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教会で…
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10月
秋特有の少し冷たいひんやりとした空気の中私は家に急いでいた。
――――4時間前
私はいつも通り会社で働いていた。
上司「お~い笹野!」
遠くから上司の呼ぶ声がする。
ちなみに私の名前は笹野宮(ささのみや)
良ければ頭の片隅の片隅の頭皮ぐらいで覚えておいてください。
はい。冗談はそこまでにして上司の元へ向かう。
この人は私とさほど年が変わらないはずだ。
けれど凄い仕事ができる人で何時も元気で、やかましい・・・ゲフンゲフン。失礼。とっても楽しい方です。
上司「さっきの報告書見せてもらった。付箋つけておいたから、そこだけ見直したらお昼行って良いぞ!」
笹野「はい。有り難うございます」
上司からもらったプリントを手に自分のデスクに戻ると、携帯がメールの受信を知らせていた。
何だろう?と思いながらメールを見る。
そこには『麻都』と言う名前がかかれていた。
麻都(あさと)。一応私の彼氏?なのかな?
彼は私の勤める会社の取引先の会社の社長のご子息。
本来私とは住む世界が違う人なのだが、何故か彼とお付きあいしている。
ああ、もちろん彼の事は大好きですよ。
そんな彼だ。お付きあいしても私に構う暇など無いくらいに忙しい。
なのに彼から連絡が入った。何かあったのではないかと思い内容に目を通すと…
宮へ
今日5時にお前のマンションの近くの公園で会いたい。
良ければ連絡してくれ。
待ってる。
…との事。
これだけじゃ何なのかよく分からないが、5時だったら仕事が終わってから家によっても間に合うはずだ。
時計を見ると仕事から上がれるまであと3時間。
頑張って早く終わらせるぞと気合いを入れて返信した。
―――――
てな事があったのだが現在16:40。
これはまずい。ギリギリだ。
とりあえず彼と会うなら服を変えたいので走って家へと向かう。
マンションの階段を駆け上がり鍵を開けて服を着替える。
ただでさえ彼と私ではランクが違うのだから、今手元にある服で一番高かった気がするものを引っ張り出してきた。
急いで着替えて髪の毛をぱぱっと直し家を出る。
彼が待つ公園へと急いだ。
17:06
公園に駆け込んだ私は辺りを見回した。
笹野(あれ?いない?可笑しいな。確かにここであってるはずなのに…ってうわ⁉)
いきなり視界が真っ暗になった。
?「こんばんはお嬢さん」
笹野(この声は…)
笹野「麻都⁉」
麻都「しー。静かに。あとその目隠しは外さないで。そのまま俺に着いてきて」
笹野「うん?」
不思議におもいながらも彼の温かい手を握る。
冷たい10月の夜の空気の中、彼だけを頼りに歩いていく。
少し空気が変わった?と思った時
麻都「着いたよ」
そっと目を覆っていた麻都のネクタイが外される。
目を開けるとそこは…
教会だった。
ステンドグラスから入った夕日がキラキラと輝いている。
麻都「ねえ宮。この教会の伝説知ってる?」
笹野「ううん。でもここって確かもう使われていない教会だったよね?」
麻都「そう。5か月前から使われていない」
麻都「それでここの伝説はね…」
『この教会でキスをした男女は永遠に結ばれる』
麻都「っていう伝説なんだ」
笹野「へぇ。とっても素敵な伝説だね」
そう答えると教会の椅子にそっと座らされた。
教会の椅子はひんやりとしている。
麻都「宮…」
麻都の手が頬に添えられ幸せな予感に目を閉じる。
そっと温かい温もりが唇に触れた…
end
秋特有の少し冷たいひんやりとした空気の中私は家に急いでいた。
――――4時間前
私はいつも通り会社で働いていた。
上司「お~い笹野!」
遠くから上司の呼ぶ声がする。
ちなみに私の名前は笹野宮(ささのみや)
良ければ頭の片隅の片隅の頭皮ぐらいで覚えておいてください。
はい。冗談はそこまでにして上司の元へ向かう。
この人は私とさほど年が変わらないはずだ。
けれど凄い仕事ができる人で何時も元気で、やかましい・・・ゲフンゲフン。失礼。とっても楽しい方です。
上司「さっきの報告書見せてもらった。付箋つけておいたから、そこだけ見直したらお昼行って良いぞ!」
笹野「はい。有り難うございます」
上司からもらったプリントを手に自分のデスクに戻ると、携帯がメールの受信を知らせていた。
何だろう?と思いながらメールを見る。
そこには『麻都』と言う名前がかかれていた。
麻都(あさと)。一応私の彼氏?なのかな?
彼は私の勤める会社の取引先の会社の社長のご子息。
本来私とは住む世界が違う人なのだが、何故か彼とお付きあいしている。
ああ、もちろん彼の事は大好きですよ。
そんな彼だ。お付きあいしても私に構う暇など無いくらいに忙しい。
なのに彼から連絡が入った。何かあったのではないかと思い内容に目を通すと…
宮へ
今日5時にお前のマンションの近くの公園で会いたい。
良ければ連絡してくれ。
待ってる。
…との事。
これだけじゃ何なのかよく分からないが、5時だったら仕事が終わってから家によっても間に合うはずだ。
時計を見ると仕事から上がれるまであと3時間。
頑張って早く終わらせるぞと気合いを入れて返信した。
―――――
てな事があったのだが現在16:40。
これはまずい。ギリギリだ。
とりあえず彼と会うなら服を変えたいので走って家へと向かう。
マンションの階段を駆け上がり鍵を開けて服を着替える。
ただでさえ彼と私ではランクが違うのだから、今手元にある服で一番高かった気がするものを引っ張り出してきた。
急いで着替えて髪の毛をぱぱっと直し家を出る。
彼が待つ公園へと急いだ。
17:06
公園に駆け込んだ私は辺りを見回した。
笹野(あれ?いない?可笑しいな。確かにここであってるはずなのに…ってうわ⁉)
いきなり視界が真っ暗になった。
?「こんばんはお嬢さん」
笹野(この声は…)
笹野「麻都⁉」
麻都「しー。静かに。あとその目隠しは外さないで。そのまま俺に着いてきて」
笹野「うん?」
不思議におもいながらも彼の温かい手を握る。
冷たい10月の夜の空気の中、彼だけを頼りに歩いていく。
少し空気が変わった?と思った時
麻都「着いたよ」
そっと目を覆っていた麻都のネクタイが外される。
目を開けるとそこは…
教会だった。
ステンドグラスから入った夕日がキラキラと輝いている。
麻都「ねえ宮。この教会の伝説知ってる?」
笹野「ううん。でもここって確かもう使われていない教会だったよね?」
麻都「そう。5か月前から使われていない」
麻都「それでここの伝説はね…」
『この教会でキスをした男女は永遠に結ばれる』
麻都「っていう伝説なんだ」
笹野「へぇ。とっても素敵な伝説だね」
そう答えると教会の椅子にそっと座らされた。
教会の椅子はひんやりとしている。
麻都「宮…」
麻都の手が頬に添えられ幸せな予感に目を閉じる。
そっと温かい温もりが唇に触れた…
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