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1.邂逅
(5)選択⑦
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なんて言おう。大丈夫かどうか、聞こうか。顔を見れば怪我をしているのは分かるし、でもそれ以外に外傷は見当たらないし、意識もあるし、大丈夫なのは明らかだ。それを口に出す必要が分からなかった。
荒神くんも何も言わなかった。荒神くんが何も言わないのが、この状況で私にどう声をかければいいのか分からないからならいいと思った。
倉庫内の静寂が沈黙に変わってしまったそのとき、ガンッと倉庫の扉が揺れた。ガラガラと扉が開く。
「……三国?」
真っ先に飛び込んできたのは桜井くんだった。雲雀くんもすぐに顔を出し、桜井くんと違って素早く視線を動かす。
「……2人だけか?」
「……新庄ならあっちから逃げた。三国が永人さん呼んだから」
荒神くんの視線を追いかけると、私達が入ってきたのとは反対側に勝手口のようなものが見えた。
そうか、あっちから逃げたのか。天井しか見えてなかったから分からなかった――。勝手口のほうばかりを見てそんなことを考えていると、突然強く両肩が掴まれた。
「三国!」
はっと振り向けば、桜井くんの顔が目の前にあった。
「え、あ」
やっと声が出たかと思ったら、コホリと咳が出た。新庄の前ではあんなにペラペラと喋っていたのに、そんな自分は別人だったんじゃないかと思えるくらい、上手く言葉が出なかった。
「大丈夫か? 新庄になんかされてない!?」
荒神くんの視線が私に向く。それに気づかないふりをして、首を横に振った。
「……大丈夫」やっと言葉になった声は掠れていて「……大丈夫。何もされてないから」
ほーっ、と桜井くんが息を吐きだしながら俯いた。私の肩を掴む手からもゆるゆると力が抜けて、安堵が伝わってくる。
あとで、荒神くんに口留めしなきゃ……。ゆっくりと、何度か瞬きをする。目はカピカピに渇いていた。きっと、自分でも気づかないうちに目を見開いてしまっていたのだろう。
「マジでビビった……。アイツ本物のクソ野郎だから……三国になんかあってもおかしくなかったから……マジで……」
桜井くんは、何にも気付かなかった。自然といえば自然なことだった、私には外傷はないし、制服だって乱れていないし、私が何もしていないと言えば何もされていないことになる。
手出したって、分かんのかなあ? ――その新庄の言葉は正しかった。私と荒神くんが何も言わなければ、私は何もされていないことになる。たとえあのまま最後までされていたとしても――。そう考えると、背筋が凍る思いだった。
「おい、結局誰もいねーのか?」
扉がもう少し開いて、今度は蛍さんが入ってきた。その背後には知らない長身の人もいる。長身の人は入口に留まり、蛍さんだけが中に入って来た。
蛍さんは私の前に立つ。私は、床にへたり込んだまま、呆然と蛍さんを見上げる。
そうして暫く、蛍さんがここにいる原因が自分の電話だと思い出した。
「あ……、あの……蛍さん」
「女子と5分以上通話したの、お前が初めてだぞ、三国」
ちゃんと着信があったことを示すように、蛍さんは携帯電話を取り出して振ってみせた。
「……すみません」
「桜井達と縁切る準備ができたら電話しろっていったのに、なあ?」
蛍さんは笑っていたけれど、文脈のおかげで皮肉を読み取れた。
「よりによって、深緋の新入りに誘拐されて、その助けを群青のトップに求めるとは、いい度胸してんな」
蛍さんの視線が一瞬、私の脇に動いた。でもそれが何を見たのかは分からなかった。分からないまま、蛍さんの視線は私に戻る。
「どうする、三国。俺はタダじゃねーよ。お駄賃でもくれんのか?」
その視線の間に、桜井くんが割り込む。ゴールデンウィークの海と同じで、まるで私を庇うように、私と蛍さんの視線が交錯するのを邪魔する。
「……そこは、もう、俺達が約束した通りなんで。三国は関係ないってことにしてもらえないですか」
あれ、敬語? 状況にそぐわない疑問かもしれないけれど、その疑問は桜井くんと蛍さんの関係の変化を推測させるのに充分だった。
「……まあ、今回に限ってはそうだな」
桜井くんは、その返事に頭を下げた。
そのまま私に向き直り「大丈夫? 立てる?」と腕を引っ張ってくれた。立とうとして立てなかったわけではなかったのだけれど、そうされて初めて、自分が腰を抜かしていたことに気が付いた。
「……立てない」
「……おんぶでいい?」
「え、いや、いいよ。いやイヤとかじゃなくて、その、ほら重たいし」
「あー、てか立てないならおんぶむりかな。抱っこか」
「えっ」
桜井くんに体を持ち上げられ、慌ててしがみついた。ジャンプしているときとは違う浮遊感に襲われる。大体、自分とそう変わらない体格の桜井くんに抱えあげられるなんて思ってもみなかったせいで、その意味での驚きもあった。
桜井くんの右腕は膝下にあった。もう少し先に、新庄が触れた場所がある。ぎゅ、と無意識に、桜井くんの肩に乗せた腕に力が籠ってしまうのを感じた。
「さーて、ラブコメは後にしてもらおうか」
倉庫内を見て回っていた蛍さんが倉庫の出口を指さす。
「こんなところに入ってて、誰かに見つかると面倒くさい。いったん外に出る。話はその後だ」
視線を動かし、携帯電話が転がっているのを見つける。拾わなきゃ、と考えていると、まるでテレパシーでも伝わったように、雲雀くんがそれを拾い上げてくれた。雲雀くんのいつもの不愛想な顔と目が合う。
「……三国のだろ?」
「……うん。ありがと」
私が桜井くんにしがみついているせいか、雲雀くんはそのまま携帯電話を預かってくれた。隣では荒神くんが「あーもう、マジ痛い」と手首を擦っていた。
桜井くんにしがみついたまま外に出ると、ずっと倉庫の入口に立っていた長身の人が「ああ、結局なんもなし?」「逃げたっぽい」と蛍さんと話す。その視線が私に向いた。
ゴールデンウィークに蛍さんと一緒にやって来た人とシルエットが完全に一致するから「能勢芳喜」さんだろう。ほんの少し垂れ気味の優しそうな瞳とほんのりと口角の上がった薄い唇と、口元の黒子が印象的だった。同時に、桜井くんが「イケメンで背が高くて色気がある」と言っていたことも思い出したし、納得もした。今後「色気のある人」と言われて真っ先に浮かぶ人になりそうだ。
そしてなにより、この中にいると明らかに浮いていた。というか、私とこの能勢さんだけ、見た目があまりにもありふれた高校生だった。改造もなにもされていない制服と黒髪のせいなのだろうけれど、ピンクブラウンの髪に刺繍入りの学ランを着ている蛍さんの仲間には到底見えない。
なんだか不思議な人だな……と不躾に観察してしまっていると、その能勢さんは穏やかに目尻を下げて笑った。
「三国英凜ちゃん? はじめましてじゃないんだけど、はじめましてって言ったほうがいいかな?」
その声はハスキーで、桜井くんや雲雀くんの声が子供っぽく思えた。
ふるふると桜井くんの腕の中で首を横に振る。海で会ったときは顔は分からなかったけど、あの時は蛍さんとこの能勢さんもいたからこそ、あのゴリラ達が蜘蛛の子を散らすように逃げていったのだと考えると、あれをカウントしないのは失礼な気がした。
「……こんな形で、すみません。三国英凜です」
「女の子がそんなこと気にしないでいいんだよ。むしろ、新庄に誘拐されて永人さんを呼ぶのは賢かったんじゃない?」
なんとなく、本当になんとなくだけれど、それは安心する声だった。声の高さか、喋り方か、その両方かが絶妙に心地が良かった。
「永人さんもお気に入りなことだし」
「そういう話じゃねーよ、俺は対価はキチッと貰う主義だしな」
私はバイクの上に横向きに載せられた。誰のバイクか分からずに辺りを見回すとバイクは2台しかない。雲雀くんと桜井くんは学校にバイクでは来ない、と考えるとこれは蛍さんと能勢さんのものだろう。
「さて、三国」能勢さんの隣で蛍さんが腕を組み「この間言ったとおりだ、俺は群青のメンバーじゃないヤツは助けない。この意味が分かるな?」
群青のメンバーでないのであれば、助けない。逆に言えば、助けるのであれば──。
「桜井くんと雲雀くんは、私のせいで群青に入りましたか」
「三国、そうじゃない」桜井くんが素早く訂正して「三国のせいじゃなくて、俺達のせいで三国が誘拐されて、だから俺達は群青に入ることにした。間が抜けてる」
「……雲雀くんみたいな喋り方するね」
「……確かに俺にしては理屈っぽいこと言ったかも」
むむ、と口角の一方を下げて眉間に皺を寄せる表情は、間違いなくいつもの桜井くんのものだった。蛍さんの視線は桜井くんと私、そして雲雀くんを見る。
「今回の件の話をしよう。三国、お前から雲雀に宛てた電話で、コイツらはいよいよ自分達の手に負えないと判断したらしい。真っ先に俺のところに来やがった、群青に入る代わりに三国を助けてくれってな。お前から俺に宛てた電話は、コイツらが群青に入ると決めた後だ」
ほっ──と胸に安堵が広がる。私が誘拐されたことが発端とはいえ、私が蛍さんに電話をしたせいで群青に入ったわけではなかった。
「コイツらが群青に入るにあたって提示した条件は、三国、今回の件について俺が──群青が、お前を助けることだ。いいか、今回の件について、だ」
蛍さんは注意深く、対象を限定した。
荒神くんも何も言わなかった。荒神くんが何も言わないのが、この状況で私にどう声をかければいいのか分からないからならいいと思った。
倉庫内の静寂が沈黙に変わってしまったそのとき、ガンッと倉庫の扉が揺れた。ガラガラと扉が開く。
「……三国?」
真っ先に飛び込んできたのは桜井くんだった。雲雀くんもすぐに顔を出し、桜井くんと違って素早く視線を動かす。
「……2人だけか?」
「……新庄ならあっちから逃げた。三国が永人さん呼んだから」
荒神くんの視線を追いかけると、私達が入ってきたのとは反対側に勝手口のようなものが見えた。
そうか、あっちから逃げたのか。天井しか見えてなかったから分からなかった――。勝手口のほうばかりを見てそんなことを考えていると、突然強く両肩が掴まれた。
「三国!」
はっと振り向けば、桜井くんの顔が目の前にあった。
「え、あ」
やっと声が出たかと思ったら、コホリと咳が出た。新庄の前ではあんなにペラペラと喋っていたのに、そんな自分は別人だったんじゃないかと思えるくらい、上手く言葉が出なかった。
「大丈夫か? 新庄になんかされてない!?」
荒神くんの視線が私に向く。それに気づかないふりをして、首を横に振った。
「……大丈夫」やっと言葉になった声は掠れていて「……大丈夫。何もされてないから」
ほーっ、と桜井くんが息を吐きだしながら俯いた。私の肩を掴む手からもゆるゆると力が抜けて、安堵が伝わってくる。
あとで、荒神くんに口留めしなきゃ……。ゆっくりと、何度か瞬きをする。目はカピカピに渇いていた。きっと、自分でも気づかないうちに目を見開いてしまっていたのだろう。
「マジでビビった……。アイツ本物のクソ野郎だから……三国になんかあってもおかしくなかったから……マジで……」
桜井くんは、何にも気付かなかった。自然といえば自然なことだった、私には外傷はないし、制服だって乱れていないし、私が何もしていないと言えば何もされていないことになる。
手出したって、分かんのかなあ? ――その新庄の言葉は正しかった。私と荒神くんが何も言わなければ、私は何もされていないことになる。たとえあのまま最後までされていたとしても――。そう考えると、背筋が凍る思いだった。
「おい、結局誰もいねーのか?」
扉がもう少し開いて、今度は蛍さんが入ってきた。その背後には知らない長身の人もいる。長身の人は入口に留まり、蛍さんだけが中に入って来た。
蛍さんは私の前に立つ。私は、床にへたり込んだまま、呆然と蛍さんを見上げる。
そうして暫く、蛍さんがここにいる原因が自分の電話だと思い出した。
「あ……、あの……蛍さん」
「女子と5分以上通話したの、お前が初めてだぞ、三国」
ちゃんと着信があったことを示すように、蛍さんは携帯電話を取り出して振ってみせた。
「……すみません」
「桜井達と縁切る準備ができたら電話しろっていったのに、なあ?」
蛍さんは笑っていたけれど、文脈のおかげで皮肉を読み取れた。
「よりによって、深緋の新入りに誘拐されて、その助けを群青のトップに求めるとは、いい度胸してんな」
蛍さんの視線が一瞬、私の脇に動いた。でもそれが何を見たのかは分からなかった。分からないまま、蛍さんの視線は私に戻る。
「どうする、三国。俺はタダじゃねーよ。お駄賃でもくれんのか?」
その視線の間に、桜井くんが割り込む。ゴールデンウィークの海と同じで、まるで私を庇うように、私と蛍さんの視線が交錯するのを邪魔する。
「……そこは、もう、俺達が約束した通りなんで。三国は関係ないってことにしてもらえないですか」
あれ、敬語? 状況にそぐわない疑問かもしれないけれど、その疑問は桜井くんと蛍さんの関係の変化を推測させるのに充分だった。
「……まあ、今回に限ってはそうだな」
桜井くんは、その返事に頭を下げた。
そのまま私に向き直り「大丈夫? 立てる?」と腕を引っ張ってくれた。立とうとして立てなかったわけではなかったのだけれど、そうされて初めて、自分が腰を抜かしていたことに気が付いた。
「……立てない」
「……おんぶでいい?」
「え、いや、いいよ。いやイヤとかじゃなくて、その、ほら重たいし」
「あー、てか立てないならおんぶむりかな。抱っこか」
「えっ」
桜井くんに体を持ち上げられ、慌ててしがみついた。ジャンプしているときとは違う浮遊感に襲われる。大体、自分とそう変わらない体格の桜井くんに抱えあげられるなんて思ってもみなかったせいで、その意味での驚きもあった。
桜井くんの右腕は膝下にあった。もう少し先に、新庄が触れた場所がある。ぎゅ、と無意識に、桜井くんの肩に乗せた腕に力が籠ってしまうのを感じた。
「さーて、ラブコメは後にしてもらおうか」
倉庫内を見て回っていた蛍さんが倉庫の出口を指さす。
「こんなところに入ってて、誰かに見つかると面倒くさい。いったん外に出る。話はその後だ」
視線を動かし、携帯電話が転がっているのを見つける。拾わなきゃ、と考えていると、まるでテレパシーでも伝わったように、雲雀くんがそれを拾い上げてくれた。雲雀くんのいつもの不愛想な顔と目が合う。
「……三国のだろ?」
「……うん。ありがと」
私が桜井くんにしがみついているせいか、雲雀くんはそのまま携帯電話を預かってくれた。隣では荒神くんが「あーもう、マジ痛い」と手首を擦っていた。
桜井くんにしがみついたまま外に出ると、ずっと倉庫の入口に立っていた長身の人が「ああ、結局なんもなし?」「逃げたっぽい」と蛍さんと話す。その視線が私に向いた。
ゴールデンウィークに蛍さんと一緒にやって来た人とシルエットが完全に一致するから「能勢芳喜」さんだろう。ほんの少し垂れ気味の優しそうな瞳とほんのりと口角の上がった薄い唇と、口元の黒子が印象的だった。同時に、桜井くんが「イケメンで背が高くて色気がある」と言っていたことも思い出したし、納得もした。今後「色気のある人」と言われて真っ先に浮かぶ人になりそうだ。
そしてなにより、この中にいると明らかに浮いていた。というか、私とこの能勢さんだけ、見た目があまりにもありふれた高校生だった。改造もなにもされていない制服と黒髪のせいなのだろうけれど、ピンクブラウンの髪に刺繍入りの学ランを着ている蛍さんの仲間には到底見えない。
なんだか不思議な人だな……と不躾に観察してしまっていると、その能勢さんは穏やかに目尻を下げて笑った。
「三国英凜ちゃん? はじめましてじゃないんだけど、はじめましてって言ったほうがいいかな?」
その声はハスキーで、桜井くんや雲雀くんの声が子供っぽく思えた。
ふるふると桜井くんの腕の中で首を横に振る。海で会ったときは顔は分からなかったけど、あの時は蛍さんとこの能勢さんもいたからこそ、あのゴリラ達が蜘蛛の子を散らすように逃げていったのだと考えると、あれをカウントしないのは失礼な気がした。
「……こんな形で、すみません。三国英凜です」
「女の子がそんなこと気にしないでいいんだよ。むしろ、新庄に誘拐されて永人さんを呼ぶのは賢かったんじゃない?」
なんとなく、本当になんとなくだけれど、それは安心する声だった。声の高さか、喋り方か、その両方かが絶妙に心地が良かった。
「永人さんもお気に入りなことだし」
「そういう話じゃねーよ、俺は対価はキチッと貰う主義だしな」
私はバイクの上に横向きに載せられた。誰のバイクか分からずに辺りを見回すとバイクは2台しかない。雲雀くんと桜井くんは学校にバイクでは来ない、と考えるとこれは蛍さんと能勢さんのものだろう。
「さて、三国」能勢さんの隣で蛍さんが腕を組み「この間言ったとおりだ、俺は群青のメンバーじゃないヤツは助けない。この意味が分かるな?」
群青のメンバーでないのであれば、助けない。逆に言えば、助けるのであれば──。
「桜井くんと雲雀くんは、私のせいで群青に入りましたか」
「三国、そうじゃない」桜井くんが素早く訂正して「三国のせいじゃなくて、俺達のせいで三国が誘拐されて、だから俺達は群青に入ることにした。間が抜けてる」
「……雲雀くんみたいな喋り方するね」
「……確かに俺にしては理屈っぽいこと言ったかも」
むむ、と口角の一方を下げて眉間に皺を寄せる表情は、間違いなくいつもの桜井くんのものだった。蛍さんの視線は桜井くんと私、そして雲雀くんを見る。
「今回の件の話をしよう。三国、お前から雲雀に宛てた電話で、コイツらはいよいよ自分達の手に負えないと判断したらしい。真っ先に俺のところに来やがった、群青に入る代わりに三国を助けてくれってな。お前から俺に宛てた電話は、コイツらが群青に入ると決めた後だ」
ほっ──と胸に安堵が広がる。私が誘拐されたことが発端とはいえ、私が蛍さんに電話をしたせいで群青に入ったわけではなかった。
「コイツらが群青に入るにあたって提示した条件は、三国、今回の件について俺が──群青が、お前を助けることだ。いいか、今回の件について、だ」
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