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【再掲載】ドSな生き物拾いました(伊織×姫川仁)
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【注意】
本作は成人向け(R-18)BL作品です。以下のプレイ描写が含まれます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
・初体験(バージン)描写あり
・アナルプレイ(指や挿入を含む)
・潮吹き(射精描写含む)
・強引なプレイ・S攻め要素あり
・甘さだけでなく多少の苦しさ・痛み表現あり
・リバあり(攻め受けが交互に感じる描写)
特に初めてのプレイやアナルプレイ、痛みや苦しさを伴う描写に抵抗がある方はご注意ください。
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鬼攻め、体格差、ヤンキー童貞受、寸止め、潮吹き
山中でひとり、静かな時間を楽しんでいた仁は、突然の豪雨に見舞われ、雨宿りをするために近くの洞窟に避難する。その洞窟の奥から聞こえる謎の音に引き寄せられ、音の源へ向かうと、そこには何かが封じ込められているかのような大きな檻があった。
不安と好奇心から檻の前に近づいた仁が目にしたのは、獣のような体格の、赤い髪をした男――鬼のような存在だった。彼の名は伊織、そして仁が触れた瞬間、伊織は仁にキスをし、強引に檻を破壊して自由を手に入れる。人間ではないその存在に振り回されながらも、仁は次第に彼の魅力に引き寄せられていく。
家もないと言う伊織は、仁の部屋に住み込み、食事を作ったり、ふたりの距離がどんどん縮まっていく。しかし、伊織はただの鬼ではなかった。仁を試すような行動を繰り返し、仁もまた、無意識にその甘い罠にかかり始める。
果たして、仁と伊織の関係はどう進展していくのか?不安と期待が交錯する中、ひとりの人間と鬼の奇妙な共同生活が始まる――。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
気分転換に1人で山登りに来ていた。
山は天候が変わりやすいと言うがあと少しの所で急に大粒の雨が降り出した。
「はぁ?マジかよ…クソ」
運良く近くの洞窟に、雨宿りをする。
(ここ、何も出ないよな…?)
洞窟の奥から何か叩く音が聞こえる。
「…?」
当分雨も止みそうにない為、音がする方に足を運ぶ。
近づく度音が力強く大きいく鳴っていく。
「おい、お前」
「は?」
「お前だ、そこの札を剥がせ」
「誰?」
檻の間から大きな手が伸び、仁は吸い寄せられる様に檻にピタッとくっついた。
「札を剥がせと言ってる聞こえなかったか?」
低い声で耳元で喋る。
「それとも俺に殺されたいか?」
「まだ、死にたくねぇし、そもそもなんでお前は檻の中にいるんだよ、悪いことしたからか?」
「さぁな、気付いたらここに閉じ込められたんだよ、お陰で飯も食えてなくて力も発揮出来ん、出してくれたら褒美をやる」
「褒美?」
「そうだ、褒美があれば人間は喜ぶと言っていた」
「人間じゃないのか?」
「…あー暗くて見えてないんだな」
檻の中にいるモノは仁の手を取り自分の頭に触れさせる。
「…角?!」
「怖くない、飯食ってないから力が発揮出来んと言っただろ、今此処で食わせてくれるなら檻は破壊出来るがな」
「食い物は持ってないけど」
「大丈夫、すぐ終わる」
そう言うと、檻の中のモノは檻から離れられない仁の顔を掴み強引にキスをする。
「ん!?」
「ご馳走さん」
訳も分からず顔を真っ赤にする仁。
「ちょっと下がってろ」
そう言うとお構い無しに檻のドアを蹴り飛ばし檻から出てくる。
「やっと自由だ」
背伸びをしながら出てくる。
外の光に照らされた姿は赤髪、角2本、体格ガッチリで筋肉質、背も高い。
「は…鬼?」
「あぁ、そうだが?お前…なんだその顔、顔が赤いぞ」
「…!!あ、赤くねぇし、だだびっくりしただけだ!」
「ほう…」
ガシッとまた、顔を掴まれタコの口になる。
「お前反応が面白いやつだな、気に入った、俺の下僕にしてやる」
「下僕は嫌だ!なんで鬼より下なんだよ」
「この体格差で俺に勝とうと?」
「……」
「じゃあ、俺と同等にしてやる、ただ命令はするな」
仁の額を指でグイッと押される。
「なぁ、お前家とかあんのか?」
「家?んなものねぇよ」
「じゃあ、暫く俺ん家来る?」
「そうだな、家どこだ」
と言いながら仁を担ぎ上げる。
「え、ちょ…」
「俺が歩いた方が早い、教えろ」
渋々仁は道を教えると30分かかる所が5分で着いた。
ドサッと玄関前に落とされる。
「いって…もう少し優しく下ろしてくんねーの?」
「…??…そうだな、人間は脆いからな、優しくしねぇとだな」
「ちょ、待った!」
鬼は仁のマンションのドアを蹴り破ろうとしていた。
「開けるから、待てよ!」
慌てて鍵を取り出しドアを開ける。
「あ、玄関入る前にちょっと待って」
ドアを閉め、お風呂までの道なりにタオルを引く。
「お前、ずっとあの洞窟に居たんだろ?」
鬼の手を引きお風呂に押し込む。
「なんだ、これは!」
「泥塗れで部屋に入れない!とりあえず洗ってやるから少し我慢してくれ!後、服を脱いでくれ」
「なんだ、裸が見たいのか?」
「違う!お前を洗うから」
渋々鬼は服を脱ぎ捨てる。
鬼を椅子に座らせシャワーを頭から浴びせシャンプーをし体を洗う。
「気持ちいいな、これは」
仁の方に鬼の顔が向く。
「…!!」
「お前はいつもこんな事をしてるのか?」
「そうだ」
「だから、人間はいい匂いするんだな」
「なあ、俺は仁って言うんだけど、名前はあるのか?」
「伊織、伊織だ」
「伊織…綺麗な名前だな」
「そうか?」
伊織にバスタオルを被せ拭く。
「服持ってくるから、バスタオルで体拭いてて」
伊織はザッザッと体を拭いたら部屋を歩き回る。
「あ、ちょっと!」
歩いた後に分かるくらい雫が落ちている。
タオルを肩にかけ何も履かず堂々と歩いていた。
仁はとあるモノが目に入り、伊織と目を逸らし慌てて服を押し付ける。
「これサイズ合うかわからんけど着て」
「……?」
伊織が頭を?の状態で仁に渡された服をどうにか着ようとする。
「こうか?」
「う、うん…」
伊織が仁のものを着るとTシャツはピッチピチでズボンも水着並にぴたっとしてる。
「動きにくいな、お前の服は」
「伊織がデカすぎるんだよ」
「もっと楽な服ないのか?」
「無い、とりあえず後で買ってくるからこれで我慢して」
溜息をつき伊織はソファーにドカッと座る。
5分後仁が何かを持って伊織の傍に来た。
「楽なヤツこれしかない、たまたま家にあったやつだけど」
手渡して来たのはバスローブだった。
ピッチピチの服は伸びてしまい着れなくなったが伊織はバスローブに喜んでいた。
「これは楽だな、いい!」
丈が伊織の膝上、仁にはサイズが合わなかったバスローブ。
「仁、腹が減った」
そういうと伊織はソファーに寝転ぶついでにグイッと仁の腕を引っ張り、仁は伊織の中に倒れ込む状態になる。
筋肉質でガタイのいい体に思わずドキッとしてしまう。
「飯食わせろ」
「ご飯作るから…ちょっと」
「ん?」
不機嫌そうな顔をする伊織
「俺の飯はお前なんだが?」
「…お、俺は好きなやつとしか…やらねーから」
「キスはしたのにか?」
「……っと、兎に角俺は、やらねぇから!」
伊織から離れ、台所に向かう仁。
「あーこのままだと餓死か……!好きなやつとしかやらねぇなら俺はお前を落とすつもりでやるかな」
「いや、俺男興味無いから」
「ふーん、腕引っ張って俺の中に倒れ込んだ時心臓早かったが?」
「そ、それは関係ないだろ、いいか、俺が包丁持ってる間は話しかけるな!」
「何故だ?」
「お前を殺〇かもしれない」
「それなら、仕方ないな」
黙々とご飯を作り、机の上に準備する。
「なんだこれは?」
「煮魚、味噌汁、ご飯…お前も腹減ってるんだろ?」
伊織は少し難しい顔して口に運ぶ。
「なんだこれはっ!美味しい!」
「…だろ!俺は料理は自信あるんだ!」
「しょうがないから、俺はしばらくお前の作ったご飯と言うもので我慢してやる」
数日後…
「仁!腹減った」
「今作ってる」
「それでは追いつかなさそうだ」
ご飯作ってる仁の背後から伊織が手伸ばし抱き締める。
仁の首元に顔を埋め匂いを嗅ぐ。
これを永遠やり取りしてる。
「仁、俺は死にそうだ」
そして数ヶ月後。
「伊織、ご飯出来たぞ」
「……」
「いつまで寝てんだ?」
ベッドに向かい伊織を大きく揺するが反応は薄い。
「怠くて起き上がれない」
余り力が入らない伊織に腕を捕まれ、伊織の上に倒れ込む。
それでも人間からしたら力は強い。
ガッチリとホールドされ身動きが取れない。
「伊織、ご、ご飯だって」
「だから力入んねぇだよ、人間の喰う飯では力の回復が間に合わん、手っ取り早いのはお前とセッ〇スってやつをやるのが1番手っ取り早い」
「はあ?」
仁は顔を真っ赤にし心臓の鼓動も早くなる。
「なんだ、俺にまで仁の心臓の鼓動が伝わるぞ?ほら」
伊織は仁が逃げないように腕を掴んだまま仁の胸に手を当てる。
伊織が下に仁が伊織を跨るような体勢になる。
「鼓動が凄い早いな」
「か、勝手に人の心臓聞くなよ」
「なんだ、それも聞いたらダメなのか?…お前がここに連れて来て見殺しされるのか」
「ひ、人を見殺しにした見たいな言い方するなよ!」
「間違っては無いだろ?…そんなに顔を真っ赤にしてどうしたんだ、仁?」
「見るな、よ」
片腕で顔を隠す仁。
「なぁ、俺が生きれるのお前しかないんだ」
「……き…キスくらいなら…」
最後の方に成程声が小さくなり伊織は聞き取れなかった。
「…ん?聞き取れなかった」
「だ、だから…キスくらいならいいって…」
目を逸らしまた、後半になるほど声が小さくなった。
「そうか」
伊織が腕を引っ張り仁は伊織の上で四つん這いの体勢になってしまう。
仁の顔に手を這わせ唇を重ね、伊織の長い舌が口内に入り込んで絡まる。
「ご馳走さん」
仁から離れると銀色の糸を引き、伊織がパッと目を仁にやると目を潤ませ顔を真っ赤に染めていた。
「なんだその顔、キスぐらいで」
「…き、気が済んだか!」
「そうだな…持って1.2日だろうな、毎日よろしく」
「ご、ご飯食うぞ」
バッと起き上がりリビングに向かう。
伊織もすぐ起き上がり仁を追い掛けるように向かい腕を掴む。
腕を引っ張り、なぁ、気持ちよかった?と仁の耳元で喋りわざと揶揄う(からかう)。
「…うるさい!」
「お前、反応激し過ぎ、もしかして…」
「わ、言うな!」
思わず伊織の口を塞ぐ。
「仁が作るご飯は上手いな」
「…ありがとう」
「次は仁からキスな」
思わずの言葉に仁はご飯を吹き出してしまった。
「なっ、お…」
「驚き過ぎ」
慌ててキッチンへ台拭きを持って行き机の上を拭く。
「ご、ごめん伊織…顔にまで飛んでる…」
ティッシュで伊織の顔を吹いていると目が合った。
「なんだ?キスするか?」
仁が口を開ける前に伊織が不意打ちにキスをした。
「まぁ、これで1.5日分かな」
仁は少し荒く伊織の顔を掴み付いてないか、顔を左右に向ける。
「俺、仁好きだ」
思わず後退りする。
「はあぁ?」
「うん、好き」
「いや、だから俺男だし」
「うん、知ってるよ?俺は性別関係無いし」
「いやいやいや…」
更に挙動不審になる仁。
「ご馳走さん、ご飯美味しかった」
「あ、うん」
ご飯を食べお皿を片付ける。
(鬼が…俺の事好きか…でも…男同士って…使う所ケツだよな……あんなデカいの入ったら俺のケツ終わる!)
「皿洗いながら、何1人で耳まで赤くしてんの?」
そう言いながら仁の背後にピタッと引っ付く。
「うぉっ!!」
「なんか1人で想像してんか?」
「し、してねぇし…」
「キスだけ勃たせてたもんな」
恥ずかしくなり顔が爆発しそうだ。
「抜いてやろっか?そうすると俺も力戻る」
「勝手に決めんなよ」
「ふん、じゃあ、昼寝しよう何もしないから」
「お前の何もしないは信用出来ない!」
「そうか、気が向いたら来い」
そう言って伊織は寝室に向かっていった。
伊織が見えなくなってから、仁は大きくため息を漏らし片付けを終わらせる。
そーっと足音を立てず寝室に向かい伊織を見ると寝ているように見え仁はそーっとベッド入り背を向けて転ぶ。
「おっ…!!!」
思わず変な声が出た。
伊織が背後から仁をがっちりホールドするように足を絡め抱き締める。
「…ちょ、何もしないって言ったじゃん」
「これぐらい構わんだろ」
あまりの体格差に仁は身動き取れず、伊織は仁の首元に顔を埋める。
「仁はいい匂いするな」
「い、伊織近いって」
思わず伊織は仁の首筋を舐めた。
「ひぃっ!」
「あ、すまん、つい美味しそうで」
カプっと首筋に噛み付いた。
ゾワッと仁の全身に鳥肌が立つ。
いきなり伊織は仁に多い被さり仁の手首を掴む。
「い、伊織…?」
「先に謝る、すまん」
そう言うと伊織は仁に貪るようにキスをし、片手で仁乃の手首を持ち替え身体中に手を這わす。
「仁、気持ちいいか?」
キスだけで仁は頭がぽわぽわし目が潤む。
「仁を俺のものにするまで我慢しようと思ったんだが…無理そうだ」
再びキスをし長い舌を絡ませ、仁の下半身に手を這わす。
「…はぁっ…い、伊織…なんで」
「そんな顔で言うな、俺の理性へし折りたいのか」
顔を赤くそめ、口元から銀色の糸が垂れる。
ズボンを脱がし仁のモノを口に銜える。
「あ…待って…汚い」
「汚くない」
小ぶりな仁のモノは伊織の口にすっぽり収まり長い舌が絡みついてくる。
「待って、伊織…ダメだって!…あっ…え」
「まだ、イクのは早いよ、仁」
根元グッと掴まれいけなかった。
足をグッと持ち上げられ、お尻に舌這わす。
「そこ、汚いって!」
「きたはふない(汚くない)」
仁は目をぎゅっと瞑っている。
長い舌がアナルをヌルヌルと動き、変な気分になる。
「気持ちいい?」
ヨダレがおしりを伝う。
ふやけたアソコに伊織の指がゆっくり入っていく。
「んっ…」
ある部分に当たると体がビクッと震える。
前立腺を触りながら伊織は仁のモノを咥える。
「伊織…それ…だめ、おかしくなる」
両手で顔を隠す仁。
「仁がおかしくなってる所みたい」
「…やだ…あっ」
ビクッと身体震わす。
「初めてなのに指でイケたね」
それだけでぐったりする仁にはお構い無しに指を1本増やす。
ゴツゴツした指が中に入ってくると圧迫感が増し息が乱れる。
「…伊織…も、むり…」
「…仁のせいだからな」
指が抜かれ、伊織のものがあてがわれる。
「…むり、そんな…大きいの無理!…あぁっ!!」
ゆっくりじわじわ入り、圧迫感で苦しい。
いい所に当たるとビクッとイッてしまう。
「イッたの?俺のまだ、全部入ってないけど…可愛すぎ」
俺も無理と仁に伝えると一気に押し込まれる。
「あぁっ、まっ、て…」
「仁、キスしたい」
伊織に手を回し、何度も唇を重ね舌を絡ませる。
「伊織…苦し…」
仁の頭を抱えるような体勢で仁の声が耳元に直に流れる。
「仁の中で俺のいっぱい感じて」
「う、動いたら…だめ…」
「なんで?動いた方が気持ちいいだろ?」
仁の耳元を甘噛みしながら腰を振る。
「やだ、も…むり…そこダメ」
「仁ここ好きだもんね」
「あ、やだ…そこ…やだ、おかしくなる」
正常位に戻す。
「こことかどう?」
「い゛っ…あっ」
奥を突かれる度にプシャッと潮を吹く。
「仁、えっちだ、初体験でここまでしちゃうなんて」
「うるさい…何も、ゆうな…」
「ほらまた」
「あぁっ」
「仁が壊れちゃった」
「やだ…ほんとに…壊れた…」
泣きじゃくりながら、止めどなく吹き出す。
「仁、可愛い…もっといっぱい突きたい」
「も、だめ…ほんとに、壊れちゃう…」
奥まで突くと叫び声みたいな声をあげ、何度も潮を吹き身体中がびちゃびちゃになる。
「あぁっ…あ、まって、また…くる」
「あー、俺のでイッてくれたんだね」
その後何時間も続き、仁は腰を痛め伊織を恨んでいた。
「これで半年生きられる、仁可愛くて好き♡」
「絶対やらない」
「流される癖に」
終わり
【注意】
本作は成人向け(R-18)BL作品です。以下のプレイ描写が含まれます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
・初体験(バージン)描写あり
・アナルプレイ(指や挿入を含む)
・潮吹き(射精描写含む)
・強引なプレイ・S攻め要素あり
・甘さだけでなく多少の苦しさ・痛み表現あり
・リバあり(攻め受けが交互に感じる描写)
特に初めてのプレイやアナルプレイ、痛みや苦しさを伴う描写に抵抗がある方はご注意ください。
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鬼攻め、体格差、ヤンキー童貞受、寸止め、潮吹き
山中でひとり、静かな時間を楽しんでいた仁は、突然の豪雨に見舞われ、雨宿りをするために近くの洞窟に避難する。その洞窟の奥から聞こえる謎の音に引き寄せられ、音の源へ向かうと、そこには何かが封じ込められているかのような大きな檻があった。
不安と好奇心から檻の前に近づいた仁が目にしたのは、獣のような体格の、赤い髪をした男――鬼のような存在だった。彼の名は伊織、そして仁が触れた瞬間、伊織は仁にキスをし、強引に檻を破壊して自由を手に入れる。人間ではないその存在に振り回されながらも、仁は次第に彼の魅力に引き寄せられていく。
家もないと言う伊織は、仁の部屋に住み込み、食事を作ったり、ふたりの距離がどんどん縮まっていく。しかし、伊織はただの鬼ではなかった。仁を試すような行動を繰り返し、仁もまた、無意識にその甘い罠にかかり始める。
果たして、仁と伊織の関係はどう進展していくのか?不安と期待が交錯する中、ひとりの人間と鬼の奇妙な共同生活が始まる――。
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気分転換に1人で山登りに来ていた。
山は天候が変わりやすいと言うがあと少しの所で急に大粒の雨が降り出した。
「はぁ?マジかよ…クソ」
運良く近くの洞窟に、雨宿りをする。
(ここ、何も出ないよな…?)
洞窟の奥から何か叩く音が聞こえる。
「…?」
当分雨も止みそうにない為、音がする方に足を運ぶ。
近づく度音が力強く大きいく鳴っていく。
「おい、お前」
「は?」
「お前だ、そこの札を剥がせ」
「誰?」
檻の間から大きな手が伸び、仁は吸い寄せられる様に檻にピタッとくっついた。
「札を剥がせと言ってる聞こえなかったか?」
低い声で耳元で喋る。
「それとも俺に殺されたいか?」
「まだ、死にたくねぇし、そもそもなんでお前は檻の中にいるんだよ、悪いことしたからか?」
「さぁな、気付いたらここに閉じ込められたんだよ、お陰で飯も食えてなくて力も発揮出来ん、出してくれたら褒美をやる」
「褒美?」
「そうだ、褒美があれば人間は喜ぶと言っていた」
「人間じゃないのか?」
「…あー暗くて見えてないんだな」
檻の中にいるモノは仁の手を取り自分の頭に触れさせる。
「…角?!」
「怖くない、飯食ってないから力が発揮出来んと言っただろ、今此処で食わせてくれるなら檻は破壊出来るがな」
「食い物は持ってないけど」
「大丈夫、すぐ終わる」
そう言うと、檻の中のモノは檻から離れられない仁の顔を掴み強引にキスをする。
「ん!?」
「ご馳走さん」
訳も分からず顔を真っ赤にする仁。
「ちょっと下がってろ」
そう言うとお構い無しに檻のドアを蹴り飛ばし檻から出てくる。
「やっと自由だ」
背伸びをしながら出てくる。
外の光に照らされた姿は赤髪、角2本、体格ガッチリで筋肉質、背も高い。
「は…鬼?」
「あぁ、そうだが?お前…なんだその顔、顔が赤いぞ」
「…!!あ、赤くねぇし、だだびっくりしただけだ!」
「ほう…」
ガシッとまた、顔を掴まれタコの口になる。
「お前反応が面白いやつだな、気に入った、俺の下僕にしてやる」
「下僕は嫌だ!なんで鬼より下なんだよ」
「この体格差で俺に勝とうと?」
「……」
「じゃあ、俺と同等にしてやる、ただ命令はするな」
仁の額を指でグイッと押される。
「なぁ、お前家とかあんのか?」
「家?んなものねぇよ」
「じゃあ、暫く俺ん家来る?」
「そうだな、家どこだ」
と言いながら仁を担ぎ上げる。
「え、ちょ…」
「俺が歩いた方が早い、教えろ」
渋々仁は道を教えると30分かかる所が5分で着いた。
ドサッと玄関前に落とされる。
「いって…もう少し優しく下ろしてくんねーの?」
「…??…そうだな、人間は脆いからな、優しくしねぇとだな」
「ちょ、待った!」
鬼は仁のマンションのドアを蹴り破ろうとしていた。
「開けるから、待てよ!」
慌てて鍵を取り出しドアを開ける。
「あ、玄関入る前にちょっと待って」
ドアを閉め、お風呂までの道なりにタオルを引く。
「お前、ずっとあの洞窟に居たんだろ?」
鬼の手を引きお風呂に押し込む。
「なんだ、これは!」
「泥塗れで部屋に入れない!とりあえず洗ってやるから少し我慢してくれ!後、服を脱いでくれ」
「なんだ、裸が見たいのか?」
「違う!お前を洗うから」
渋々鬼は服を脱ぎ捨てる。
鬼を椅子に座らせシャワーを頭から浴びせシャンプーをし体を洗う。
「気持ちいいな、これは」
仁の方に鬼の顔が向く。
「…!!」
「お前はいつもこんな事をしてるのか?」
「そうだ」
「だから、人間はいい匂いするんだな」
「なあ、俺は仁って言うんだけど、名前はあるのか?」
「伊織、伊織だ」
「伊織…綺麗な名前だな」
「そうか?」
伊織にバスタオルを被せ拭く。
「服持ってくるから、バスタオルで体拭いてて」
伊織はザッザッと体を拭いたら部屋を歩き回る。
「あ、ちょっと!」
歩いた後に分かるくらい雫が落ちている。
タオルを肩にかけ何も履かず堂々と歩いていた。
仁はとあるモノが目に入り、伊織と目を逸らし慌てて服を押し付ける。
「これサイズ合うかわからんけど着て」
「……?」
伊織が頭を?の状態で仁に渡された服をどうにか着ようとする。
「こうか?」
「う、うん…」
伊織が仁のものを着るとTシャツはピッチピチでズボンも水着並にぴたっとしてる。
「動きにくいな、お前の服は」
「伊織がデカすぎるんだよ」
「もっと楽な服ないのか?」
「無い、とりあえず後で買ってくるからこれで我慢して」
溜息をつき伊織はソファーにドカッと座る。
5分後仁が何かを持って伊織の傍に来た。
「楽なヤツこれしかない、たまたま家にあったやつだけど」
手渡して来たのはバスローブだった。
ピッチピチの服は伸びてしまい着れなくなったが伊織はバスローブに喜んでいた。
「これは楽だな、いい!」
丈が伊織の膝上、仁にはサイズが合わなかったバスローブ。
「仁、腹が減った」
そういうと伊織はソファーに寝転ぶついでにグイッと仁の腕を引っ張り、仁は伊織の中に倒れ込む状態になる。
筋肉質でガタイのいい体に思わずドキッとしてしまう。
「飯食わせろ」
「ご飯作るから…ちょっと」
「ん?」
不機嫌そうな顔をする伊織
「俺の飯はお前なんだが?」
「…お、俺は好きなやつとしか…やらねーから」
「キスはしたのにか?」
「……っと、兎に角俺は、やらねぇから!」
伊織から離れ、台所に向かう仁。
「あーこのままだと餓死か……!好きなやつとしかやらねぇなら俺はお前を落とすつもりでやるかな」
「いや、俺男興味無いから」
「ふーん、腕引っ張って俺の中に倒れ込んだ時心臓早かったが?」
「そ、それは関係ないだろ、いいか、俺が包丁持ってる間は話しかけるな!」
「何故だ?」
「お前を殺〇かもしれない」
「それなら、仕方ないな」
黙々とご飯を作り、机の上に準備する。
「なんだこれは?」
「煮魚、味噌汁、ご飯…お前も腹減ってるんだろ?」
伊織は少し難しい顔して口に運ぶ。
「なんだこれはっ!美味しい!」
「…だろ!俺は料理は自信あるんだ!」
「しょうがないから、俺はしばらくお前の作ったご飯と言うもので我慢してやる」
数日後…
「仁!腹減った」
「今作ってる」
「それでは追いつかなさそうだ」
ご飯作ってる仁の背後から伊織が手伸ばし抱き締める。
仁の首元に顔を埋め匂いを嗅ぐ。
これを永遠やり取りしてる。
「仁、俺は死にそうだ」
そして数ヶ月後。
「伊織、ご飯出来たぞ」
「……」
「いつまで寝てんだ?」
ベッドに向かい伊織を大きく揺するが反応は薄い。
「怠くて起き上がれない」
余り力が入らない伊織に腕を捕まれ、伊織の上に倒れ込む。
それでも人間からしたら力は強い。
ガッチリとホールドされ身動きが取れない。
「伊織、ご、ご飯だって」
「だから力入んねぇだよ、人間の喰う飯では力の回復が間に合わん、手っ取り早いのはお前とセッ〇スってやつをやるのが1番手っ取り早い」
「はあ?」
仁は顔を真っ赤にし心臓の鼓動も早くなる。
「なんだ、俺にまで仁の心臓の鼓動が伝わるぞ?ほら」
伊織は仁が逃げないように腕を掴んだまま仁の胸に手を当てる。
伊織が下に仁が伊織を跨るような体勢になる。
「鼓動が凄い早いな」
「か、勝手に人の心臓聞くなよ」
「なんだ、それも聞いたらダメなのか?…お前がここに連れて来て見殺しされるのか」
「ひ、人を見殺しにした見たいな言い方するなよ!」
「間違っては無いだろ?…そんなに顔を真っ赤にしてどうしたんだ、仁?」
「見るな、よ」
片腕で顔を隠す仁。
「なぁ、俺が生きれるのお前しかないんだ」
「……き…キスくらいなら…」
最後の方に成程声が小さくなり伊織は聞き取れなかった。
「…ん?聞き取れなかった」
「だ、だから…キスくらいならいいって…」
目を逸らしまた、後半になるほど声が小さくなった。
「そうか」
伊織が腕を引っ張り仁は伊織の上で四つん這いの体勢になってしまう。
仁の顔に手を這わせ唇を重ね、伊織の長い舌が口内に入り込んで絡まる。
「ご馳走さん」
仁から離れると銀色の糸を引き、伊織がパッと目を仁にやると目を潤ませ顔を真っ赤に染めていた。
「なんだその顔、キスぐらいで」
「…き、気が済んだか!」
「そうだな…持って1.2日だろうな、毎日よろしく」
「ご、ご飯食うぞ」
バッと起き上がりリビングに向かう。
伊織もすぐ起き上がり仁を追い掛けるように向かい腕を掴む。
腕を引っ張り、なぁ、気持ちよかった?と仁の耳元で喋りわざと揶揄う(からかう)。
「…うるさい!」
「お前、反応激し過ぎ、もしかして…」
「わ、言うな!」
思わず伊織の口を塞ぐ。
「仁が作るご飯は上手いな」
「…ありがとう」
「次は仁からキスな」
思わずの言葉に仁はご飯を吹き出してしまった。
「なっ、お…」
「驚き過ぎ」
慌ててキッチンへ台拭きを持って行き机の上を拭く。
「ご、ごめん伊織…顔にまで飛んでる…」
ティッシュで伊織の顔を吹いていると目が合った。
「なんだ?キスするか?」
仁が口を開ける前に伊織が不意打ちにキスをした。
「まぁ、これで1.5日分かな」
仁は少し荒く伊織の顔を掴み付いてないか、顔を左右に向ける。
「俺、仁好きだ」
思わず後退りする。
「はあぁ?」
「うん、好き」
「いや、だから俺男だし」
「うん、知ってるよ?俺は性別関係無いし」
「いやいやいや…」
更に挙動不審になる仁。
「ご馳走さん、ご飯美味しかった」
「あ、うん」
ご飯を食べお皿を片付ける。
(鬼が…俺の事好きか…でも…男同士って…使う所ケツだよな……あんなデカいの入ったら俺のケツ終わる!)
「皿洗いながら、何1人で耳まで赤くしてんの?」
そう言いながら仁の背後にピタッと引っ付く。
「うぉっ!!」
「なんか1人で想像してんか?」
「し、してねぇし…」
「キスだけ勃たせてたもんな」
恥ずかしくなり顔が爆発しそうだ。
「抜いてやろっか?そうすると俺も力戻る」
「勝手に決めんなよ」
「ふん、じゃあ、昼寝しよう何もしないから」
「お前の何もしないは信用出来ない!」
「そうか、気が向いたら来い」
そう言って伊織は寝室に向かっていった。
伊織が見えなくなってから、仁は大きくため息を漏らし片付けを終わらせる。
そーっと足音を立てず寝室に向かい伊織を見ると寝ているように見え仁はそーっとベッド入り背を向けて転ぶ。
「おっ…!!!」
思わず変な声が出た。
伊織が背後から仁をがっちりホールドするように足を絡め抱き締める。
「…ちょ、何もしないって言ったじゃん」
「これぐらい構わんだろ」
あまりの体格差に仁は身動き取れず、伊織は仁の首元に顔を埋める。
「仁はいい匂いするな」
「い、伊織近いって」
思わず伊織は仁の首筋を舐めた。
「ひぃっ!」
「あ、すまん、つい美味しそうで」
カプっと首筋に噛み付いた。
ゾワッと仁の全身に鳥肌が立つ。
いきなり伊織は仁に多い被さり仁の手首を掴む。
「い、伊織…?」
「先に謝る、すまん」
そう言うと伊織は仁に貪るようにキスをし、片手で仁乃の手首を持ち替え身体中に手を這わす。
「仁、気持ちいいか?」
キスだけで仁は頭がぽわぽわし目が潤む。
「仁を俺のものにするまで我慢しようと思ったんだが…無理そうだ」
再びキスをし長い舌を絡ませ、仁の下半身に手を這わす。
「…はぁっ…い、伊織…なんで」
「そんな顔で言うな、俺の理性へし折りたいのか」
顔を赤くそめ、口元から銀色の糸が垂れる。
ズボンを脱がし仁のモノを口に銜える。
「あ…待って…汚い」
「汚くない」
小ぶりな仁のモノは伊織の口にすっぽり収まり長い舌が絡みついてくる。
「待って、伊織…ダメだって!…あっ…え」
「まだ、イクのは早いよ、仁」
根元グッと掴まれいけなかった。
足をグッと持ち上げられ、お尻に舌這わす。
「そこ、汚いって!」
「きたはふない(汚くない)」
仁は目をぎゅっと瞑っている。
長い舌がアナルをヌルヌルと動き、変な気分になる。
「気持ちいい?」
ヨダレがおしりを伝う。
ふやけたアソコに伊織の指がゆっくり入っていく。
「んっ…」
ある部分に当たると体がビクッと震える。
前立腺を触りながら伊織は仁のモノを咥える。
「伊織…それ…だめ、おかしくなる」
両手で顔を隠す仁。
「仁がおかしくなってる所みたい」
「…やだ…あっ」
ビクッと身体震わす。
「初めてなのに指でイケたね」
それだけでぐったりする仁にはお構い無しに指を1本増やす。
ゴツゴツした指が中に入ってくると圧迫感が増し息が乱れる。
「…伊織…も、むり…」
「…仁のせいだからな」
指が抜かれ、伊織のものがあてがわれる。
「…むり、そんな…大きいの無理!…あぁっ!!」
ゆっくりじわじわ入り、圧迫感で苦しい。
いい所に当たるとビクッとイッてしまう。
「イッたの?俺のまだ、全部入ってないけど…可愛すぎ」
俺も無理と仁に伝えると一気に押し込まれる。
「あぁっ、まっ、て…」
「仁、キスしたい」
伊織に手を回し、何度も唇を重ね舌を絡ませる。
「伊織…苦し…」
仁の頭を抱えるような体勢で仁の声が耳元に直に流れる。
「仁の中で俺のいっぱい感じて」
「う、動いたら…だめ…」
「なんで?動いた方が気持ちいいだろ?」
仁の耳元を甘噛みしながら腰を振る。
「やだ、も…むり…そこダメ」
「仁ここ好きだもんね」
「あ、やだ…そこ…やだ、おかしくなる」
正常位に戻す。
「こことかどう?」
「い゛っ…あっ」
奥を突かれる度にプシャッと潮を吹く。
「仁、えっちだ、初体験でここまでしちゃうなんて」
「うるさい…何も、ゆうな…」
「ほらまた」
「あぁっ」
「仁が壊れちゃった」
「やだ…ほんとに…壊れた…」
泣きじゃくりながら、止めどなく吹き出す。
「仁、可愛い…もっといっぱい突きたい」
「も、だめ…ほんとに、壊れちゃう…」
奥まで突くと叫び声みたいな声をあげ、何度も潮を吹き身体中がびちゃびちゃになる。
「あぁっ…あ、まって、また…くる」
「あー、俺のでイッてくれたんだね」
その後何時間も続き、仁は腰を痛め伊織を恨んでいた。
「これで半年生きられる、仁可愛くて好き♡」
「絶対やらない」
「流される癖に」
終わり
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