婚姻=スキル共有!? ハズレと追放された俺に、美少女女王とイケメン魔王が嫁婿に来て土下座してきたんだが。俺の隠しスキルはガチャ確操作だった

みにぶた🐽

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第1章8話「真価発揮と新たな力の開花」

「真価発揮と新たな力の開花」 ③

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 村の中央広場には、見覚えのある騎士が立っていた。

「アルフォンス団長?」

 俺は驚いた。王国騎士団長のアルフォンス・トランベルクその人だった。

「隼人殿!」

 アルフォンス団長が俺を見つけて駆け寄ってくる。

「お元気そうで何よりです」

「団長こそ、どうしてここに?」

「実は、緊急の事態が発生しまして」

 団長が深刻な表情を見せる。

「隣国のグラーフ領で、再び大規模な魔物の群れが現れました」

「また魔物が?」

 前回のワイバーンとは別の事件らしい。

「今度はオーガの群れです。しかも、通常のオーガより遥かに強力な個体が混じっている」

 オーガ……俺の前世ゲーム知識でも、相当手強い魔物だ。

「それで、王国として討伐隊を派遣することになったのですが……」

 団長が俺を見つめる。

「隼人殿の力をお借りしたいのです」

「俺の?」

「前回のワイバーン討伐での戦果は、既に王都に報告されています」

 団長が説明する。

「特に、あの【トリニティブラスト】の威力は、正規軍でも太刀打ちできないレベルです」

 俺は複雑な気持ちになった。確かに今なら【トリニティノヴァ】でオーガ程度なら一掃できるだろう。でも……。

「でも、俺は追放された身ですよ?」

「それについては」

 団長が公式な書類を取り出す。

「王からの特別命令です。『緊急時においては隼人殿の身分に関わらず、王国の戦力として活用せよ』と」

 つまり、実力を認められて復権のチャンスを得たということか。

「隼人さん」

 エリシアが小声で話しかける。

「これは良い機会かもしれませんね」

「そうだな」

 エドリアンも頷く。

「お前の真の力を王国に見せつける好機だ」

 確かに、今の俺なら前回とは比較にならない力を発揮できる。

「分かりました」

 俺は団長に向き直った。

「お受けします」

「ありがとうございます!」

 団長が安堵の表情を見せる。

「では、明日の朝一番で出発します。討伐隊は王都から派遣された精鋭部隊です」

「あの、一つお願いがあります」

 俺は思い切って言った。

「エリーとエイドリアンも同行させていただけませんか?彼らとの連携が、俺の力の源なんです」

 団長がエリシアとエドリアンを見る。

「お二人も相当な実力者のようですが……」

「もちろんです」

 エリシアが答える。

「隼人さんと共に戦わせていただきます」

「私も同感だ」

 エドリアンが頷く。

「愛しき我が契約者を一人では行かせられない」

 団長が首をかしげる。

「愛しき契約者?」

「あ、あの、こいつの口癖なんです」

 俺は慌てて誤魔化した。

「変わった方ですね」

 団長が苦笑いを浮かべる。

「まあ、実力があるなら問題ありません」

 こうして、俺たちは明日からの討伐任務に参加することになった。

 しかし、俺にはもう一つ気になることがあった。

「団長、今回の討伐隊のメンバーは?」

「ああ、それについては……」

 団長が少し複雑な表情を見せる。

「オスカーも参加します」

 俺の胸がドキッとした。オスカー・トランベルク騎士。前回のワイバーン討伐で俺に謝罪した、あの無愛想な騎士だ。

「今度は対等な仲間として、一緒に戦っていただければと思います」

 団長の言葉に、俺は複雑な気持ちになった。

 前回、オスカー騎士は俺を『役立たず』として見下していた。それが今度は、頼りにされる立場での再会になる。

 きっと彼にとっても複雑な心境だろう。

「分かりました」

 俺は頷いた。

「頑張らせていただきます」

 その夜、俺たちは小屋で最後の準備をしていた。

「明日からしばらく村を離れることになりますね」

 エリシアが少し寂しそうに言う。

「でも、きっとまた戻ってきます」

 俺は断言した。

「この村は、俺たちの大切な故郷ですから」

「ああ」

 エドリアンも頷く。

「そして今度は、勝利を持ち帰ろう」

 俺たちは手を重ねた。明日からの新たな冒険への決意を新たにして。
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