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第33話「軽い嘘の重い代償」怖さ:☆☆☆☆☆
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夏目が嘘をついたのは、本当に軽い気持ちからだった。
大学のサークルで肝試しの話になった時、みんなが怖い体験談を語り始めた。廃病院で見た影の話、深夜の学校で聞いた足音の話、古いアパートで起こった怪奇現象の話。
どれも興味深くて、夏目は聞き入っていた。でも自分には語るような体験がない。平凡な毎日を送っている大学二年生の夏目には、超常現象など縁がなかった。
「夏目はどう? 何か体験したことない?」
先輩の藤堂さんに振られて、夏目は困った。何も話せることがない。でもこの場で「何もありません」と答えるのは、なんだか格好悪い気がした。
「えーっと……」
夏目は咄嗟に思いついたことを口にした。
「中学の時の友達で、事故で亡くなった子がいるんですけど、時々夢に出てくるんです」
それは半分本当だった。確かに中学時代の友人、時雨が交通事故で亡くなったのは事実だ。でも夢に出てくるというのは嘘だった。
「へえ、どんな夢?」
「普通に話しかけてくるんです。『元気?』とか『会いたかった』とか」
みんな興味深そうに聞いている。調子に乗った夏目は、話を膨らませていった。
「最近は現実でも見かけるんです。街を歩いている時とか、大学の廊下とか」
「え、それヤバくない?」
「でも時雨は優しい子だったから、悪いことはしないと思うんです。きっと心配してくれてるんでしょう」
その場は盛り上がった。夏目の話は一番印象的だったようで、「友達の霊が出る」という話が話題の中心になった。
でも家に帰ってから、夏目は少し後悔した。時雨のことを軽々しく話すべきではなかった。彼は本当に死んでしまったのだから。
翌日、夏目は時雨の墓参りに行くことにした。罪滅ぼしのつもりだった。
墓地は静かだった。夏目は時雨の墓の前で手を合わせ、昨日のことを謝った。
「ごめん、時雨。勝手にお前の話をして。でも悪気はなかったんだ」
風が吹いて、墓の前に置かれた花が揺れた。
その夜、夢を見た。
時雨が現れた。中学時代と変わらない姿で、いつものように人懐っこい笑顔を浮かべている。
「久しぶりだね、夏目」
「時雨……」
夢の中とはいえ、久しぶりに時雨と話せて嬉しかった。
「昨日はありがとう。お墓参りに来てくれて」
「いや、こっちこそごめん。勝手にお前の話をして」
「別にいいよ。でも一つだけ」
時雨の表情が少し変わった。
「せっかく話してくれたんだから、嘘にしないでよ」
「え?」
「夢に出てくるって話、嘘だったでしょ? 僕、君の夢には一度も出たことないもん」
夏目は困惑した。確かに嘘だったが、夢の中の時雨がそれを知っているというのは奇妙だった。
「でも心配しないで。今度からは本当に出てあげるから」
そう言って、時雨は笑顔で手を振った。
目が覚めた時、夏目は妙にリアルな夢だったことに驚いた。時雨の声も、表情も、すべてが鮮明だった。
でもそれからが始まりだった。
翌日の夜も時雨が夢に現れた。今度は教室の風景だった。
「今日は何してた?」
「普通に授業受けて、バイトして」
「そうか。大学生活、楽しそうだね」
時雨は相変わらず優しかった。でも、どこか以前とは違う何かを感じた。
三日目の夜。
「夏目、今度の肝試し、僕も一緒に行こうか?」
「え?」
「みんなに紹介してよ。僕のこと」
「でも時雨、君は……」
「死んでる? 大丈夫、みんなには見えないから。君にだけ見えるようにするよ」
夏目は背筋が寒くなった。これは普通の夢ではない。
四日目の夜。
「夏目、起きてる?」
夢ではなかった。ベッドに横になっている夏目に、時雨が話しかけてきたのだ。
部屋の隅に、時雨が立っていた。
「時雨……なんで……」
「約束したでしょ? 本当に出てあげるって」
時雨の姿は透けていて、向こう側の壁が見えた。
「でも、これは……」
「嘘を本当にしてあげたんだよ。感謝してよ」
時雨は笑っていたが、その笑顔がどこか不自然だった。
それから毎夜、時雨が現れるようになった。最初は部屋の隅にいるだけだったが、だんだん近くに来るようになった。
一週間後、ついに時雨はベッドの端に座った。
「ねえ、夏目。僕と一緒に来ない?」
「どこに?」
「あっちの世界。すごく静かで、何も心配することがないんだ」
「でも僕はまだ……」
「一人だと寂しいんだ。友達がほしいよ」
時雨の手が夏目の腕に触れた。冷たかった。
夏目は飛び起きた。
「やめてくれ!」
「どうして? 友達でしょ?」
「友達だけど、僕はまだ死にたくない」
「でも君が呼んだんじゃない。『時雨が出てくる』って言ったのは君だよ」
確かにそうだった。軽い気持ちでついた嘘が、現実になってしまった。
翌日、夏目は大学の図書館で霊について調べた。除霊の方法、霊を鎮める方法、様々な情報を漁った。
そして一つの仮説に辿り着いた。
時雨は夏目の嘘によって「呼び出された」のではないか。存在しなかった縁を、嘘によって作り出してしまったのではないか。
もしそうなら、その嘘を訂正すれば時雨は去ってくれるかもしれない。
その夜、時雨が現れた時、夏目は決意を込めて言った。
「時雨、謝らなきゃいけないことがある」
「何?」
「実は僕、嘘をついてたんだ。君が夢に出てくるって話、あれは作り話だった」
時雨の表情が変わった。
「知ってるよ」
「え?」
「最初から知ってた。でも君が嘘をついてくれたおかげで、こうして会えるようになったんだ」
夏目は愕然とした。訂正すれば解決すると思っていたのに。
「じゃあ、どうすれば……」
「どうすればって?」
「君に帰ってもらうには」
時雨の顔が歪んだ。優しい表情が消え、何か恐ろしいものに変わった。
「帰る? なんで帰らなきゃいけないの? 君が呼んだんじゃない」
「でも……」
「もう遅いよ。僕はもう君と離れられない。君の嘘が僕を君に繋いだんだから」
時雨の姿がだんだんはっきりしてくる。透けていた体が、実体を持ち始めている。
「時雨、お願いだから……」
「僕と一緒に来て。そうすれば全部解決するよ」
時雨が立ち上がった。その時、夏目は気づいた。
時雨の足元に影がない。
生きている人間なら必ずある影が、時雨にはなかった。やはり彼は死者なのだ。
「君も影をなくせば、僕と同じになれるよ」
時雨が手を伸ばしてきた。その手に触れたら、きっと夏目も死んでしまう。
夏目は必死に考えた。何か方法があるはずだ。
その時、ふと思い出した。墓参りの時、時雨に謝ったこと。あの時の風。まるで時雨が許してくれたような、優しい風だった。
「時雨」
夏目は真剣に時雨を見つめた。
「僕は君の友達として、君に言いたいことがある」
「何?」
「君は死んでしまった。それは変えられない事実だ。でも僕はまだ生きている。生きているうちにやりたいことがたくさんある」
時雨の手が止まった。
「君が本当に僕の友達なら、僕の気持ちを分かってくれるはずだ」
「でも、寂しいんだ……」
「分かる。でも君が無理やり僕を連れて行ったら、それはもう友情じゃない」
時雨の表情が揺らいだ。
「僕は君のことを忘れない。でも今は、お互い違う世界にいる。それを受け入れよう」
しばらく沈黙が続いた。
やがて時雨が口を開いた。
「君は……変わったね」
「え?」
「中学の時より、大人になった。ちゃんと自分の意見を言えるようになったんだ」
時雨の表情が、中学時代の優しいものに戻っていた。
「僕は変われなかった。死んだ時のまま、ずっと子供のままだ」
「時雨……」
「でも君を見てて分かった。生きるって、成長するってことなんだね」
時雨の姿がまた透け始めた。
「ごめんね、夏目。わがまま言って」
「いいよ。僕も勝手なこと言って」
時雨が微笑んだ。中学時代と同じ、人懐っこい笑顔だった。
「今度は本当にお別れだね」
「うん」
「でも君が歳を取って、自然に死ぬ時が来たら、その時はまた友達になろう」
「約束する」
時雨の姿が薄くなっていく。
「さようなら、夏目」
「さようなら、時雨」
時雨は手を振りながら、光の中に消えていった。
その後、時雨が現れることはなかった。
夏目は時々、時雨の墓参りに行く。そして近況を報告する。大学での出来事、友達のこと、将来の夢のこと。
風が吹く時、時雨が聞いてくれているような気がする。
でも今度は、嘘ではない本当の話だけをするようにしている。
軽い嘘がとんでもない結果を招くことを、夏目は身をもって学んだからだ。
大学のサークルで肝試しの話になった時、みんなが怖い体験談を語り始めた。廃病院で見た影の話、深夜の学校で聞いた足音の話、古いアパートで起こった怪奇現象の話。
どれも興味深くて、夏目は聞き入っていた。でも自分には語るような体験がない。平凡な毎日を送っている大学二年生の夏目には、超常現象など縁がなかった。
「夏目はどう? 何か体験したことない?」
先輩の藤堂さんに振られて、夏目は困った。何も話せることがない。でもこの場で「何もありません」と答えるのは、なんだか格好悪い気がした。
「えーっと……」
夏目は咄嗟に思いついたことを口にした。
「中学の時の友達で、事故で亡くなった子がいるんですけど、時々夢に出てくるんです」
それは半分本当だった。確かに中学時代の友人、時雨が交通事故で亡くなったのは事実だ。でも夢に出てくるというのは嘘だった。
「へえ、どんな夢?」
「普通に話しかけてくるんです。『元気?』とか『会いたかった』とか」
みんな興味深そうに聞いている。調子に乗った夏目は、話を膨らませていった。
「最近は現実でも見かけるんです。街を歩いている時とか、大学の廊下とか」
「え、それヤバくない?」
「でも時雨は優しい子だったから、悪いことはしないと思うんです。きっと心配してくれてるんでしょう」
その場は盛り上がった。夏目の話は一番印象的だったようで、「友達の霊が出る」という話が話題の中心になった。
でも家に帰ってから、夏目は少し後悔した。時雨のことを軽々しく話すべきではなかった。彼は本当に死んでしまったのだから。
翌日、夏目は時雨の墓参りに行くことにした。罪滅ぼしのつもりだった。
墓地は静かだった。夏目は時雨の墓の前で手を合わせ、昨日のことを謝った。
「ごめん、時雨。勝手にお前の話をして。でも悪気はなかったんだ」
風が吹いて、墓の前に置かれた花が揺れた。
その夜、夢を見た。
時雨が現れた。中学時代と変わらない姿で、いつものように人懐っこい笑顔を浮かべている。
「久しぶりだね、夏目」
「時雨……」
夢の中とはいえ、久しぶりに時雨と話せて嬉しかった。
「昨日はありがとう。お墓参りに来てくれて」
「いや、こっちこそごめん。勝手にお前の話をして」
「別にいいよ。でも一つだけ」
時雨の表情が少し変わった。
「せっかく話してくれたんだから、嘘にしないでよ」
「え?」
「夢に出てくるって話、嘘だったでしょ? 僕、君の夢には一度も出たことないもん」
夏目は困惑した。確かに嘘だったが、夢の中の時雨がそれを知っているというのは奇妙だった。
「でも心配しないで。今度からは本当に出てあげるから」
そう言って、時雨は笑顔で手を振った。
目が覚めた時、夏目は妙にリアルな夢だったことに驚いた。時雨の声も、表情も、すべてが鮮明だった。
でもそれからが始まりだった。
翌日の夜も時雨が夢に現れた。今度は教室の風景だった。
「今日は何してた?」
「普通に授業受けて、バイトして」
「そうか。大学生活、楽しそうだね」
時雨は相変わらず優しかった。でも、どこか以前とは違う何かを感じた。
三日目の夜。
「夏目、今度の肝試し、僕も一緒に行こうか?」
「え?」
「みんなに紹介してよ。僕のこと」
「でも時雨、君は……」
「死んでる? 大丈夫、みんなには見えないから。君にだけ見えるようにするよ」
夏目は背筋が寒くなった。これは普通の夢ではない。
四日目の夜。
「夏目、起きてる?」
夢ではなかった。ベッドに横になっている夏目に、時雨が話しかけてきたのだ。
部屋の隅に、時雨が立っていた。
「時雨……なんで……」
「約束したでしょ? 本当に出てあげるって」
時雨の姿は透けていて、向こう側の壁が見えた。
「でも、これは……」
「嘘を本当にしてあげたんだよ。感謝してよ」
時雨は笑っていたが、その笑顔がどこか不自然だった。
それから毎夜、時雨が現れるようになった。最初は部屋の隅にいるだけだったが、だんだん近くに来るようになった。
一週間後、ついに時雨はベッドの端に座った。
「ねえ、夏目。僕と一緒に来ない?」
「どこに?」
「あっちの世界。すごく静かで、何も心配することがないんだ」
「でも僕はまだ……」
「一人だと寂しいんだ。友達がほしいよ」
時雨の手が夏目の腕に触れた。冷たかった。
夏目は飛び起きた。
「やめてくれ!」
「どうして? 友達でしょ?」
「友達だけど、僕はまだ死にたくない」
「でも君が呼んだんじゃない。『時雨が出てくる』って言ったのは君だよ」
確かにそうだった。軽い気持ちでついた嘘が、現実になってしまった。
翌日、夏目は大学の図書館で霊について調べた。除霊の方法、霊を鎮める方法、様々な情報を漁った。
そして一つの仮説に辿り着いた。
時雨は夏目の嘘によって「呼び出された」のではないか。存在しなかった縁を、嘘によって作り出してしまったのではないか。
もしそうなら、その嘘を訂正すれば時雨は去ってくれるかもしれない。
その夜、時雨が現れた時、夏目は決意を込めて言った。
「時雨、謝らなきゃいけないことがある」
「何?」
「実は僕、嘘をついてたんだ。君が夢に出てくるって話、あれは作り話だった」
時雨の表情が変わった。
「知ってるよ」
「え?」
「最初から知ってた。でも君が嘘をついてくれたおかげで、こうして会えるようになったんだ」
夏目は愕然とした。訂正すれば解決すると思っていたのに。
「じゃあ、どうすれば……」
「どうすればって?」
「君に帰ってもらうには」
時雨の顔が歪んだ。優しい表情が消え、何か恐ろしいものに変わった。
「帰る? なんで帰らなきゃいけないの? 君が呼んだんじゃない」
「でも……」
「もう遅いよ。僕はもう君と離れられない。君の嘘が僕を君に繋いだんだから」
時雨の姿がだんだんはっきりしてくる。透けていた体が、実体を持ち始めている。
「時雨、お願いだから……」
「僕と一緒に来て。そうすれば全部解決するよ」
時雨が立ち上がった。その時、夏目は気づいた。
時雨の足元に影がない。
生きている人間なら必ずある影が、時雨にはなかった。やはり彼は死者なのだ。
「君も影をなくせば、僕と同じになれるよ」
時雨が手を伸ばしてきた。その手に触れたら、きっと夏目も死んでしまう。
夏目は必死に考えた。何か方法があるはずだ。
その時、ふと思い出した。墓参りの時、時雨に謝ったこと。あの時の風。まるで時雨が許してくれたような、優しい風だった。
「時雨」
夏目は真剣に時雨を見つめた。
「僕は君の友達として、君に言いたいことがある」
「何?」
「君は死んでしまった。それは変えられない事実だ。でも僕はまだ生きている。生きているうちにやりたいことがたくさんある」
時雨の手が止まった。
「君が本当に僕の友達なら、僕の気持ちを分かってくれるはずだ」
「でも、寂しいんだ……」
「分かる。でも君が無理やり僕を連れて行ったら、それはもう友情じゃない」
時雨の表情が揺らいだ。
「僕は君のことを忘れない。でも今は、お互い違う世界にいる。それを受け入れよう」
しばらく沈黙が続いた。
やがて時雨が口を開いた。
「君は……変わったね」
「え?」
「中学の時より、大人になった。ちゃんと自分の意見を言えるようになったんだ」
時雨の表情が、中学時代の優しいものに戻っていた。
「僕は変われなかった。死んだ時のまま、ずっと子供のままだ」
「時雨……」
「でも君を見てて分かった。生きるって、成長するってことなんだね」
時雨の姿がまた透け始めた。
「ごめんね、夏目。わがまま言って」
「いいよ。僕も勝手なこと言って」
時雨が微笑んだ。中学時代と同じ、人懐っこい笑顔だった。
「今度は本当にお別れだね」
「うん」
「でも君が歳を取って、自然に死ぬ時が来たら、その時はまた友達になろう」
「約束する」
時雨の姿が薄くなっていく。
「さようなら、夏目」
「さようなら、時雨」
時雨は手を振りながら、光の中に消えていった。
その後、時雨が現れることはなかった。
夏目は時々、時雨の墓参りに行く。そして近況を報告する。大学での出来事、友達のこと、将来の夢のこと。
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