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早速ですが、お休みなさい!
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目の前に俺の理想が具現化したメイドさんがいる。その名はアミィ。この名前は俺にとって特別な意味を持つ名前だ。
ようやく俺もメイドアンドロイドの『ご主人様』になれたんだ。その事実に感極まる。あぁ、今が俺の人生の絶頂だ。
俺は今一度アミィの流線美を堪能すべく目を凝らした。やっぱり、俺自ら吟味しただけあって、無駄が一切ない完璧なプロポーション(俺独自の基準による)だ。
しかしどうも様子がおかしい。アミィのまぶたがトロンと下がり、とても眠そうにしている。足元もなんだかフラフラしていて、とても危なっかしい。
「ご主人様ぁ……私……何だか……とても眠いです……」
アミィはあくびのような動作をしながら、目をこすっている。その足取りの危なっかしさは、時間と共にどんどんひどくなっていく。
「ちょっ、何だ何だ? どうした、アミィ!?」
アミィの急な変化に少々焦った。そうだ、こういうときは取扱い説明書だ。俺は現状を打破すべく、取扱い説明書を取り出した。
「どれどれ……」
俺はざっと取扱い説明書を読み流した。何だか終始馴れ馴れしい文体で読むのに苦労したけど、何とか関連する記載を見つけることができた。どうやらこの症状はバッテリー切れが近いということらしい。
メイドアンドロイドというものは、基本的には人間と同じ生活を行う事が出来るように作られているらしく、人間と違うのは食事の必要がないことだと書いてあった。
その代わりに一日一回の充電が必要らしい。必要らしいんだが。その驚愕の記載内容に、俺は説明書を叩きつけながら、思わず叫んだ。
「これはいかんだろ! 絵面的に! 何考えてんだ! 製作者!」
俺は気を取り直して、取り扱い説明書の指示で段ボールを探る。すると、段ボールの中には小さな座椅子に突起が付いたものが同梱されていた。何だか卑猥な形状だけど、どうやらこれが充電スタンドのようだ。
つまり、これに座ってナニをアレする訳だ。これを考えた奴の親の顔が見てみたい。メイドアンドロイドの所有者はみんなこの羞恥プレイに耐えてるのか。しかし、この状態を何とかするには充電をするしかないのは明らかだ。俺は意を決して、充電スタンドを電源に繋いだ。
「ほら、アミィ、ここに座りな」
アミィに手招きし、充電スタンドに座るよう促した。仕方ない、これは仕方ないことなんだ。俺にやましい気持ちは一切ないぞ。
「はぁい……それでは……失礼しまぁす……」
アミィはおぼつかない足で、ヨロヨロと充電スタンドへ向かう。そして、充電スタンドの真上まで移動すると、そのまま充電スタンドへ腰を下ろした。
ガチャコン!
「んっ……」
アミィは妙に色っぽい声をあげる。眠そうな表情も合間って、何だか扇情的な雰囲気を醸し出す。
「……可愛い」
俺の喉の奥から思わず声が出た。いかん、これでは説明書の中の人と同じ穴の狢ではないか。いけない感情に目覚めそうになったけど、必死に煩悩を振り払う。
「それでは……お休みなさい……」
アミィは目を閉じて、充電スタンドの上で首を折ってグッタリしてしまった。その力ない姿は、何だか魂が抜けたかのような静かな佇まいだ。どうやら、アミィはスリープ状態に入ったようだ。取扱い説明書によると、後は設定した時間まではこのままらしい。
それにしても、今日から毎日これをやらなければならないのか。そう考えると、これから先、俺は理性を保てるか心配になってきた。いや、アミィはアンドロイドだ。妙な考えをしちゃいけない。不覚にもアンドロイド相手に欲情してしまうとは、俺もいよいよヤバいかもしれないな。
「まさかアンドロイドの主人になるのがこんなに大変だとはな。まぁ、しばらくしたら慣れる……よな?」
予想だにしないめまぐるしい展開に俺の頭は早くも混乱してしまう。初めてのメイドアンドロイドとの共同生活。前途は多難だな。
…………
その日の夜、俺がソファーの上で充電スタンドの上でうなだれるアミィを見ていると、ふと、俺は昔のことを思い出してしまった。それと同時に、俺の頭のなかに忌まわしい過去の記憶が蘇る。
何年経っても忘れることができない、あの出来事。当時の俺にはどうにもできなかった。もうあんな思いは御免だけど、それでも俺はアミィを迎え入れた。
もう過去のようなことは繰り返したくない。俺はそんな希望を抱いて、これから共に過ごしていくアミィの安らかな顔を眺めながら、リビングで一人、昔の記憶に思いを馳せた。そして、日付が変わる頃になって、俺はようやくベッドへと潜り込んだ。
ようやく俺もメイドアンドロイドの『ご主人様』になれたんだ。その事実に感極まる。あぁ、今が俺の人生の絶頂だ。
俺は今一度アミィの流線美を堪能すべく目を凝らした。やっぱり、俺自ら吟味しただけあって、無駄が一切ない完璧なプロポーション(俺独自の基準による)だ。
しかしどうも様子がおかしい。アミィのまぶたがトロンと下がり、とても眠そうにしている。足元もなんだかフラフラしていて、とても危なっかしい。
「ご主人様ぁ……私……何だか……とても眠いです……」
アミィはあくびのような動作をしながら、目をこすっている。その足取りの危なっかしさは、時間と共にどんどんひどくなっていく。
「ちょっ、何だ何だ? どうした、アミィ!?」
アミィの急な変化に少々焦った。そうだ、こういうときは取扱い説明書だ。俺は現状を打破すべく、取扱い説明書を取り出した。
「どれどれ……」
俺はざっと取扱い説明書を読み流した。何だか終始馴れ馴れしい文体で読むのに苦労したけど、何とか関連する記載を見つけることができた。どうやらこの症状はバッテリー切れが近いということらしい。
メイドアンドロイドというものは、基本的には人間と同じ生活を行う事が出来るように作られているらしく、人間と違うのは食事の必要がないことだと書いてあった。
その代わりに一日一回の充電が必要らしい。必要らしいんだが。その驚愕の記載内容に、俺は説明書を叩きつけながら、思わず叫んだ。
「これはいかんだろ! 絵面的に! 何考えてんだ! 製作者!」
俺は気を取り直して、取り扱い説明書の指示で段ボールを探る。すると、段ボールの中には小さな座椅子に突起が付いたものが同梱されていた。何だか卑猥な形状だけど、どうやらこれが充電スタンドのようだ。
つまり、これに座ってナニをアレする訳だ。これを考えた奴の親の顔が見てみたい。メイドアンドロイドの所有者はみんなこの羞恥プレイに耐えてるのか。しかし、この状態を何とかするには充電をするしかないのは明らかだ。俺は意を決して、充電スタンドを電源に繋いだ。
「ほら、アミィ、ここに座りな」
アミィに手招きし、充電スタンドに座るよう促した。仕方ない、これは仕方ないことなんだ。俺にやましい気持ちは一切ないぞ。
「はぁい……それでは……失礼しまぁす……」
アミィはおぼつかない足で、ヨロヨロと充電スタンドへ向かう。そして、充電スタンドの真上まで移動すると、そのまま充電スタンドへ腰を下ろした。
ガチャコン!
「んっ……」
アミィは妙に色っぽい声をあげる。眠そうな表情も合間って、何だか扇情的な雰囲気を醸し出す。
「……可愛い」
俺の喉の奥から思わず声が出た。いかん、これでは説明書の中の人と同じ穴の狢ではないか。いけない感情に目覚めそうになったけど、必死に煩悩を振り払う。
「それでは……お休みなさい……」
アミィは目を閉じて、充電スタンドの上で首を折ってグッタリしてしまった。その力ない姿は、何だか魂が抜けたかのような静かな佇まいだ。どうやら、アミィはスリープ状態に入ったようだ。取扱い説明書によると、後は設定した時間まではこのままらしい。
それにしても、今日から毎日これをやらなければならないのか。そう考えると、これから先、俺は理性を保てるか心配になってきた。いや、アミィはアンドロイドだ。妙な考えをしちゃいけない。不覚にもアンドロイド相手に欲情してしまうとは、俺もいよいよヤバいかもしれないな。
「まさかアンドロイドの主人になるのがこんなに大変だとはな。まぁ、しばらくしたら慣れる……よな?」
予想だにしないめまぐるしい展開に俺の頭は早くも混乱してしまう。初めてのメイドアンドロイドとの共同生活。前途は多難だな。
…………
その日の夜、俺がソファーの上で充電スタンドの上でうなだれるアミィを見ていると、ふと、俺は昔のことを思い出してしまった。それと同時に、俺の頭のなかに忌まわしい過去の記憶が蘇る。
何年経っても忘れることができない、あの出来事。当時の俺にはどうにもできなかった。もうあんな思いは御免だけど、それでも俺はアミィを迎え入れた。
もう過去のようなことは繰り返したくない。俺はそんな希望を抱いて、これから共に過ごしていくアミィの安らかな顔を眺めながら、リビングで一人、昔の記憶に思いを馳せた。そして、日付が変わる頃になって、俺はようやくベッドへと潜り込んだ。
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