フレンド

飛鳥槐

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あるテスト後の帰り道

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受験して入った中学の制服の裾を揺らし、バスを降りる。

空はもう茜色に染まっていた。

いたって普通の学生でいたって普通の学生生活だ。

…隣にいるやつを除けば。

?「いやー、テスト終わったらすぐまたテスト。学生は大変だな」

他人事のように言うこいつはシュン。一番最近フレンドになったやつだ。

金髪で背が高く悔しいがイケメンだ。

?「でも次は冬休みだからゆっくりできるね」

下から聞こえた声はまつりの物だ。まつりはサバンナキャットで一番古くからいる僕のフレンドだ。

?「まあでも冬休み終わったらすぐ課題テストだよね…」

先程のまつりの言葉に冬休みウキウキモードに入っていた僕は、アカスズメフクロウの蜜柑(ミカン)の言葉でテストイヤイヤモードに戻った

秋「まあ冬休みはクリスマスとかお正月とかイベントもあるし、皆で楽しもうね」

シュン「嗚呼、そうだな。お前毎年楽しみにしてるもんな。クリスマスとお正月」

秋「うん!2つともとっても楽しみだよ。」

そう言って僕は白い息を吐き出した。

まつり「今年のクリスマスプレゼントはもう決めたの?」

秋「ううん。まだだよ」

蜜柑「早く決めてお手紙書かないとね!あー、秋のお母さんのクリスマスの料理楽しみだな~」

秋「そうだね。今日の夕飯は何だろう?」

シュン「昨日はスパゲッティだっただろ?じゃあ今日は~」

「「「コロッケ!」」」

4人?いや2人と1匹と1羽が息を揃えて言った。

僕の母はスパゲッティの次はコロッケにすることが多い

蜜柑「まあ私達は食べれないんだけどね…」

そう僕はペルソナである事を家族にも秘密にしている。

それにフレンドはペルソナ以外には見えない。

そのためこの1人と2匹には見た目と香りを楽しんでもらっている。
たまに少し残して、皆にあげるととても喜んでくれるのだ。

僕達は家までの道のりをお腹を空かせながら歩いていった。

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