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#1もう噛まれたくない僕に、やさしい人が現れた
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【注意事項】
・R-18/BL/オメガバース
・α×Ω設定/番契約描写あり
・ヒート(発情期)描写あり
・避妊描写・アフターピルの話題あり(フィクションとしての表現です)
・ゴム無し性交描写あり(現実とは切り離された創作です)
・フェロモン描写/匂いフェチ要素あり
・番契約=噛みつき描写あり
※この作品はフィクションです。作中の描写・薬品・設定等はすべて創作であり、現実とは異なります。
※苦手な方はご注意ください。
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オメガ専用風俗店。
キャストには必ず首の噛み付かれないように、噛み跡を隠す為に太めのチョーカーを支給されている。
いざと言う時のヒート抑制剤、アフターピルも常備していたり24時間対応の病院も連携している。
中でも櫻井乃は少し訳ありで乃だけ首輪が少し違った。
ここのお店でトラブルで首を噛まれ、相手は番になるつもりもなく噛んだと言われ示談金を受け取り、メンタルが回復するまで休みを取っていた。
そして久しぶりの出勤に、1件予約が入っている。
「乃くん、今日久しぶりの出勤で、1件ご予約頂いてるけど大丈夫?」
「はい、大丈夫だと思います」
「多分、変な人では無さそうだから大丈夫だと思うよ、新規さんだけど」
「頑張ってきます」
「行ってらっしゃい!」
店を出ると待ち合わせ場所にガタイのいい男がたっていた。
「あ…朝比奈さんですか?」
「乃くん?」
「あ、はい!」
「凄い小柄だね、俺こういう店あんまり使わなくてシステムがよく分からないんだけど…乃くんに聞いても大丈夫かな?」
「あ、はい」
店のシステムを説明をする。
「デートコースとかあるんだね?乃くんはどっちがいい?」
「どっちと言うのは?」
「ホテルに行くかデートコースか」
「僕…久しぶりの出勤で…お金も稼がなきゃいけなくて」
乃は何故か朝比奈に素直に話していた。
「乃くんのお給料的には多分ホテルに行く方がいんだよね?」
「はい…」
「じゃあ、ホテルコースの今日乃くんの時間買うからこんな俺たけどデートしてくれない?こんなおじさん、ホテルで相手するの嫌でしょ?」
冗談交じりで会話をする朝比奈。
「え、でも」
「良いよ、気にしないで、俺一緒に居てくれたら良いよ!」
「あ、ありがとうございます!」
乃は嬉しくて店に連絡を入れ、スタッフはびっくりしていたがOKをくれた。
歩きながら話をする。
「ありがとね」
「いえ…あの、1個聞いていいですか?」
「1個じゃなくても何個でも聞いてよ」
「なんで僕なんですか?」
「写真が可愛らしい感じだったのと、なんか寂しそうだったからかな?」
「寂しそう…ですか」
「でも、可愛らしいが1番のイメージだよ」
「ありがとうございます」
「乃くんは好きな食べ物とかある?今日は暑いしどこかカフェ入らない?」
「好きな食べ物…オムライスとかサンドイッチとか好きです」
「そこのカフェ行ったことある?」
朝比奈が指を指したのは少し高級そうなお店だ。
「いえ…よく前は通りますけど…」
「ここ、乃くんが好きな食べ物が美味しいよ」
腰に手を回し店に入る。
店に入り、席座る。
「好きな物頼んでいいよ、何がいい?お昼ご飯とか食べた?」
「まだ…」
その瞬間乃のお腹がぐーと鳴る。
「す、すみません…」
「お腹すいてるなら、尚更いっぱい食べてよ、甘いのとか好き?」
「あ、はい」
「あ、敬語使わなくていいよ、気軽にして、後乃くんいっぱい食べれる?」
「あ、…はい…いっぱい食べれます!」
「わかった」
そう言うと朝比奈は店員を呼び注文をする。
「俺になれたらタメ口で話してくれる?」
「はい」
料理が次々と運ばれてくる。
オムライス、サンドイッチ、ナポリタン、パフェ。
「好きな物たべて…あ、でもパフェも一緒に来ちゃったから先に食べようか」
乃にパフェを渡し、どれ食べたい?と聞く。
「え…どれも美味しそうです…」
「1番好きなのは?」
「オムライス!」
目をキラキラさせながら、卵がトロトロのチーズオムライスが乃の目の前に置かれる。
「あ、飲み物とかは大丈夫?いるなら頼むよ?俺も頼むから」
「え…じゃあ、オレンジジュース…飲みたいです」
再び店員を呼びオレンジジュースとブラックコーヒーを頼む。
「乃くん、美味しそうに食べる子で良かった」
パフェを頬張りながら朝比奈を見た。喉を鳴らしてパフェを飲み込む。
「どういう事ですか?」
「1度このお店ではないんだけど、遊んだ事があってね、写真だけ撮って全く食べない子が居てね、全然楽しくなかったんだよね」
「僕は…楽しいですか?」
「楽しいよ、美味しく食べてくれるし」
「パフェめっちゃ美味しかったです!パフェに乗ってるクッキーが1番好きだった」
「クッキーもこのお店の手作りなんだよ」
「だからなんだー…オムライス頂きます」
オムライスを口に含む。
「んーーっ」
「美味しい?」
「美味しい~」
ふふと笑い乃の口元についてる卵を親指でなぞる。
「卵ついてても可愛いね」
「もうっ」
「ナポリタンも美味しいよ、1口食べる?」
「食べます!」
普通に口を開け朝比奈が乃の口にナポリタンを入れる。
「んーーっ、これも美味しい…」
「乃くんのお口にあって良かった、あんまり高すぎるお店だと緊張したら困るしね」
「ここはまだ入れそうな雰囲気!朝比奈さん、ナポリタンもう1口貰っていいですか?このオムライス食べますか?僕の食べかけですけど」
「じゃあ、1口貰おうかな」
「はい」
乃が朝比奈にオムライスを食べさせ、朝比奈がもう一度ナポリタンを乃の口に運ぶ。
「オムライスも美味しいね」
「僕、ここのナポリタンが1番好きかもです!」
オムライスも1番!と指を1本立てる。
「それは良かった」
2人とも笑みがこぼれる。
「乃くんお腹いっぱいじゃない?」
「美味しいのでまだ、食べれます!」
「サンドイッチ何が好き?」
「卵が好きです」
はい、と卵が入ってるサンドイッチを朝比奈が取り分ける。
「頂きます……朝比奈さん」
「ん?合わなかった?」
「パンがめっちゃ甘くて美味しいです」
「良かった」
全て食べカフェを出る。
「あ、朝比奈さん、ありがとうございました!ご馳走様です、全部美味しくて、僕がほとんど食べちゃって…」
「良いよ、乃くんが楽しそうな顔が見れたから俺的には満足…お腹苦しくない?歩ける?」
「はい、大丈夫です!」
「乃くん、何か欲しいものある?」
「…欲しいもの今の所は…」
「乃くんにプレゼントしたいものがあるんだけど、良いかな?」
「何ですか?」
「多分、乃くんもそろそろお仕事終わる時間だよね?」
「あ、はい」
これと言って小さな紙袋を渡される。
「え、待って…これ」
「そう、さっき乃くんがお店で絶賛してたクッキーと、使うか分からないけどハンカチ」
乃に渡されたハンカチは高級ブランドの物だった。
「いんですか…僕にこんなハンカチ…」
「俺あんまりセンスないから喜ぶか分からないけど」
「え…めっちゃ嬉しいです!!クッキーってさっきパフェに乗ってたクッキーですよね?ハンカチも使います!…めっちゃ嬉しいです…」
涙目になる乃。
「泣かないで」
慌てる朝比奈。
「嬉しくて泣いてるんです…大事にします!」
「ありがとう、また、デートに誘ってもいいかな?」
「はい、また、楽しみに待ってます」
朝比奈と別れる。
「朝比奈さんっ、ありがとうございましたっ!」
朝比奈に向かって手を振った。朝比奈も手を振り返す。
(良い人だった…)
紙袋をギュウッと抱きしめた。
(はっ!クッキー!)
慌てて紙袋の中身を確認する。
(良かった…割れてなかった)
店に戻り、精算をし帰る準備をする。
(朝比奈さんいい人だったな~、お客さんみんなあんな人なら良いのに)
「お疲れ様でした~」
「乃くんお疲れ様、次は木曜日だね」
「はい、木曜日また、お願いします」
「…後、その週からヒートの子が増えてお休みが多くなるかもだから、なるべく休まないようにね」
「強めの薬飲んで出勤します、僕も多分その位で来るので」
そう言って店を出る。
自分の家に着き、エアコンをつけベッドにダイブにする。
「あー疲れたー」
ふと思い出して乃は朝比奈から貰ったハンカチを見る。
「わ、水色のハンカチだ、可愛い」
いつものようにハンカチを匂いを嗅いだ。
(あ、なんか朝比奈の香水ほんのり付いてる)
そのままいつの間にか寝落ちしてしまった。
--出勤の日。
(だるい…なんか今日やばそう…薬飲まなきゃ)
慌てて机の上の薬を掴み水で飲む。
「はぁ…行ける…何とか…今日予約入ってんのかな」
携帯を見ると予約が1件完売になってた。
(……誰だろ)
すると、店から連絡が入る。
「今日貸切で本指名、朝比奈様から1件ご予約頂きました」
(朝比奈さんだ!)
「分かりました!ありがとうございます!」
乃はダルい体を動かし、楽しみに服を着る。
「おはようございます」
「おはようございます…って乃くん、ちょっと匂いが漏れてる、よく来れたね」
「え、強い薬飲んだはずなんだけど」
「この薬?」
「いや、淡いピンク色の薬です」
「それは弱いやつ、これ飲んで、朝比奈さんが来るまでには収まるはずだから」
スタッフから慌てて薬と水を渡される。
仕方なく薬を飲み、準備をする。
そして時間通り朝比奈が着く。
「乃くん、大丈夫そう?」
「大丈夫でーす」
乃は少し薬の副作用で足取りがフラフラしている。
そのまま朝比奈の元に行く。
「また、会えて嬉しいです」
「おはよう…ん、乃くん大丈夫?」
「何がですか?」
乃に聞こえるように耳元で口を開く。
「匂いが漏れてる」
「うそ」
「今日、ヒート来たの?」
「あ、そうなんです…一応薬では抑えてはいるんですけど…」
「このままだと乃くん危ないから、ちょっと良いところのホテル行こうか」
車で案内され、ホテルに向かう。
朝比奈が向かったのは、高級そうなホテル。
「動けるか?」
「はい」
車から降りようとしたら足元がふらつく。
「部屋まで運ぶ」
部屋の鍵を受け取り、荷物と乃を抱き抱え部屋に向かう。
スイートルームにベッドが2つ。片方に乃を寝かせる。
「すみません…折角」
「今日俺が貸切で良かったよ」
段々乃の匂いが抑えられなくなり充満してくる。
「はぁっ…はぁっ」
「大丈夫か?何かいるか?」
乃を除くように見ると朝比奈が上げたハンカチを握り締めていた。
「…俺の服いるか?」
目を潤ませ小さく頷く。
自分のジャケットやシャツを脱ぎ乃に被せ、朝比奈は別部屋に向かう。
(朝比奈さんの匂いだ…)
朝比奈のジャケットを羽織ってシャツを抱えるように蹲るうずくまる。
(なんで…今日……よりによってこんなに薬効かないの……これで朝比奈さんと時間潰れちゃうの嫌だ)
乃はか細い声で朝比奈を呼ぶ。
「朝比奈さん…助けて…」
ドアを開けると甘い匂いがブワッと朝比奈に押し寄せた。
「朝比奈さん…薬…無理でした……助けて」
涙目で顔は赤く、体温も高い。
腕で匂いを吸わないように近付き口を開く。
「なぜ今日休まなかったんだ?」
「……朝比奈さんが…予約してれてたから…」
「俺は君を傷付けたくない」
「…朝比奈さんなら…僕…大丈夫な気がする」
「……君が良くても俺がダメだ、薬を買ってくるから待ってろ」
「ま、待って…行かないで」
乃が必死に朝比奈のズボンを掴む。
「ここに居たらいいか?」
理性を保つのがギリギリな程匂いが強い。
「……助けて」
「助けようにも…ゴムが無い」
「いい…帰ったらお店にアフターピル貰うから」
「簡単に飲むな、あれは副作用がキツイ」
「…僕…こんなになってるのに?…助けてくれないの…」
朝比奈な無言で立ち別の部屋に行った。
乃は涙目ボロボロこぼれるし、体温が高く息が上がる。
朝比奈は自分の腕を噛んでいた。
(落ち着け…冷静になれ)
血が出る程自分の腕を噛み、深呼吸して乃のいる部屋に戻る。
「すまない、今から君の言う通りにする、ただ中には出さないけど、店に戻ったら必ずアフターピルも貰う事。それと俺に首は絶対見せるな」
戻ってきた朝比奈を見ると腕から血が出ていた。
「朝比奈さん……それ…」
「気にするな」
乃の居るベッドが軋む。
「俺の服は持っとくか?」
「…うん」
そうかと言うと乃に優しくキスをし、舌を絡ます。
「ふっ…んっ」
キスをしながら、乃のズボンや下着を脱がして行く。
「乃くん、すまない…後で下着も買ってくる」
「…大丈夫、だよ」
トロトロになったアレに指ヌルッと入りびちゃびちゃと水音が響く。
「すごいな…」
「んっ…あぁっ…やだっ、そこ」
腰がどんどん上がっていく。
「そんなに気持ちいいのか?」
「うん…気持ち、いいっ…」
シャツをギュウッと抱き締め、腰がガクッと落ちる。
「イッたな」
朝比奈は自分のモノをあてがい、ぬちゃっと音を立て入り込んでいく。
「んーっ…入っ、てくるっ…ふっあぁっ」
「中、トロトロ…すっごい絡み付いてくる…口の中みたいだ」
腰を引く度水音が響き、乃の甘い声と同時に感度が上がりすぎて腰が引ける。
「あぁっ!!そこ…あぁっ!」
「ほら、聞こえる?音っ…?すっごい…ぐっちゃぐちゃ…いってる」
「やだ、言わないでっ…ひゃっ…んっ」
「締めるな…」
「やだ…朝比奈さんのっ…もっと…欲しい…」
乃の匂いがさらに濃くなり、乃のアレもヒクつき朝比奈のモノを搾り取るように締まる。
「くっ…」
乃に煽られように腰を振り、いい箇所に当てる。
「あぁっ…そこ…気持ちっ、いいっ…あぁっ!!」
ビュッと乃は吐き出し、さらに締まる。
すると乃は朝比奈の腰に足を絡ませる。
「…足を退かせって」
「やだ…中に出して」
「ダメだって…それは大事な人にして貰え」
「……大事な人だもん…朝比奈さん」
「……っ」
「この人なら壊されても良いって思ったし…番にされてもいいって思った」
「だから、簡単に言うなって」
「言ってない!…普通初対面にあそこまで優しくする人なんて居ないよ…最初から僕のこと気になってたから呼んだんでしょ?」
朝比奈はため息をついた。
「バレてたのか…そうだな…この子大事にしなきゃなって思ったよ、変な人が付かないように貸切したり…俺も乃くんの為なら多分お金は惜しまない」
「じゃあ…番にしてよ」
そう言うとチョーカーを外し朝比奈の近くに持ってくる。
「俺の番になるなら、仕事を辞めてもらうが良いのか?」
「うん…僕も良い人見つかったら辞めるつもりだったし」
息を吸い、朝比奈は乃の首に噛み付いた。
「ん゛っ!!……やった…やっと僕…朝比奈さんのものだ」
「…さらに濡れてない?」
「…嬉しくて…いっぱい濡れちゃった…収まるまで抱いてくれる?」
「我儘なお姫様だな」
くるんっと乃を四つん這いにし、背後から腰を振る。
「すっごい溢れてくる」
「…朝比奈さんっ…そこ、いっぱい気持ち、いい」
「ここか?」
「あぁっ!」
ぷしゃっと潮を吹いた。
「朝比奈さんとっ…番になって……身体が…おかしいっ」
「どう、おかしいんだ?」
「…んっ、あぁっ…び、敏感にっ…なって、る」
再びギュウッと締め付けられる。
「…中…出してくれるっ、よね?」
「…っアフターピル飲めよ?」
「うん」
卑猥な水音が響き乾いた音も響く。
「あ、あぁっ…そこっ、やはいっはぁっ…あ゛ぁっ!!」
乃は吐き出し、朝比奈もそのまま中に吐き出す。
「…あぁっ…中…いっぱいっ」
朝比奈は息切れでその場に座り込んだ。
「俺が…死にそう…」
「朝比奈さんっ、ありがと…僕の為に」
「乃くんなら惜しまないよ」
【注意事項】
・R-18/BL/オメガバース
・α×Ω設定/番契約描写あり
・ヒート(発情期)描写あり
・避妊描写・アフターピルの話題あり(フィクションとしての表現です)
・ゴム無し性交描写あり(現実とは切り離された創作です)
・フェロモン描写/匂いフェチ要素あり
・番契約=噛みつき描写あり
※この作品はフィクションです。作中の描写・薬品・設定等はすべて創作であり、現実とは異なります。
※苦手な方はご注意ください。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
オメガ専用風俗店。
キャストには必ず首の噛み付かれないように、噛み跡を隠す為に太めのチョーカーを支給されている。
いざと言う時のヒート抑制剤、アフターピルも常備していたり24時間対応の病院も連携している。
中でも櫻井乃は少し訳ありで乃だけ首輪が少し違った。
ここのお店でトラブルで首を噛まれ、相手は番になるつもりもなく噛んだと言われ示談金を受け取り、メンタルが回復するまで休みを取っていた。
そして久しぶりの出勤に、1件予約が入っている。
「乃くん、今日久しぶりの出勤で、1件ご予約頂いてるけど大丈夫?」
「はい、大丈夫だと思います」
「多分、変な人では無さそうだから大丈夫だと思うよ、新規さんだけど」
「頑張ってきます」
「行ってらっしゃい!」
店を出ると待ち合わせ場所にガタイのいい男がたっていた。
「あ…朝比奈さんですか?」
「乃くん?」
「あ、はい!」
「凄い小柄だね、俺こういう店あんまり使わなくてシステムがよく分からないんだけど…乃くんに聞いても大丈夫かな?」
「あ、はい」
店のシステムを説明をする。
「デートコースとかあるんだね?乃くんはどっちがいい?」
「どっちと言うのは?」
「ホテルに行くかデートコースか」
「僕…久しぶりの出勤で…お金も稼がなきゃいけなくて」
乃は何故か朝比奈に素直に話していた。
「乃くんのお給料的には多分ホテルに行く方がいんだよね?」
「はい…」
「じゃあ、ホテルコースの今日乃くんの時間買うからこんな俺たけどデートしてくれない?こんなおじさん、ホテルで相手するの嫌でしょ?」
冗談交じりで会話をする朝比奈。
「え、でも」
「良いよ、気にしないで、俺一緒に居てくれたら良いよ!」
「あ、ありがとうございます!」
乃は嬉しくて店に連絡を入れ、スタッフはびっくりしていたがOKをくれた。
歩きながら話をする。
「ありがとね」
「いえ…あの、1個聞いていいですか?」
「1個じゃなくても何個でも聞いてよ」
「なんで僕なんですか?」
「写真が可愛らしい感じだったのと、なんか寂しそうだったからかな?」
「寂しそう…ですか」
「でも、可愛らしいが1番のイメージだよ」
「ありがとうございます」
「乃くんは好きな食べ物とかある?今日は暑いしどこかカフェ入らない?」
「好きな食べ物…オムライスとかサンドイッチとか好きです」
「そこのカフェ行ったことある?」
朝比奈が指を指したのは少し高級そうなお店だ。
「いえ…よく前は通りますけど…」
「ここ、乃くんが好きな食べ物が美味しいよ」
腰に手を回し店に入る。
店に入り、席座る。
「好きな物頼んでいいよ、何がいい?お昼ご飯とか食べた?」
「まだ…」
その瞬間乃のお腹がぐーと鳴る。
「す、すみません…」
「お腹すいてるなら、尚更いっぱい食べてよ、甘いのとか好き?」
「あ、はい」
「あ、敬語使わなくていいよ、気軽にして、後乃くんいっぱい食べれる?」
「あ、…はい…いっぱい食べれます!」
「わかった」
そう言うと朝比奈は店員を呼び注文をする。
「俺になれたらタメ口で話してくれる?」
「はい」
料理が次々と運ばれてくる。
オムライス、サンドイッチ、ナポリタン、パフェ。
「好きな物たべて…あ、でもパフェも一緒に来ちゃったから先に食べようか」
乃にパフェを渡し、どれ食べたい?と聞く。
「え…どれも美味しそうです…」
「1番好きなのは?」
「オムライス!」
目をキラキラさせながら、卵がトロトロのチーズオムライスが乃の目の前に置かれる。
「あ、飲み物とかは大丈夫?いるなら頼むよ?俺も頼むから」
「え…じゃあ、オレンジジュース…飲みたいです」
再び店員を呼びオレンジジュースとブラックコーヒーを頼む。
「乃くん、美味しそうに食べる子で良かった」
パフェを頬張りながら朝比奈を見た。喉を鳴らしてパフェを飲み込む。
「どういう事ですか?」
「1度このお店ではないんだけど、遊んだ事があってね、写真だけ撮って全く食べない子が居てね、全然楽しくなかったんだよね」
「僕は…楽しいですか?」
「楽しいよ、美味しく食べてくれるし」
「パフェめっちゃ美味しかったです!パフェに乗ってるクッキーが1番好きだった」
「クッキーもこのお店の手作りなんだよ」
「だからなんだー…オムライス頂きます」
オムライスを口に含む。
「んーーっ」
「美味しい?」
「美味しい~」
ふふと笑い乃の口元についてる卵を親指でなぞる。
「卵ついてても可愛いね」
「もうっ」
「ナポリタンも美味しいよ、1口食べる?」
「食べます!」
普通に口を開け朝比奈が乃の口にナポリタンを入れる。
「んーーっ、これも美味しい…」
「乃くんのお口にあって良かった、あんまり高すぎるお店だと緊張したら困るしね」
「ここはまだ入れそうな雰囲気!朝比奈さん、ナポリタンもう1口貰っていいですか?このオムライス食べますか?僕の食べかけですけど」
「じゃあ、1口貰おうかな」
「はい」
乃が朝比奈にオムライスを食べさせ、朝比奈がもう一度ナポリタンを乃の口に運ぶ。
「オムライスも美味しいね」
「僕、ここのナポリタンが1番好きかもです!」
オムライスも1番!と指を1本立てる。
「それは良かった」
2人とも笑みがこぼれる。
「乃くんお腹いっぱいじゃない?」
「美味しいのでまだ、食べれます!」
「サンドイッチ何が好き?」
「卵が好きです」
はい、と卵が入ってるサンドイッチを朝比奈が取り分ける。
「頂きます……朝比奈さん」
「ん?合わなかった?」
「パンがめっちゃ甘くて美味しいです」
「良かった」
全て食べカフェを出る。
「あ、朝比奈さん、ありがとうございました!ご馳走様です、全部美味しくて、僕がほとんど食べちゃって…」
「良いよ、乃くんが楽しそうな顔が見れたから俺的には満足…お腹苦しくない?歩ける?」
「はい、大丈夫です!」
「乃くん、何か欲しいものある?」
「…欲しいもの今の所は…」
「乃くんにプレゼントしたいものがあるんだけど、良いかな?」
「何ですか?」
「多分、乃くんもそろそろお仕事終わる時間だよね?」
「あ、はい」
これと言って小さな紙袋を渡される。
「え、待って…これ」
「そう、さっき乃くんがお店で絶賛してたクッキーと、使うか分からないけどハンカチ」
乃に渡されたハンカチは高級ブランドの物だった。
「いんですか…僕にこんなハンカチ…」
「俺あんまりセンスないから喜ぶか分からないけど」
「え…めっちゃ嬉しいです!!クッキーってさっきパフェに乗ってたクッキーですよね?ハンカチも使います!…めっちゃ嬉しいです…」
涙目になる乃。
「泣かないで」
慌てる朝比奈。
「嬉しくて泣いてるんです…大事にします!」
「ありがとう、また、デートに誘ってもいいかな?」
「はい、また、楽しみに待ってます」
朝比奈と別れる。
「朝比奈さんっ、ありがとうございましたっ!」
朝比奈に向かって手を振った。朝比奈も手を振り返す。
(良い人だった…)
紙袋をギュウッと抱きしめた。
(はっ!クッキー!)
慌てて紙袋の中身を確認する。
(良かった…割れてなかった)
店に戻り、精算をし帰る準備をする。
(朝比奈さんいい人だったな~、お客さんみんなあんな人なら良いのに)
「お疲れ様でした~」
「乃くんお疲れ様、次は木曜日だね」
「はい、木曜日また、お願いします」
「…後、その週からヒートの子が増えてお休みが多くなるかもだから、なるべく休まないようにね」
「強めの薬飲んで出勤します、僕も多分その位で来るので」
そう言って店を出る。
自分の家に着き、エアコンをつけベッドにダイブにする。
「あー疲れたー」
ふと思い出して乃は朝比奈から貰ったハンカチを見る。
「わ、水色のハンカチだ、可愛い」
いつものようにハンカチを匂いを嗅いだ。
(あ、なんか朝比奈の香水ほんのり付いてる)
そのままいつの間にか寝落ちしてしまった。
--出勤の日。
(だるい…なんか今日やばそう…薬飲まなきゃ)
慌てて机の上の薬を掴み水で飲む。
「はぁ…行ける…何とか…今日予約入ってんのかな」
携帯を見ると予約が1件完売になってた。
(……誰だろ)
すると、店から連絡が入る。
「今日貸切で本指名、朝比奈様から1件ご予約頂きました」
(朝比奈さんだ!)
「分かりました!ありがとうございます!」
乃はダルい体を動かし、楽しみに服を着る。
「おはようございます」
「おはようございます…って乃くん、ちょっと匂いが漏れてる、よく来れたね」
「え、強い薬飲んだはずなんだけど」
「この薬?」
「いや、淡いピンク色の薬です」
「それは弱いやつ、これ飲んで、朝比奈さんが来るまでには収まるはずだから」
スタッフから慌てて薬と水を渡される。
仕方なく薬を飲み、準備をする。
そして時間通り朝比奈が着く。
「乃くん、大丈夫そう?」
「大丈夫でーす」
乃は少し薬の副作用で足取りがフラフラしている。
そのまま朝比奈の元に行く。
「また、会えて嬉しいです」
「おはよう…ん、乃くん大丈夫?」
「何がですか?」
乃に聞こえるように耳元で口を開く。
「匂いが漏れてる」
「うそ」
「今日、ヒート来たの?」
「あ、そうなんです…一応薬では抑えてはいるんですけど…」
「このままだと乃くん危ないから、ちょっと良いところのホテル行こうか」
車で案内され、ホテルに向かう。
朝比奈が向かったのは、高級そうなホテル。
「動けるか?」
「はい」
車から降りようとしたら足元がふらつく。
「部屋まで運ぶ」
部屋の鍵を受け取り、荷物と乃を抱き抱え部屋に向かう。
スイートルームにベッドが2つ。片方に乃を寝かせる。
「すみません…折角」
「今日俺が貸切で良かったよ」
段々乃の匂いが抑えられなくなり充満してくる。
「はぁっ…はぁっ」
「大丈夫か?何かいるか?」
乃を除くように見ると朝比奈が上げたハンカチを握り締めていた。
「…俺の服いるか?」
目を潤ませ小さく頷く。
自分のジャケットやシャツを脱ぎ乃に被せ、朝比奈は別部屋に向かう。
(朝比奈さんの匂いだ…)
朝比奈のジャケットを羽織ってシャツを抱えるように蹲るうずくまる。
(なんで…今日……よりによってこんなに薬効かないの……これで朝比奈さんと時間潰れちゃうの嫌だ)
乃はか細い声で朝比奈を呼ぶ。
「朝比奈さん…助けて…」
ドアを開けると甘い匂いがブワッと朝比奈に押し寄せた。
「朝比奈さん…薬…無理でした……助けて」
涙目で顔は赤く、体温も高い。
腕で匂いを吸わないように近付き口を開く。
「なぜ今日休まなかったんだ?」
「……朝比奈さんが…予約してれてたから…」
「俺は君を傷付けたくない」
「…朝比奈さんなら…僕…大丈夫な気がする」
「……君が良くても俺がダメだ、薬を買ってくるから待ってろ」
「ま、待って…行かないで」
乃が必死に朝比奈のズボンを掴む。
「ここに居たらいいか?」
理性を保つのがギリギリな程匂いが強い。
「……助けて」
「助けようにも…ゴムが無い」
「いい…帰ったらお店にアフターピル貰うから」
「簡単に飲むな、あれは副作用がキツイ」
「…僕…こんなになってるのに?…助けてくれないの…」
朝比奈な無言で立ち別の部屋に行った。
乃は涙目ボロボロこぼれるし、体温が高く息が上がる。
朝比奈は自分の腕を噛んでいた。
(落ち着け…冷静になれ)
血が出る程自分の腕を噛み、深呼吸して乃のいる部屋に戻る。
「すまない、今から君の言う通りにする、ただ中には出さないけど、店に戻ったら必ずアフターピルも貰う事。それと俺に首は絶対見せるな」
戻ってきた朝比奈を見ると腕から血が出ていた。
「朝比奈さん……それ…」
「気にするな」
乃の居るベッドが軋む。
「俺の服は持っとくか?」
「…うん」
そうかと言うと乃に優しくキスをし、舌を絡ます。
「ふっ…んっ」
キスをしながら、乃のズボンや下着を脱がして行く。
「乃くん、すまない…後で下着も買ってくる」
「…大丈夫、だよ」
トロトロになったアレに指ヌルッと入りびちゃびちゃと水音が響く。
「すごいな…」
「んっ…あぁっ…やだっ、そこ」
腰がどんどん上がっていく。
「そんなに気持ちいいのか?」
「うん…気持ち、いいっ…」
シャツをギュウッと抱き締め、腰がガクッと落ちる。
「イッたな」
朝比奈は自分のモノをあてがい、ぬちゃっと音を立て入り込んでいく。
「んーっ…入っ、てくるっ…ふっあぁっ」
「中、トロトロ…すっごい絡み付いてくる…口の中みたいだ」
腰を引く度水音が響き、乃の甘い声と同時に感度が上がりすぎて腰が引ける。
「あぁっ!!そこ…あぁっ!」
「ほら、聞こえる?音っ…?すっごい…ぐっちゃぐちゃ…いってる」
「やだ、言わないでっ…ひゃっ…んっ」
「締めるな…」
「やだ…朝比奈さんのっ…もっと…欲しい…」
乃の匂いがさらに濃くなり、乃のアレもヒクつき朝比奈のモノを搾り取るように締まる。
「くっ…」
乃に煽られように腰を振り、いい箇所に当てる。
「あぁっ…そこ…気持ちっ、いいっ…あぁっ!!」
ビュッと乃は吐き出し、さらに締まる。
すると乃は朝比奈の腰に足を絡ませる。
「…足を退かせって」
「やだ…中に出して」
「ダメだって…それは大事な人にして貰え」
「……大事な人だもん…朝比奈さん」
「……っ」
「この人なら壊されても良いって思ったし…番にされてもいいって思った」
「だから、簡単に言うなって」
「言ってない!…普通初対面にあそこまで優しくする人なんて居ないよ…最初から僕のこと気になってたから呼んだんでしょ?」
朝比奈はため息をついた。
「バレてたのか…そうだな…この子大事にしなきゃなって思ったよ、変な人が付かないように貸切したり…俺も乃くんの為なら多分お金は惜しまない」
「じゃあ…番にしてよ」
そう言うとチョーカーを外し朝比奈の近くに持ってくる。
「俺の番になるなら、仕事を辞めてもらうが良いのか?」
「うん…僕も良い人見つかったら辞めるつもりだったし」
息を吸い、朝比奈は乃の首に噛み付いた。
「ん゛っ!!……やった…やっと僕…朝比奈さんのものだ」
「…さらに濡れてない?」
「…嬉しくて…いっぱい濡れちゃった…収まるまで抱いてくれる?」
「我儘なお姫様だな」
くるんっと乃を四つん這いにし、背後から腰を振る。
「すっごい溢れてくる」
「…朝比奈さんっ…そこ、いっぱい気持ち、いい」
「ここか?」
「あぁっ!」
ぷしゃっと潮を吹いた。
「朝比奈さんとっ…番になって……身体が…おかしいっ」
「どう、おかしいんだ?」
「…んっ、あぁっ…び、敏感にっ…なって、る」
再びギュウッと締め付けられる。
「…中…出してくれるっ、よね?」
「…っアフターピル飲めよ?」
「うん」
卑猥な水音が響き乾いた音も響く。
「あ、あぁっ…そこっ、やはいっはぁっ…あ゛ぁっ!!」
乃は吐き出し、朝比奈もそのまま中に吐き出す。
「…あぁっ…中…いっぱいっ」
朝比奈は息切れでその場に座り込んだ。
「俺が…死にそう…」
「朝比奈さんっ、ありがと…僕の為に」
「乃くんなら惜しまないよ」
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