優しい人に、出会ってしまった(朝比奈聖×櫻井乃)

朝比奈*文字書き

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#2《噛まれた傷に、甘く優しいキスを》 〜もう噛まれたくない僕に、優しい人が現れた〜

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【注意事項】

※この作品には以下の要素が含まれます。苦手な方はご注意ください。
・男性同士の恋愛・性描写(R-18)
・バイブ描写あり
・ゴム着用セックス描写あり
・ドライ絶頂/複数回の絶頂シーン
・泣き喘ぎ、甘々溺愛要素多め
・攻めが受けをお姫様抱っこ/世話焼き体質
・受けが攻めに甘えてくる描写(抵抗なし、肯定的)
・日常→えっち→お風呂→いちゃいちゃという長めの流れです
苦手な要素がある方は自衛をお願いいたします。
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朝比奈と番になって数ヶ月。
乃のお仕事も今日でラスト。

『乃くん、最終日の予約取れないけど大丈夫か?』
『うん、大丈夫だよ!最後頑張ってくる』

そんな会話をしていた。

乃の最終受付の1時間前とある客の予約が入った。客は先にホテルに入っており、乃が部屋に向かう事になる。

ドアを開けると乃がNGしている客だった。
「……え」
息が上がり、心臓がバクバク鳴り足が動かない。
「乃ちゃん、会いたかったよ」
冷や汗をかき、足が少しづつ下がるが腕を掴まれ部屋に連れ込まれた。
(は、早く連絡…しなきゃ)
手が震えて携帯が上手く掴めない。
「ちょ、ちょっと…お店に連絡しますね…」
携帯を開き店と朝比奈に連絡を入れた。店から直ぐに返ってきたが、朝比奈からはまだ、既読もつかない。
「今日は久しぶりに会えたんだから、中に出させてよ」
「無理です」
声が震える。
「は?俺達付き合ってんだろ、あんなに金取りやがって」
するとドアのチャイムが鳴り、ホテルのスタッフが部屋に入って来た。
「え…」
「お客様、お電話をお預かりしておりますので受付まで来て貰えますか?」
「は?」
男は強制的に部屋から出され、乃1人になった。

「どういう事?…」

「乃っ!」
息を切らしながら部屋に入ってくる朝比奈が居た。
「あ…朝比奈さん…」
「大丈夫か?」
ベッドにちょこんと座って居る乃に近付くと、乃はボロボロと涙が零れる。
「…怖かった…」
「俺が経営してる場所で良かった」
乃に手を伸ばし優しく抱きしめた。
「やっぱり俺が貸切すれば良かったな、店まで送る、一緒に帰ろう」
「うん」
手を繋ぎ一緒にホテルを出る。朝比奈に車に乗り店まで送ると、乃は店に入り最後のお礼をして店を後にした。

「…朝比奈さん、ありがと」
「良いよ、これからは俺にわがまま言っていいから」
「…朝比奈さん…優しい」
「夜ご飯は何食べたい?夜のお仕事上がったし、お祝いしよう……それとも家でゆっくりの方が良いかな?」
「……うん…今日はお家でゆっくりしたいです」
「そうだな、夜ご飯はデリバリー頼むか?それかどっかテイクアウトするか?」
運転中の朝比奈は乃の手を繋ぐ。
「デリバリーがいい!」
「ん、分かった、少し寄るところがあるんだけど、いい?」
「あ、はい」

そう言うと最初のデート行ったカフェに寄る。
そして数分後に車に戻ってくる。
「お待たせ、家に戻ろうか」
「うん」

そして、朝比奈の家に着く。
手を繋いでマンションに入る。
「朝比奈さん、それなーに?」
「あ、これか?ケーキだ、あそこのカフェのケーキも美味しいんだ」
「ねぇ、クッキーもある?」
目をキラキラさせ朝比奈に問いかける。
「ちゃんと買ってあるぞ」
「楽しみー!」

「今日から、ここは乃の家だから自由に使って、おかえり」
身をかがめ乃の額に唇を落とす。
「わっ……こちらこそ、また、よろしくね」
「こちらこそ」
リビングに乃をリビングに座らせ、朝比奈はケーキを冷蔵庫に入れる。
「ほら、好きなの頼みな」
乃にスマホを渡す。
「んーいっぱいありすぎて、悩む……朝比奈さんのおすすめか食べたい」
朝比奈にスマホを返し、朝比奈は乃に食べさせたいものを頼んでいく。
「30分から1時間くらいで届く」
「はーい」
「ちょっとおいで」
と言うと乃の手を繋ぎ、ソファーに座る。
「ほら、おいで」
朝比奈に飛び込むように乃は抱き着く。
「頑張ったな」
乃を抱き締め、頭を撫でる。
「うん!朝比奈さんと一緒になれたし、幸せ」
「あ、乃、最近と言うか前まで色んな匂いのオメガの匂いがしてたんだけど、乃と番になってからお前の匂いしか感じられなくなったんだ…乃の匂い落ち着くな」
乃をギュウと抱き締め乃の首元に顔を埋める。
「あ、朝比奈さん、くすぐったい」
「そうか?好きだろ?」
朝比奈と目が合い、朝比奈はそのままキスをする。
「ふっ…んっ」
舌が入り込んで、びっくりする乃
「んっ……はぁっ」
「可愛いな」
優しく頬を撫で再び唇を落とす。
すると家のチャイムが鳴る。
「デリバリー来たな」
「んーっ…もっとチューしたかった」
「後でな」
笑みをこぼしながら、玄関に行きデリバリーを受け取る。
「わ、ピザだ!グラタンもある」
目がキラキラする乃。
「朝比奈さんも、ジャンク系食べるんだね」
「うん、普段は食べないけど、こういうお祝い事とか付き合いとかは食べるよ」
デリバリーで頼んだご飯を食べ、ケーキも食べる。
すると朝比奈は部屋の奥から箱を手に戻ってくる。
「どーぞ」
「なーに、これ?」
「開けてみて」
箱を開けると指輪とチョーカーが入っていた。
「わぁ、水色のチョーカー可愛いっ!良いの?」
朝比奈は無言でチョーカーを手に取り乃の傍に行き、首に付け、乃の指に指輪を嵌める。
「うん、似合ってる」
乃の隣に座る。
「朝比奈さんから貰えるの嬉しい…大事にする!」
「サイズもピッタリでよかった!」
「あ、そうだ、僕もお仕事したいんだけど…」
「しなくていいよ、俺のお婿さんだからお家でゆっくりしてて、欲しい物とか必要なものは買ってくるから」
「でも……」
「お金は心配要らないよ?今までしんどい仕事頑張ってきたんだから、今日からは俺にだけ甘えて?」
乃の頬を優しく撫でるように滑らす。
「うん…分かった……じゃあ朝比奈さんが言う通り甘えさせてもらう」
「ごめんな、俺の我儘で……また、あーいう悪い事に乃が巻き込まれるのが心配で」
リビングの椅子に座っている乃をヒョイッと抱き上げ自分の膝の上に乗せ背後から抱き締める。
「ううん、僕もあーいうお仕事してたし…こうやって朝比奈さん出会えたし、嬉しかったよ」
朝比奈の腕を握る。
「朝比奈さん…」
「ん?」
「…したい…今日お祝い事でしょ?僕の我儘も聞いてくれてるでしょ?」
笑いながら喋る乃。
「あぁ、良いよ……ベッド行くか?」
「うん!」
朝比奈は乃をお姫抱っこでベッドに連れて行く。
ベッドにゆっくり下ろし、キスをする。
「ふっ…んっ…」
「下脱いどくか?」
「うん…」
キスをしながら乃のズボンと下着を脱がせ、舌を絡ませる。
「もう、トロトロだな」
「朝比奈さんとチューした時から」
わざと朝比奈は音を立てるように乃のアレに指を這わす。
「聞こえる?こんなにぴちゃぴちゃ言ってる」
「……だって…朝比奈さん…とすると気持ちいいんだもん」
「前よりすっごいトロトロ…今日どんな感じがいいの?」
「なんでもいい…うずうずする」
涙目で訴える。すると朝比奈はとあるものにゴムをかぶせる。
乃のアレに当てると、びちゃびちゃと音を立て入ってくる。
「あぁっ…待ってっ、やばい」
バイブを動かしながら、乃にキスをする。
「そこっ…やばい…ん゛っ」
「ここ?」
「あぁっ!」
体が大きく震え、ドライでイッてしまう。
「やだ……もう、イッちゃった…」
半泣きで朝比奈に抱きつく。
「やだぁ…朝比奈のでイキたい…」
「分かった」
バイブをゆっくり引き抜き、自分のモノにゴムを嵌め乃のアレにあてがい、ゆっくり沈みこんでいく。
「んっ…ぁ…はぁっ……あぁっ」
「気持ちいいか?」
「んっ…あ、そこ……やばいっ…気持ちいい」
「すっごい溢れてくるぞ」
「あ、朝比奈さんっ…そこ…が良いっ」
ここか?と言いながら乃のいい箇所を突き上げていく度、何度も乃は、体が震え、鳥肌が立つ。
水音が部屋中に響き、乃の甘い声も響く。
乃に覆いかぶさり、近くに来た朝比奈に抱き着き、朝比奈の耳元に乃の上がった息が掛かる。
朝比奈は乃の耳たぶを甘噛みする。
「んっ」
「そんなに好きか?」
「うんっ…んっ…ぁ」
「ここに当たると中が凄い締まるな」
「やだ…言わないで…ぁ、待ってっ…そこ…イッちゃう、あ゛っ!!」
足に力が入り、体が震える。
乃の着ているパーカーの下から手を這わせ柔らかい突起に触れる。
「それ…弱い、からっ…やだ」
体がフルフル震え、朝比奈に抱き着く力が入る。
「しっかりしがみついとけ」
頭を撫で、唇を落とし腰は止まらない。
「あ、そこばっか…またっ」
キュウッと締まる。
「お互い上だけ着てるのも良いな」
「無理っ、朝比奈さん…シャツっ、はだけてるのっ…無理っ…あぁっ!」
「そうか」
そう言うと朝比奈は体を起こし、シャツのボタンを外し、脱いでいく。
「…わぁ…待ってっ、やっぱり脱がないで!」
「なぜだ?」
「…朝比奈さんの…体型無理…」
「分かった」
そう言うとシャツを脱ぎ、乃と指を絡ませ手を握る。
「やだぁっ、無理っ…あぁっ、イッちゃうっ、イッちゃう…あ゛っ!」
「可愛いな、涙目で顔が赤くして」
朝比奈の手が乃の頬に触れる。
「んっ…朝比奈さん…卑怯…」
「誘ったのは乃だからな?」
「うっ」
「一緒にイクか?」
「あっ…待って…そんなにっ、したらっ…すぐっ、イッちゃうっ、あ…あぁっ!!」
パタッと吐き出し、ゴムをしたまま中で吐き出す。
ぐったりする乃に、体を拭きパーカーを脱がし抱き抱える。
「朝比奈さん…気持ちよかったぁ…今すっごいふわふわしてる」
「それは良かった」
お風呂に連れていき、シャワーで体を流していく。
「んっ」
「もう、終わったぞ」
「違うっ!朝比奈さんの触り方がダメなの!」
「荒くしたら痛いだろう」
「じゃ、じゃあ…自分で洗うからっ」
「それはダメだ」
「なんで」
「ここに来たからには、乃は甘えるしか出来ないの」
「んーっ」
頬を膨らます乃。
「そんな可愛い顔してもダメ…ほら」
体を洗い、シャンプーを付け乃の頭も洗っていく。
「このシャンプーいい匂いするね」
「こういう匂い好きそうと思って、買っといて良かったよ」
「どこまで僕の癖突き破ってくるの?」
シャンプーを流しお風呂に入れる。数分後に朝比奈も乃の浸かってるお風呂に入る。
後ろから乃を抱き締める体勢になる。
「朝比奈さんの体、ムッキムキだった」
「筋トレやるからな」
「後、朝比奈さんの手も…好き」
「俺の手?」
「うん、ボクシングやってるみたいな手で…でも、柔らかくて、優しいの」
そう言いながら、乃は朝比奈の両手をムニムニ触る。
「ありがと…そんなに俺の手好き?」
「うん、天井突き抜けるくらい好きだよ!」
ケラケラ笑いながら乃は喋る。
「乃が番で良かったよ」
「僕も~」

お風呂から上がりタオルで体拭き、部屋着に着替える。
「ねぇ、もしかして部屋着もわざわざ買ったの?」
「うん、そうだが…ダメだったか?」
用意が良すぎてびっくりする乃。
「あ、少し待ってて」
朝比奈はTシャツに下着だけを履き、寝室を片付ける。
「先、寝てて」
「朝比奈さんは?」
「これ、片付けから行くよ」
「じゃあ、待ってる」

片付けが終わったのは1時間後、乃はソファーで寝ていた。
「先寝てろって言ったのに」
ぐっすり眠る乃をお姫様抱っこでベッドに連れて行く。

「おやすみ」
額にキスをし朝比奈も一緒に寝る。
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