270 / 427
第4章
会議③アドルファスside
静かになった会議室では全員の意見を踏まえて、どう対処をしていくかが話し合われた。
「確かにアーバスノイヤー公爵の言う通り、敵が闇属性適合者団体だけとは限らんな。戦力を分散させる必要があるか。」
「西と北はこちらはこちらで警戒し、助力が必要であればこちらへ連絡を入れるという言伝を預かっている。南に関しては伝手があるのでその者に頼むつもりです。ですので、我等は中央と東を中心に警戒し、連絡が入ればすぐに西や北に動けるよう対策すればよいかと。」
ヒル侯爵の言葉に父上が言葉を重ねる。
伝手というのはもしかしてバグ殿辺りのことだろうか?
彼等は南の地に住まう悪魔族とは違い、異空間の魔界に住まう悪魔だと聞いているが…進んで助けてくれるとは思えない。
父上には何か彼らと取引できる材料があるのだろうか…。
「うむ。警戒範囲を狭められるのならそれに越したことはないが…しかしルグノス。お主の伝手という者に関してはきっちりと説明をしてもらうぞ。」
「もちろんです。しかし伝手の御仁も悪魔族ですので対価が必要になります。その対価について国王陛下からも協力していただけますでしょうか?」
「ほう、我に悪魔の対価を払えと?いい度胸だルグノス・アーバスノイヤー。命を対価に指定された時には喜んでお前の心臓を差し出してやろう。」
「良いでしょう。しかし差し出せられるものならね。」
国王様は当然伝手というものについて言及した。
それに対して父上は臣下としてはギリギリ駄目だ発言をし、それに対して国王様がニヒルに笑い嫌味を言うが父上もそれに嫌味を返す。
見てるこちらは冷や冷やとするが、こういうやり取りはよくあることなのかヒル侯爵や周りの貴族達は呆れた様子で傍観している。
東側の貴族とヒル侯爵率いる王国騎士団が主となって問題解決に動くことが決まり、他貴族は自身の領地の警備を強化する方向で決まった。
アーバスノイヤー家は近衛騎士団として王族の警護を強化も行った。
しかしルナイスが関わっている以上、アーバスノイヤー家が東の地へ無干渉とはいかない為私兵(暗躍部隊)がルナイスの元へ密かに送られた。
そこに俺も混じりたかったのだが、父上が国王の警備に当たらないとならない為、俺が領主代理として領地の警護にあたらねばならずルナイスの元へ向かうことは叶わなかった。
会議から二日後
俺のもとにルナイスからの魔法送書が届いた。
『にぃ様 お元気でしょうか?僕は無事元気に過ごしておりますのでご安心ください。早速本題なのですが…僕はこれを機にちょっとした革命を起こしてやろうと考えています。そのことでにぃ様やとーさまにご迷惑がかかると思いますが無事五体満足で成し遂げてやる所存ですのでご容赦ください。僕はにぃ様達が僕を信じてくれると信じています。』
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
【無断転載・AI利用禁止 / No Unauthorized Use or AI Training】
本作品の無断転載・複製・AI学習利用を禁じます。
Unauthorized reproduction or use for AI training is strictly prohibited.
© 魯恒凛 / RoKourin
転生先がヒロインに恋する悪役令息のモブ婚約者だったので、推しの為に身を引こうと思います
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【だって、私はただのモブですから】
10歳になったある日のこと。「婚約者」として現れた少年を見て思い出した。彼はヒロインに恋するも報われない悪役令息で、私の推しだった。そして私は名も無いモブ婚約者。ゲームのストーリー通りに進めば、彼と共に私も破滅まっしぐら。それを防ぐにはヒロインと彼が結ばれるしか無い。そこで私はゲームの知識を利用して、彼とヒロインとの仲を取り持つことにした――
※他サイトでも投稿中
聖女の兄で、すみません!
たっぷりチョコ
BL
聖女として呼ばれた妹の代わりに異世界に召喚されてしまった、古河大矢(こがだいや)。
三ヶ月経たないと元の場所に還れないと言われ、素直に待つことに。
そんな暇してる大矢に興味を持った次期国王となる第一王子が話しかけてきて・・・。
BL。ラブコメ異世界ファンタジー。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
【完結。一気読みできます!】悪役令息に転生したのに、ヒーローもヒロインも不在で、拾って育てた執事が最強なんだが……なんで?!
はぴねこ
BL
前世の弟が好きだったゲームの世界に、悪役令息として転生してしまった俺。
本来なら、ヒロインをいじめ、ヒーローが活躍するための踏み台になる……
そんな役割のはずなのに、ヒーローともヒロインとも出会えない。
いじめる対象すら見つけられない新米悪役令息とか、ポンコツすぎないだろうか?
そんな俺に反して、子供の頃に拾って育てた執事は超優秀で、なぜか「悪役執事スキル」を着実に磨いている。
……いや、違う!
そうじゃない!!
悪役にならなきゃいけないのは俺なんだってば!!!
推しの運命を変えるため、モブの俺は嫌われ役を演じた
月冬
BL
乙女ゲームの世界に転生した俺は、ただのモブキャラ。
推しキャラのレオンは、本来なら主人公と結ばれる攻略対象だった。
だから距離を置くつもりだったのに――
気づけば、孤独だった彼の隣にいた。
「モブは選ばれない」
そう思っていたのに、
なぜかシナリオがどんどん壊れていく。
これは、
推しの未来を知るモブが、運命を変えてしまう物語。
事なかれ主義の回廊
由紀菜
BL
大学生の藤咲啓嗣は通学中に事故に遭い、知らない世界で転生する。大貴族の次男ランバート=アルフレイドとして初等部入学前から人生をやり直し、学園で出会う無愛想で大人顔負けの魔法の実力者であるヨアゼルン=フィアラルドと親友になるが、彼に隠された力に翻弄され次々と襲ってくる災難に巻き込まれる。終いには、国家の存続を揺るがす大事件にまで発展することに・・・