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第十三話『問答無用の女神と知力3の姫、会話は成り立たなくても任務は完遂』
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馬車でしばらく進むと巨大な灯台がみえてきた。
「あそこね。 先に騎士団が向かってるらしいけど、早くいきましょう」
灯台のなかにはいる、かなり大きな灯台で迷路のようで階段がある。
「でかいな。 ここまで大きくする必要ある?」
「元々古代遺跡を灯台として使ってたみたい」
カレンがそういう。 地面のホコリが多くの足跡を浮き上がらせている。
「大勢が先にいったみたいだな。 騎士団か」
「みたいですね。 早くいきましょう」
ぼくたちもその足跡をおいのぼる。
階段をのぼり上階へと向かうと大きな部屋の前に倒れているひとたちがいた。
「よかった、死んでない、 ...... ディルさま、これは」
「うむ、騎士たちだな。 しかしこれだけの人数を相手に戦えるとは。 皆、眠らされてるようだ」
「ええ、この国の騎士たちはかなり強いはず......」
ぼくたちはゆっくりと近づく。
「あなた! なにをするのでの! 私を解放するですの! このようなことをして許されると思っているですの! 私の魔法で爆散させてやるですの!」
物騒なことをいい、バタバタと足をバタつかせるドレス姿の少女がいた。
(あれが姫...... なんかイメージとちがうな)
「......お静かに、いま装置を起動しますから」
そう静かな声で黒いローブをきた男がいった。
「あれが、誘拐犯...... ディルさま、あれ!」
男の後ろに卵型の装置がある。
「ああ、あのアンノーンとかいうのがでてきた装置だな」
「そうね。 私がみたのもあれだわ」
(じゃあ、こいつはそれをしって、なぜ姫様を......)
「取りあえず、姫様を助けるのがさきよ。 でもあいつ魔法をつかうわ」
「修正者《コレクター》を使います」
ギルフェド
体力 28
筋力 12
知力 42
魅力 18
魔力 45
運力 20
「ギルフェドというらしいです。 こいつすごい知力と魔力です!」
「なれば、体力と魔力を他に移動させ、わらわたちの強化をたのむぞ」
「わかりました」
ぼくはギルフェドのステータスを移動させ、二人のステータス装備を強化した。
「じゃあいくわ!」
「殺さないでください!」
「わかっておる!」
二人は走りギルフェドへと切りつけた。
(だからつけちゃダメだって!)
「なんです...... くっ!」
カレンが切りつけると見えない壁が剣を防いだ。
「あれは魔力障壁か! 魔力を減らしてるのに使えるとは!」
「あなたたちは......」
「お前はなにをしている! その卵からまたアンノーンとやらを生み出すつもりか」
ディルさまがそう叫ぶ。
「なぜアンノーンのことを...... 私は」
「問答無用!!」
「なんで!? なにか言おうとしてますよ!」
ディルさまが切りつける。
「くっ! 私は......」
「たぁ!!」
カレンも続けて切りつけた。
「まって! なにか言おうとしてるから!」
「仕方ありませんね...... 睡眠魔法、なっ!? でない! ぐわっ!!」
(ごめん...... 魔力もうないんだ)
魔力がなく魔法が使えないギルフェドはディルさまとカレンにたこなぐりにされた。
「うっ......」
「もはや、あきらめよ!」
「そうよ! 抵抗せず切られなさい!」
「だから切っちゃダメだって!」
ギルフェドが懐から結晶をとりだす。
「......しかたないですね」
結晶が光ると、ギルフェドの姿もきえた。
「逃がしたか!」
「おしい!」
「おしいじゃない! ノーキンコンビめ!」
「ふぅ、カレン、助かりましたわ」
姫がそういってため息をついた。
「ミルディ、あのギルフェドとはなんなの?」
「わからないですの。 急に部屋にあらわれ、私をとらえてここにつれてきましたのですの。 なにかあの装置にいれようとしてたみたいですの......」
「トール、この娘のステータスをみよ」
「えっ、はい」
ミルディ
体力 16
筋力 8
知力 3
魅力 40
魔力 38
運力 22
「魔力もうないんだがすごい! 知力が3!」
「なんですの?」
「いえ、別に......」
(王様が不憫だな)
「3か! くくっ、それならば理解できなくて当然よな」
(あなたは2なんですけど)
「なにか腹立たしいですの。 なんですのカレン! この二人は」
「まあ、私の仲間かな。 一人はトール、もう一人はディルよ」
「なかまぁ、このさえない男とこの生意気そうな小娘が?」
「お前がいうな! 知力3が!」
「私は王女ですの! 無礼はゆるしませんですの!」
そういってミルディ姫とディルさまはほほを引っ張りあっている。
「ぐきぎ......」
「ふぐぐ......」
(同レベルの争いだな...... でも、この卵の装置、もしかして魔力でアンノーンをうみだすのかもな)
そう装置をみて不安が胸をよぎる。
「あそこね。 先に騎士団が向かってるらしいけど、早くいきましょう」
灯台のなかにはいる、かなり大きな灯台で迷路のようで階段がある。
「でかいな。 ここまで大きくする必要ある?」
「元々古代遺跡を灯台として使ってたみたい」
カレンがそういう。 地面のホコリが多くの足跡を浮き上がらせている。
「大勢が先にいったみたいだな。 騎士団か」
「みたいですね。 早くいきましょう」
ぼくたちもその足跡をおいのぼる。
階段をのぼり上階へと向かうと大きな部屋の前に倒れているひとたちがいた。
「よかった、死んでない、 ...... ディルさま、これは」
「うむ、騎士たちだな。 しかしこれだけの人数を相手に戦えるとは。 皆、眠らされてるようだ」
「ええ、この国の騎士たちはかなり強いはず......」
ぼくたちはゆっくりと近づく。
「あなた! なにをするのでの! 私を解放するですの! このようなことをして許されると思っているですの! 私の魔法で爆散させてやるですの!」
物騒なことをいい、バタバタと足をバタつかせるドレス姿の少女がいた。
(あれが姫...... なんかイメージとちがうな)
「......お静かに、いま装置を起動しますから」
そう静かな声で黒いローブをきた男がいった。
「あれが、誘拐犯...... ディルさま、あれ!」
男の後ろに卵型の装置がある。
「ああ、あのアンノーンとかいうのがでてきた装置だな」
「そうね。 私がみたのもあれだわ」
(じゃあ、こいつはそれをしって、なぜ姫様を......)
「取りあえず、姫様を助けるのがさきよ。 でもあいつ魔法をつかうわ」
「修正者《コレクター》を使います」
ギルフェド
体力 28
筋力 12
知力 42
魅力 18
魔力 45
運力 20
「ギルフェドというらしいです。 こいつすごい知力と魔力です!」
「なれば、体力と魔力を他に移動させ、わらわたちの強化をたのむぞ」
「わかりました」
ぼくはギルフェドのステータスを移動させ、二人のステータス装備を強化した。
「じゃあいくわ!」
「殺さないでください!」
「わかっておる!」
二人は走りギルフェドへと切りつけた。
(だからつけちゃダメだって!)
「なんです...... くっ!」
カレンが切りつけると見えない壁が剣を防いだ。
「あれは魔力障壁か! 魔力を減らしてるのに使えるとは!」
「あなたたちは......」
「お前はなにをしている! その卵からまたアンノーンとやらを生み出すつもりか」
ディルさまがそう叫ぶ。
「なぜアンノーンのことを...... 私は」
「問答無用!!」
「なんで!? なにか言おうとしてますよ!」
ディルさまが切りつける。
「くっ! 私は......」
「たぁ!!」
カレンも続けて切りつけた。
「まって! なにか言おうとしてるから!」
「仕方ありませんね...... 睡眠魔法、なっ!? でない! ぐわっ!!」
(ごめん...... 魔力もうないんだ)
魔力がなく魔法が使えないギルフェドはディルさまとカレンにたこなぐりにされた。
「うっ......」
「もはや、あきらめよ!」
「そうよ! 抵抗せず切られなさい!」
「だから切っちゃダメだって!」
ギルフェドが懐から結晶をとりだす。
「......しかたないですね」
結晶が光ると、ギルフェドの姿もきえた。
「逃がしたか!」
「おしい!」
「おしいじゃない! ノーキンコンビめ!」
「ふぅ、カレン、助かりましたわ」
姫がそういってため息をついた。
「ミルディ、あのギルフェドとはなんなの?」
「わからないですの。 急に部屋にあらわれ、私をとらえてここにつれてきましたのですの。 なにかあの装置にいれようとしてたみたいですの......」
「トール、この娘のステータスをみよ」
「えっ、はい」
ミルディ
体力 16
筋力 8
知力 3
魅力 40
魔力 38
運力 22
「魔力もうないんだがすごい! 知力が3!」
「なんですの?」
「いえ、別に......」
(王様が不憫だな)
「3か! くくっ、それならば理解できなくて当然よな」
(あなたは2なんですけど)
「なにか腹立たしいですの。 なんですのカレン! この二人は」
「まあ、私の仲間かな。 一人はトール、もう一人はディルよ」
「なかまぁ、このさえない男とこの生意気そうな小娘が?」
「お前がいうな! 知力3が!」
「私は王女ですの! 無礼はゆるしませんですの!」
そういってミルディ姫とディルさまはほほを引っ張りあっている。
「ぐきぎ......」
「ふぐぐ......」
(同レベルの争いだな...... でも、この卵の装置、もしかして魔力でアンノーンをうみだすのかもな)
そう装置をみて不安が胸をよぎる。
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