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7話 カラダの反応
しおりを挟む蓮side
…こんな俺でごめん。
お風呂から出ると、ソワソワしているあべちゃんがいて、必死で冷静を装ってる。
バレバレだけど笑
『なんか飲みますか?それとも…あ、いや。…あ、映画かなんか観ますか?…』
あたふたするあべちゃんが可愛らしく思える。
あべちゃんの下半身はおそらく半勃ちというところだろう、それを平静を装い誤魔化そうとしている様がとても可愛く思えた。
『シたい?』
直球で聞くと
『え?あっ…そんなっ///…れんくんがシたくないなら、シなくてもっ///…あ、違う、シたくないわけじゃなくてっ///…その…シたいっていうかっ///』
俺はあべちゃんの下半身を指さして
『それ!で、大丈夫なん?』
あべちゃんは自分の下半身に視線を落として
『え?あっ///すみませんっ!れんくんのえっちな姿を想像してたら…って、あ変態みたいですよねっ///すみませんっ。』
『いいよ。シよ。』
ぱぁーっと明るくなるあべちゃんの表情
俺に抱き着いて、お風呂上がりの肌にあべちゃんの手が触れた
あべちゃんの瞳は熱く俺を捉えてる。
Tシャツの中であべちゃんの手が俺の肌を這って、息が上がっていく
すごく俺の事が好きなんだろうなって思う。
慣れない手つきで、お腹辺りを撫でては俺を見て、俺の反応を確認する
『ここじゃなくて…べっど行く?』
余裕のないあべちゃんは、もうだいぶ辛そうだった。ここでするにはちょっと、躊躇われて…
『あっ。そうですよね。すみませんっ///』
ベッドに行くと、あべちゃんが
『れんくんっ///好きです。まさか、付き合ってもらえるなんてっ!ほんとに嬉しいです。』
俺に覆いかぶさる様に全身にキスをして
『ここなら…キスしてもいいですか?』
まだ柔らかい俺のモノに、ちゅっと口づけすると、にこっと微笑む国宝級のイケメン。
…なんだか、すごく俺にはもったいない。
そう思ってしまった。歳だって、俺の方が上だし、なんであべちゃんは俺の事が好きなのだろう?
俺のモノはあべちゃんに咥えられているのに、まだ柔らかなまま…
握られたソコが熱くならない…
焦っているのか、より一層ぎこちなく俺のモノを舐めまわすあべちゃんに申し訳なくなって
自分を盛り上げるために、声を出した
『あぁっ…あべちゃんっ///』
その声を聞いて、あべちゃんのモノは大きく硬くなって、俺にまで伝わるほどの熱を持った
それなのに…
俺の…モノは…反応を示さない。
さっき、シてきたから…もう勃たないってこと?
やばっ…なんで勃たないんだよッ!
いつも簡単に勃つだろ?
あべちゃんが不安そうな顔をして、一生懸命に俺のモノを咥えてる
『っ…あべちゃん…ごめんっ…俺、疲れてるのかなぁ?』
『…すみません。俺が、下手で…れんくんが初めてでっ///…たくさん勉強したのに、実践したこと無くてっ…知識だけ入っていても、全然れんくんの事、気持ちよくさせてあげられないっ…』
国宝級のイケメンが、そんな悲しそうな顔しちゃダメでしょ。
俺が悪いのか…?
ここへ来る前に…何回…ヤってきたんだっけ?
アイツが上手すぎるから!!
キスされるだけで…そこに熱が集まってく感じとか…
俺のモノ握って【ここ気持ちいいでしょ?】って、眩しいくらいの笑顔でニカって笑うから…
知らないうちに気持ちよくさせられてて、感じちゃうんだ!
自信満々で俺のモノ見せつける様に舐めたり、吸ったりしゃぶったりして、美味しそうに嬉しそうに咥える速水…
ちらっと見えるあべちゃんとは何もかも違う。
一生懸命なあべちゃんに申し訳ない…
でも、体が…反応しない。
いや、反応しないんじゃない。
疲れてるだけ。
さっき出し過ぎただけ。
そう、それだけ。
速水だから、感じちゃうんじゃない!
一生懸命自分の気持ちを否定する。
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