僕と先生との物語

げんき

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中学校

中学2年生【別室登校】

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次の日、高橋先生からの連絡で起きた。
お尻が痛くてあんまり眠れなかった。
昨日よりもお尻の痛み強くなっているように感じた。

体もしんどいし、行きたくない。
ただ、行くしかない。

そのままベッドから出て、用意をした。



この日からは敢えてみんなと会わないように遅刻して9時に学校に行くように言われていた。

言われた通り、その時間に学校に行き職員室に寄った。

松井先生が出迎えてくれた。

「おはよう。よく来たな。行こうか。」

僕は松井先生と相談室に入った。


「昨日謝りに行ったんやろ。ちゃんと謝れたか?」

「多分。でも、被害届は出すって。」

「それは、げんきがやってしまった事やからしょうがないやろ。」

「わかってる。でも逮捕されて裁判とか、この後どうなるのかとか考えたら怖い。」

「それはもう、なるようにしかならん。ただ今できる事をやり続けるしかないんや。」 

「それもわかってる。」

「お尻はどうや?」

「無理。昨日より痛い気がする。」




そう言うと先生はクッションを貸してくれた。

「これあればちょっとはマシやろ。」

「ありがとう。」



それから僕は松井先生に言われて反省文を書いた。



その後、高橋先生も来た。

僕はその書き終わった反省文を立って読むように言われた。

高橋先生も松井先生も聞いていて恥ずかしい。

でも、素直に言われた事するのが1番。

読み終わると「ちゃんと反省してや。」
と高橋先生は言った。



その後は課題をもらってやった。
この日は1日別室で過ごした。
みんなが終礼をしている間に、みんなと会わないように先に帰った。





次の日の朝も僕は9時に学校に行き、別室に入った。

課題をしていると高橋先生から、次の時間から教室で勉強するように言われた。

ルールを守って過ごして、問題を起こさない事。
教室での勉強はわからないかもしれないが、できる事をしっかりやる事。
まだクラブは禁止。
放課後は職員室に来る事。

これらを約束して教室に行った。



教室に行くと市川君が声をかけてくれた。

「げんきいろいろ聞いたで。大丈夫か?」

「メッセージもくれてたのにごめん。」

「ちゃんと来れて良かった。」

「うん。」

「お尻は大丈夫か?」

「全く。今、青くなって腫れてる。あの木の棒使われた。」

「マジか?それは散々やったな。」

「しかも生で100発。途中、気を失ったもん。」

「ヤバイやん。怖すぎる。」

「ホンマに市川君も気を付けた方が良いで。」

「ありがとう。ただ、自分の心配しろよ。逮捕までされてんやろ。それはホンマにやり過ぎや。次もしまた何かやると、間違いなく許してもらわれへんで。」

「そうかもしれん。」

「まだ1年以上卒業まであるからな。がんばらんとな。」

「うん。」



それからもずっと市川君は気にしてくれた。


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