ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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転生者

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「お辛くはないですか?」


「お父さんやお母さんと離れて寂しいのは寂しいかな。 本当に急だったからお別れも言えずにこっちに来ちゃったから……。 でも、私にはもう守らないといけない家族が居るんだから引きずってばかりはいられないよ、前を向いて生きて行かないとね」



隣に座ってるアルフの頭を優しく撫でてあげる。
アルフは自分のことだと気づいたのか私を見上げてふりゃりと笑って居る。



「アヤミさんはお強いですね」


「全然強くはないよ、その覚悟を決まるまで時間もかかちゃったし。 あの時はアルフにも迷惑かけちゃったね」


「家族だからいいの!」



アルフが誘拐されるまでの私は本当に駄目な女だったからね。
あの時が私の運命の分かれ道だったのかも、アルフを助けらなかったら私はそのまま天国に行くことを望んでいただろうからレイファにもコーネリアちゃんのも会えなかったでしょ。



「ありがとう」


「えー、じぁあ俺も家族に入れて下さいよ~」



……レイファ、それって聞きようによってはプロポーズみたいだから止めよう。
レイファ的にはこっちの家族とは縁を切って天涯孤独になったしまったから私を姉、アルフを弟にしたいってことでしょ。

全く……レイファのことが好きなコーネリアちゃんが目の前に居るんだから誤解されるようなことは言わないでよね。



「はいはい、じゃあ弟ね」


「レイファ兄も家族だねっ」



まあ、レイファなら弟にしても問題はないからね。
一緒に仕事してて大体のレイファの性格はわかってるし、元々のレイファだったら遠慮してたけど。



「……そうっすね! アルフ、アルフの兄ちゃんだぞ!」


「やったー!」



レイファの表情が一瞬だけ曇ったように見えたけど、気のせいだよね。
あっ、もしかして日本の家族のことを思い出したのかもしれない、まだまだ学生だったみたいだしそれなら仕方ないよね。
18歳はまだ子供だもん。

……まあ、私と3歳しか違わないんだけど成人と未成年だからね!
成人と未成年だと全然違うから!



「仲が良さそうで羨ましそうです」


「うん、だから両親と別れたのは悲しいけど大丈夫だよ」


「それは安心しました」



コーネリアちゃんはふんわりと微笑んでいる、まだ転生した話しかしてないけどコーネリアちゃんに嫌悪感が見られなくてよかった。
私がつまらない冗談でも言ってるんだと思われたらこれから話そうとしてる能力の話が出来ないからね。

転生した話も大事だけどこっちの話も大事なことだから。



「えっと、ここまでで話した内容でわからないことはない? あったら頑張ってわかりやすく説明するけど……」


 
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