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第一章:聖騎士暗殺事件編
消えた毒の正体
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白昼の広場に、異様な静寂と殺気が渦巻いていた。
王国最強の聖騎士、ガイウス。その黄金の鎧が剥がされ、白い死装束がシンジの振るうメスによって切り裂かれていく。
「やめろ! その不浄な手をどけろ!」
「神への冒涜だ! 英雄を切り刻むなど、正気の沙汰ではない!」
司教ヴァルトゥスの叫びに同調し、群衆からも罵声が飛ぶ。石が投げ込まれてもおかしくない状況だったが、それを食い止めているのは、シンジの前に立ちふさがる女騎士フェリシアの背中だった。
彼女は一歩も引かず、抜いた長剣を構え続けている。その震える肩が、彼女自身の恐怖と覚悟を物語っていた。
「……うるさいですね。集中させてください」
周囲の喧騒を、シンジは冷徹な一言で切り捨てた。
彼の意識はすでに、眼下の「検体」にのみ向けられている。
シンジはガイウスの胸骨の感触を確かめ、正中線に沿って深くメスを入れた。筋肉の層を分け、肋骨を専用の器具で切断していく。この世界の人々が初めて目にする、生々しく、そして精緻な「解剖」の光景。
ヴァルトゥスが顔を背け、えずく。
だが、シンジの手は止まらない。
「心臓は……肥大なし。弁膜症の兆候もありません。少なくとも、持病による突然死ではない」
シンジはガイウスの肺を慎重に観察し、次に心臓を取り出した。その断面を確認した瞬間、彼の細い目が鋭く光った。
「フェリシア分隊長、ここを」
「な、何だ……? 私は、その……医学的な知識は……」
「見るだけでいい。この心臓の中の血液。色が『明るすぎる』とは思いませんか?」
フェリシアが恐る恐る覗き込む。
通常、死体から流れ出す血は酸素を失い、どす黒い赤紫色に変わるものだ。しかし、ガイウスの心臓から溢れた血は、まるで生きている人間のように、鮮やかな鮮紅色を保っていた。
「これは……確かに、妙だ。なぜ、こんな色をしている?」
「細胞が酸素を受け取るのを拒否した証拠です。これほど鮮やかな赤は、ある特定の毒物に見られる特徴的な反応です」
シンジは次に、遺体の頸部――先ほど見つけた微小な針跡の周囲を、ピンセットで慎重に探った。
魔法騎士の強靭な皮膚。そのわずかな隙間、血管の深くに「それ」は埋まっていた。
「……見つけた」
シンジが引き抜いたのは、長さ一センチにも満たない、透明な「結晶」の破片だった。
それは太陽の光を浴びて、一瞬だけ青白く輝き、そのままシンジの指先で霧のように消えてしまった。
「消えた!? 今のは何だ、修復師!」
「魔力の結晶……『魔石』を加工した針です。司教様、これでもまだ『呪い』だと言い張りますか?」
シンジは立ち上がり、血に濡れた手袋を脱ぎ捨てた。その視線は、震える司教を射抜いている。
「ガイウス閣下の死因は、魔石に封じられた『高濃度シアン化合物』の注入による急性中毒死。犯人は、魔法障壁に感知されないほどの微小な弾丸――おそらくはバネ式の暗器を用いて、閣下の首筋を狙った」
「シ……シアン? 何のデタラメを! そんな名前の魔法も毒も、聞いたことがないわ!」
「この世界の名では、おそらく『魔銀草(まぎんそう)の滴』と呼ばれているものでしょう。ですが、自然界のそれとは純度が違う。人工的に精製し、凝縮しなければ、これほど瞬時に人を殺すことは不可能です」
シンジの言葉に、周囲の空気が変わった。
単なる「呪い」という曖昧な恐怖が、具体的な「暗殺」という現実味を帯び始める。
「そんなはずはない……! 閣下の魔法障壁は、あらゆる物理攻撃を弾くのだ! 小さな針だろうと、魔力が込められていれば弾かれるはずだ!」
「ええ、その通りです。だから犯人は、針そのものに魔力を込めなかった。……代わりに、針が『肉体に刺さった瞬間に溶ける』よう、体温で発動する時限式の溶解魔法だけを付与しておいた」
シンジは周囲に転がっている黄金の鎧を指差した。
「魔法障壁が反応するのは『害意あるエネルギー』に対してだ。しかし、この針はただの微細な物質として、空気抵抗すら受けない速度で放たれた。閣下の障壁は、これを『ただの埃』や『羽虫』と同じだと誤認した。……違いますか?」
司教は言葉を失い、後ずさりした。
シンジの指摘は、魔法の特性を逆手に取った、あまりにも冷徹で論理的な「穴」の証明だった。
「フェリシア分隊長。ガイウス閣下が倒れる直前、彼の右側に立っていた人物をすべて洗ってください。この角度、この刺入経路……犯人は閣下の右斜め前方、わずか三メートルの距離から放っている」
「……わかった。ただちに騎士団に包囲網を敷かせる!」
フェリシアが力強くうなずき、部下たちに指示を飛ばそうとしたその時。
「待て! 勝手な真似は許さん!」
再びヴァルトゥスが声を張り上げた。その顔には、先ほどまでの恐怖とは異なる、冷酷な光が宿っていた。
「証拠は消えたと言ったな、修復師! ならばそれは貴様の妄想に過ぎない。英雄の体を切り刻んだ大罪人として、直ちに捕らえよ!」
司教の合図とともに、教皇庁直属の「聖典騎士」たちが、抜刀しながらシンジを包囲する。
彼らの目的は、もはや真実の追求ではない。不都合な事実を掘り起こしたシンジの口を封じることだ。
絶体絶命の瞬間。
だが、シンジは慌てることなく、死体の横に置いた自分の道具箱へ手を伸ばした。
「……証拠なら、まだ他にもありますよ。私がここへ来る前に、何をしていたか忘れたのですか?」
シンジが取り出したのは、一本の小さな試験管だった。その中には、先ほどガイウスの胃から採取した、無色の液体が入っている。
「閣下は、演説の直前に『聖水』を飲まれましたね。教皇庁が用意した、喉を清めるための水を。……司教様、あなたの手が震えているのは、武者震いですか? それとも、自分の用意した毒が私に見つかるのを恐れているからですか?」
「な……っ!」
広場に、再び激震が走る。
その瞬間、ヴァルトゥスの瞳に、底冷えするような狂信の火が灯った。
神の名の下に築き上げた「美しい奇跡」を、卑賤な男の汚らわしいメスで切り裂かれた――その屈辱が、彼を獣に変えた。
「……不浄の輩め。神の沈黙を、貴様のような泥の手で暴くことなど、断じて許さん」
司教の顔から一切の感情が消え、その手に禍々しい魔力の光が宿った。
シンジは、血に汚れたメスをゆっくりと司教に向けた。
「死体は、すべてを語ってくれました。……次は、生きているあなたの番だ。ヴァルトゥス司教」
王国最強の聖騎士、ガイウス。その黄金の鎧が剥がされ、白い死装束がシンジの振るうメスによって切り裂かれていく。
「やめろ! その不浄な手をどけろ!」
「神への冒涜だ! 英雄を切り刻むなど、正気の沙汰ではない!」
司教ヴァルトゥスの叫びに同調し、群衆からも罵声が飛ぶ。石が投げ込まれてもおかしくない状況だったが、それを食い止めているのは、シンジの前に立ちふさがる女騎士フェリシアの背中だった。
彼女は一歩も引かず、抜いた長剣を構え続けている。その震える肩が、彼女自身の恐怖と覚悟を物語っていた。
「……うるさいですね。集中させてください」
周囲の喧騒を、シンジは冷徹な一言で切り捨てた。
彼の意識はすでに、眼下の「検体」にのみ向けられている。
シンジはガイウスの胸骨の感触を確かめ、正中線に沿って深くメスを入れた。筋肉の層を分け、肋骨を専用の器具で切断していく。この世界の人々が初めて目にする、生々しく、そして精緻な「解剖」の光景。
ヴァルトゥスが顔を背け、えずく。
だが、シンジの手は止まらない。
「心臓は……肥大なし。弁膜症の兆候もありません。少なくとも、持病による突然死ではない」
シンジはガイウスの肺を慎重に観察し、次に心臓を取り出した。その断面を確認した瞬間、彼の細い目が鋭く光った。
「フェリシア分隊長、ここを」
「な、何だ……? 私は、その……医学的な知識は……」
「見るだけでいい。この心臓の中の血液。色が『明るすぎる』とは思いませんか?」
フェリシアが恐る恐る覗き込む。
通常、死体から流れ出す血は酸素を失い、どす黒い赤紫色に変わるものだ。しかし、ガイウスの心臓から溢れた血は、まるで生きている人間のように、鮮やかな鮮紅色を保っていた。
「これは……確かに、妙だ。なぜ、こんな色をしている?」
「細胞が酸素を受け取るのを拒否した証拠です。これほど鮮やかな赤は、ある特定の毒物に見られる特徴的な反応です」
シンジは次に、遺体の頸部――先ほど見つけた微小な針跡の周囲を、ピンセットで慎重に探った。
魔法騎士の強靭な皮膚。そのわずかな隙間、血管の深くに「それ」は埋まっていた。
「……見つけた」
シンジが引き抜いたのは、長さ一センチにも満たない、透明な「結晶」の破片だった。
それは太陽の光を浴びて、一瞬だけ青白く輝き、そのままシンジの指先で霧のように消えてしまった。
「消えた!? 今のは何だ、修復師!」
「魔力の結晶……『魔石』を加工した針です。司教様、これでもまだ『呪い』だと言い張りますか?」
シンジは立ち上がり、血に濡れた手袋を脱ぎ捨てた。その視線は、震える司教を射抜いている。
「ガイウス閣下の死因は、魔石に封じられた『高濃度シアン化合物』の注入による急性中毒死。犯人は、魔法障壁に感知されないほどの微小な弾丸――おそらくはバネ式の暗器を用いて、閣下の首筋を狙った」
「シ……シアン? 何のデタラメを! そんな名前の魔法も毒も、聞いたことがないわ!」
「この世界の名では、おそらく『魔銀草(まぎんそう)の滴』と呼ばれているものでしょう。ですが、自然界のそれとは純度が違う。人工的に精製し、凝縮しなければ、これほど瞬時に人を殺すことは不可能です」
シンジの言葉に、周囲の空気が変わった。
単なる「呪い」という曖昧な恐怖が、具体的な「暗殺」という現実味を帯び始める。
「そんなはずはない……! 閣下の魔法障壁は、あらゆる物理攻撃を弾くのだ! 小さな針だろうと、魔力が込められていれば弾かれるはずだ!」
「ええ、その通りです。だから犯人は、針そのものに魔力を込めなかった。……代わりに、針が『肉体に刺さった瞬間に溶ける』よう、体温で発動する時限式の溶解魔法だけを付与しておいた」
シンジは周囲に転がっている黄金の鎧を指差した。
「魔法障壁が反応するのは『害意あるエネルギー』に対してだ。しかし、この針はただの微細な物質として、空気抵抗すら受けない速度で放たれた。閣下の障壁は、これを『ただの埃』や『羽虫』と同じだと誤認した。……違いますか?」
司教は言葉を失い、後ずさりした。
シンジの指摘は、魔法の特性を逆手に取った、あまりにも冷徹で論理的な「穴」の証明だった。
「フェリシア分隊長。ガイウス閣下が倒れる直前、彼の右側に立っていた人物をすべて洗ってください。この角度、この刺入経路……犯人は閣下の右斜め前方、わずか三メートルの距離から放っている」
「……わかった。ただちに騎士団に包囲網を敷かせる!」
フェリシアが力強くうなずき、部下たちに指示を飛ばそうとしたその時。
「待て! 勝手な真似は許さん!」
再びヴァルトゥスが声を張り上げた。その顔には、先ほどまでの恐怖とは異なる、冷酷な光が宿っていた。
「証拠は消えたと言ったな、修復師! ならばそれは貴様の妄想に過ぎない。英雄の体を切り刻んだ大罪人として、直ちに捕らえよ!」
司教の合図とともに、教皇庁直属の「聖典騎士」たちが、抜刀しながらシンジを包囲する。
彼らの目的は、もはや真実の追求ではない。不都合な事実を掘り起こしたシンジの口を封じることだ。
絶体絶命の瞬間。
だが、シンジは慌てることなく、死体の横に置いた自分の道具箱へ手を伸ばした。
「……証拠なら、まだ他にもありますよ。私がここへ来る前に、何をしていたか忘れたのですか?」
シンジが取り出したのは、一本の小さな試験管だった。その中には、先ほどガイウスの胃から採取した、無色の液体が入っている。
「閣下は、演説の直前に『聖水』を飲まれましたね。教皇庁が用意した、喉を清めるための水を。……司教様、あなたの手が震えているのは、武者震いですか? それとも、自分の用意した毒が私に見つかるのを恐れているからですか?」
「な……っ!」
広場に、再び激震が走る。
その瞬間、ヴァルトゥスの瞳に、底冷えするような狂信の火が灯った。
神の名の下に築き上げた「美しい奇跡」を、卑賤な男の汚らわしいメスで切り裂かれた――その屈辱が、彼を獣に変えた。
「……不浄の輩め。神の沈黙を、貴様のような泥の手で暴くことなど、断じて許さん」
司教の顔から一切の感情が消え、その手に禍々しい魔力の光が宿った。
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