ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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大切だから

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クロス side



アヤミが安心したように出て行ってからアルフも風呂の準備をしている。

先に入ってろとは言ったが中々戻って来ないアヤミを心配して待って居たからだ。
だが、アヤミが戻ってきたので安心したのかアルフも風呂に入る準備をしている。




「クロス兄ちゃんはお風呂入るの?」


「いや、俺は後でいい」


「わかった、じゃあ僕は行ってくるね」



アルフ一人でも危ないことはないのでそのままアルフを見送る、部屋には誰も居なくなった。




「……アヤミは馬鹿だな」




俺がアヤミを嫌うなんてあるわけないだろうに。

アヤミが転生者だなんて知らなかったが、そんな事で俺が嫌いになるわけないだろう。
神から能力を貰ったとかそんなのはどうでも良い、俺はアヤミの優しさに惚れてるんだからな。


さっさと振ればいいだけなのにアヤミは俺を年下として甘やかすから俺はアヤミから離れられなくなる
、その優しさがもっと欲しくなる。
……俺が求めていたものをアヤミがくれるから。

マグライナもアヤミの優しさに触れてわかっただろうが、ぽっと出の奴に負けるわけにはいかない。
俺の方が先にアヤミを見つけたんだからな。

ここの店主も少し疑ってはいるが、アヤミはその店主に興味なさそうだからな。
ただ同郷の奴が見つかって嬉しかっただけだろう。

それも少しムカつくことではあるが。



アヤミとの旅を続けたかったがまあいい。
アヤミは強く俺を拒絶しないからな、まだまだ先がある。


これから何が起こるかはまだわからない、帝国に行ったアイツらも俺はどうでもいいからな。
アヤミが気にしてるからついて行くだけであり、それ以上は何もない。


俺は俺の全てをかけてでもアヤミを守る、アヤミが好きで大切だから。
誰にも傷付けさせない。


 
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