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第5章
浮いた城
国から一旦戻ってくるようにとの伝令を受け、お風呂に入れるっと帰ろうとした時だった。
ゴゴゴゴゴゴゴ
突然凄まじい地鳴りがして、地面が大きく揺れた。
前世だと地震か!?と思うところだが、この国で地震という災害があったという歴史はない。
慌てて影の中に沈んで辺りを見渡すと、消えたり出てきたりしていた城が完全に出現し、そして地面ごと宙に浮いていた。
城はどんどん上空に上がり、それと共に空に雨雲が集まり出し雷鳴が響き渡る。
これは…帰れないやつ…
がっくりと項垂れながら下から完全に空に浮かんだ城を見守る。
上空からは雨粒だけでなく、砂もぱらぱらと落ちて来るからイラっとする。
帰れないけれど、流石に単独で判断が出来る状況ではないと魔法送書を宰相様に宛てて送る。
向こうからも浮いた城が見えているようで、返信が直ぐに返ってきた。
『騎士団到着まで城内部に侵入し情報収集、場合によっては時間を稼ぐことを命ずる』
そう記された魔法送書を消し去り、影の中に潜りこむ。
今まで空に浮かんでいる所へ影を使って移動したことはなかったので、一か八かだったけれど上手く移動できた。
途中結界に阻まれたけれど、ここまで来たら向こうに侵入がバレてしまっても仕方ないってことで強行突破したのだ。
向こうは何者かが城内に侵入したことには気が付いているが、その侵入者が何処にいるのか、どうやって侵入したのかまでは分かっていないようでドタバタと侵入者(僕)を探している。
狐族の者か或いは親玉であれば僕の居場所が分かるかもしれないが、その他にはバレる心配は今のところなさそうだと判断した僕は強い気配のない所を影を使いウロウロとし、話されている内容から情報を集めていく。
少し回っただけでも以外と情報は集まるもので、予想通り狐族と親玉が今回の件の黒幕であった。
そして多くの爆薬を失くした挙句、奴隷として売り出そうと集めていた子供達まで失ったことに相当怒っているようで機嫌が悪く、そして急遽作戦を前倒しする程に焦っているようだ。
爆薬はあの伯爵家の他に数箇所のスラムに無造作に置かれているようで、それを起爆させる命令が下さられていると耳にして慌てて宰相様に知らせたのだが…
その時の魔力で狐族に居場所がバレてしまった。
「この部屋にいることは分かっているのですよ小僧。よくもまぁ私達の邪魔をしてくれましたね」
そう言ってダンダンダンと僕が潜む影を踏むのだけど、残念ながら僕にはノーダメージだ。
狐族は僕が影の中に潜んでいることは分かっているが、僕を影から引っ張り出すことは出来ないようなので無視して移動しようとしたところで急激に体から魔力が外に出ていく感覚がして移動を阻まれる。
「逃げようたってそうはいきません。さっさと出てきなさい」
キシシシと笑いながら言う狐族に、奴が僕の魔力を奪っているのだと分かる。
奪われたところで指輪を外せば僕の魔力は通常よりも大分多いので、狐族がその魔力量に耐えられるのかって話なんだけど…
どうしようかなぁっと考えていると目の前にパッと宰相様からの返事が届いた。
『各所のスラムへ騎士を向かわせ捜索中。数箇所から既に爆薬を回収し近くにいた怪しい者共を捕獲。戦闘になりそうであれば初めても良し』
という内容だった。
宰相様って僕に盗聴器でも仕掛けてるのかな?って疑うくらい良いタイミングすぎて怖いんだけど…そっか。戦闘を始めてもいいんだね。
「じゃあ、ここからは裁きのお時間だ」
__________
体調不良で更新をしばらく止めていましたが、80%回復しましたので
更新を再開いたします。
更新のない期間にも見てくださっている方がいることがとても嬉しかったです。
きちんとメモしきれていないところがあり後半、矛盾点が増えているだろうなか
続けて読んでくださっている読者様、新しく読み始めてくださった読者様
いいねとエールで応援してくださる読者様、アルファポリスに登録がないけれど見てるよという読者様
本当にありがとうございます。
綴りたい物語が私の中にまだまだ沢山ありますので
これからも付き合っていただけるととても嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
ゴゴゴゴゴゴゴ
突然凄まじい地鳴りがして、地面が大きく揺れた。
前世だと地震か!?と思うところだが、この国で地震という災害があったという歴史はない。
慌てて影の中に沈んで辺りを見渡すと、消えたり出てきたりしていた城が完全に出現し、そして地面ごと宙に浮いていた。
城はどんどん上空に上がり、それと共に空に雨雲が集まり出し雷鳴が響き渡る。
これは…帰れないやつ…
がっくりと項垂れながら下から完全に空に浮かんだ城を見守る。
上空からは雨粒だけでなく、砂もぱらぱらと落ちて来るからイラっとする。
帰れないけれど、流石に単独で判断が出来る状況ではないと魔法送書を宰相様に宛てて送る。
向こうからも浮いた城が見えているようで、返信が直ぐに返ってきた。
『騎士団到着まで城内部に侵入し情報収集、場合によっては時間を稼ぐことを命ずる』
そう記された魔法送書を消し去り、影の中に潜りこむ。
今まで空に浮かんでいる所へ影を使って移動したことはなかったので、一か八かだったけれど上手く移動できた。
途中結界に阻まれたけれど、ここまで来たら向こうに侵入がバレてしまっても仕方ないってことで強行突破したのだ。
向こうは何者かが城内に侵入したことには気が付いているが、その侵入者が何処にいるのか、どうやって侵入したのかまでは分かっていないようでドタバタと侵入者(僕)を探している。
狐族の者か或いは親玉であれば僕の居場所が分かるかもしれないが、その他にはバレる心配は今のところなさそうだと判断した僕は強い気配のない所を影を使いウロウロとし、話されている内容から情報を集めていく。
少し回っただけでも以外と情報は集まるもので、予想通り狐族と親玉が今回の件の黒幕であった。
そして多くの爆薬を失くした挙句、奴隷として売り出そうと集めていた子供達まで失ったことに相当怒っているようで機嫌が悪く、そして急遽作戦を前倒しする程に焦っているようだ。
爆薬はあの伯爵家の他に数箇所のスラムに無造作に置かれているようで、それを起爆させる命令が下さられていると耳にして慌てて宰相様に知らせたのだが…
その時の魔力で狐族に居場所がバレてしまった。
「この部屋にいることは分かっているのですよ小僧。よくもまぁ私達の邪魔をしてくれましたね」
そう言ってダンダンダンと僕が潜む影を踏むのだけど、残念ながら僕にはノーダメージだ。
狐族は僕が影の中に潜んでいることは分かっているが、僕を影から引っ張り出すことは出来ないようなので無視して移動しようとしたところで急激に体から魔力が外に出ていく感覚がして移動を阻まれる。
「逃げようたってそうはいきません。さっさと出てきなさい」
キシシシと笑いながら言う狐族に、奴が僕の魔力を奪っているのだと分かる。
奪われたところで指輪を外せば僕の魔力は通常よりも大分多いので、狐族がその魔力量に耐えられるのかって話なんだけど…
どうしようかなぁっと考えていると目の前にパッと宰相様からの返事が届いた。
『各所のスラムへ騎士を向かわせ捜索中。数箇所から既に爆薬を回収し近くにいた怪しい者共を捕獲。戦闘になりそうであれば初めても良し』
という内容だった。
宰相様って僕に盗聴器でも仕掛けてるのかな?って疑うくらい良いタイミングすぎて怖いんだけど…そっか。戦闘を始めてもいいんだね。
「じゃあ、ここからは裁きのお時間だ」
__________
体調不良で更新をしばらく止めていましたが、80%回復しましたので
更新を再開いたします。
更新のない期間にも見てくださっている方がいることがとても嬉しかったです。
きちんとメモしきれていないところがあり後半、矛盾点が増えているだろうなか
続けて読んでくださっている読者様、新しく読み始めてくださった読者様
いいねとエールで応援してくださる読者様、アルファポリスに登録がないけれど見てるよという読者様
本当にありがとうございます。
綴りたい物語が私の中にまだまだ沢山ありますので
これからも付き合っていただけるととても嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
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