
でも、この予定はなにもリサだけのものではない。もしユリウスが明後日までに帰ってくるとして、二日後には取りに来てくださいと言えば、薬草摘みを手伝っている村人は普段より働かなければならないかもしれないし、いつもより薬が少なければユリウスに調整を依頼しなければならなくなる。
自分の我儘で、周囲に迷惑をかけたくはない。悩んだ末「いつもどおりで、大丈夫です」と伝えた。
「承知しました。……しかし、リサさん、改めまして、初めてお会いしたときは大変ご迷惑をおかけいたしました」
薬を馬に積んだところで、ローマンは深々と頭を下げた。リサの頭はユリウスでいっぱいだったせいで、素直に困惑してしまう。
「ええと……何のことで……」
「……聖女がいるという噂を真に受けて、リサさんを無理矢理騎士団に連れて行こうとしたときのことです。その節は大変失礼しました」
「あ……ああ!」
そうだ、そういえば彼は自分を聖女だと決めつけて小屋にあがりこんだのだ。今となっては全く気にしていないことだったので、リサは本心で首を横に振る。
「いいえ、お気になさらず。お陰様でこうして薬を買い取ってもらえるようになり、村のみんなも少しずつ豊かになりましたから」
「そうですか……いえ、申し訳ないのですが、そう言っていただけると助かります。騎士団長に叱られてしまいました――」
ユリウスはあの場だけではなく、去った後も部下を指導してくれていたのか。そう知ったリサは頬を緩めてしまいそうになり「聖女なんていないのだから、と……」続きに言葉を失った。
そういえば、そうだった。ユリウスは親の仇とでもするような顔をして、聖女の存在を否定していた。だから、リサも最初は、ユリウスに対して少し壁を作ってしまっていた。
「……ユリウス様は、過去になにかあったのでしょうか? 例えば……、聖女に騙されたなど……」
言いながら喉が閉塞感に襲われる。ローマンは「いえ、そうは聞いておりませんが……」と首を横に振りながらも、そう言われてみればとでもいうように顎を指で挟んだ。
「あの方は、かつてご家族を亡くされたそうです。もしかすると、そのお方が聖女に救ってもらえなかったのかもしれませんね……」
ドク、と心臓が揺れた。リサの反応を勘違いしたのか、ローマンは「ご存知ないですか、少し前にいた聖女のお話を」と少し意気込んだ。
「もとは貴賤にかかわらず人を助けていたようですが、王家に召し上げられて以来、金のない者は相手にしなくなったそうです。贅沢な暮らしに慣れ、金に目がくらんだんでしょうね。騎士団長は貴族の生まれではあると噂がありますが、だからこそ謝礼金を吊り上げられでもしたのかも……」
黙り込んでいると、ローマンは「ああいや、これは無駄話を失礼」と軽く会釈し、帰り支度を始めた。
「では、三日後に改めて参ります。騎士団長がお戻りになったら伝えておきますので」
「……ありがとうございます。よろしくお願いします」
ユリウスは、早くに家族を亡くしていた。それ以外に確たる話は何もなかったが、聖女が治療を拒絶したせいで助からず、“聖女なんていない”と怒り、嫌っているというのも、有り得なくはない話だ。
この自分の話を聞いたら、ユリウスはどんな反応をするだろうか。
ローマンを見送りながら、リサの心には暗雲がたちこめていた。
154
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
悪役令嬢と呼ばれて追放されましたが、先祖返りの精霊種だったので、神殿で崇められる立場になりました。母国は加護を失いましたが仕方ないですね。
蒼衣翼
恋愛
古くから続く名家の娘、アレリは、古い盟約に従って、王太子の妻となるさだめだった。
しかし、古臭い伝統に反発した王太子によって、ありもしない罪をでっち上げられた挙げ句、国外追放となってしまう。
自分の意思とは関係ないところで、運命を翻弄されたアレリは、憧れだった精霊信仰がさかんな国を目指すことに。
そこで、自然のエネルギーそのものである精霊と語り合うことの出来るアレリは、神殿で聖女と崇められ、優しい青年と巡り合った。
一方、古い盟約を破った故国は、精霊の加護を失い、衰退していくのだった。
※カクヨムさまにも掲載しています。
ヒロインと結婚したメインヒーローの側妃にされてしまいましたが、そんなことより好きに生きます。
下菊みこと
恋愛
主人公も割といい性格してます。
アルファポリス様で10話以上に肉付けしたものを読みたいとのリクエストいただき大変嬉しかったので調子に乗ってやってみました。
小説家になろう様でも投稿しています。
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
【完結】さようなら。毒親と毒姉に利用され、虐げられる人生はもう御免です 〜復讐として隣国の王家に嫁いだら、婚約者に溺愛されました〜
ゆうき
恋愛
父の一夜の過ちによって生を受け、聖女の力を持って生まれてしまったことで、姉に聖女の力を持って生まれてくることを望んでいた家族に虐げられて生きてきた王女セリアは、隣国との戦争を再び引き起こした大罪人として、処刑されてしまった。
しかし、それは現実で起こったことではなく、聖女の力による予知の力で見た、自分の破滅の未来だった。
生まれて初めてみた、自分の予知。しかも、予知を見てしまうと、もうその人の不幸は、内容が変えられても、不幸が起こることは変えられない。
それでも、このまま何もしなければ、身に覚えのないことで処刑されてしまう。日頃から、戦争で亡くなった母の元に早く行きたいと思っていたセリアだが、いざ破滅の未来を見たら、そんなのはまっぴら御免だと強く感じた。
幼い頃は、白馬に乗った王子様が助けに来てくれると夢見ていたが、未来は自分で勝ち取るものだと考えたセリアは、一つの疑問を口にする。
「……そもそも、どうして私がこんな仕打ちを受けなくちゃいけないの?」
初めて前向きになったセリアに浮かんだのは、疑問と――恨み。その瞬間、セリアは心に誓った。自分を虐げてきた家族と、母を奪った戦争の元凶である、隣国に復讐をしようと。
そんな彼女にとある情報が舞い込む。長年戦争をしていた隣国の王家が、友好の証として、王子の婚約者を探していると。
これは復讐に使えると思ったセリアは、その婚約者に立候補しようとするが……この時のセリアはまだ知らない。復讐をしようとしている隣国の王子が、運命の相手だということを。そして、彼に溺愛される未来が待っていることも。
これは、復讐を決意した一人の少女が、復讐と運命の相手との出会いを経て、幸せに至るまでの物語。
☆既に全話執筆、予約投稿済みです☆
出来損ないと言われて、国を追い出されました。魔物避けの効果も失われるので、魔物が押し寄せてきますが、頑張って倒してくださいね
猿喰 森繁
恋愛
「婚約破棄だ!」
広間に高らかに響く声。
私の婚約者であり、この国の王子である。
「そうですか」
「貴様は、魔法の一つもろくに使えないと聞く。そんな出来損ないは、俺にふさわしくない」
「… … …」
「よって、婚約は破棄だ!」
私は、周りを見渡す。
私を見下し、気持ち悪そうに見ているもの、冷ややかな笑いを浮かべているもの、私を守ってくれそうな人は、いないようだ。
「王様も同じ意見ということで、よろしいでしょうか?」
私のその言葉に王は言葉を返すでもなく、ただ一つ頷いた。それを確認して、私はため息をついた。たしかに私は魔法を使えない。魔力というものを持っていないからだ。
なにやら勘違いしているようだが、聖女は魔法なんて使えませんよ。
「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」とやりがい搾取されたのでやめることにします。
木山楽斗
恋愛
平民であるフェルーナは、類稀なる魔法使いとしての才を持っており、聖女に就任することになった。
しかしそんな彼女に待っていたのは、冷遇の日々だった。平民が聖女になることを許せない者達によって、彼女は虐げられていたのだ。
さらにフェルーナには、本来聖女が受け取るはずの報酬がほとんど与えられていなかった。
聖女としての忙しさと責任に見合わないような給与には、流石のフェルーナも抗議せざるを得なかった。
しかし抗議に対しては、「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」といった心無い言葉が返ってくるだけだった。
それを受けて、フェルーナは聖女をやめることにした。元々歓迎されていなかった彼女を止める者はおらず、それは受け入れられたのだった。
だがその後、王国は大きく傾くことになった。
フェルーナが優秀な聖女であったため、その代わりが務まる者はいなかったのだ。
さらにはフェルーナへの仕打ちも流出して、結果として多くの国民から反感を招く状況になっていた。
これを重く見た王族達は、フェルーナに再び聖女に就任するように頼み込んだ。
しかしフェルーナは、それを受け入れなかった。これまでひどい仕打ちをしてきた者達を助ける気には、ならなかったのである。
【完結】経費削減でリストラされた社畜聖女は、隣国でスローライフを送る〜隣国で祈ったら国王に溺愛され幸せを掴んだ上に国自体が明るくなりました〜
よどら文鳥
恋愛
「聖女イデアよ、もう祈らなくとも良くなった」
ブラークメリル王国の新米国王ロブリーは、節約と経費削減に力を入れる国王である。
どこの国でも、聖女が作る結界の加護によって危険なモンスターから国を守ってきた。
国として大事な機能も経費削減のために不要だと決断したのである。
そのとばっちりを受けたのが聖女イデア。
国のために、毎日限界まで聖なる力を放出してきた。
本来は何人もの聖女がひとつの国の結界を作るのに、たった一人で国全体を守っていたほどだ。
しかも、食事だけで生きていくのが精一杯なくらい少ない給料で。
だがその生活もロブリーの政策のためにリストラされ、社畜生活は解放される。
と、思っていたら、今度はイデア自身が他国から高値で取引されていたことを知り、渋々その国へ御者アメリと共に移動する。
目的のホワイトラブリー王国へ到着し、クラフト国王に聖女だと話すが、意図が通じず戸惑いを隠せないイデアとアメリ。
しかし、実はそもそもの取引が……。
幸いにも、ホワイトラブリー王国での生活が認められ、イデアはこの国で聖なる力を発揮していく。
今までの過労が嘘だったかのように、楽しく無理なく力を発揮できていて仕事に誇りを持ち始めるイデア。
しかも、周りにも聖なる力の影響は凄まじかったようで、ホワイトラブリー王国は激的な変化が起こる。
一方、聖女のいなくなったブラークメリル王国では、結界もなくなった上、無茶苦茶な経費削減政策が次々と起こって……?
※政策などに関してはご都合主義な部分があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる