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第四十一話「法王国の排他令と、鍛冶の民の願い」
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「本当に知らないうちにそんなことをしていたのかい?」
ミミックさんが驚いている。 ぼくたちは王との会談から帰りダンジョンに戻っていた。
「ええ」
「まさか、カイさまがダンジョンを世界各地につくっていたとは......」
ジェスカも言葉を失っている。
「ここから通路を伸ばして各地にダンジョンを建てたんだ」
「それで王様に大丈夫だといったんだね」
ミミックさんも納得している。
「ええ、ダンジョンがないと生活や訓練に事欠きますから、素体製作と共にちょっとずつ伸ばして作っていたんですね。 ダンジョンを起点に町や村が生活基盤が潤うでしょう」
「ふむ、それなら国の財政も少しは改善するか。 あとは七賢者の企みの阻止か」
「でもどこにいるかわかるの?」
ユグナが腕を組んだ。
「兄さまが、アレンゲスト帝国に、ディガルどのがリマディ法王国にいます。 このどちらかに彼らがいるのではないでしょうか」
「可能性はあるね。 帝国は黒魔法を使っていたし...... リマディは魔王のダンジョンの被害がない。 彼らからの連絡を待つか。 まだ来ないのだろう?」
「ええ、商売の連絡はありますが、その他の便りはありません」
ジェスカが心配そうにいう。
「両国に向かいたいが、ぼくたちは少し有名になりすぎました。 不用意に近づくと彼らの安全がおびやかされる。 少し待ちましょう。 その間に、ぼくは更にこの体の強化が可能か試してみます」
「ふむ、私も魔法を使えるか試してみるか」
「師匠! おいらも!」
ユグナは勢いよく手を挙げた。
それから一月たった。
「遅くなりました」
ディガルとリガイアが戻ってきた。
「無事でよかった。 連絡がとれないから心配していたんだ」
「すみません。 帝国の検閲が厳しくて商売以外の手紙のやり取りが難しかったのです」
「法王国も同様に規制があり、外にでることもままならなかったのです」
「それでなにかわかったの?」
「帝国では兵力を揃えていました。 おそらく戦争の準備かと......」
「戦争...... 帝国は各国の会談にも不参加している。 まさか」
「七賢者が入り込んでいるなら、他国への侵攻もありえるね」
「法王国は?」
「はい、信者たちにこの世界の終わりと救済について伝令がされております」
「この世界の終わり...... 七賢者がいっていたこと。 確か、法王国は宗教国家ですよね」
「ああ、この世界の最大の信者を誇る唯一神を信仰する国家だね。 他国の信者に、影響があるね」
ミミックさんがそういう。
「それでカイさまにお話が......」
「なに、ディガル?」
「実は法王国にいっていたさい、あるもの達から話をされまして......」
ディガルがそうゆっくりと事情を語った。
「ここが法王国か......」
ぼくたちは森のなかいた。 ぼくはディガルの話を聞き、リマディ法王国にきていた。 ディガルからこの国にぼくに話したいもの達がいるときいたからだ。
「なるほど、こうやって地面を通路を掘り進めて、各国に繋げているのだね」
そうミミックさんは感心したようにいった。
「わざわざ申し訳ありません」
ディガルが頭をさげた。
「かまわないよ。 ディガルのお陰で安全な経路がわかったし、それで、かれらは?」
「はい、こちらです」
森をすすむと大きな湖がある。 そのほとりに建物群がみえてくる。 それは数は少ないが石でつくられた立派なものだった。
近づくと、ずんぐりした小さな髭の男性たちが近づいてきた。
「あなたが【ドワーフ】族ですか?」
「いかにも、我らはドワーフ。 私は族長の【グルコフ】と申す」
先頭にいた小さなメガネをかけたドワーフがそう名乗る。
「グルコフどの。 ぼくはカイ。お話は伺っておりますが詳しくお願いできますか?」
「ああ、もちろん。 こちらに」
建物に案内された。
その建物は大きくはないが、巧みな細工が施され美麗だった。
「すごいな」
「ドワーフは鍛冶や細工が得意とするんだよ」
ミミックさんが耳打ちした。
「へぇ......」
「それでぼくのダンジョンに来たいとのこと。 それでよろしいですか?」
「うむ、我らはこの森と山で暮らしており、鍛冶や細工で人間の町などで商売をしていたが、最近リマディ法王国から退去を求められておるでな......」
グルコフは困惑している顔をしている。
「住んでいたのに、ひどいよ!」
ユグナが憤慨している。
「最近、法王が変わってな。 人間種以外はこの国に定住させぬとお触れがでた。 それでここに住めなくなったのだ」
「抵抗しないのですか?」
「我らは数も少ない。 抵抗しても無駄死にするだけだ。 そんなとき町で商売しているときにディガルたちにあった」
「魔法で姿を変えていたのに、よくわかりましたね」
「ああ、これがある」
グルコフは自分のメガネを差した。
「これは魔法を見破る魔法のメガネでな」
「なるほど、それで......」
「ああ、だからあなたが人間ではないことがわかる...... しかし、それはなんだ? ゴーレムやモンスターでもなさそうだが」
怪訝そうな顔でグルコフはいう。
「ええ、ぼくはダンジョンです」
ドワーフたちはどよめいた。
ミミックさんが驚いている。 ぼくたちは王との会談から帰りダンジョンに戻っていた。
「ええ」
「まさか、カイさまがダンジョンを世界各地につくっていたとは......」
ジェスカも言葉を失っている。
「ここから通路を伸ばして各地にダンジョンを建てたんだ」
「それで王様に大丈夫だといったんだね」
ミミックさんも納得している。
「ええ、ダンジョンがないと生活や訓練に事欠きますから、素体製作と共にちょっとずつ伸ばして作っていたんですね。 ダンジョンを起点に町や村が生活基盤が潤うでしょう」
「ふむ、それなら国の財政も少しは改善するか。 あとは七賢者の企みの阻止か」
「でもどこにいるかわかるの?」
ユグナが腕を組んだ。
「兄さまが、アレンゲスト帝国に、ディガルどのがリマディ法王国にいます。 このどちらかに彼らがいるのではないでしょうか」
「可能性はあるね。 帝国は黒魔法を使っていたし...... リマディは魔王のダンジョンの被害がない。 彼らからの連絡を待つか。 まだ来ないのだろう?」
「ええ、商売の連絡はありますが、その他の便りはありません」
ジェスカが心配そうにいう。
「両国に向かいたいが、ぼくたちは少し有名になりすぎました。 不用意に近づくと彼らの安全がおびやかされる。 少し待ちましょう。 その間に、ぼくは更にこの体の強化が可能か試してみます」
「ふむ、私も魔法を使えるか試してみるか」
「師匠! おいらも!」
ユグナは勢いよく手を挙げた。
それから一月たった。
「遅くなりました」
ディガルとリガイアが戻ってきた。
「無事でよかった。 連絡がとれないから心配していたんだ」
「すみません。 帝国の検閲が厳しくて商売以外の手紙のやり取りが難しかったのです」
「法王国も同様に規制があり、外にでることもままならなかったのです」
「それでなにかわかったの?」
「帝国では兵力を揃えていました。 おそらく戦争の準備かと......」
「戦争...... 帝国は各国の会談にも不参加している。 まさか」
「七賢者が入り込んでいるなら、他国への侵攻もありえるね」
「法王国は?」
「はい、信者たちにこの世界の終わりと救済について伝令がされております」
「この世界の終わり...... 七賢者がいっていたこと。 確か、法王国は宗教国家ですよね」
「ああ、この世界の最大の信者を誇る唯一神を信仰する国家だね。 他国の信者に、影響があるね」
ミミックさんがそういう。
「それでカイさまにお話が......」
「なに、ディガル?」
「実は法王国にいっていたさい、あるもの達から話をされまして......」
ディガルがそうゆっくりと事情を語った。
「ここが法王国か......」
ぼくたちは森のなかいた。 ぼくはディガルの話を聞き、リマディ法王国にきていた。 ディガルからこの国にぼくに話したいもの達がいるときいたからだ。
「なるほど、こうやって地面を通路を掘り進めて、各国に繋げているのだね」
そうミミックさんは感心したようにいった。
「わざわざ申し訳ありません」
ディガルが頭をさげた。
「かまわないよ。 ディガルのお陰で安全な経路がわかったし、それで、かれらは?」
「はい、こちらです」
森をすすむと大きな湖がある。 そのほとりに建物群がみえてくる。 それは数は少ないが石でつくられた立派なものだった。
近づくと、ずんぐりした小さな髭の男性たちが近づいてきた。
「あなたが【ドワーフ】族ですか?」
「いかにも、我らはドワーフ。 私は族長の【グルコフ】と申す」
先頭にいた小さなメガネをかけたドワーフがそう名乗る。
「グルコフどの。 ぼくはカイ。お話は伺っておりますが詳しくお願いできますか?」
「ああ、もちろん。 こちらに」
建物に案内された。
その建物は大きくはないが、巧みな細工が施され美麗だった。
「すごいな」
「ドワーフは鍛冶や細工が得意とするんだよ」
ミミックさんが耳打ちした。
「へぇ......」
「それでぼくのダンジョンに来たいとのこと。 それでよろしいですか?」
「うむ、我らはこの森と山で暮らしており、鍛冶や細工で人間の町などで商売をしていたが、最近リマディ法王国から退去を求められておるでな......」
グルコフは困惑している顔をしている。
「住んでいたのに、ひどいよ!」
ユグナが憤慨している。
「最近、法王が変わってな。 人間種以外はこの国に定住させぬとお触れがでた。 それでここに住めなくなったのだ」
「抵抗しないのですか?」
「我らは数も少ない。 抵抗しても無駄死にするだけだ。 そんなとき町で商売しているときにディガルたちにあった」
「魔法で姿を変えていたのに、よくわかりましたね」
「ああ、これがある」
グルコフは自分のメガネを差した。
「これは魔法を見破る魔法のメガネでな」
「なるほど、それで......」
「ああ、だからあなたが人間ではないことがわかる...... しかし、それはなんだ? ゴーレムやモンスターでもなさそうだが」
怪訝そうな顔でグルコフはいう。
「ええ、ぼくはダンジョンです」
ドワーフたちはどよめいた。
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