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第五十一話
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「何か手があるのかリンキュル」
「ああ、天樹にのぼる」
「天樹...... でもそれを阻止するためにこの城を手に入れたのよね」
アイがいうと、リンキュルは首を振った。
「いいや、これが天樹にのぼるために必要なんだ。 でもプレイヤーたちには天樹にいかせてはいけないだけ......」
「なんでだ?」
ヤマトが聞くと、リンキュルは重い口を開いた。
「......あそこには仮世の王がいる」
その言葉にその場がざわめく。
「仮世の王、神話の話だろう?」
「願いを阻むもの...... か」
テラリスたちも考えている。
「いや、アーカイブにアクセスしたとき、その情報があった。 私はそれを調べていた。 仮世の王と会えば願いが叶う......」
その顔は悲壮感に包まれていた。
(なんだ...... リンキュルの様子がおかしい。 ただこのゲームをクリアすればおれたちの問題は解決する。 ただ......)
おれがアイとヤマトを見ると、二人はうなづいている。
「......わからんが今はそれを信じるしかないな」
ラクセスたちもうなづいた。
「取り敢えず準備だ」
おれたちは天樹に向かう準備にとりかかる。
「リンキュルは文献を調べていたのか」
「ああ、城にあった遺物からな。 お前たちも装備はどうする? とられたんだろ」
「そうだった...... おれとアイ、テラリスの装備はなくなったな」
「できてるよ。 紅竜《レッサードラゴン》の装備だ。 こんなものを倒せるやつがいるとはねぇ......」
そういってラバンドさんは装備をもってきてくれた。
紅竜《ドラゴン》の装備をおれたちは身につける。
「ゴーレムよりは重いがステータスは異常だな。 ほぼ物理耐性は倍だ」
ヤマトは驚いている。
「すごいな! この剣!」
「それは竜爪牙《ドラゴンブレイド》だからね。 鉄すら両断できるあとアイにはこれだ」
「この杖は?」
「【海王の杖】だ。 海王の宝玉をつかって、水の魔法を放つことができる。 そしてサナにはこれだ」
それは透明な水晶のような剣だった。
「これは?」
「雪の結晶剣《スノークリスタルソード》だよ」
「それって......」
「ああ、万年雪の結晶をもとにつくった」
「リンキュルいいのか?」
「ああ、もうあのゴーレムはつくれないからな」
リンキュルはそううなづいた。
「ラクセス団長! 皆さん大変です!」
傭兵があわてて入ってきた。
「どうした?」
「敵襲です! ワイバーンの群れがきています!」
おれたちが外にでると、空からワイバーンが炎や氷のブレスをはいている。
「なんだこいつら!?」
「上に人がのっている!? あれはプレイヤーか!」
「村の人たちを城のなかに誘導! ヤマト! アイ、リンキュル! 魔法を!」
「みな弓と、魔法攻撃を!」
おれとラクセス団長はそう指示する。
空に向かって魔法と矢が飛び交う。
「みつかったな」
「ああ、おりてくる奴らを迎撃しよう」
次々ワイバーンが飛来し、城の外へとおりてきた。
「ラクセス団長! 後ろをお願いします!」
「わかった! 団員は私と共に後ろにおりてきた奴らを迎え撃て!」
おれたちはわかれる。
ワイバーンたちからぞろぞろとプレイヤーがおりてきた。
「全員レベル30オーバー」
「こいつらならやれる」
リンキュルとヤマトがそういう。
「サナ、この人たち」
見慣れたタトゥーがみえる。
「ああ双頭の蛇《アンフィスバエナ》だ」
おれたちは対峙する。
「あれは......」
もう一匹巨大な赤い竜《ドラゴン》か降りてきた。
「紅竜《レッサードラゴン》!!」
「あれはまさか!?」
テラリスが驚いている。
「久しぶりねテラリス」
その紅竜《レッサードラゴン》から女騎士がとびおりてきた。
「セイ...... あなたがどうして」
テラリスは困惑したかのようにいう。
「あいつレベル70だ......」
リンキュルは怯えた風にそういった。
(レベル70...... セイってテラリスに剣を教えた竜使いか)
「ここになんのようだ」
「この城をもらいにきたの」
「なんのために」
「天樹を目指すにはこの城が必要なのよ」
そう凛とした顔のセイとよばれた女騎士はそう悲しげにいった。
「天樹になんのようがあるんだ」
おれが聞くとセイは口をひらく。
「仮世の王を倒せば私の願いが叶う......」
「あんたたちはPK《プレイヤーキラー)の集団だろ。 仮世の王には興味なかったんじゃなかったのか」
「別に仮世の王何て関係ねえよ。 俺たちは他のプレイヤー全員ぶっ殺したいだけだ」
そう後ろの一人がいった。 それを聞いて他の奴らも声をあげる。
「そうだ! お前らを殺せ! そうギルマスからもいわれてる!」
「倒せるのなら、といわれていただろう」
セイはそう静かにいった。
「ふざけるな! 俺たちは最強だ!! 倒せないわけがねえ! それを証明してやるぜ!」
それをセイは制した。
「......この城を明け渡せば、殺しはしないそう約束しよう」
「おい! セイ! 勝手なことをいうな! おれたちの獲物だ!」
「そうだ! こいつらぶっ殺して、城もアイテムも頂戴するんだからよ! ぎゃああああ!」
男たちが悶絶している。 見るとセイは一瞬で剣をぬきはなっていた。
「あれだ...... セイの剣は高速、見切るのは難しい」
テラリスはそういって小声でいった。
「ああ、あれは多分居合いだ。 こいつ剣術に心得がある。 しかもアイテムかスキルでブーストしている。 不用意に近づいたらまっぷたつだぞ」
ヤマトがそういう。
(湛剛の鞘《チャージスキャバード》があれば防御ごと切れるのに)
「おれたちでやつをおさえる。 アイとエレナとリンキュルは他の奴らを頼む」
「いやサナ! プレイヤー十人はいくらなんでもきつい! お前もアイたちに加われ!」
「ああ、セイは私とヤマトが何とかする!」
ヤマトとテラリスが剣をかまえる。
(しかたない...... 先に他のを倒す!)
おれはアイとリンキュルを見て、他の奴らへと向かった。
「ああ、天樹にのぼる」
「天樹...... でもそれを阻止するためにこの城を手に入れたのよね」
アイがいうと、リンキュルは首を振った。
「いいや、これが天樹にのぼるために必要なんだ。 でもプレイヤーたちには天樹にいかせてはいけないだけ......」
「なんでだ?」
ヤマトが聞くと、リンキュルは重い口を開いた。
「......あそこには仮世の王がいる」
その言葉にその場がざわめく。
「仮世の王、神話の話だろう?」
「願いを阻むもの...... か」
テラリスたちも考えている。
「いや、アーカイブにアクセスしたとき、その情報があった。 私はそれを調べていた。 仮世の王と会えば願いが叶う......」
その顔は悲壮感に包まれていた。
(なんだ...... リンキュルの様子がおかしい。 ただこのゲームをクリアすればおれたちの問題は解決する。 ただ......)
おれがアイとヤマトを見ると、二人はうなづいている。
「......わからんが今はそれを信じるしかないな」
ラクセスたちもうなづいた。
「取り敢えず準備だ」
おれたちは天樹に向かう準備にとりかかる。
「リンキュルは文献を調べていたのか」
「ああ、城にあった遺物からな。 お前たちも装備はどうする? とられたんだろ」
「そうだった...... おれとアイ、テラリスの装備はなくなったな」
「できてるよ。 紅竜《レッサードラゴン》の装備だ。 こんなものを倒せるやつがいるとはねぇ......」
そういってラバンドさんは装備をもってきてくれた。
紅竜《ドラゴン》の装備をおれたちは身につける。
「ゴーレムよりは重いがステータスは異常だな。 ほぼ物理耐性は倍だ」
ヤマトは驚いている。
「すごいな! この剣!」
「それは竜爪牙《ドラゴンブレイド》だからね。 鉄すら両断できるあとアイにはこれだ」
「この杖は?」
「【海王の杖】だ。 海王の宝玉をつかって、水の魔法を放つことができる。 そしてサナにはこれだ」
それは透明な水晶のような剣だった。
「これは?」
「雪の結晶剣《スノークリスタルソード》だよ」
「それって......」
「ああ、万年雪の結晶をもとにつくった」
「リンキュルいいのか?」
「ああ、もうあのゴーレムはつくれないからな」
リンキュルはそううなづいた。
「ラクセス団長! 皆さん大変です!」
傭兵があわてて入ってきた。
「どうした?」
「敵襲です! ワイバーンの群れがきています!」
おれたちが外にでると、空からワイバーンが炎や氷のブレスをはいている。
「なんだこいつら!?」
「上に人がのっている!? あれはプレイヤーか!」
「村の人たちを城のなかに誘導! ヤマト! アイ、リンキュル! 魔法を!」
「みな弓と、魔法攻撃を!」
おれとラクセス団長はそう指示する。
空に向かって魔法と矢が飛び交う。
「みつかったな」
「ああ、おりてくる奴らを迎撃しよう」
次々ワイバーンが飛来し、城の外へとおりてきた。
「ラクセス団長! 後ろをお願いします!」
「わかった! 団員は私と共に後ろにおりてきた奴らを迎え撃て!」
おれたちはわかれる。
ワイバーンたちからぞろぞろとプレイヤーがおりてきた。
「全員レベル30オーバー」
「こいつらならやれる」
リンキュルとヤマトがそういう。
「サナ、この人たち」
見慣れたタトゥーがみえる。
「ああ双頭の蛇《アンフィスバエナ》だ」
おれたちは対峙する。
「あれは......」
もう一匹巨大な赤い竜《ドラゴン》か降りてきた。
「紅竜《レッサードラゴン》!!」
「あれはまさか!?」
テラリスが驚いている。
「久しぶりねテラリス」
その紅竜《レッサードラゴン》から女騎士がとびおりてきた。
「セイ...... あなたがどうして」
テラリスは困惑したかのようにいう。
「あいつレベル70だ......」
リンキュルは怯えた風にそういった。
(レベル70...... セイってテラリスに剣を教えた竜使いか)
「ここになんのようだ」
「この城をもらいにきたの」
「なんのために」
「天樹を目指すにはこの城が必要なのよ」
そう凛とした顔のセイとよばれた女騎士はそう悲しげにいった。
「天樹になんのようがあるんだ」
おれが聞くとセイは口をひらく。
「仮世の王を倒せば私の願いが叶う......」
「あんたたちはPK《プレイヤーキラー)の集団だろ。 仮世の王には興味なかったんじゃなかったのか」
「別に仮世の王何て関係ねえよ。 俺たちは他のプレイヤー全員ぶっ殺したいだけだ」
そう後ろの一人がいった。 それを聞いて他の奴らも声をあげる。
「そうだ! お前らを殺せ! そうギルマスからもいわれてる!」
「倒せるのなら、といわれていただろう」
セイはそう静かにいった。
「ふざけるな! 俺たちは最強だ!! 倒せないわけがねえ! それを証明してやるぜ!」
それをセイは制した。
「......この城を明け渡せば、殺しはしないそう約束しよう」
「おい! セイ! 勝手なことをいうな! おれたちの獲物だ!」
「そうだ! こいつらぶっ殺して、城もアイテムも頂戴するんだからよ! ぎゃああああ!」
男たちが悶絶している。 見るとセイは一瞬で剣をぬきはなっていた。
「あれだ...... セイの剣は高速、見切るのは難しい」
テラリスはそういって小声でいった。
「ああ、あれは多分居合いだ。 こいつ剣術に心得がある。 しかもアイテムかスキルでブーストしている。 不用意に近づいたらまっぷたつだぞ」
ヤマトがそういう。
(湛剛の鞘《チャージスキャバード》があれば防御ごと切れるのに)
「おれたちでやつをおさえる。 アイとエレナとリンキュルは他の奴らを頼む」
「いやサナ! プレイヤー十人はいくらなんでもきつい! お前もアイたちに加われ!」
「ああ、セイは私とヤマトが何とかする!」
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