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第三十三話
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「クソッ! なめやがって!」
「お前ら、そいつチートだろうが!」
「卑怯もの!」
捕らえたプレイヤーたちは罵詈雑言をはく。
「本当にPKやるやつってのは品性がないな」
ヤマトがそうあきれている。
「こっちはゲーム内の仕様でやってんだよ! 何が悪い!」
「状況よ。 今は帰れない状態なんだから、協力するべきでしょ」
アイがそうさとす。
「......うっさいわね。 いいこぶってるつもり。 NPC《エヌピーシー》かばったりしてさ、 きもっ」
吐き捨てるように女はアイにそういう。
「......じゃあ、ゲームの仕様どおり、殺そうか」
そうアイは怖い顔をして女の顔に杖を近づける、
「ひっ......」
女は怯えた顔をした。
「アイがいうようにお前たちも殺されても仕方ない。 それにこのNPC《ノンプレイヤーキャラクター》はあきらかにただのAIとはちがう。 わかるだろ」
ヤマトがいうと、男たちは沈黙した。
(そうだ。 ここまで高度なAIはみたことない。 単なる機械とは思えない反応をする......)
おれたちはプレイヤーから装備、アイテムなどを没収して転送石で帰らせた。
「逃してよかったのか......」
テラリスは不安そうな顔をでいう。
「殺して、仲間が徒党をくんで報復にきても困るだろ」
「まあな......」
(さすがに殺すのはな。 だけど......)
「でももし、私たちが危なくなったら......」
そうアイがこちらをみつめてつぶやいた。
(そのときは...... 覚悟を決めるしかないな)
「おお! 奴らやっぱいいもんもってたぞ!」
ヤマトが声をあげた。
【双頭の蛇】《アンフィスバエナ》の連中から奪ったアイテムをみている。
「雷鳴の轟槍《ライトニングランス》か...... かなり強いが、おれたちは扱えないな」
「それは私にくれないか」
「テラリスは槍を扱えるのか?」
「ああ、武器は一通り扱える」
「盗賊の小手《シーフガントレット》はおれが使うぜ。 アイテムを盗めるらしい」
「私はMP消費がへる黎闇の衣《ダークネスローブ》、リンキュルはMP最大値が増える。 この玄棲の衣《ブラックローブ》だね」
「私にも......」
「仲間でしょ」
「うん...... ありがと」
「それは軽いのに物理耐性が高いし、リンキュルにはあってるな。 あとはこの二つの指輪だな。 魔法の威力を増加させる【魔源の指輪】《ソースリング》をアイとリンキュルにもっておいてもらおう」
「私は魔力が多い。 お前が使えばいい」
「いや、回復が使える二人がもっておいてくれ。 おれはこの斬撃の飛ばせる【ストライクブレイド】を使う。 ヤマトはおれの持ってるストームグラディウスをつかってくれ」
「わかった。 確かに両手剣のそれはおれ向きだな。 ならこの、アサシンエッジはお前が使えよ」
互いに剣を交換する。
「あとはレアだけど、おれたちには使い道がないな」
「あとで売るか、クエイグさんに加工してもらいましょ。 それより、遺跡を探さないと......」
「あいつらの話じゃ、【廃鬼人】《ディスコードオーガ》もいるかもしれないしな」
ヤマトがいう。
おれたちはすぐに遺跡を探した。
「あったわ...... 周囲に誰もいない」
五日ほど探索するとアイがついに見つけた。 近づくと砂に少しだけでている六角形の石柱がある。
「アイスゴーレム!」
リンキュルがゴーレムに砂を凍らせ凍った砂をほると、地下へと螺旋状に続く階段が現れる。
「真ん中に大きな円柱か...... よし、進もう」
アイが罠の確認しつつ先へと進む。
「罠なんかはないけど、この円柱、中が空洞ね」
「空洞? 筒ってこと?」
「そう」
どんどん地下へとおりていく。
「おい。 まだかよ、もう一時間はおりてるぞ」
「ああ、それにこの床や壁、みたことない材質だ」
ヤマトとテラリスがそういった。
(金属のような音がするが、金属でもないな)
「古代文明ってなんで滅びたんだリンキュル」
「......わからない。 ただ滅びたとしか、文献にものってないんだ」
(まあ、普通戦争とかだろうけど...... このゲームは人類の最初から経過させて作ったといってたからな)
かなり地下へともぐると底についた。 そこからは横に向かって通路が延びる。
「今度は横かよ。 ちょっと休憩しないか」
「しっかりしろヤマト。 といいたいが、プレイヤーたちに帰りに会うかもしれん。 万全にしておいたほうがいいな」
テラリスがそういうので、休憩をする。
「アイ、外はどんな感じだ」
「私もあまり遠くまで見通せないけど。 通路の上は砂ね。 奥がよくわからないの」
「ここに何があるんだ?」
「わからないが、強力な魔導器《マギカレガリア》があるかもしれん。 他の場所にもこんな風に遺跡があるはず...... 見てないから確証はないが」
リンキュルはつぶやく。
「盗掘者がいるんだろ?」
「ああ、でも盗掘者というよりは、発見者だな。 ほとんどは砂に落ちているものだ。 こんな風に遺跡に入ったものはいない。 広い砂漠でまずみつけられないし、モンスターも強いからな。 プレイヤーぐらいしかここには近づけんし、ちかづかん」
ヤマトにテラリスが話す。
(なるほど、プレイヤーが現れたのはここ最近、誰も入ってないとみていいか)
おれたちは休憩すると、先へと進んだ。
「これ......」
しばらく歩くと、突然アイがその場でとまる。
「どうした? アイ」
「......行きましょう。 見た方が早いわ」
奥にあった大きな扉を開けると、そこは天井があった。
「これは!?」
おれたちは驚く。
そこには巨大な町の姿が目にはいってきた。
「お前ら、そいつチートだろうが!」
「卑怯もの!」
捕らえたプレイヤーたちは罵詈雑言をはく。
「本当にPKやるやつってのは品性がないな」
ヤマトがそうあきれている。
「こっちはゲーム内の仕様でやってんだよ! 何が悪い!」
「状況よ。 今は帰れない状態なんだから、協力するべきでしょ」
アイがそうさとす。
「......うっさいわね。 いいこぶってるつもり。 NPC《エヌピーシー》かばったりしてさ、 きもっ」
吐き捨てるように女はアイにそういう。
「......じゃあ、ゲームの仕様どおり、殺そうか」
そうアイは怖い顔をして女の顔に杖を近づける、
「ひっ......」
女は怯えた顔をした。
「アイがいうようにお前たちも殺されても仕方ない。 それにこのNPC《ノンプレイヤーキャラクター》はあきらかにただのAIとはちがう。 わかるだろ」
ヤマトがいうと、男たちは沈黙した。
(そうだ。 ここまで高度なAIはみたことない。 単なる機械とは思えない反応をする......)
おれたちはプレイヤーから装備、アイテムなどを没収して転送石で帰らせた。
「逃してよかったのか......」
テラリスは不安そうな顔をでいう。
「殺して、仲間が徒党をくんで報復にきても困るだろ」
「まあな......」
(さすがに殺すのはな。 だけど......)
「でももし、私たちが危なくなったら......」
そうアイがこちらをみつめてつぶやいた。
(そのときは...... 覚悟を決めるしかないな)
「おお! 奴らやっぱいいもんもってたぞ!」
ヤマトが声をあげた。
【双頭の蛇】《アンフィスバエナ》の連中から奪ったアイテムをみている。
「雷鳴の轟槍《ライトニングランス》か...... かなり強いが、おれたちは扱えないな」
「それは私にくれないか」
「テラリスは槍を扱えるのか?」
「ああ、武器は一通り扱える」
「盗賊の小手《シーフガントレット》はおれが使うぜ。 アイテムを盗めるらしい」
「私はMP消費がへる黎闇の衣《ダークネスローブ》、リンキュルはMP最大値が増える。 この玄棲の衣《ブラックローブ》だね」
「私にも......」
「仲間でしょ」
「うん...... ありがと」
「それは軽いのに物理耐性が高いし、リンキュルにはあってるな。 あとはこの二つの指輪だな。 魔法の威力を増加させる【魔源の指輪】《ソースリング》をアイとリンキュルにもっておいてもらおう」
「私は魔力が多い。 お前が使えばいい」
「いや、回復が使える二人がもっておいてくれ。 おれはこの斬撃の飛ばせる【ストライクブレイド】を使う。 ヤマトはおれの持ってるストームグラディウスをつかってくれ」
「わかった。 確かに両手剣のそれはおれ向きだな。 ならこの、アサシンエッジはお前が使えよ」
互いに剣を交換する。
「あとはレアだけど、おれたちには使い道がないな」
「あとで売るか、クエイグさんに加工してもらいましょ。 それより、遺跡を探さないと......」
「あいつらの話じゃ、【廃鬼人】《ディスコードオーガ》もいるかもしれないしな」
ヤマトがいう。
おれたちはすぐに遺跡を探した。
「あったわ...... 周囲に誰もいない」
五日ほど探索するとアイがついに見つけた。 近づくと砂に少しだけでている六角形の石柱がある。
「アイスゴーレム!」
リンキュルがゴーレムに砂を凍らせ凍った砂をほると、地下へと螺旋状に続く階段が現れる。
「真ん中に大きな円柱か...... よし、進もう」
アイが罠の確認しつつ先へと進む。
「罠なんかはないけど、この円柱、中が空洞ね」
「空洞? 筒ってこと?」
「そう」
どんどん地下へとおりていく。
「おい。 まだかよ、もう一時間はおりてるぞ」
「ああ、それにこの床や壁、みたことない材質だ」
ヤマトとテラリスがそういった。
(金属のような音がするが、金属でもないな)
「古代文明ってなんで滅びたんだリンキュル」
「......わからない。 ただ滅びたとしか、文献にものってないんだ」
(まあ、普通戦争とかだろうけど...... このゲームは人類の最初から経過させて作ったといってたからな)
かなり地下へともぐると底についた。 そこからは横に向かって通路が延びる。
「今度は横かよ。 ちょっと休憩しないか」
「しっかりしろヤマト。 といいたいが、プレイヤーたちに帰りに会うかもしれん。 万全にしておいたほうがいいな」
テラリスがそういうので、休憩をする。
「アイ、外はどんな感じだ」
「私もあまり遠くまで見通せないけど。 通路の上は砂ね。 奥がよくわからないの」
「ここに何があるんだ?」
「わからないが、強力な魔導器《マギカレガリア》があるかもしれん。 他の場所にもこんな風に遺跡があるはず...... 見てないから確証はないが」
リンキュルはつぶやく。
「盗掘者がいるんだろ?」
「ああ、でも盗掘者というよりは、発見者だな。 ほとんどは砂に落ちているものだ。 こんな風に遺跡に入ったものはいない。 広い砂漠でまずみつけられないし、モンスターも強いからな。 プレイヤーぐらいしかここには近づけんし、ちかづかん」
ヤマトにテラリスが話す。
(なるほど、プレイヤーが現れたのはここ最近、誰も入ってないとみていいか)
おれたちは休憩すると、先へと進んだ。
「これ......」
しばらく歩くと、突然アイがその場でとまる。
「どうした? アイ」
「......行きましょう。 見た方が早いわ」
奥にあった大きな扉を開けると、そこは天井があった。
「これは!?」
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