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①第三章 大事なものを一つだけ選ぶなら?
4喧嘩なんてするもんじゃない。 ※残酷描写あり
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家に帰って、寝る時間帯。
時計には十を指していて、隣には当たり前のようにブラビットが横に寝っ転がっていた。
──でも、ころしたいなら寝てる時に出来るはずだよね? それをしないのは、どういうことだろう。
彼女からしてみれば、どういうことでも無いのかもしれない。人外ってそれくらい、僕達人間にとって未知の存在で、ほんとは……もっと遠い存在。
そんなこと分かってる。分かってはいても、疑う自分が──疑心が暗雲のように立ち込めているのだ。
僕の気持ちは知ってか知らないでか、今日もまた「お休み」とぶっきらぼうに告げると何も言わずに手を繋いでくれる。
こんな優しい死神様、おかしい。
おかしいのは百も承知しているけれど、この優しさは──優しさだけは、本当であって欲しいと願う自分がいるのも事実だった。
翌日、何故か今日も彼女は「外出してきます」と書置きだけを残し、もう姿は何処にも無かったもんだから書置きを見た瞬間、驚いて飛び上がってしまった。
死神協会は一か月に一回のはずじゃ?
二日連続で出かけることなんて無かったものだから、僕は不安になり、同時に嫌な気持ちになる。
もし、もし彼女が、本当は別の場所に行っていたとしたら……?
そうしたら彼女は、僕に嘘を吐いているというで。
本当は協会じゃなくって、僕を貶める為の何処かへ行っているのかもしれないし、いや、でもそうだとしても根拠が無い。そもそも、そんな場所があるならとっくの疾うに行っているはず。
落ち着け、早とちりしては駄目だ。
心を休ませる為にひたすら絵を描いて、無心に描いた。
出来上がった絵はどれもまるでのっぺらぼうな顔の無い絵。相変わらず絵なんかちっとも楽しくなかったが、虚無感に浸っていたい時には驚く程適していた。暫くすると飽きが来てしまい、これでは駄目だと他のこともしようと考えた。そうだ、絵だけを描くのがしょうもないくらいつまらないなら物語をついでに考えるのは?
早速試しに物語を考えて考え──見事夕方まで耐えきった。
おかげで学校では「何か今日の赤君変だよね」と言われまくったが気にしない。
こっちは今それどころじゃない、気持ちが。
家に帰ってまたひたすら無心に手を動かしていると、ブラビットが帰ってくる音がした。
「お、お帰りブラビット……! あ」
無表情なその顔を見て──ひょっとしてもう僕は用済みってことだろうか?
なんて、恐怖が僕を絡め捕っていく。飽きられてしまったんだろうか、僕で言うところの絵みたいに。
飽きたらやっぱり、捨ててしまうんだろうか。さっき雑に捨てまくった落書きみたいに。急に怖くなって、ズボンを握る手に力が入ったまま俯いてしまう。
「どうしたんですか、最近順調な良い子ちゃん。そんなに這いつくばるように握り締めては、まるで地に這う蟻のようですよ」
「……なんでもない」
顔を上げぬまま、ぞんざいに返すと「あら」といつもの声のトーンと思われる彼女の声が聞こえた。
「さては何か言われました? ……例えば、韮川狼さんとかに」
条件反射で顔を上げる。
しまった、これでは肯定しているようなものではないか、気付いても後の祭りだった。
言ったのが狼君だと分かった彼女は不愉快そうな笑みを浮かべながら唇を弧に描く。
「あの韮川狼とかいう者、やはり少し気になったので調べてみましたが、貴方に嘘を重ねているようですよ」
え、と返しにもならない息が出る。
「いつも金が無いとか言っていたでしょう、あれは嘘です。むしろその逆……人間の身分は国ごとに違うものですが、それでも共通の階級というものはありますでしょう? 貴方のところは中間層と呼ばれる中流階級ですが、あの者は富裕層という上流階級。嘘ばかり言う者を信じ切るのは程々にしておいた方がよろしいかと」
つまり、本当は貧乏じゃなくてお金持ちで、理由はどうであれ嘘ばっかり何だから信用出来ないってこと……だろうか。
でも、だからってそんな悪者みたいに言うなんて。
彼程信用出来る人間はなかなかいないだろうに! 気が付けば噛みつくように、僕は声を荒げていた。
「僕の友達を悪く言うなッ! 狼君は優しくて、誰にでも好かれて、何でも出来る凄い子なんだよ! 嘘なんか吐かない、吐く訳無い!」
初めてブラビットに敵意を向けた僕に対し、彼女は呆れるでもなく、笑うでもなく。
ただただのっぺらぼうみたいな笑みを深めた。
「そうですか。そこまで信じられる人間のお友達が出来て良かったですね、なら解消致しますか? 私と貴方の〝お友達〟」
怒らないことに内心、動揺したが、でもそのなんでもないように言われたのが無性に腹立たしくて、腹立たしくって。
僕は思わず突っ撥ねるみたいに声を張り上げた。
「……ッ、出てって! しばらく、僕のとこに来ないで!」
彼女は対照的に酷く落ち着いていて、傍から見れば僕の方がおかしいんじゃないかって思えてくる。
でも、この時は意地でも謝りたくなかった。
「あー、はい。じゃあ暫く魔界とかに行きますね。なんて言うんでしたっけ、こういう時? あー、そうそう。ばいばい」
軽く手を振って、拍子抜けするくらいにいとも簡単に出て行った。
本当にいとも簡単に。
何だ、これじゃ僕の方が馬鹿みたいじゃんか。
待ちに待っていたはずの彼女を追い出して、残されたのはぽっかりと開いた僕の心の穴だけだった。
ブラビットを追い出して、まず真っ先に後悔したのは、夢のことだ。
彼女が常に手を握って傍に居てくれたからこそ、僕は未来的犯罪者であっても普通の夢を見れていた。
でも、それが今は無い。となれば必然的に、またあの悪夢を見る状況下に戻ることなどちょっと考えれば分かったはずなのに。
僕は……意地を張ってまた悪夢を呼び起こしてしまっていた。
「はあ……」
再び目を開ければ、悪夢特有の暗闇が目前に広がる。
今日は夢だと分かっているだけマシかもしれないが、それでもまた痛い思いをする確率は高そうで、僕はげんなりとしてしまう。
前回は僕の身体の骨が全て抜かれ、血だけが流れ全身から排出されてしまうような感じだったが……またそれ、なのだろうか。
今から起こるであろうことが恐怖でしかなく、まだかまだかと身構えていた。
身構える僕とは裏腹に、目の前に彼女が姿を現した。ブラビットが夢に出てくるなんて思ってもいなかった為、本物かどうかを確かめる必要があったものの、あの後ではぶっきらぼうにしか声が出なかった。
「……あ、謝らないからね! 別に……僕が悪いことした訳でもないし……」
「あらそうですか? 罪人の分際でよくもまあ吠えますこと」
ふふ、と優雅に笑うその様はどう見てもブラビットその死神様で。
本当は夢じゃないんじゃないかなんて思い始めてしまう。
そうだとしても、最近の彼女は罪人とは呼ばなくなった。
だからこれはきっと夢、夢なんだ──……だって。
「お友達なんて思っている訳が無いでしょう、私は死神なんですよ? どうして貴方みたいな失礼な罪人を友だと?」
まだお友達なんだから、と考えようとしたところで言われた。
怖かったんだ。君にそう言われることが、怖かったんだ。
直接言われて、逃げてしまった要因の一つが分かっても、まだ覚めることは出来そうにない。
本物じゃないことだけは、今ので確信した。
彼女なら──今の「死神」ってとこにエリートって付けるだろう? 絶対。
でも、そうか。
今回の悪夢はブラビットに罵倒される夢か。それはそれで辛い。
今僕達は……あ、喧嘩だ。喧嘩しているっていうのにその中でこれは、心に来るものがある。
耐える為に目を瞑って、耳を塞いでしゃがみ込む。
大丈夫、今回は痛みは来ない。きっと……なんて期待は一瞬の内に泡に消えていく。
さっきまであったはずの物が、僕に無い。
さっきまであったはずの、僕の腕が無い。
認識しては駄目だと理解していても、肩に空いた丸い穴は激痛を伴わせるに十分だった。
「うあぁぁッ!?」
なんで、なんで、なんで、なんで?
だって今回は精神的苦痛だけなはずだろ、だったらさ、だったらさ、物理的な痛みなんて来ないはずなんだ、なのに、なんで。
噛みつくような音が聞こえてきて、思わずもう一度目を開けて下へ向ける。
ブラビットの偽者が、にたりと僕の脚を口に入れたまま笑っていた。
脚を? 口に入れて?
気付かないふりをして、力強く目を閉じた。
早く覚めて、覚めてと願うことしか、僕には出来ることなど無いのだ。
激痛が走る度に、意識が飛びそうになる。
でも気付いたら終わる。
心が終わってしまう、なんとなくそのことだけは確信していた。
時計には十を指していて、隣には当たり前のようにブラビットが横に寝っ転がっていた。
──でも、ころしたいなら寝てる時に出来るはずだよね? それをしないのは、どういうことだろう。
彼女からしてみれば、どういうことでも無いのかもしれない。人外ってそれくらい、僕達人間にとって未知の存在で、ほんとは……もっと遠い存在。
そんなこと分かってる。分かってはいても、疑う自分が──疑心が暗雲のように立ち込めているのだ。
僕の気持ちは知ってか知らないでか、今日もまた「お休み」とぶっきらぼうに告げると何も言わずに手を繋いでくれる。
こんな優しい死神様、おかしい。
おかしいのは百も承知しているけれど、この優しさは──優しさだけは、本当であって欲しいと願う自分がいるのも事実だった。
翌日、何故か今日も彼女は「外出してきます」と書置きだけを残し、もう姿は何処にも無かったもんだから書置きを見た瞬間、驚いて飛び上がってしまった。
死神協会は一か月に一回のはずじゃ?
二日連続で出かけることなんて無かったものだから、僕は不安になり、同時に嫌な気持ちになる。
もし、もし彼女が、本当は別の場所に行っていたとしたら……?
そうしたら彼女は、僕に嘘を吐いているというで。
本当は協会じゃなくって、僕を貶める為の何処かへ行っているのかもしれないし、いや、でもそうだとしても根拠が無い。そもそも、そんな場所があるならとっくの疾うに行っているはず。
落ち着け、早とちりしては駄目だ。
心を休ませる為にひたすら絵を描いて、無心に描いた。
出来上がった絵はどれもまるでのっぺらぼうな顔の無い絵。相変わらず絵なんかちっとも楽しくなかったが、虚無感に浸っていたい時には驚く程適していた。暫くすると飽きが来てしまい、これでは駄目だと他のこともしようと考えた。そうだ、絵だけを描くのがしょうもないくらいつまらないなら物語をついでに考えるのは?
早速試しに物語を考えて考え──見事夕方まで耐えきった。
おかげで学校では「何か今日の赤君変だよね」と言われまくったが気にしない。
こっちは今それどころじゃない、気持ちが。
家に帰ってまたひたすら無心に手を動かしていると、ブラビットが帰ってくる音がした。
「お、お帰りブラビット……! あ」
無表情なその顔を見て──ひょっとしてもう僕は用済みってことだろうか?
なんて、恐怖が僕を絡め捕っていく。飽きられてしまったんだろうか、僕で言うところの絵みたいに。
飽きたらやっぱり、捨ててしまうんだろうか。さっき雑に捨てまくった落書きみたいに。急に怖くなって、ズボンを握る手に力が入ったまま俯いてしまう。
「どうしたんですか、最近順調な良い子ちゃん。そんなに這いつくばるように握り締めては、まるで地に這う蟻のようですよ」
「……なんでもない」
顔を上げぬまま、ぞんざいに返すと「あら」といつもの声のトーンと思われる彼女の声が聞こえた。
「さては何か言われました? ……例えば、韮川狼さんとかに」
条件反射で顔を上げる。
しまった、これでは肯定しているようなものではないか、気付いても後の祭りだった。
言ったのが狼君だと分かった彼女は不愉快そうな笑みを浮かべながら唇を弧に描く。
「あの韮川狼とかいう者、やはり少し気になったので調べてみましたが、貴方に嘘を重ねているようですよ」
え、と返しにもならない息が出る。
「いつも金が無いとか言っていたでしょう、あれは嘘です。むしろその逆……人間の身分は国ごとに違うものですが、それでも共通の階級というものはありますでしょう? 貴方のところは中間層と呼ばれる中流階級ですが、あの者は富裕層という上流階級。嘘ばかり言う者を信じ切るのは程々にしておいた方がよろしいかと」
つまり、本当は貧乏じゃなくてお金持ちで、理由はどうであれ嘘ばっかり何だから信用出来ないってこと……だろうか。
でも、だからってそんな悪者みたいに言うなんて。
彼程信用出来る人間はなかなかいないだろうに! 気が付けば噛みつくように、僕は声を荒げていた。
「僕の友達を悪く言うなッ! 狼君は優しくて、誰にでも好かれて、何でも出来る凄い子なんだよ! 嘘なんか吐かない、吐く訳無い!」
初めてブラビットに敵意を向けた僕に対し、彼女は呆れるでもなく、笑うでもなく。
ただただのっぺらぼうみたいな笑みを深めた。
「そうですか。そこまで信じられる人間のお友達が出来て良かったですね、なら解消致しますか? 私と貴方の〝お友達〟」
怒らないことに内心、動揺したが、でもそのなんでもないように言われたのが無性に腹立たしくて、腹立たしくって。
僕は思わず突っ撥ねるみたいに声を張り上げた。
「……ッ、出てって! しばらく、僕のとこに来ないで!」
彼女は対照的に酷く落ち着いていて、傍から見れば僕の方がおかしいんじゃないかって思えてくる。
でも、この時は意地でも謝りたくなかった。
「あー、はい。じゃあ暫く魔界とかに行きますね。なんて言うんでしたっけ、こういう時? あー、そうそう。ばいばい」
軽く手を振って、拍子抜けするくらいにいとも簡単に出て行った。
本当にいとも簡単に。
何だ、これじゃ僕の方が馬鹿みたいじゃんか。
待ちに待っていたはずの彼女を追い出して、残されたのはぽっかりと開いた僕の心の穴だけだった。
ブラビットを追い出して、まず真っ先に後悔したのは、夢のことだ。
彼女が常に手を握って傍に居てくれたからこそ、僕は未来的犯罪者であっても普通の夢を見れていた。
でも、それが今は無い。となれば必然的に、またあの悪夢を見る状況下に戻ることなどちょっと考えれば分かったはずなのに。
僕は……意地を張ってまた悪夢を呼び起こしてしまっていた。
「はあ……」
再び目を開ければ、悪夢特有の暗闇が目前に広がる。
今日は夢だと分かっているだけマシかもしれないが、それでもまた痛い思いをする確率は高そうで、僕はげんなりとしてしまう。
前回は僕の身体の骨が全て抜かれ、血だけが流れ全身から排出されてしまうような感じだったが……またそれ、なのだろうか。
今から起こるであろうことが恐怖でしかなく、まだかまだかと身構えていた。
身構える僕とは裏腹に、目の前に彼女が姿を現した。ブラビットが夢に出てくるなんて思ってもいなかった為、本物かどうかを確かめる必要があったものの、あの後ではぶっきらぼうにしか声が出なかった。
「……あ、謝らないからね! 別に……僕が悪いことした訳でもないし……」
「あらそうですか? 罪人の分際でよくもまあ吠えますこと」
ふふ、と優雅に笑うその様はどう見てもブラビットその死神様で。
本当は夢じゃないんじゃないかなんて思い始めてしまう。
そうだとしても、最近の彼女は罪人とは呼ばなくなった。
だからこれはきっと夢、夢なんだ──……だって。
「お友達なんて思っている訳が無いでしょう、私は死神なんですよ? どうして貴方みたいな失礼な罪人を友だと?」
まだお友達なんだから、と考えようとしたところで言われた。
怖かったんだ。君にそう言われることが、怖かったんだ。
直接言われて、逃げてしまった要因の一つが分かっても、まだ覚めることは出来そうにない。
本物じゃないことだけは、今ので確信した。
彼女なら──今の「死神」ってとこにエリートって付けるだろう? 絶対。
でも、そうか。
今回の悪夢はブラビットに罵倒される夢か。それはそれで辛い。
今僕達は……あ、喧嘩だ。喧嘩しているっていうのにその中でこれは、心に来るものがある。
耐える為に目を瞑って、耳を塞いでしゃがみ込む。
大丈夫、今回は痛みは来ない。きっと……なんて期待は一瞬の内に泡に消えていく。
さっきまであったはずの物が、僕に無い。
さっきまであったはずの、僕の腕が無い。
認識しては駄目だと理解していても、肩に空いた丸い穴は激痛を伴わせるに十分だった。
「うあぁぁッ!?」
なんで、なんで、なんで、なんで?
だって今回は精神的苦痛だけなはずだろ、だったらさ、だったらさ、物理的な痛みなんて来ないはずなんだ、なのに、なんで。
噛みつくような音が聞こえてきて、思わずもう一度目を開けて下へ向ける。
ブラビットの偽者が、にたりと僕の脚を口に入れたまま笑っていた。
脚を? 口に入れて?
気付かないふりをして、力強く目を閉じた。
早く覚めて、覚めてと願うことしか、僕には出来ることなど無いのだ。
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